佐倉統のレビュー一覧

  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    ・科学とはなにか、とは、これまで私が考えてきたように普遍的な一意の答えを求めるものではなく、人間社会と切っては切り離せない中で時代にも応じて常に探し続けなければならないことを教えてくれた
    ・著者の個人的な俯瞰であるとは注釈があるものの、新しい視点を与えてくれて大変な名著であったように思う
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    読み終わった。タイトルから原論っぽい印象を受けるが、社会(特に日本社会)における科学のあり方の変容みたいな感じの内容。知らないことがたくさんあった。
  • 「便利」は人を不幸にする
    東日本大震災と原発事故。
    その危機はずっと以前から指摘されていたが、利益利権の追求の流れの中で亡きものにされた。そして発生した事故。
    誰も責任を取らない政治と社会の構造。
    いつの間にかそうなっている。
    便利を求めて企業がサービスを提供して恩恵を預かって原発の片棒を担っていた国民の責任もゼロではない。...続きを読む
  • 「便利」は人を不幸にする
    示唆に富んだ論考が満載の好著だ.ページを捲るたびに納得し共感できるフレーズが出てくる.多くの人の意見を聞いて、それを咀嚼できる抜群の能力をお持ちの著者だ.これだと思った内容が多すぎるが138頁に出てくる次の言葉に共感する.「日本の組織や社会は、既得権益を守ることが最優先の目的なっており、そのため、外...続きを読む
  • 進化論の挑戦
    1998年当時、大学の卒論作成のときに読んだ本。進化論の面白さと応用範囲の広さと奥深さを知るには最高の一冊。こんなにわかりやすくて面白い本は他にないですよ。正直、この本のおかげで人生狂いました(笑)この本の後ろについている参考文献リストも秀逸でわかりやすいコメントが一緒についています。この本をベース...続きを読む
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    自身の体験や、科学の歴史的な歩みを追いながら、科学と社会の関係を俯瞰的にみつめ、科学技術のあり方や向き合い方を提案してくれる。示唆に富んだ本。
  • 「便利」は人を不幸にする
    世の中は科学技術の発達と共にますます効率を目指し便利になってゆく。しかし、便利になることは良しとするが、依然幸福度は上がらず相変わらずしんどさみたいなものは変わらないのはなぜだろう。著者の考察は2年に及びあいだに東日本大震災を経て、社会や共同体、科学技術とのあり方について思索する。
  • 脳の中の経済学
    経済学と脳神経科学との接点、神経経済学の本。

    人が経済的な選択を行う際に、脳のどの部分が活性化しているかなどを調べる研究。

    他人が喜んだ時に自分もうれしく感じている時は、脳のある部分が活性化しているとか、逆に嫌いな人に罰を与えるときはどの部分で快感を感じているかなど、共感、信頼、同情、嫉妬などの...続きを読む
  • 脳の中の経済学
    行動経済学×脳神経学。それぞれの分野でのここ数年くらいの動向は新書レベルでウォッチしていたけど、両方が一同に会してあーだこーだワイワイガヤガヤと論じられているのが楽しい。
    人間は必ずしも経済合理的に行動するとは限らない、しかし、いつも同じように間違うのならそこに潜む法則性を脳神経学として見つけよう!...続きを読む
  • 脳の中の経済学
    神経経済学をめぐる対談集。経済学の立場から双極割引などの話、脳科学の立場からはセロトニンやオキシトシン、fMRIの結果などが語られる。
    最近の知見など、文献もきちんと引いてあって意外によかった。
  • 脳の中の経済学
    神経経済学の専門家により市民講座のようなものをまとめたものです。今日10000円もらえるのと、1週間後に10100円もらえるのの、どちらを選びますか?のような選択に関して、経済学、神経科学から解き明かしていきます。夏休みの宿題を計画的にできる人と、最終日に一気にやる人の違いは何?といった疑問を解き明...続きを読む
  • 現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生
    十五年ほど前の著書になるが、その意見の射程は十分今に届いている。
    むしろある程度環境問題の内実や、”エコ”という概念が蔓延した現代だからこそ効果を発揮するように思う。
    しかし、最後にコンピュータの環境問題に対する有効性が述べられているが、コンピュータを含む情報環境は当時から予想を上回る進歩をしており...続きを読む
  • 現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生
    ガタリの3つのエコロジーなどの話なども踏まえ、環境問題やエコロジーという言葉を鋭い視点で語っている。
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    正直なところ、作者の思い出話しとか科学の歴史とか、第4章まで眠い。読み飛ばせばいい。
    本書は第5章から本筋が始まる。ここの出来は良いと思う。

    本書はブルーバックスです。
    全てのブルーバックスの最終ページにある「科学はむずかしいという先入観を改める表現と構成」なる言葉から逸脱したような本書は誰に書い...続きを読む
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    科学について語っているのは間違いないし,大事な側面について語っているのだけど,「科学とはなにか」と言われると個人的には「科学研究」あるいは「科学とはどういう営みか」と感じてしまう。

    そういう側面がないわけではなし,科学とは科学研究だけではないので,私の認識の問題(偏り)でもあるけれども,本書はどち...続きを読む
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
     現代社会において科学はいかにあるべきか、一般の人間は科学技術といかに接していくべきかについて、科学の発展の歴史的な経過をたどりながら、読者を丁寧に導いてくれる。

     科学の規範モデル、ロバート・マートンが提唱した理想主義的なCUDOSに対する、ジョン・ザイマンが現実の姿だとしたPLACEという対比...続きを読む
  • 脳の中の経済学
    <感想>
    経済的な意思決定をする際の脳活動について分析する「神経経済学」についての書籍。並行して読んでいた心理学の本で「感情はコントロールできない」ことを学んだばかりだったので、「本人の意思でコントロールできない脳の反応」の実験結果は腹落ちした。

    自分のモヤモヤが科学的に実証されているという事実は...続きを読む
  • 「便利」は人を不幸にする
    科学技術の発展は人を幸せにするのか? 進歩の功罪、科学技術と人間との関係性について、気鋭のサイエンティストが探る。

    第1章 欲望と、技術の進歩
    第2章 三月一一日の刻印
    第3章 原子力ムラへ架かる橋
    第4章 「便利」は共同体を崩壊させるのでしょうか?
    第5章 何もなくて豊かな島の理由
    第6章 不快...続きを読む
  • 「便利」は人を不幸にする
    タイトルそのまま。
    ですが、
    説明が入るとしっかりと意味が理解できる。

    この世の中はどこまで行くのだろう???
    そして人類はぶれずに便利と上手に付き合えるのか?
    便利に、流されていくのか?
  • 脳の中の経済学
    リスク選好と双曲割引が、脳神経科学で結びつく。経済活動を脳科学で説明しようという意欲的な試み。ひいては、妬みとかのいわゆる「人の不幸は蜜の味」は、脳の帯状回が強く関与しているなど、面白い内容。