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察しの悪い恋人にいつもイライラしている〈かおり〉、からかい半分の同僚の言葉を信じ、男性に大きなバースディーケーキを贈るケチな32歳の〈ちさ〉、年下の男性に恋をし、エープリルフールに妊娠を告げる〈和田サン〉。大人の女性の恋愛を、辛くも優しく描写した12の珠玉短編集。
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Posted by ブクログ
田辺聖子さんの作品を読むと、実らない恋もまたいいなぁと思える。自分の心が美しいとどんな結末でも美しさは残る。受け取る側にモノゴトの可愛げを感じる繊細な感受性があれば。 好きな男にお金を惜しみなく使って、それでも損したとか、私のこと愛してないんじゃ、とか思わず、だって私がそうしたかったからと自然に思...続きを読むえる女になりたいと思った。
いろんな愛のかたちが詰まってて、私はすごく好きだった。どの話も全部女性目線で進むのだけど、健気で真っ直ぐで、でも素直になれない感じとか、夢中になりすぎちゃう感じとか、りちぎな感じとか、そういう人、いるよなあとか分かるなあとか思いながら読んだ。昭和の本だから、言葉遣いとか生活様式さえ違うけど、女の内面...続きを読むとしては一緒。女の子ってかわいい。 それに、この本は無理な展開がなくて、全部リアルな感じが良かった。でも女の子たちの気持ちの動きに共感できすぎて、決して退屈ではなかった。短編集だからサクッと読めて、「その先はご想像におまかせ」みたいなスタンスが私はとても好き。読んでて疲れないし、喫茶店で読むのにちょうどよかった。
面白い。最後の1ページの端をよく折った。やっぱり知らない世界の男女の駆け引きがいい。「雨の降ってた残業の夜」と「ひなげしの家」がとくに好き。 「人間のきもちは、さざ波の波紋のようなものだから」 「可能性のギリギリまで自分を表現して、せい一ぱい人生を生きているように、自分で誇らしかったのである」
小さな宝石箱に、ひとつずつ大事にしまっておきたいような恋の記憶。 柔らかい関西弁で綴られた、甘くてほろ苦い12編の短編集。 全部読んでしまうのがもったいないくらいだった。 ここに出てくる男性に、私も同じように恋をしたような気持ちになって、こまやかな描写に心が震えてしまった。 出てくる女性も、とても可...続きを読む愛らしくて、優しい。 70年代の20代後半くらいの女性を主人公にしたものだけれど、どのお話も、今読んでも共感できるものばかりだった。 振り返る余裕ができた今だからこそ、そう感じるのかなとも思う。
やっぱり田辺聖子が描く働く20代女性の恋が好きすぎる。 誰かと居ても孤独を感じる瞬間はあるし、周りからは寂しい人とでも思われてようと、その人なりのトキメキがある。色んなタイプの人生が垣間見れて、20代女性の世俗的な、一般的な「幸せ」に振り回されなくていい、と優しく、美しく、パワフルに伝えてくれる。 ...続きを読むなんでそこ好きなん?って感じるポイントが一切なくて好き。「男の人の幼い、世間の色に染まっていない、自分で自分を飼い慣らせていない部分を愛する」ことが母性であり包容力であり、形はどうであれ幸せな秘訣なのかもしれない。
作品に時代を感じるが、いつの時代でも男女の恋愛は、なぜこうも同じなんだろうと思い、だから現代でも共感でき、読まれ続けているんだろうと思って楽しかった一冊。 不倫も浮気も純愛もあって、鈍感な男、遊ぶ男、意地悪な女、ダメ男に一途な女も昔もいたんだと思ったらふっと笑える。主人公の女性の気持ちに共感できる部...続きを読む分がたくさんあった。 『エイプリルフール』と『中京区・押小路上ル』の話が好きだった。作者の故人の一冊に触れて、新鮮だった。
依存ではなく自由に生きて自立してる女性で好みでした 恨みもしないのは畏れ入る自分だったら恨む話ある… 特に雨の降ってた残業の夜 「もはや、あの、雨の降っていた残業の夜の、たのしいこだわりない、いい雰囲気は、二度と生まれないという、不安な予感がする。恋というのは、生まれる前がいちばんすばらしいのかも...続きを読むしれない」 特に恋というのは〜からが共感の嵐 時代は古く感じるけどいつの時代も変わらない色褪せない 恋愛小説は苦手だったけどドロドロしてなくて好きです
やっぱりいつの時代も考えてることとかは変わらないんだなって思う。ずっと前に作られた作品でも、何故か感情とか考えとかには今にも通ずる考えがあるなと思った。 大人の恋なんだなって思う。まだまだ自分は未熟すぎて自分を確立しきれてなかったり依存したり恋愛フィルターがかかって盲目になったりするけれど、出てく...続きを読むる人達はそんなことなくてすき。
“恋というものは、生まれる前がいちばんすばらしいのかもしれない” 寝る前に1章ずつ読むのにぴったり
可愛らしい恋愛小説かなと思ったら、ほろ苦さのある個性豊かな12篇でした__ 人間味のある登場人物たちと恋を綺麗に描きすぎずないとこが良くて、共感できるとこがたくさんありました。
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田辺聖子
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