あらすじ
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
作者の海外古典ミステリーに対する敬愛が感じられる作品。「そして誰もいなくなった」のオマージュであり、更に登場人物の造形や言動にも遊び心を忍ばせています。
特にエラリイは本家にかなりキャラクターを寄せていて、決め台詞「Q.E.D(証明終わり)」をサラッと挟んだり、前期作品にみられる「挑戦状」的なセリフを入れていたり、手品のカードが中期作品名の「ハートの4」だったり。
そしてルルウが代表作の作品名にちなんで黄色のトレーナーを着ているのが、さりげない洒落になっていて、古典ミステリー好きには浮き立つ嬉しさ。
ミステリーとしての仕掛けも驚きわくわくするもので、40年近く前の日本の時代の空気も新鮮に思えて、しばらく買うか迷ってたけど買ってよかった〜と満足な読後感です。
評判通り
ミステリと言えばでタイトルの挙がる本書。
小説ならではの薄氷の上をゆく上質なトリックには脱帽です。
読めば最高の体験が出来ることが確約された作品となります。
Posted by ブクログ
YouTubeの、未読の人がうらやましい小説を30冊紹介しますという動画で紹介されていて気になったので読んでみると、過去最高の早さで読んでしまった!
間違いなくミステリーの傑作、これが1980年代に作られた小説とは信じられないくらい完成されたものだと思いました。
各所でささやかれている衝撃の1行、どこだどこだと探しながら読んでいましたが、一発でわかりました。
なるほどねーと。
もう一回読み返してみようと思えるし、綾辻さんの作品は初めてでしたが、館シリーズ他のものも読んでみたいと思える1冊でした!
Posted by ブクログ
読み進めれば進めるほど面白くなった。
満足のいくボリュームと内容でした。
エラリイ、オルツィ、アガサ、ポウ、カー、ヴァン、ルルウ、島田、守須、紅次郎、中村青司
Posted by ブクログ
名作と名高い綾辻氏のデビュー作。デビュー作とは。ものの見事に騙された。よく読むとヒントがそこかしこに散りばめられているんだろうけれど。ミスリード担当(?)の登場人物や伏線が真実に蓋をする。してやられた。シリーズの続編も楽しみ。
Posted by ブクログ
島の中で殺人が起こり犯人を見つける話。島での話と本土の話が平行して進んでいく。
ミステリーの中でもとても有名な作品であって、とても面白かった。
最後まで読んでいくと大どんでん返しがあって、衝撃がすごかった。
ミステリー好きにはおすすめの一冊。
Posted by ブクログ
聞いてはいたけど、終盤でまさに世界がひっくり返るような衝撃だった。
ドラマ化されているようだけど、どうやって映像でこの衝撃が表現できているのだろう。
シリーズも合わせて見てみたくなった。
Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった!!!!
たった一言で、予想もしなかったものの辻褄が合い出す感じ!たまらなく、興奮し、楽しかった!
思わず、「え、うわ、やられた」と声に出してしまった。悔しかったー。見事に騙された!
もうこの感覚が味わえないと思うと残念だ。
読んでない人はぜひ読んで欲しい!
話題になっていたから読んでみたが、想像以上だった。
ほかの綾辻さんの作品も読んでみたくなった✨
Posted by ブクログ
私の推しである、
22/7の河瀬詩さんが
冠番組「22/7計算外」や
応援大使に任命され彼女のオススメ本を集めたコーナーも作られているコーチャンフォーさんでも
紹介していたためそちらのコーナーから購入。
分厚くてページが多いので時間が取れる時に読もうと
しばらく積んでいましたが、
いざ読み始めると
あれよあれよとあっという間に読み終えていました。
「島」パートと「本土」パートと交互に繰り広げられる
クロスカッティングでしょうか?
「ある一行」が訪れるまでもこのクロスカッティングの仕組みのおかげでどんどん読み進められました。
いろいろなレビューや知り合いからも「ある一行が話物語を大きく覆す」と聞いてはいたものの、
それが来るタイミング、頁配置が
とても絶妙で「ある一行」の描写を
目の当たりにした時は嬉しささえ覚えました。
思えば物語上のいろいろな仕組みが
この物語の重要な要素だったとは…
館シリーズの続刊も読んでみたいと思いました!
