あらすじ
美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作! 【2005年公開映画「ハサミ男」原作】(講談社文庫)
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騙された!!
完全に騙された!
続きが気になって読み終えるまで何も手につかず状態。後半頭が???状態になりつつ読み進めるとえーーー?!となります。作者に騙された。また風景や人間の描写が上手でリアルに想像できる文章が好きだった。読み終わってすぐはじめから読み返したくなる本。
Posted by ブクログ
再読。正直全体の8割くらいまではつまらないです。最初の時は何でメンヘラデブの鬱話を延々と読まないといけないんだろ…となって飛ばし読みしたし、今回も2周目で伏線を拾う楽しみがあるのに展開が退屈すぎてページがなかなか進まない。
ただ残り2割のネタばらしのところからものすごく面白いというか私のヘキにぶっ刺さるので+100000000点。
Posted by ブクログ
騙された!!
あの章から急展開で頭が追いつかなくなって読み返しながら読破。。。
読み終わった今ならほんとに全く違った視点で読み返せそう再読が楽しみ
Posted by ブクログ
騙されました。
これぞ小説の良さですね。
文字で、読んでいる人を騙す。
急展開すぎて、えっと、頭がこんがらがって、見返しました。そんな人も多いのでは?
だから映像化は不可能な小説。
一応映画はあるみたいですけど、同じ様には再現できていない様ですし。
最高でした。
Posted by ブクログ
思い込みに騙された!登場人物もややこしくなくて、スラスラ読める読みやすさだった。
磯部が最後見破るのかなーとか思ってたら、最後のページになってしまった…。(笑)
Posted by ブクログ
ミステリ好きで、どんでん返しが好物です!という方界隈では必ず話題になる『ハサミ男』。
約25年前に刊行され、約500ページとなると、
手にはしていたものの半年くらい積まれておりました。 表紙もねぇ、ちと暗いんだよねぇって
思っていたら、私の好きな北見隆のオブジェとのこと。 ステキな表紙ということで。
内容は、美少女連続殺人鬼『ハサミ男』と似た手口であらたな殺人事件が起きる。しかもハサミ男が第一発見者になり、真犯人を探す!というお話ですが、やはり設定が古いんだけど、あまり気にならず、楽しい読書体験でした。
いろいろと感想はあると思いますが25年前の世界でこのストーリーが書けるのがスゴイ。
27つの章にしてくれているので読みやすい!
休憩しやすいので、後半はスイスイ読めちゃう。
できたら読んでいただきたいので、ネタバレは
避けますが、完全に騙されます!
ありがたいのは最後にしっかりとネタバラシをストーリーを追う形で説明がされるので、考察迷子にはならないかなと思います。
もう一度読んで、愉しむのもオツなのでしょうが、読まねばならぬミステリがたんまり
ありまして、次は
まさきとしかさん行くか?3部作だしなぁ、
でも明日休みだし・・・。
いったん青山さんでリラックスしよか?
辻村さん、伊坂さん?
男と女、むずかしいわ!
Posted by ブクログ
自分が生まれる前のミステリ小説!面白い!!!!!
まず本物の殺人犯であるハサミ男が、自分のなりすましを見つけるという設定に興味をそそられた。
まず最初に気になってくるのが主人公(わたし)の言葉遣いについて、どことなく男性的にも女性的にも伝わってくるので不信感が募る。
そして偽ハサミ男に殺害された被害者の樽宮由紀子の人間性がだいぶ変わっているので、その周りの友達や男性、家族に対する考えも進むごとに変化していって面白かった。
度々出てくる医者という名の人物にも疑問を持つ点が多く、何者なんだ、、という感情はあるのに、違和感は少ないためスラスラ読める。
物語が、警察の調査の視点と、「本物」のハサミ男の視点で入れ替わり進んでいくのが、後から思えば伏線?でもあったのかもしれない。
長編だけど飽きずに読み続けられた。
個人的には、ハサミ男の正体は女性かと勘付いていたため衝撃は少なかったけれど、日高光一が出てきたあたりから雲行きが怪しくなってきて、まさか警察側の堀之内が黒幕だとは思わなかった。
最後に日高、堀之内、本物のハサミ男である安永知夏の3人が同じアパートの一室に集まった際が1番ハラハラした。
最終的には安永知夏は自白せず、堀之内の嘘の叫びでことが終わってしまう。
後から来た磯部は、知夏が入院しているその場で、本物のハサミ男の前で、他の人間がやったと思っている、という言葉を残しており、それを聞いた知夏の気持ちが気になった。
しかし、
まさか磯部が知夏に惚れ込んでしまうとは、、そして最後までハサミ男の恐怖は続いていくんだろうという想像ができて怖い。
