本物の読書家

本物の読書家

748円 (税込)

3pt

書物への耽溺、言葉の探求、読むことへの畏怖。

群像新人文学賞受賞作『十七八より』で瞠目のデビューを遂げた、
新鋭にして究極の「読書家作家」乗代雄介による渾身の中編集、ついに文庫化。

表題作のほかに「未熟な同感者」を収録。

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本物の読書家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ⚫︎受け取ったメッセージ、感想
    「旅する練習」が比較的評価が高い印象の作者だが、私はなんとなく好きになれないままだったが、こちらの「本物の読書家」を読んで、著者の考えがわかったような気がして、「旅する練習」の結末があのような形なのも、なんとなく理解でき、読んで良かったと思った。

    著者は、書くことと

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    こちらも『未熟な同感者』同様、引用が多かった。
    相席の男は、喪黒福造みたいだと思いながら読んでいた。

    間氷青年目線だから、大叔父のことに興味を惹かれるよりも相席の男の怪しさと途中からの間氷への対応に不信感で一杯だった。

    『未熟な同感者』は
    『十七八より』と『最高の任務』の間の話。
    とは言っても今

    0
    2024年12月16日

    Posted by ブクログ

    大叔父上は本当に川端康成からの手紙を持っているのかという謎で引っ張りつつ、列車で居合わせた読書家の男と大叔父上、主人公の三人の会話で物語が進む。主人公の発言のみカギ括弧のセリフではなく地の文にすることで読者も三人の空間にグッと入っていける効果があるように感じた。

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    本書は、2015年にデビューした新鋭による2冊目の書物である。2018年本作「本物の読書家」で野間文芸新人賞受賞。2019年、2021年芥川賞候補。

    表題作「本物の読書家」では、語り手の「わたし」が、独り身の大叔父を茨城県の高萩にある老人ホームに入居させるため、上野から電車で同行する。車中で二人

    0
    2023年02月24日

    Posted by ブクログ

    「皆のあらばしり」で今年気になる作家NO.1になった乗代雄介。次は「旅する練習」を開こうと思いつつ目の前に文庫が次々現れてたどり着けません。前回は「十七八より」。今回は「本物の読書家」。今度の文庫は「本物の読書家」と「未熟な同感者」の二編が収録されていました。単行本の時も同じ構成かな?先ずは「本物の

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    難しながらも面白かった。謎の男と大叔父が最後帰ってっこなかったとなったときは普通に「えっ!?」て声が出た。この「えっ」の出方は『旅をする練習』のときにもあった。どんな意味があったんだろ?てきなことを考えるのも楽しい。
    続く「未熟な同感者」では言ってることが難しい部分も多く(引用が多くある)いったりき

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    「本物の読書家」と「未熟な同感者」の二篇。どちらも多数の引用を以て構成され非常に読むのがめんどくさい小説。
    前者は1本の道筋を通るのでまだ読みやすい。うさんくさい関西弁を話す男が出てくるが態となのだろうか。
    後者は「十七八より」の続編としてその少女の大学時代を記したもの。大学の講義内容を著す部分が矢

    0
    2023年06月16日

    Posted by ブクログ

    乗代雄介『本物の読書家』講談社文庫。

    表題作と『未熟な同感者』を収録した純文学中編小説集。古今東西の文学からの引用の数珠つなぎと知識の洪水。表題作は辛うじてストーリーを辿ることが出来るのだが、『未熟な同感者』はギブアップせざるを得ない。

    『本物の読書家』。古今東西の作家や文学に関する豊富な知識の

    0
    2022年07月22日

    Posted by ブクログ

    非常に理論的に組み込まれたストーリーで、作中に
    他の作家たちの、文献や、作品が組み込まれいて
    本作は、小説と呼べるのかと感じてしまいました。
    評論の世界に入った印象でした。でも、乗代さんの
    特徴である、実在の人物のある隠された秘密、今回でしたら、川端康成の「片腕」をめぐる、間氷と大叔父上の話で、そこ

    0
    2022年07月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「本物の読書家」と「未熟な同感者」の二篇収録。

    相変わらず難解。でも個人的には「読んでて分からないけれど楽しい」作家さんでもあります。話として面白かったのは「本物の読書家」で好きなのは「未熟な同感者」でした。「未熟な同感者」は少し百合ですね。

    「本物の読書家」
    老人ホームに入る大叔父上に最寄り駅

    0
    2023年02月02日

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