科学とどう付き合っていけばいいか、ずっと知りたいと思っていたことへの答えをの一つバチッと知ることができました。
「論文によると〜」というようなセリフに対して、これってどのぐらい信じていいことなんだろう、という疑問を自分は以前から感じていました。
この本では、その疑問への解を提示してくれてると思いま
...続きを読むす。
科学的事実が確定されていく仕組みや、科学界の内情を紹介する章はとても面白く読むことができました。
また、「科学的事実と価値判断を混同してはいけない」というルールは科学に縁取られた世界を生きる上では極めて大切だと思いました。少し遅めかもしれないけど今このことを知れたことに感謝しています。
最近自分と接点の多い子育て関係の情報には本当に嫌になるくらい事実、価値判断の安易な結び付けが横行しています。
大切なのは自分がいま、ここでどう行動したいか、どう生きていきたいかを考えること、それを実現するために科学を利用、飼い慣らすことだと知り、考えることがもっとシンプルになる気がしました。
価値判断を考える学問である人文学はどう考えても世の中にとって重要であるし、自分個人でもちまちまと勉強していきたいと、改めて思わされました。