殊能将之の作品一覧
「殊能将之」の「ハサミ男」「殊能将之講談社全作品合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「殊能将之」の「ハサミ男」「殊能将之講談社全作品合本版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
(しゅのう まさゆき)と読む。福井県立藤島高等学校卒。1999年『ハサミ男』でメフィスト賞を受賞してデビュー。同作は映画化もされた。その他作品に『美濃牛』、『黒い仏』などがある。2013年死去、享年49歳。
Posted by ブクログ
題名から想像するより、良くも悪くも尖っていない作品で、普段読書をしない人でも読みやすいと思います。トリックとしても易しめなので、特にこれからミステリにチャレンジしたい人にはおすすめです。逆に読み慣れた人には物足らなさがあるかもしれませんが、ミステリ好きなら一度は読んでおいて損は無いと思います。ただ手元に置いておくほどには、これという秀でた魅力が無いように思います。
具体的には先ず、題名からイメージされるような残虐なシーンや性癖、鬱描写などは少ないです。文章自体にも癖がなく、伏線や人間関係もシンプルなので、とにかくスラスラ読めます。
かと言って、全く魅力がない訳ではなく、登場人物には味があります
Posted by ブクログ
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する。
警察は「ハサミ男」を、「ハサミ男」は誰が自分の真似をして殺人を起こしたのかを探すミステリー、推理小説となっている。「ハサミ男」には「自殺嗜好症候群」、多重人格をもっていると変わった設定がある。絶対に真犯人を見つける「ハサミ男」の執念に恐怖を感じた。
多重人格などで途中あやふやになるところもあるがすっきりして終わることができた。他の作品では最後に犯人などが分かり、自分の思ってた犯人、推理と違ったなどと思う。しかし、この作品の
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった!
めくる手が止まらず、夜更かししてしまったほどだ。
こんなに自分の推理通りだったのは、初めてかもしれないくらい、序盤からわかったが、それでも先が気になりわくわくした。
私は出てきた言葉を順番に足しながら、登場人物をイメージするのだが、主人公の喋り方や出てきた情報から女性をイメージした。序盤から最後までそれは揺るがず、確信したのは、第一発見者が2人いた時だ。
模倣犯の方は警察関係者なのは予想通りだったが、誰かまではわからなかったので、最後はなるほど!となった。
読みやすく、情景描写もよく、キャラクターも魅力的で、とっても面白かった!