たのしい保育園

たのしい保育園

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

三歳のももちゃんとお父さんは日々、川べりや公園を歩く。過ぎていく時間と折々の記憶は、いつしか祈りへと昇華していく――。ニュートラルに子育てにたずさわる、新時代の「父」の物語。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    たのしい保育園
  • タイトルID
    :
    1865910
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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たのしい保育園 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    滝口悠生『たのしい保育園』河出書房新社を読む。ももちゃんとももちゃんの父さんと、保育園のもろもろの関係が、保育園の「連絡帳」的現実として描かれた物語だ。いつものように発話の主体が交代していく作風は健在だし、ももちゃんのともだち関係には泣けてくる。最後は、これらの関係が二者関係から三者関係へ移行して、ヘレン・ケラー的とでも言えるような感動的な大団円を迎える。ももちゃんを巡る将来が見えてくるようでたのしみの残る結末だ。

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    自分の子育てを振り返って懐かしくなったり、戻れないんだなと少し悲しくなったり。
    小さい子あるあるな部分も多くてクスッと笑えたり。

    心がじわっと温かくなりました。

    0
    2026年06月01日

    Posted by ブクログ

    子育てにおけるかけがえのない瞬間が幾重にも重なっていくような、素敵な本だった。自分の子どもとの思い出を追体験している部分もある、という自覚もあるが、毎日通った保育園への坂道、抱っこしたときの重さ、一緒に見た飛行機、そんな小さい子供と過ごした日々のディテールがまざまざと思い出された。
    ただ一方で、子育てのキラキラした部分だけを切り取ったものというわけでもなく、小説家ならではの表現も随所に見られかなり読みごたえもあった。
    神聖さすら感じる保育室での赤ちゃんの昼寝、パレスチナの少年に思いをはせながら見る空高く飛ぶ凧、半分になった紙に書かれたももちゃんの「も」。
    描き下ろしとして書かれた「名前」のラストは胸をうつものがあった。

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    前半は2歳の娘ももちゃんの保育園での
    送り迎えに奮闘するお父さんの悲喜交々
    ままならない娘の感情に直面したお父さんの戸惑いに悲哀を感じつつ
    娘との冷静なやりとりに
    おおらかな愛情を感じました

    後半は3歳になったももちゃんとお父さんの
    日常風景
    対話のシーンやふと感じてしまう不安が
    とてもリアル

    今でこそお父さんの保育園の送り迎えの姿は
    良く見かけるけど
    私の子育て時代は結構珍しかった
    夫が送り迎えをすることが多かった我が家は一時期保育園のお友達にはお母さんのいない子として
    認知されてたなぁ

    実はこの物語
    単なるお父さんの子育て奮闘記に留まらない
    ももちゃんのお父さんは我が子を一人の人間として
    冷静に観察しその眼差しは
    ももちゃんのお友達 
    お友達のお父さん 保育士さん 登園時に出会う人々にまでしっかりと向けられていました

    お父さんにとって保育園は
    畏敬の念を抱かせる場所
    我が子と共にそこにある全てのものに敬意と慈しみを感じられる場所でした

    お父さん目線で描かれた
    ももちゃんとの普通でかけがえのない日常は
    パステルカラーのように優しく穏やかで
    小説を読み終えた今
    セピア色になってしまった私の子育て時代も
    優しく色づいていくようでした


    0
    2026年01月23日

    Posted by ブクログ

    筆者の他のエッセイを読むに、この作品は実際の生活に基づいた、限りなくエッセイに近い物語なのかなと思う。
    お父さんがももちゃんに向ける姿勢が、視線が、「育てよう」という上から目線のそれではなく、客観性のあるものなのが、新鮮に感じた。
    お父さんの、保育園の先生たちに対する観察眼や親しみの情は、保育園で働いている自分からすると嬉しさと、少し身の引き締まる感もあった。
    こういう風に、大人たち皆で、子どもたち皆を、見ていけたらいいなと思う。

    0
    2026年01月10日

    Posted by ブクログ

    コロコロ変わる視点はももちゃんの視線のよう。

    得られなかった可能性は哀しみではなく、これまでの人生を彩ってくれるものだと思っている富士見さんの秘密の答えに救われる。

    0
    2026年01月04日

    Posted by ブクログ

    子が産まれ保育園に通うようになった。我が子の成長、保育園の友だちや、散歩で出会う近所の人々、鳥や犬、花。子供の成長を通して感じ考えたことが多い。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    わたしにはこどもが居ないし、こどもという存在が近くにいないのだが、この本を読み進めるうちに、もうとっくに失ってしまったこどもの目線で、世界を捉え直せたような感覚になった。親になったひとたちは、こういう体験を一緒にしているんだろうか。

    言葉を持たなかったころのこと、言葉を持たないなりに何かを伝えようと泣いていたころのこと、少しずつ言葉を獲得して、訴えればそれが叶うと信じていた、希望しか知らないころのこと。今を懸命に生きていたころのこと。

    自分にもそんな頃があったかどうか、正直思い出せない。けれどもしあったとしたら、いつから絶望を覚えたり、過去や未来に思いを馳せるばかりで、今を生きることに集中できなくなったのだろう。そんなことを考えた。

    保育園を題材にしているのでこどもが話の中心にはいるものの、ももちゃんのお父さんをはじめ、ご近所さんなど、その周りの人々の心の描写も繊細で時にとてもハッとするものがあった。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    滝口さん自身が親になって、保育園への登園風景や幼い子供らのかかわり、散歩での出来事などが淡々とつづられている。相変わらず改行が最小限。成長を見守る感動や喜びやらちょっとした寂しさも。この忘れてしまいそうな感覚をうまく言葉を紡いでいて私も十数年前の長男の保育園のことを思い出す。
    唐突にロッテの高沢、という副題の章があり、80年代にプロ野球で活躍した人が60過ぎて保育士さんになったことを知った。
    読み進めながらあれ?この人最近亡くなったんじゃなかったっけ、そのくだりも出てくるかな、と思ったら高沢秀昭を高代延博と勘違いしていた。痛恨!

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    慌ただしく時間が過ぎていく、どこへ出かけるでもなく、大事件が起きるわけでもない一日一日が、かけがえのない一日だったんだなと思う。

    ももちゃんのお父さんに共感するところがいくつかあって、読む人によって、共感する箇所も違うのだろう。

    育児中の、うっすら感じながら流れていったなにかを文字にしてもらって、ありがたく思う。

    0
    2026年06月15日

たのしい保育園 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    河出書房新社
  • タイトル
    :
    たのしい保育園
  • タイトルID
    :
    1865910
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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