作品一覧

  • 抑圧のアルゴリズム――検索エンジンは人種主義をいかに強化するか
    -
    1巻2,464円 (税込)
    黒人女性をポルノとして表象し、偏見や差別を拡大させるグーグル検索。アルゴリズムはなぜ人種的・ジェンダー的不平等を再生産し続けるのか。批判的人種理論、フェミニズム理論、ジェンダー研究、情報科学などを横断しながら、テクノロジーの中立性・客観性を問いなおす。
  • 「便利」は人を不幸にする
    4.3
    1巻968円 (税込)
    科学技術は日々進歩している。消費社会もまた、新しい「技術」や「便利」を生み出し続けなければならない運命にある。「進歩」には益もあれば害もあることを知っていても、我々はそのゲームから降りることはできない。「便利」と「幸福」の間の、ほどよい着地点はどのあたりにあるのか――気鋭のサイエンティストがさぐる。
  • 現代思想としての環境問題 脳と遺伝子の共生
    3.4
    環境問題はいまや世界的関心事であり、政治・経済・文化(倫理)・科学等の次元から論じられるが、〈自然対人間〉という二項対立を越える議論は数少ない。本書は「環境と人間は生物の進化の織りなすDNAメタ・ネットワークとして一体化する」という立場から、環境問題とは情報の肥大化した文化によって人間が危機に立っていることを意味するとして、コンピュータに希望を見る。生命をめぐる現代思想を軽快に駆け抜けて展開する論考。
  • 進化論の挑戦
    -
    1巻660円 (税込)
    生命四〇億年の歴史を論じる進化論には、指針となる思想への鍵が潜んでいる――。倫理観、宗教観、優生思想、自然保護など、人類文明が辿ってきた領域を進化論的側面から位置付け直し、新たな思想を提示する。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 ※本文中に「*」が付されている箇所には注釈があります。その箇所を選択すると、該当する注釈が表示されます。
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点
    値引きあり
    3.9
    1巻550円 (税込)
    科学を毛嫌いする反知性主義も、過度に信奉する権威的専門家主義も、真に科学的であることはできない。科学の意味を問い直す「新しい科学論」。 専門家だけに任せるの間違っている! 私たちは科学技術とどう付き合えばいいのか? 科学における「事実」とはなにか? 「普遍的な知識の体系」である科学だが、「いつでもどこでも正しい」わけではない。 なぜか? どう考えればいいのか? 科学を毛嫌いする反知性主義も、過度に信奉する権威的専門家主義も、真に科学的であることはできない。 日本の科学技術力はなぜ衰退しているのか? 疑似科学信仰はなぜ拡大するのか? 研究不正を個人の責任にできない理由とは? 科学の意味を問い直す、「新しい科学論」。 【もくじ】 はじめに──新しい科学論が必要な理由 第1章 「なぜ」「どのように」科学について語るのか? 第2章 科学の事実と日常の事実──科学技術の方法論 第3章 科学技術は誰のものか──(1)近代科学の誕生以前は 第4章 科学技術は誰のものか──(2)「科学のあり方」が変質していくなかで 第5章 科学知と生活知──科学技術の飼い慣らし方・理論編 第6章 「二正面作戦」を戦い抜くために──科学技術の飼い慣らし方・実践編 第7章 「今」「ここ」で科学技術を考えること 終章──科学技術を生態系として見る
  • 脳の中の経済学
    値引きあり
    3.6
    1巻220円 (税込)
    私たちが経済的な意思決定をする際に、脳の中で何が起こっているのかを明らかにする「神経経済学」。本書は、この神経経済学によってわかってきたことを、最新の研究結果を交えて紹介する。 まず第1部では、「A:100万円が11%ではずれが89%、B:500万円が10%ではずれが90%、どちらのくじを引きたい?」「A:今もらえる1万円、B:1年後にもらえる1万500円、どちらを選ぶ?」などのアンケート結果を交えながら、経済行動を生む脳のしくみについて、経済学者、脳神経科学者、科学技術社会論研究者が解き明かす。 第2部では、このような意思決定の際に脳内物質レベルでは何が起こっているのか、また「信頼」や「共感」「同情」「嫉妬」という感情は意思決定にどのような影響を及ぼすのか、そしてその際に、どのような脳活動が起こっているのか、について紹介する。

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ユーザーレビュー

  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点

    Posted by ブクログ

    科学に詳しいが“科学者ではない”著者が科学を俯瞰的に見て、生態系に例えて科学に詳しくない人にも噛み砕いてくれる一冊。
    とても読みやすくて初心者向けな感じ。
    「市民科学」という考え方も初めて知る→

    知らないことがたくさんあって、面白かった!

    冒頭のアインシュタインの来日写真に一番驚いちゃった時点で、私の科学知識がほぼゼロなのは伝わるだろうし、そんな私が楽しく最後まで読めたので、かなり読みやすいと思う(笑)

    0
    2024年08月19日
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点

    Posted by ブクログ

    科学とどう付き合っていけばいいか、ずっと知りたいと思っていたことへの答えをの一つバチッと知ることができました。

    「論文によると〜」というようなセリフに対して、これってどのぐらい信じていいことなんだろう、という疑問を自分は以前から感じていました。
    この本では、その疑問への解を提示してくれてると思います。
    科学的事実が確定されていく仕組みや、科学界の内情を紹介する章はとても面白く読むことができました。

    また、「科学的事実と価値判断を混同してはいけない」というルールは科学に縁取られた世界を生きる上では極めて大切だと思いました。少し遅めかもしれないけど今このことを知れたことに感謝しています。
    最近

    0
    2022年04月20日
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点

    Posted by ブクログ

    トランスサイエンスやコミュニケーターなど、科学と社会を繋ぐ役割を考えさせられた。社会科学出身者が自然科学と向き合うためにも有用だと思う。

    0
    2021年04月13日
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点

    Posted by ブクログ

    ・科学とはなにか、とは、これまで私が考えてきたように普遍的な一意の答えを求めるものではなく、人間社会と切っては切り離せない中で時代にも応じて常に探し続けなければならないことを教えてくれた
    ・著者の個人的な俯瞰であるとは注釈があるものの、新しい視点を与えてくれて大変な名著であったように思う

    1
    2021年02月07日
  • 科学とはなにか 新しい科学論、いま必要な三つの視点

    Posted by ブクログ

    読み終わった。タイトルから原論っぽい印象を受けるが、社会(特に日本社会)における科学のあり方の変容みたいな感じの内容。知らないことがたくさんあった。

    1
    2021年01月12日

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