高架線

高架線

715円 (税込)

3pt

新刊『長い一日』が各紙誌で大評判。
若手随一の小説の名手、芥川賞作家の滝口悠生、初の長編小説。

思い出すことで、見出され、つながっていくもの。注目の芥川賞作家、初めての長篇小説。
風呂トイレつき、駅から徒歩5分で家賃3万円。古アパート「かたばみ荘」では、出るときに次の入居者を自分で探してくることになっていた。部屋を引き継いだ住人がある日失踪して……。
人々の記憶と語りで綴られていく16年間の物語。

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高架線 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年12月11日

    語りの口調がとても良い読み心地でした。
    滝口先生の大学ゼミを受けたことがありますが、どこまでも語りにこだわった授業だった事を思い出しました。

    またふとした時に読み返したい。

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    Posted by ブクログ 2023年01月29日

    滝口悠生さんの本はこれで3冊目。やっぱり私、この人の本は、他の作家さんと比べても特別な感じで好きみたいだ、と思う。今まで好きな作家は誰か?と聞かれてもモゴモゴしてきたが、この人は自分の好きな作家だと言えそうな気がする。好きな作家がいてもいなくてもいいとは思うんですが。
    全体的に、なんかやさしい。登場...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月11日

    宮部みゆき『理由』を思い出した。リレーするように語り手が代わっていくのが面白い。失踪した人物と関係の深い人、ちょっと距離がある人…と主観客観が入り混じって、濃淡が生まれている。『蒲田行進曲』を重ね、かたばみ荘の最後にされる種明かし。気持ちのいい読書だった。『死んでいない者』も読まないと。

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    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    ノスタルジックな気持ちにさせる、暖かくて微笑ましい作品でした。「かたばみ荘」の歴代の住人たちが、紡ぐリレー方式のドラマ。著者の作品はこの作品が初めてだったのですが、文字がびっちりでも、文体が語り口調で、出会ったことのないライトな純文学で読みやすかったです。映像化しても面白いかなって、個人的に感じまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月17日

    高架線から見た無数の家。沿線にあるカタバミ荘の住人と関係者の記憶。語り形式だか、話が脱線しすぎ。しかしそれが後からじわじわくる。カタバミは、古くから仏具や真鍮の鏡を磨くために用いられてきたことから、別名「鏡草」とも呼ばれる。このことから「輝く心」という花言葉がつけられたそうな。登場人物は、語ることで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月20日

    から二つ目の駅にある家賃3万円、木造二階建ての古アパート「かたばみ荘」。
    出ていく時は次の入居者を探して引き継ぐというシステムのこのアパートの住人たちのつながる人間関係。
    独特の語り口とどうつながっていくかわからないストーリーがちょっと苦手な感じで最初は入り込めなかったのですが‥。
    順番に語り手が変...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月23日

    穏やかに進んでいくお話なので、夜寝る前に読むおすすめ本と紹介されていて読んでみた。

    築50年以上のおんぼろアパート、かたばみ荘を取り巻く人たちの物語。

    何か非現実的なことや大きなことが起こるわけではなく、ゆっくり変わる変わる語り手が自らの視点からの日々を語っていく。

    ここから何か起こるか?まだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月06日

    かたばみ荘というおんぼろアパートのせいなのか、何なのか、とってもノスタルジックな気分になるお話。

    出てくる人々のささいなエピソードや、性格、語りも個性的で、気付くとその世界観に引き込まれてた感じ。

    もう1度ゆっくり読み直したい。

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    古アパートは心の居場所

    2023年02月01日

    池袋からほど近い家賃3万円の古いアパート。退去するときには次の入居者を見つけてこなくてはならない。そのことを通じて人がつながる。このアパートに思い出をおいていくのですね。良い居場所です。

    #ほのぼの

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年03月14日

    最初は今住んでる彼がなぜ行方不明になったのか
    その彼に関わりのある人に取材してるのかな
    ミステリーぽい?と思ったらそんなことはなく
    穏やか物語が続いていく。

    0

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