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時間は逆戻りするのか 宇宙から量子まで、可能性のすべて
物質には反物質があり、力には作用と反作用があるように、この世のすべてのものは、ほんのわずかな破れはあったとしても、対称性を持っています。ところが時間の進み方だけは対称ではなく、宇宙ができたときから現在まで、一方向だけに進んでいると考えられています。このことを「気持ち悪い」と感じている物理学者は少なからずいるようです。筆者もその一人です。 本当に時間は一方向だけなのか。宇宙は逆戻りしないのか。じつは時間も宇宙も、反復し、逆戻りしているのではないのか。一見、荒唐無稽なこの疑問を大真面目に検討してみることで、宇宙や時間についての新しい見方を呈示しようという狙いです。 量子重力理論研究の期待の新鋭にして、日本人としては最後の「ホーキングの弟子」ともいわれる著者が、量子論的な視点を突破口にして、「反復する時間」の可能性をわかりやすい言葉で探っていきます。 -
戦国大名の経済学
兵士の装備一式70万円、鉄炮1挺50万円、兵糧米代1000万・・・1回の合戦の費用はしめて1億!「銭がなくては戦はできぬ」 戦国時代はその名の通り、日本全国が戦乱に明け暮れていた時代でした。しかし戦争は、単に個々人が武力に優れていさえすれば勝てるようなものではありません。なによりも必要とされたのはお金です。刀、甲冑、そして新兵器、鉄炮から馬にいたる武器・装備品に始まって、後方兵站への非戦闘力の動員にいたるまで、先立つものはまず「お金」。お金がなければ戦争など、できうるべくもなかったのです。 そのため戦国大名は平時から、自領内での経済力の増大に、つねに意を注がなければなりませんでした。農作物を安定的に収穫するための治水事業や、流通を潤滑にするための道路整備などのインフラ整備、「楽市・楽座」令による経済の活性化、金・銀・銅などを獲得するための鉱山開発、さらにはこの時代に初めて我が国に登場した、ポルトガルなどの海外交易に至るまで、あらゆる手段を講じて「富国強兵」に励んでいました。 資料に限界があるために、当時、個々の案件にどれほどの費用がかかったのかを算出することは難しく、専門家が書いたものとして1冊の新書全体でこの問題を扱ったものは、現在、ほぼ皆無に近い状態です。本書は、戦国時代の経済の専門家があえて蛮勇をふるい、この問題に挑むものです。 -
風の中のマリア
命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。晩夏、隆盛を極めた帝国に生まれた戦士、マリア。幼い妹たちと「偉大なる母」のため、恋もせず、子も産まず、命を燃やして戦い続ける。ある日出逢ったオスバチから告げられた自らの宿命。永遠に続くと思われた帝国に影が射し始める。著者の新たな代表作。 私たちはただ務めを果たすだけ。ある日、突然やってくる終わりの日まで。 ワーカー(ハタラキバチ)は、現代で働く女性のように。女王バチは、仕事と子育てに追われる母のように。この物語は、「たかがハチ」と切り捨てられない何かを持っている。「世界が広がるはずですよ」(養老孟司―解説より―) -
それ自体が奇跡
百貨店で働く貢と綾は結婚三年目。貢は婦人服売り場、綾は紳士服売り場で働いており、社内結婚だった。 貢はもともと百貨店のサッカー部に所属していたが、廃部に。しばらくサッカーとは無縁の日々を過ごしていたが、ある時社会人サッカーチームの強豪「カピターレ東京」からスカウトを受ける。 綾の反対にあいながらも、入団を決意する貢。 仕事よりも試合を優先しがちな貢に、上司も不満を募らせていく中、綾ともすれ違いはじめ――。 一方、綾は売り場に訪れた天野という男と映画や食事に行く関係に。貢よりも趣味が合う天野が徐々に気になり始める綾だが――。 結婚三年目にして初めて訪れる大きな危機を、2人は乗り越えられるのか!? -
スパイの妻
選ぶべきは愛か、大儀か――。 第二次大戦時、混沌する運命に翻弄される男女の愛憎を描く、 究極の歴史サスペンス! 1940年、太平洋戦争前夜の神戸。満州事変以降、国内外で不穏な空気が漂う最中、福原聡子は仕事で満州へ赴いた貿易商の夫・優作の帰国を待ちわびていた。しかし、帰国後の優作は人が変わったようで、憲兵隊からも目をつけられ始める。満州で何があったのか、夫は何を隠しているのか。優作と家庭の幸福を守るため、夫の秘密を探る聡子が目にした驚愕の真実とは――? 演出・黒沢清、作・濱口竜介、野原位、黒沢清による、蒼井優、高橋一生出演のNHK BS8Kドラマ「スパイの妻」(2020年6月放送予定)、渾身の小説版。 -
