高架線

高架線

715円 (税込)

3pt

新刊『長い一日』が各紙誌で大評判。
若手随一の小説の名手、芥川賞作家の滝口悠生、初の長編小説。

思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。
風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。
人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。

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高架線 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    かたばみ荘という、今にも崩れそうなボロアパートの住人たちにより語られる物語。合間には住人のパートナーによる語りなんかもあり、住んでいた男たちは熱を込めて語り、どんどん脱線して自分の人生譚になる。パートナーはそれを冷静に見ている、その対比が面白い。

    彼らの人生は「普通」からズレたようなエピソードが一

    0
    2025年02月07日

    Posted by ブクログ

    わたしは滝口悠生の小説とその「フロー」が大好きだ。
    語り手自体も、そこにあったエモーションや状況、人称までもが移ろいながら緩やかに繋がり重なり合い、世界を形どり物語は進んでいく。ドライヴやグルーヴを感じるというよりも、文章のなかを漂いながら、突然の感情の発露に引っかかって停まったり、いつのまにか入れ

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    語りの口調がとても良い読み心地でした。
    滝口先生の大学ゼミを受けたことがありますが、どこまでも語りにこだわった授業だった事を思い出しました。

    またふとした時に読み返したい。

    0
    2023年12月11日

    Posted by ブクログ

    滝口悠生さんの本はこれで3冊目。やっぱり私、この人の本は、他の作家さんと比べても特別な感じで好きみたいだ、と思う。今まで好きな作家は誰か?と聞かれてもモゴモゴしてきたが、この人は自分の好きな作家だと言えそうな気がする。好きな作家がいてもいなくてもいいとは思うんですが。
    全体的に、なんかやさしい。登場

    0
    2023年01月29日

    Posted by ブクログ

    宮部みゆき『理由』を思い出した。リレーするように語り手が代わっていくのが面白い。失踪した人物と関係の深い人、ちょっと距離がある人…と主観客観が入り混じって、濃淡が生まれている。『蒲田行進曲』を重ね、かたばみ荘の最後にされる種明かし。気持ちのいい読書だった。『死んでいない者』も読まないと。

    0
    2023年01月11日

    Posted by ブクログ

    ノスタルジックな気持ちにさせる、暖かくて微笑ましい作品でした。「かたばみ荘」の歴代の住人たちが、紡ぐリレー方式のドラマ。著者の作品はこの作品が初めてだったのですが、文字がびっちりでも、文体が語り口調で、出会ったことのないライトな純文学で読みやすかったです。映像化しても面白いかなって、個人的に感じまし

    0
    2022年06月08日

    Posted by ブクログ

    新井田は、先輩から譲られたかたばみ荘のある部屋でに住んでいたが、就職とともに部屋を出ることになった。その際に譲った片川三郎は、しばらくすると失踪し、新井田には大家の万田から問い合わせが届く。片川を探さなくて良いので、次の住人を探すように言われるが…。

    日記なのか、インタビューなのか最終的明らかにさ

    0
    2024年08月20日

    Posted by ブクログ

    高架線から見た無数の家。沿線にあるカタバミ荘の住人と関係者の記憶。語り形式だか、話が脱線しすぎ。しかしそれが後からじわじわくる。カタバミは、古くから仏具や真鍮の鏡を磨くために用いられてきたことから、別名「鏡草」とも呼ばれる。このことから「輝く心」という花言葉がつけられたそうな。登場人物は、語ることで

    0
    2022年07月17日

    Posted by ブクログ

    から二つ目の駅にある家賃3万円、木造二階建ての古アパート「かたばみ荘」。
    出ていく時は次の入居者を探して引き継ぐというシステムのこのアパートの住人たちのつながる人間関係。
    独特の語り口とどうつながっていくかわからないストーリーがちょっと苦手な感じで最初は入り込めなかったのですが‥。
    順番に語り手が変

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    穏やかに進んでいくお話なので、夜寝る前に読むおすすめ本と紹介されていて読んでみた。

    築50年以上のおんぼろアパート、かたばみ荘を取り巻く人たちの物語。

    何か非現実的なことや大きなことが起こるわけではなく、ゆっくり変わる変わる語り手が自らの視点からの日々を語っていく。

    ここから何か起こるか?まだ

    0
    2023年10月23日

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