日本語の複雑さや、言葉や概念にとらわれて読み進める自分をころっと回されたような作品でした。
Posted by ブクログ
最後で主語が分からなくなった。
今話しているのは誰だ?と問いながら
読み進めていく感覚が面白く、
終盤は一気に読めてしまった。
小説の中の言葉も良かった。
事実を掴むことが大切、
異常者の心理なんかどうでもいい、
外見的特徴を掴むことが大切。
勘や経験は、
いかにすばやく事実をつかむかという
道案内の役目しかしてくれない。
心理や内面に惑わされがちだけど、
事実を事実と認識することで
見え方は変わってくる。
言葉に惑わされてはいけない。
Posted by ブクログ
若い女性を殺害し、遺体にハサミを突き立てる事件。
犯人についた通称はハサミ男。
その第3の被害者の発見者は他の誰でもない
過去2件の犯人であるハサミ男だった。
事件の捜査をする警察、
犯人がハサミ男でないことを知っている
遺体発見者(ハサミ男)の視点で
この第3の事件が紐解かれていくお話
あらすじを見て、期待して読み、
それ以上のおもしろさをいただいた本。
ただの(本物の)ハサミ男視点のミステリーや
サスペンスに留まっていない。
2重3重に「あ、そういうこと?!」が詰まっている。
ハサミ男の特性にも妙あり。
あまり多くを語れないが、ミステリーを読み慣れてきた人におすすめの味変小説です。
Posted by ブクログ
ミステリー小説の大作を調べており、結構話題に上がっていたのでフリマサイトで購入。
結構古い作品だと思いますが、フリマサイトでもいまだに取引が活発にされていて人気の高さを伺える
泥臭くも足を使って真相に辿り着く王道の警察の活躍をモチーフにしたものかと思いきや、犯人目線(?)の動きもあり、楽しめました。後半は、えっ、と思うでしょう。騙されるでしょう。
良作に感謝
Posted by ブクログ
最初はあまり入り込めなかったけど
久しぶりに「え??」と思うような感覚になった。
また読み返して確認したくなる。
最後があまり好みでは無かったけど面白かった。
Posted by ブクログ
本当に面白かった!
興奮がずっと止まらない!
人物造形が凝っているからか、話している人物が誰かわかりやすく、人物同士の掛け合いも、視点の移り変わりもとても面白かったです。
作者の他作品も読みたいなと思う!
小説じゃないと味わえない面白さ
1998年に書かれた小説との事ですがめちゃくちゃ面白かったです!
途中まで完全に騙されました。後半の伏線回収を読めば読むほど構想構成の巧みさに驚きました。
予想外の展開続きで止まりませんでした。
時々謎が謎のままになる小説とは違いちゃんと謎解きされ、意外な真相に感心しきりでした。
これは小説ならではの醍醐味ですね!
ラストは賛否両論ありそうですが他人に勧めるのに迷わない小説でした。
めっちゃ面白い!
少し前に論述トリックが激似のミステリー小説を読んでしまったために重要な伏線にすぐ気付いてしまいましたw
それでもとっても面白かったです!
さらに上を行くどんでん返しで最後の一行まで裏切りませんでした。
言葉の伏線がすごい。
事実と感情論は切り離して考えないと真実が見えないと思いました。
誰が読んでも面白いに違いない!
言葉の使い方が丁寧で、登場人物の思考力も高いため、余計なひっかかりを感じずに読むことができる。それでいて物語の構造・展開も秀逸である。万人におすすめできる傑作。
Posted by ブクログ
どんでん返しがあまりにも有名なため、ネタバレを先に踏んでしまった。なのにそれでも面白かったので、やはり名作だと思う。
殺人鬼ハサミ男の不気味さが最後まで気になって、一気読みしてしまう作品。読み返した時の伏線の数々も◎
Posted by ブクログ
序盤は少し退屈だったが、どんどん面白くなって一気に読んでしまった。
結果、まんまと騙された。
まさに先入観とはこういうものだと感心。
張り巡らされた伏線回収も素晴らしい。
Posted by ブクログ
ハサミ男というワードにそそられて読みました。思ったより斬新さはないけど、素直な自分は普通にだまされました!主人公の暗さの描写が苦手でしたが、全体的には面白かったです。
Posted by ブクログ
主人公がハサミ男。殺そうと狙った獲物が何者かに先に殺されてしまい…
本格ミステリーという感じでとても面白かったです。ボリュームかなりある割に、話のテンポが良くて退屈に感じることもなく一気に読みました。
その勢いのおかげで変に自分で推理する前に核心部分に踏み込んでゆき、まんまとどんでん返しにも引っかかり。多少、突拍子のなさも感じなくもない結末ではありましたが、良い感じに収まる結末で良かったです。
Posted by ブクログ
とてもワクワクしながら読むことができた。どういう着地するんだろう!?と。ただ…一人称がやたらと引っかかって、正直最後の驚きはあまりなかった。犯人がわかっていたかと言うと違うけど笑。読み応えあり!