三軒茶屋星座館
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム。店主の和真のもとに、十年ぶりに弟・創真が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。常連に闖入者、奇妙な客たちに囲まれ、“親子三人”の共同生活が始まるが……。読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント! この星座館には、家族の夢が詰まっていた――。 「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」 三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。18歳年上に夢中な高校生、彼氏の浮気を疑うキャバ嬢、筋肉フェチのオカマ、ウーロン茶一筋の謎の老人、不思議な客たちが集まる店で、“親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。 辛いことがあったら夜空を見上げればいい。僕たちよりもずっと昔から悩んできた、星たちの物語が広がっているから――。 読めば心温まる、人生讃歌エンターテインメント! -
小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー
【2020年10月2日(金)映画公開!】 W主演佐藤大樹(EXILE/FANTASTICS)&橋本環奈 佐藤流司 柴田杏花 莉子 坂口涼太郎 山本未來 片岡愛之助 和久井映見 小説を、物語を愛して止まない読者のために、小説を愛し続けた著者たちが綴る、物語への愛に満ちた『小説の神様』アンソロジー。 「小説は、好きですか?」わたしたちはなぜ物語を求めるのか。 新作を書けずに苦しむ作家、作家に憧れる投稿者、物語に救われた読者、作品を産み出すために闘う編集者、それを届けてくれる書店員……わたしたちは、きっとみんなそれぞれの「小説の神様」を信じている。だから物語は、永遠だ。 当代一流の作家陣が綴る、涙と感動、そして「小説への愛」に溢れた珠玉のアンソロジー。 <収録作品> 降田 天「イカロス」 櫻いいよ「掌のいとしい他人たち」 芹沢政信「モモちゃん」 手名町紗帆「神様への扉」 野村美月「僕と”文学少女”な訪問者と三つの伏線」 斜線堂有紀「神の両目は地べたで溶けてる」 相沢沙呼「神様の探索」 紅玉いづき「『小説の神様』の作り方ーーあるいは、小説家Aと小説家Bについて」 -
緑の窓口 樹木トラブル解決します
「全ては樹木が語ってくれました」 『闇に香る嘘』『生還者』で注目の乱歩賞作家が挑む新境地。 樹木トラブルの裏には、人の“想い”が隠れている! 笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー 新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。 えっ…、それって切符を買うところじゃ……。 疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。 そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった! 花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。 しかし、そこにはスギを愛でる先客が。 「柊紅葉といいます。樹木医です。」 清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。 -
直観を磨く 深く考える七つの技法
