作品一覧

  • あしたが きらいな うさぎ
    完結
    3.0
    全1巻1,485円 (税込)
    「やーい うさぎの くせに! 」 うさぎの男の子、モジャラビット・ウールは、 もじゃもじゃの毛をバカにされて、 友達に会いたくないなあ 「明日にならなきゃいいのになあ」と思うように なります。 ウールは明日にならないよう、 時計の針を戻したり、逆さに歩いてみたり、 試行錯誤しますが、なかなかうまくいきません。 そんなウールが、年に一度の星まつりの日に出会った奇跡とは?
  • みつばちと少年
    3.9
    1巻1,265円 (税込)
    野間児童文芸賞受賞作家の村上しいこが描く、生命の讃歌! 集団の中でうまくやっていけない松井雅也は、中1の夏休みを利用して、養蜂場で働くおじさんのいる北海道へ行くことに。雅也が寝泊まりすることになった「北の太陽」という家では、さまざまな事情を抱えた、年齢のちがう5人の子どもたちが暮らしていた。「北の太陽」を運営するおばあさんやみんなとの交流、養蜂の仕事の手伝い、イカめしコンテスト出場……。自然豊かな北海道でのひと夏をつうじて、雅也の心に変化がおこる。 小学上級・中学から

ユーザーレビュー

  • みつばちと少年

    Posted by ブクログ

    三重の特性ある男の子が13歳の夏に、叔父の北海道の養蜂所をたより、児童福祉施設の子どもたちと関わる中で再生、成長をしていく話。

    #中学受験 の出題も多い。
    #みつばちマーヤの冒険 (世界の名作全集12高橋健二訳)からの注釈もなかなか多く、施設長はキリスト教信者を匂わせる発言もある。故に、ミッション系での出題も多いのか?

    個人的に16章は目頭が熱くなった。

    #ブックサンタ

    0
    2023年11月17日
  • みつばちと少年

    Posted by ブクログ

    発達障害の疑いがある主人公・雅也は叔父のいる北海道に遊びに行く。そこで子供のための施設・「北の太陽」でしばらく暮らすことになる。その北の太陽で暮らす子供達と触れ合いながら成長する雅也を描いた物語ー。

    とても考えさせられる本。北海道の、のどかな場所で成長していく雅也の姿に感動した。
    また、雅也と触れ合う子供達が微笑ましい。
    特に私は、海鳴と杏奈が好き。
    是非手に取って欲しい一冊。

    0
    2022年08月02日
  • みつばちと少年

    Posted by ブクログ

    印象的なフレーズがいくつも。

    「生きるっていうのは、いつもあきらめと背中合わせだ。残酷だな」

    「ぼくたちは、前を向いて歩く前に、顔を上げなきゃいけない。それだけでもたいへん」

    「空は、どれだけ多くの残酷をながめてきても、おだやかだ。空を見ていると、けっきょくわたしにできることなんて、なにもないとわかる。だからこそ、私も見ていよう。せめて残酷から、目をそらす人にはならないように」

    などなど。

    中学生におすすめ。

    「みつばちマーヤの冒険」はタイトルしか知らないので、この作品を読んで、そちらも読んでみたくなりました。

    0
    2021年09月11日
  • みつばちと少年

    Posted by ブクログ

    「陰口を言うことより、いすを投げつける方がいつも罪が重かった」

    本文中に出てくるこの文は、私も同じ思いに囚われている。おそらく今でも(お子さまですいません)。

    冷静に考えてみると、確かにいすを投げつける方が、相手に取り返しのつかない大怪我をさせてしまう可能性が高いから罪が重いのだろうと、大人なら思うだろう。

    ただ、こう返されると、当時の子供の私には、
    「肉体の痛みと心の痛みは、肉体の痛みの方が上なの?」と反発するだろう。

    「私がどういう環境で育ってきたか、あんたたち知ってるの。知りもしないくせに分かったようなこと、言ってんじゃないよ」と、今風に言うと「キレて」しまっていたのだ。

    さす

    0
    2021年05月24日
  • みつばちと少年

    Posted by ブクログ

    中学受験の問題になっていたのがきっかけで読みました。児童書です。思っていたよりもいいお話しで面白かったです。

    0
    2024年01月30日

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