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同じ痛みを抱いて、俺たちは、生きている。
自ら命を絶った少女・ルビィと出会った、中年作家のダザイさん。
「ねえ、ダザイさん、一緒に行こうよ」
ルビィが誘ったのは、見知らぬ誰かの命を救うための旅だった――。
作家の仕事に疲れて自殺を図ったダザイさんは、一人の少女・ルビィと出会った。三年前に命を絶った彼女は、「七人の命を救わないと天国に行けないの」。ダザイさんは、その義務(ノルマ)を果たす旅に付き合わされ、出会った人たちの心の中に自分と同じ痛みを次々に見つけて……。命の哀しさと尊さに涙する感動長編。
ひとの心の痛みをまっすぐに見つめ、
生きることへの尽きせぬ希望を描く傑作長編!
Posted by ブクログ 2022年04月23日
重松さんらしいお話だなぁ。妊婦の先生と卓也との話は読みながら涙が出ていた。人の辛い気持ち、寂しい気持ち、やるせない気持ち、どうしようもない気持ちを重松さんの作品ではいつも慰めてくれるような、受け止めてくれるようなお話になっている。人の心にそっと寄り添ってくれているので、いつも読み終わった後はほっと温...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月28日
『生きる』って大変な事だと思う
良い事・悪い事 嬉しい事・悲しい事
そんな繰り返しの中で
ちょっと上手く行かないと
自分は価値のない孤独だなどと
思ってしまう
人は愛されたり 必要とされたりする事を
望んでしまうが
愛してあげる 必要としてあげる事
忘れがちなものだと思う
『生きる事は愛する事』
...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月31日
各エピソードでそれぞれの人生に出会い、それぞれの「死」と出会い、私自身が「生きる」とは何かを考えさせられた。
生きることの重さ、死ぬことの重さ、どちらも簡単に言葉では言い表すことはできないが、「ルビィ」を通じて、「重さ」を感じることができた気がする。
物語の展開は、ある程度予想がついていたが、それ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月25日
生きることは、どんなに疲れてたりキツかったとしても、休めない。
でもすごいことなんだ。わたしは生きられなくなってから気づいたんだ。
というルビィの言葉に重みがあって、
この物語を読んだからこそ、その言葉が登場人物の心に刺さったように私にも伝わりました。
とはいえ、全体的に重くなく、どうやってこの状況...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月31日
小さい頃「帰ってきたウルトラマン」というテレビ番組があって、主人公がピンチになるとウルトラマンに変身することができました。初代ウルトラマンのようにスプーンをかざしてなりたいときになれる方がずいぶんいいなと思ったものです。
ルビィの主人公2人は、相手に「シンクロ」しないと乗り移ることができません。...続きを読む
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