心の奥の「もう一人の自分」と対話する時、 直観と論理が融合した“最高の思考力”が生まれる。 あなたは自分の中に 「天才」がいることに気がついているか? ・・・ 物事を論理的に考え、考え、考え抜いていくとき、 突如、直観が閃くということがしばしば起こる。 逆に、直観的に閃いたことであっても、その現実性を論理的に 検証していくということは不可欠であり、また、組織内で合意を得るためにも、 その直観を論理に落として説明できることも極めて重要な能力である。 筆者は、永年、様々な「思考のプロフェッショナル」を 見てきたが、実は、彼等は、「論理思考」にも「直観思考」にも強く、 その中間にある様々な思考法にも熟達し、 それらを混然一体として縦横に駆使しながら、思考を深めていた。 はたして、どうすれば「深く考える」ことができるのか。 いかにして直観力を身につければいいのか。 「考えが浅い」「勘が悪い」とは、いったいどういうことなのか。 すべてのビジネスパーソンに捧ぐ、思索の極意。 ・・・・・ 【本書の主な内容】 ■第1部 深く考えるための「七つの思考法」 ・問題の「循環構造」を俯瞰しながら考える ・問題の「矛盾」を解決しようとしないで考える ・橋のデザインを考えるのではなく、橋の渡り方を考える ・専門知識で考えるのではなく、専門知識を横断して考える ・本で読んだ知識ではなく、体験から掴んだ智恵で考える ・自分の中に複数の人格を育て、人格を切り替えながら考える ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」と対話しながら考える ■第2部「賢明なもう一人の自分」と対話する「七つの技法」 ・まず、一度、自分の考えを「文章」に書き出してみる ・心の奥の「賢明なもう一人の自分」に「問い」を投げかける ・徹底的に考え抜いた後、一度、その「問い」を忘れる ・意図的に「賢明なもう一人の自分」を追い詰める ・ときに「賢明なもう一人の自分」と禅問答をする ・一つの「格言」を、一冊の「本」のように読む ・思索的なエッセイを「視点の転換」に注目して読む ■第3部「賢明なもう一人の自分」が現れる「七つの身体的技法」 ・呼吸と整え、深い呼吸を行う ・音楽の不思議な力を活用する ・群衆の中の孤独に身を置く ・自然の浄化力の中に身を浸す ・思索のためだけに散策をする ・瞑想が自然に起こるのを待つ ・全てを託するという心境で祈る -
人生は苦である、でも死んではいけない
人生は苦。それでも生きる。日々、生きづらさを感じているすべての人へ。ベストセラー『嫌われる勇気』の著者が送る力強いメッセージ! 人生は苦しい。苦しいこともあれば、楽しいこともある、ではなく、本来的に人生とは苦しいもの。それゆえ仏教は「生老病死」の苦しみを説き、聖書は人生を嘆きの谷になぞらえる。でも、それでも死んでしまうのではなく、この事実を認め、受け入れた上で生きていこう。いじめられている人も、会社でハラスメントを受けている人も、死んでしまうのではなく、とにかく生きよう。どんなに孤独に思えても、かならずどこかに「仲間」はいる。だから絶望することなく、希望を持って生きてゆこう。人生を「生きる」ことが、この世に生を受けたすべての人に課された課題だから。 仏教、キリスト教、ギリシア哲学--いにしえの知恵をたずね、アドラー心理学、三木清の『人生論ノート』など、さまざまな思想に学び、築き上げた、岸見一郎の総決算としての人生論! -
時間はどこから来て、なぜ流れるのか? 最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」
科学が捉えた「時間の本質」――時間は過去から未来へ流れて《いない》!? 時間の正体は、宇宙の起源につながっている。 時間とは何か? 時は本当に過去から未来へ流れているのか? 「時間が経つ」とはどういう現象なのか? 先人たちが思弁を巡らせてきた疑問の扉を、いま、物理学はついに開きつつある。 相対性理論、宇宙論、熱力学、量子論、さらには神経科学を見渡し、科学の視座から時間の正体に迫る。 ―――― 【本書「はじめに」より】 「時間が経つ」あるいは「時が流れる」とは、どういうことだろうか? 目の前に置かれた時計を見つめている自分を想像していただきたい。時計の針が、3時ちょうどを指しているのを見たとしよう。そのままじっと時計を見つめていると、秒針がゆっくりと一周し、長針がわずかに進んで、3時1分を指すのが見える。さらに見つめ続けると、やがて針は3時2分を、続いて3時3分を指す。 時計を見ている人にとって、針がある時刻を指すのを目にする場合、その時刻だけがリアルな瞬間だと感じられる。針が3時2分を指しているならば、3時1分を指す光景は過去の記憶であり、3時3分を指すことは未来の予測である。