匿名
いきなり混乱してしまった
見事に騙されました。頭に描いていたイメージからこうも騙されるとは。先入観の怖さですね。長めの作品ですが、後半は一気に進められました
そうきたか
叙述トリックの傑作として、題名だけはずっと知っていた。何となくファンタジーっぽい題なので後回しにしていたが、ついに手にとった。読み手を惑わすトリックがあることはわかっていたので、意識しながら読んでいたにも関わらず、全く作者の思惑通りにやられてしまった。描写も巧みで、街や室内の空気まで感じ取れるほど、その世界に入り込むことができた。気持ちよく騙されたいミステリー好きの人は、読んでおくことをお勧めする。
Posted by ブクログ
ちょっと雑学?があったのも面白い
なんとなく真相が想像できてしまったのがかなしい…
ミステリで傑作!とか帯に書いてあると余計に色々オチを考えながら読んでしまうよー
Posted by ブクログ
女性だったとは、、!完全に日高かと思ってたのに。マスコミが美少女殺し=男だろ!って決めつけて報道したせいで警察も引っ張られちゃったのかな。思い込みって怖いね!関係ないけど日頃から気をつけようと思った。しかし、ハサミ男が相当な美人みたいになってるけどでぶなのよね?たまたま登場人物みんながふくよかな女性が好みだったのかしら。あと、なんでターゲットが美少女だったんだろ?妄想人格があったり、精神的にいかれてるから幼少期になんかあって、それが原因で美少女を殺してたのかな。もしかしてどっか読み落としてるか?今まで読んだミステリーで1番長かったけど、飽きずに楽しく読めた!
Posted by ブクログ
叙述トリック巧妙で面白いんだけど、種明かしまでが長くてページが進まなかった。
警察が綺麗に騙されてて結局捕まらないのか…ってモヤモヤが残った。一方で、ラスト新しい獲物みーつけたって感じで怖さが残るのはゾクっとして良いなとも思ったり。
ざっくり2回目も読んで答え合わせも面白かった。
Posted by ブクログ
一気読み必至、の複数の紹介サイトで本書がオススメされていたので読んでみました。
本筋と関係のない話がちょこちょこ挟まれ、無駄が多く決してテンポの良い話ではないのですが、それも含めて面白かったです。
普段あまりミステリは読まないし、本来ニブいタイプなので騙されやすいのですが、本書は騙されるどころか種明かしをされても、一部誰が誰なの?とか、頭の中のこと?現実の出来事?等がよくわからなくなり混乱してしまいました。遡っていろんなページを読み直して初めて納得した感じ(笑)。それくらいトリックが凝ってます。
ネタバレが出来ずレビューも書きづらいので、本筋とは関係のない気になったところをひとつだけ挙げておきます。
古めの本なので、デブだから、美人だから等、今では扱えないような表現が当たり前に多く、若い人が読んだらえっ?!となるかもしれません。その辺は流して読んでくださいね。。
Posted by ブクログ
おそらくミスリードだろうと思いつつも、真相には辿り着けず楽しめました。
後半に伏線が回収されていくのが気持ちよかったですが、最後が突然終わった感じなのと(オーディブルで聴いたので、エラーで途中で切れたのかと思いました)、謎が残る部分もあり、やや消化不良な面も。。。ハサミ男の犯行動機って何だったのでしょうか。
オーディブルだと、どうしても集中できず『ながら聴き』になってしまい、聴き漏らしてしまうので、「やはり本は紙が一番!」と紙派の私は思いました。
Posted by ブクログ
この手のミステリなので当たり前かもしれませんが、全体的に描写が暗いです。
叙述トリックどんでん返し系。
主人公(わたし)の名前が一向に出ない事から何となく予想は出来てしまうかも。もちろん性別のミスリードも予想の中に出て来ていましたので、終盤のハサミ男の正体にも「なるほどね」とはなりましたが驚きとはいかなかったです。わたし=日高のミスリードの種明かしされてからもちょっと腑に落ちない点はあります。
2度読みすればミスリードさせに来てる箇所など気付けて面白そうですけど、あまり出は進みません。
あまりミステリとか叙述トリックに触れていない方はどんでん返されて面白さが味わえそうです。
Posted by ブクログ
友達に勧められて読んだ
あらすじからめっちゃ引き込まれる
読んでる途中は面白かったけどネタバラシされたらちょっと冷めちゃった
そんなにグロいとかはない
匿名
所謂叙述トリックもの
ただ、叙述トリックものを何作か読んでると耐性ができてしまうのか
期待したほどの結末ではなかったなと
これが1作目だったら騙された!ってなったかもしれない
難しかった
内容は面白いんだろうけど、多重人格から、新たな人物、最後へのクライマックスが突然過ぎて、もう一度読まないと理解できないという感じでした。
支離滅裂で面白くない
最初は普通の推理小説と同じ感じで淡々とストーリーを読むことができたが、三分の一ほど読み続けていたら段々とストリー展開や人物の発言や描写が異様で独特なものになり、理解不能な内容で物語への興味が急送に減退した。そのためそれ以後の興味はなくなった。よってこの作品はお勧めできないと思う。
期待はずれ
レビューの評価が高かったため期待し過ぎたのかもしれない。展開が遅く読み手が先を行ってしまう。何回読み始めても引き込まれることがなく飽きて疲れてしまった。私の能力不足かもしれないが時間を忘れて読み入ってしまうという作品ではなかった。