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Posted by ブクログ
『パンドラの鐘』
「王ならば」痛烈な天皇批判だと思う。
長崎出身の劇作家が描く『オイル』『正三角関係』と続く原爆三部作。
原爆投下まえの長崎。遺跡発掘現場から古代の歴史が見えてくる、卑弥呼もとい、女王ヒメ女の決断。大正天皇の「遠眼鏡事件」。『蝶々夫人』『アイーダ』ほか。手塚治虫『火の鳥 ヤマト編』のイメージもあるか。
『Right Eye』
実話を元に、現実と虚構の交錯。中学生のときに読んで、映像で見て、異様に憧れた。写真家・一ノ瀬泰造に肉薄、実在の人物をこんなふうに、倫理的に許されるのかとも思った。(のちに宮崎駿『風立ちぬ』の堀越二郎の描き方に触れて、こういう作劇はある、と改めて)
野田秀樹が右目を失目して入院した実話より。報道カメラマン・一ノ瀬泰造の足跡を辿る。パパラッチ、夏目雅子。芝居をつくるということ。(寺山修司は覗き魔or露出狂かを問うた、)カンボジア内戦、クメール・ルージュ。
『カノン』
芥川龍之介の『偸盗』、ビゼーの『カルメン』を永田洋子に重ねて、連合赤軍の顛末に重ねる。
『贋作・罪と罰』、それから『Q』『兎、波を走る』にも永田洋子のイメージあり。
盗賊たちの物語と、魔性の女に惑わされる役人の男の物語を翻案。
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