バロック音楽

バロック音楽

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

3.9

モンテヴェルディからバッハまで
実り豊かな古楽の花園

名曲の数々、音楽の花園、実り豊かなバロックの世界。装飾的で即興性を重視、ドラマの原理が支配する宇宙。モンテヴェルディのオペラ、ヴィヴァルディのソナタ、クープランのクラヴサン曲、バッハのカンタータ。華やかな宮廷舞曲や多様な世俗器楽や厳かな宗教音楽。音楽ファンを虜(とりこ)にするバロック音楽とはどんなものか。その特徴と魅力をあまさず綴る古楽への本格的な案内書。

最近バロック音楽がひろく聞かれるようになりましたものの、まだ後期バロック音楽に偏している気味が強いようです。初期や中期バロックの作品、またフランスやイギリスの作品、さらに中世やルネサンス期の音楽も、もっともっと聞かれてよいはずです。ひろく、しかも実り豊かな古楽の花園に分け入り、未知の音楽の喜びを見いだされるために、この本が少しでもお役に立つことができれば、執筆者としてこれに過ぎる喜びはありません。――<本書「はじめに」より>

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バロック音楽 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    バロック音楽を概観するのに、うってつけの一冊。内容もさることながら、巻末のバロック音楽史小辞典や年表、関連地図がすばらしい。

    0
    2015年01月07日

    Posted by ブクログ

    いざバロック音楽を聴こうとしたとき、まずその作品群と世界観に圧倒されてしまうことが多いかもしれない。本書はそうした見えない壁を乗り越えるのに役立つだろう。年齢の積み重ねと共に、聴きたい音楽の志向が変わり、西欧音楽の原点を探索し始めた人にも有効だ。音楽の新奇性やオリジナリティを求める前に、実はその本質を把握することが必要だったことに気付いた。序で著者は、「わたくしたちの現在の生活に密着した意識から出発したものであり、わたくしたちが現在の自分たち自身を知り、自分を見出す一つの手掛かりを求める積極的な前向きの行為」として音楽の根源に触れることを説明している。この本を読みながら、人生を通じて気長にバロックと付き合っていくのがよさそうだ。

    41頁で音楽の歴史の150周年周期を紹介している。大まかな流れはこうだ。
    850年ごろ グレゴリア聖歌 他性音楽の体系化理論化
    1000年ごろ セクエンツィア・他声音楽の展開
    1150年ごろ ノートルダム学派へ移行 アルス・アンティクァ 吟遊詩人の世俗歌曲
    1300年ごろ アルス・ノヴァ 世俗的他声音楽の出現
    1450年ごろ ルネサンス音楽成立
    1600年ごろ バロック音楽の始まり
    1750年ごろ バッハ死去 古典派へ引き継ぎ
    1900年ごろ 近代市民社会の音楽の始まり
    ここまで見てくると、気付くことがある。「大学」制度の広がりと何らかの接点があるのではないかということだ。音楽も大学も時代・文化・政治体制といった社会システムの中で生み出された。と整理できるかもしれない。ただそういえる理由を述べる紙幅はないので、今後の課題しておく。

    0
    2012年12月29日

    Posted by ブクログ

    バロック音楽というと,バッハやヘンデルなどの後期バロック音楽ばかりが有名であるが,ルネサンスからの変化を捉えるためにはさらに前に遡る必要がある。本書は一通りの知識を軽く確認するのに良いと思う。

    0
    2021年08月18日

    Posted by ブクログ

     バロック音楽がそれまでの教会音楽および声楽中心を離れ、より器楽的で技術的な構成を有したものへと変化したことがよくわかる。それまでになり共通文法が模索され、それがさらに広い範囲での音楽の発展を促した。やがてその動きは古典学派の流行を生むのだろう。しかし、決定的に重要なのはバロックだ。著者はそのように訴えているように思える。

    0
    2014年05月20日

    Posted by ブクログ

    『バロック音楽』(皆川達夫、2006年、講談社学術文庫)

    本書は、いわゆる「バロック音楽」(いびつな真珠、ゆがんだものが語源)の前後の音楽の潮流を述べ、楽器の発達を含めたバロック期の音楽の特徴を記した書である。まずは音楽史の流れを説明しているので、バロック音楽だけではなく、その前後の音楽史の発展の関係が理解できておもしろい。

    バロックと言えば、バッハやヘンデルが有名である。ちなみにバロック音楽の終焉は1750年とされており、この年はバッハがこの世を去った年である。最終章でバッハとヘンデルの生い立ちを説明しており、古典派へと続く音楽史の流れを述べる。

    (2010年6月15日 大学院生)

    0
    2010年06月15日

    Posted by ブクログ

    音楽の父バッハ、とバッハにライトが当たりがちだが、それ以前のルネサンス音楽や他の作曲家にも視野が拡がった。バロックは歪んだ真珠という言葉だが、そのとおり当時の整然とした?音楽に対して革新的だったのだろう。私のよく知っているバッハは今でも前衛を感じさせる曲たくさんあるし。バロック音楽が今のジャズに通じる自由さのあるスタイルというのも楽しい発見だった。

    0
    2018年06月02日

    Posted by ブクログ

    バロック音楽について、いろんな側面から、歴史、音楽、楽器、あるいは作曲家といったすべてを詳しく語っている。巻末の音楽史小辞典も便利である。

    0
    2011年06月02日

    Posted by ブクログ

    コンパクトにバロックをまとめた概論書。原本は72年の出版。さらに改定、06年に文庫化が本書。読み継がれるだけの理由はある。ヴィヴァルディはいまいち、と好みを明確な上で、聴く姿勢へも苦言を呈しつつ。根本が冷静な筆致なため、偏った印象は無い。ページあたりの情報量が多いが、大まかに流れを理解するのに適してる。

    0
    2009年10月04日

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