どちらも、3時2分を示す時計を目の当たりにしている「いま」のようなリアリティは感じられない。時計を見つめ続けると、時計の針は、しだいに、その後の時刻へと動いていく。この状況を素朴に解釈すると、眼前の時計が示す「いま」の時刻が、後へ後へと移動していくことを表すようにも思われる。 さて、ここで考えていただきたい。こうした「時の流れ」は、意識の外にある物理世界においても、客観的な出来事として起きているのだろうか? 言い換えれば、「時の流れ」は物理現象なのか――という問題である。 ―――― 【主な内容】 ■はじめに――時の流れとは 《第I部 現在のない世界》 ■第1章 時間はどこにあるのか ■第2章 過去・現在・未来の区分は確実か ■第3章 ウラシマ効果とは何か 《第II部 時間の謎を解明する》 ■第4章 時間はなぜ向きを持つか ■第5章 「未来」は決定されているのか ■第6章 タイムパラドクスは起きるか ■第7章 時間はなぜ流れる(ように感じられる)のか -
覚悟の競馬論
調教師はふだん何を重視して馬と接しているのか?どうすれば強い馬をつくることができるのか?東西格差はなぜ解消されないのか?除外馬を減らすためにすべきこととは?このままでは日本の競馬はダメになる――現役最強牝馬アーモンドアイを手掛けた調教師がこれからの競馬界のあり方を考える。ルメール騎手へのインタビューも特別収録!・・・・・・・・・・私が中央競馬に身を置いてからのこの40年間で、調教師を取り巻く環境はずいぶん変わった。海外レースに挑む馬が増え、外厩も充実してくるなど、まさにいま、日本競馬界は激変期を迎えているといっていい。だが、このままでは日本の競馬界は衰退してしまうのではないか――私は今、そんな危機感を抱いている。【東西格差はなぜ解消されないのか?】【除外馬を減らすためにすべきこととは?】一人でも多くの人々に、私の思いを共有していただきつつ、今後さらに日本の競馬界が発展していくことを強く願っている。・・・・・・・・・・【本書のおもな内容】■はじめに――変わりゆく競馬界ドバイターフ前夜の出来事/凱旋門賞断念の背景「詐欺師、ペテン師、調教師」!? ほか■特別インタビュー クリストフ・ルメール「国枝調教師とは哲学が一緒」■第1章 調教師が大事にしていることヒカルイマイとTTG/山崎厩舎時代に得たもの/イギリス研修/藤沢調教師との関係 ほか■第2章 調教師の戦略騎乗依頼/藤田菜七子をどう見るか/騎乗指示/競馬新聞をどう読むか厩舎の管理システム/馬の体調管理/レース選択 ほか■第3章 最強馬のつくりかた「セレクトセール」/馬のバランス/良血と馬格/牝馬の特徴三冠牝馬アパパネとアーモンドアイ/調教の要諦/外厩の進化■第4章 海外レースに挑む遠征の歴史/日本最強馬の挑戦/はるかなる凱旋門賞/輸送事情 ほか■第5章 東西格差をどう解消するか西高東低/輸送競馬の弊害/東西格差の原因/“栗東留学”の背景格差が格差をうみだす実態 ほか■第6章 日本競馬への危惧除外馬問題/中央競馬と地方競馬のひずみ/各種手当の見直しと信賞必罰の徹底レースの品質保証に必要なこと/厩舎にも働き方改革が必要/ゲートボーイの導入をタカラテンリュウとラガーレグルスの教訓 ほか -
「国境なき医師団」になろう!
誰かのために、世界のために、何かしたい。――でも、どうやって?「国境なき医師団」で働くのは医師や看護師だけではない! ハイチ、ギリシャ、フィリピン、ウガンダ、南スーダンをめぐる現地ルポと日本人スタッフへのインタビューで迫る、「人道主義」の最前線。 * * *MSFってどんな組織? どんな人が働いているの?どこに派遣されるの? 危なくないの?給料はどれくらい? …私でもなれるの?知っているようで知らないMSFのリアルを、稀代のクリエーターが徹底取材で明らかに! * * *[目次]はじめに第一章 「国境なき医師団」ってどんな組織?第二章 MSF日本インタビュー1 アドミニストレーター ロジスティシャン 人事部リクルートメントオフィサー第三章 現地ルポ1 ハイチ ギリシャ フィリピン第四章 MSF日本インタビュー2 国境なき医師団日本会長 活動責任者 ファンドレイジング部ディレクター+シニア・オフィサー第五章 現地ルポ2 ウガンダ 南スーダンおわりに -
ザ・ネクストバンカー 次世代の銀行員のかたち
