<感想>
経済的な意思決定をする際の脳活動について分析する「神経経済学」についての書籍。並行して読んでいた心理学の本で「感情はコントロールできない」ことを学んだばかりだったので、「本人の意思でコントロールできない脳の反応」の実験結果は腹落ちした。
自分のモヤモヤが科学的に実証されているという事実は
...続きを読むとても救われた気持ちになる。
<アンダーライン>
・双曲割引による先延ばし(将来の報酬を現在の報酬より低く見積もる)
・指数割引の人は先延ばししない
・セロトニンのレベルが低いと目先の小さい報酬を選ぶ
・(ドーパミンの実験で)コメディーを見て笑って幸せになった人は、将来のことが考えられるようになった
・男性は嫌いな相手の痛みに鈍感
・女性は悪役が痛めつけられた場合でも、かわいそうと思う
・男性の方が復讐したいと思うということ
・(妬みで脳の報酬系が働いているということは)自分がお金をもらったのと同じような感情を、人の失敗から受け取っているということ(ある意味で不平等回避)
・不平等回避というこ、平等主義で良さそうな感じはするんですが、それは非常に恵まれた人たちが転けることがうれしいとい、そんな悲しい側面を人間は持っていて、脳を見るとそれがはっきりとわかってしまう