「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作(いするぎぎさく)は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は……。ミステリの枠に留まらない知的エンタテインメントの傑作! (講談社文庫)
Posted by ブクログ 2017年11月12日
石動戯作シリーズ最後の作品。
とはいえ前作の『鏡の中は日曜日』をとばしてこちらを先に読んでしまった…。
そっちに出てくる登場人物がでてくるのでやはり順番通りに読むべきだったかな…と。
750年前のエドガー卿の死の真相を探ってほしい、というとこから入って現代の事件も起こってしまい…という話でエンタメ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年03月05日
テーマパークの社長に憑依した中世の騎士が自分の死の真相の解明を名探偵(?)石動戯作に依頼。そこから始まるドタバタが最高に面白い!こんな迷探偵はそういない。テキトーな推理で済ませたり、丸投げしたり、えっ?そこに気づかない?と失笑させてもいただきました。稲妻卿の現代文明の表現も笑ってしまった!そして過去...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月07日
フランスの古城を移築したあと、
突如中世の騎士として振る舞い始めた
テーマパークを経営する会社の社長・江里。
「七百五十年前のわが死の謎を解いてくれ」
という社長の頼みに困り果てた常務が呼び寄せたのが
自称名探偵の石動戯作。
奇天烈な依頼にほとほと手を焼く石動。
苦肉の策で、重役連を巻...続きを読む