これからの銀行員に必要な資質・能力とは?日銀のマイナス金利政策の長期化で収益力が萎え、デジタル化の波が押し寄せ、やがて銀行員の仕事を奪っていく――。そんな将来の不安から、転職の準備をする銀行員もいるという。だが、厳しい収益環境が続く中でも、独自のスタイルで顧客や部下の信頼を集めている支店長、支社長たちが、この国にはいた。本書では、3つのメガバンク・4つの地銀それぞれを代表する12名のインタビューを収録。“漠とした不安”を抱える部下に「惑わされるな」と檄を飛ばす“レジェンド支店長”銀行業界で連綿と続くノルマ至上主義に背きながらも、着実に実績を残してきた“奇跡の支店長”「部下を守るためには本部と戦うしかない」と息巻く“尖った支店長”など、個性豊かな顔ぶれが登場する。はたしてこれからの銀行員、銀行支店長に必要な資質・心得、組織運営と人材育成のヒントとは?“伝説の支店長”12人が、そのノウハウをすべて明かす! -
異世界再建計画
ごくありふれた人生をおくってきたエイジ。公務員として役所に勤務する日々を送り、30歳を迎えて結婚を控えたある日突然、異世界へ転移する。その世界はやはり転生してきた勇者によって平和を取り戻していた後だった。ところが、転生した勇者が転生したことによって、世界は別の形で新たな脅威を迎えつつあった。平凡な公務員だった男に与えられた新たな「仕事」。それは、勇者によって崩壊しつつある異世界の「再建」だった―。 -
解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
これならわかる!『プロ倫』はなにを解き明かしたのか? いま受け取るべきメッセージはなにか?超難解書の全体像と核心が明快にわかる、驚異の解説書が登場。これが、ウェーバーの言いたかったことだ!《冒頭10頁強で、ウェーバーってどんな人&『プロ倫』のあらすじが、ざっくりわかる!》《基礎知識から "ライバル" ゾンバルトやマルクス主義とのわかりやすい対比まで、たのしくわかるコラム満載!》『プロ倫』は「プロテスタンティズムと資本主義の発展の関係」を論証したとされるが、本当にその試みは成功していたのだろうか? いまなお読み解くべき意義があるのだろうか? そんな素朴かつ核心的な問いをスタート地点にして、ウェーバーの論考のエッセンスを、クリアーで平明な文章で徹底解説。宗教改革によって勃興したプロティスタンティズムは、「天職」という概念や、神が誰を救うか/救わないかをすでに決めているという「二重予定説」なる教説を生み出した。快楽を排しひたむきに貨幣獲得に生きがいを見いだすような精神が生まれ、資本主義社会が発展していくが、しかし資本主義が爛熟すると崇高な精神が失われてしまう――ここに、ウェーバーの問題意識の核心があった。そして、その問いと思考は、現代における新保守主義という思想と響き合うものだった。市場経済の発達が加速度を増し、その行く末を誰も見通すことができなくなりつつあるいまこそ、近代とは、資本主義とはなにかを正面から考えた『プロ倫』のエッセンスを読もう!【本書の内容】序章 ウェーバーってどんな人?第1章 「問題」はどこにあるのか?第2章 資本主義の精神とはなにか?第3章 「天職」の概念が生まれた第4章 禁欲的プロテスタンティズムの倫理とはなにか? -1-第5章 禁欲的プロテスタンティズムの倫理とはなにか? -2-第6章 天職倫理と資本主義第7章 現代社会で生きる術を考える補論 -
大阪アースダイバー
著者は、心の無意識までを含んだ四次元の地図を作成する作業の全体を、「アースダイバー」と名づけました。258万年前から現在にいたる地質の変遷を示す「第四紀地図」図と考古学の発掘記録、それに現代の市街図を組み合わせて、土地のもつ「本当の姿」を明らかにしていきます。またその作業には、古代人の心の構造を教える人類学、歴史学、心理学などあらゆる知が境界を越えて動員されます。今回その対象となるのは、大阪です。現在の大阪は5000年前にはほとんどが海面下にありました。南北に走る細長い上町台地だけが、古くからある陸地です。その南北の線を軸に、そして東の生駒山脈から発する死のパワー(デュオニソス軸)が、東西に力を加え、その座標軸が大阪の基盤をつくっていると著者は考えます。そしてその交点にある四天王寺が大阪の中心となっています。物差しをもつ聖徳太子=太子信仰は、職人的世界のバックボーンになっています。一方ミナミ、キタ、ナニワなど大阪の中心地は、「くらげなす」砂州の上に成立し、それゆえに浮遊する世界=都市=商業を発展させえたということなります。大阪の古層にある、南からの海洋民、半島から到達した「海民」をキーワードに、大阪の無意識へとダイヴィングするスリリングな冒険を試みます。 -
