名称未設定さんのレビュー一覧
-
ネタバレ
深い
ちいさな王子
星の王子さま をファンタジーになりすぎず親しみやすく愛情をこめてあえて違う訳し方をした題名の本。とにかく深い…。最初は意味がわからなかったけど考えてみると一つ一つに意味がある。まず登場人物がみんな一人きりで過ごしていること。一人でいると自分だけのことを考えてしまいがちだけど誰かのために行動できることが巡り巡って自分のためになるんじゃないかなって思った。
だって王様やビジネスマンより王子様や点灯を繰り返している人の方が楽しそうだもの。
これが一期一会みたいなものの大切さをあらわしてるような気もした。
出会ってなつかせること、これによって人は目には見えない絆を築くことができる。
絆を育むことで得るさよならは寂しいものだけれど絆を得たからこそ思い出の中で美しいと思えることが増えるのだと思った。
誰にとってもガラクタだと思えることが自分にとっては宝物ということ。
誰にも理解されなくても自分だけが見て幸せを感じられるものが増えるのって素敵なことだ。
それから王子が大切にしているもの。
小さな想像ひとつが物事を愉快にできる。
想像ひとつで世界がキラキラしてみえる。
でも大人になってからそーゆー想像なんて時間の無駄で、ないものを想像してワクワクすることなんて無くなっていたなって思った。
自分の一瞬をほんの少しの想像でワクワクさせることができる子供ってすごい。
それができなくなってしまうことが大人になるってことなのかな?
王子が死んでしまったお別れは飛行機が直ったことと引き換えで文明の利器に頼って自らだけで起こす力を信じられなくなってしまった現状を悲しく訴える本でもあった気がする。
自分の力を信じて、もしかしたらなんて想像で心を踊らせながら、目には見えない大切なものを意識して純粋な気持ちを大切にできる大人でありたい…。主人公の彼の絵を帽子だなんて言わずに理解できる大人に。 -
ネタバレ
騙された!
十角館の殺人
最初はあだ名(名探偵の名前)とキャラクターが一致しなくて全然読み進められなかったけど殺人が起こったあたりから続きが気になって一気に読了!島で起こる事件と本土で明かされる過去の事件、純粋に事の解決を急ぎ前のめりで読み進めたばっかりに完全に騙された!!
島に行った大学生メンバーと全く同じ気持ちで準備されたプレートの文字や作者の書き方に違和感を覚えることが無かった、彼らの中に犯人はいると思い込んでいた。事実彼らの中に犯人はいたのだけれど、島にいる彼と本土にいる彼が同一人物だと最後の最後まで気が付かなかったのでこれは本当に言葉にできない。気持ちいいほどしてやられたり(笑)こういうミステリは最後犯人が捕まらないのが定番なのかな?と思って終わり方を気にしていたけど最初に罪のすべてを書いた瓶を流した伏線が回収される終わり方は最高!としか言いようがない!名作だった!