お絵かき禁止の国
ハルは中学3年の女の子。彼女には好きな子がいる。それはアキラという同級生の女の子! アキラを好きになったことで、ハルはうすうす感じていた自分の気持ちを確信する。やっぱりあたし、女の子が好きなんだ。世の中にそんな人がいることは知っていたけど、まさか、自分が、そうだったなんて! 第59回講談社児童文学新人賞佳作受賞作。登場人物の心理描写がうまく、家族やクラスメイトなど、それぞれの個性もうまく書き分けられていました。深刻になりそうなテーマが、時折ユーモアもまじえ、あたたかい雰囲気のある作品になっていて、最後まで安心して読むことができました。──茂市久美子(講談社児童文学新人賞選評より) -
外科医 須磨久善【電子特典付き】
海堂尊が、世界の頂点に立つ心臓外科医の人間像を、圧倒的筆致で描く、興奮ノンフィクション! 超一流は突然出現する。まるで、夜空に突然眩い光を発する超新星のように。日本初の心臓外科手術、「バチスタ手術」に挑んだ超新星・須磨久善とはどんな人物なのか。須磨が、「破境者」として多くの人々をインスパイアし、世界の心臓外科医の頂点に至るまでの航路を、胸ゆさぶる筆致で描く興奮ノンフィクション。 -
決定版 一億総ツッコミ時代
一般人がプチ評論家、プチマスコミと化した現代。それが「一億総ツッコミ時代」だ。動くに動けない閉塞感の正体はこうした「ツッコミ過多」にある。「ツッコミ」ではなく「ボケ」に転身せよ。「メタ」的に物事を見るのではなく「ベタ」に生きろ。この息苦しい空気を打破し、面白い人生にするために。鬼才・マキタスポーツによる現代日本への熱き提言。大幅に加筆した決定版! -
プロ野球 二軍監督--男たちの誇り
目を見る、汗を見る、心を見る。芽の出ないドラフト1位もいれば、復活にかける元レギュラーもいる。毎年、誰かが去り、新しく入ってくる残酷な世界だ。そんなファームを舞台にした監督・選手たちを初めて描くノンフィクション群像劇!糸井重里氏絶賛!! -
おっさん、チートスキル【スローライフ】で理想のスローライフを送ろうとする
三十路のおっさんブルーノ。彼は【スローライフ】というスキルを持っていたが、使い方が分からないまま、勇者パーティーから追放されてしまう。しかし、これは『スローライフに関することを"過度に"実現する』スキルだという説明を受けたブルーノは、辺境の地で理想のスローライフを送ろうとするが……!? おっさんの理想だけど、ちょっと変なスローライフ・ファンタジー。書き下ろしエピソードを加えて、待望の書籍化! -
暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由
発達障害による生きづらさ、父のDV、家庭不和、継母のいじめ、非行、居場所のない少年時代……悪循環に流され18歳を迎えたある日、父のうらぎりから心に宿った決意、「暗闇から抜け出すには大学に入って人生を変えるしかない」。偏差値30から猛勉強し一流大学へ。大企業へ入社するも、うつ・ひきこもりに。そこで多くの人と出会い生きる使命に気づく。やがて日本初の大規模な不登校中退者の進学塾を立ち上げるまでの感動実話 -
0歳の赤ちゃんの気持ちがわかる本 言葉のない1年間には意味がある
赤ちゃんは視線や表情、しぐさで親に気持ちを伝えようとします。まだ言葉を使えない、最初の1年間に、親がそれを読みとりしぐさを返していくことでコミュニケーションの土台ができるのです。そして1歳になる頃から、その土台の上に言葉がのってくる。赤ちゃんはそうやって成長していきます。本書では赤ちゃんの様々なしぐさの意味をわかりやすく解説。赤ちゃんの言葉にならない思いを知れば、子育てがますます楽しくなります。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
巨娘
何もかもデカイ。パワフルかつ無軌道! 身長181cm「巨娘」ジョーさんはチェーン展開する焼き鳥店の店長さん。かわいい彼氏にセクハラ三昧、でも仕事に関しちゃビシッと決める。一本筋の通った男前ジョーさんが繰り広げる、破廉恥かつ怒濤の毎日!! 月刊「アフタヌーン」に掲載された全作品に加え、未掲載の第2話「巨娘に」も完全収録!
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