Posted by ブクログ
例の一行で本気でびっくりして、
ページを飛ばしたかと思って読み返してしまった。
今まで読んだミステリーの中で一番面白かった。
読者が置いてけぼりにされない構成がとても好き。
最後まで気付けないトリック
クローズドサークルもので多数の書評でおすすめされていた本作ですが、今回始めて読みました。犯人の正体は早くから気付くことができるものの、テンポの良い展開に読み進める手が止まらず、最後のトリックには舌を巻かされました。未読の方には是非読んでいただきたいです。
館ミステリー最高峰
読み始めは、なんてことない館ミステリー系だと思っていたが、本土と島で時系列で進む話の中で、その結果への結びが衝撃的だった。登場人物を海外作家の宛名にしてあるのも、意味があることを知らされる。とても上手い組み立てだと思った。
匿名
難しい
重いような軽いような本でした。
読んでるうちに濃い青色と黒、そして最初と最後に出てくる薄緑色の壜の色がずっと頭の中に想像されていました。
衝撃の一行
2024年 一冊目
館シリーズ 第一作目 十角館の殺人
シリーズ物だったので敬遠していた作品でしたが
読んでよかったと思える一冊でした。
数々の伏線回収、終盤に出てくる衝撃の一行
本当に綺麗な締め方で出来ることなら記憶を消して再読したい作品です。
展開が目まぐるしく変わる
ミステリー小説を初めて読みましたが、こんなに展開が目まぐるしく変わるのかと驚きました。後半は時間を忘れて読み進めてしまった…
悔しい
様々なミステリー小説のランキングにおいて絶対的上位にあるこの作品をずっと気になっていて、この度映像化されるということで手に取りました。
やられたーー!
伏線は多々拾えていたのに、それをうまく繋ぎ合わせることができなかったのがめちゃくちゃ悔しいです。
叙述トリックの完全なる勝利。お見事。
それにしても叙述トリックは文字だからこ成り立つわけだし、トリックとアリバイの中にはその時代だからこそというものがあったと思うのですが、これを今の時代にどうやって映像として成立させるんでしょう?
小説の完成度が高かっただけに映像版がどう来るのか楽しみです。
あと個人的に小野不由美先生のお名前を拝見してほっこりしました。改めてすごいご夫婦だなぁ。
敬意を表するにふさわしい一冊
孤島の館で起きる殺人。
ミステリは知的なパズルであると。
やまいだれはもちろんつくはずがない。
そう捉えたら、古典とか海外ミステリはそんなに読まないけれど敬意を表するにふさわしい作品に間違いない。
いまだに語り継がれるあの一行。色褪せない。読者レビューを読んでも、これだけ有名なのだから読者もそのつもりで読んでいるはずなのに「途中でわかった」という意見をほとんど見かけないのが凄すぎる。
その1行で鳥肌が立つ
ここでのレビューの評価が高かったこと、また、ミステリー小説の歴史の上でもとても重要な作品、とどこかで聞いたので、興味が湧き読みました。
映像ではなく小説だからこその犯人像、読んでいてゾクッとしました。
友人達に勧めたいです。館シリーズを順に読んでいきたいと思います。
何度読んでも面白い
本屋さんで見かけて、いまだに人気だと知り、久しぶりにまた購入しました。
ストーリーをわかっているのに面白い。
読み出したらもうノンストップ、一気読みしてしまいます。
何度読んでも面白かったです。
面白かった
読んでる途中で、なんだか既視感あると思ったら、以前にサスペンスドラマで観ていたようです。思わず「あー、この本だったのか」と納得。読みたかった作品なので結果オーライです。
面白い
本格ミステリの流行りを作ったとされる作品。本をあまり読んでない人、たくさん読んでいる人どちらの人にもおすすめできる作品。
あー、面白かった!
再読。あー面白かった!
何年振りだろうか。
大筋を知っていても、面白い。
あー。よくできてるなぁ、と感心した。
人に勧めたら、自分がスッカリ再ハマりしてしまって、続篇も再読しようかしら!と思っている、
夜明け前(やめられずあさを迎えてしまった)
すごいミステリー
かの有名な綾辻先生の十角館の殺人。
初めて読んだときのこの衝撃をきっと忘れないと思います。
被害者と一緒になって犯人に騙されて夢中になれる作品でした。
十角館の殺人
話の順番がとても素晴らしかったです
犯人が誰なのかを自分も探ってたのですが見事にどんでん返しされました。
でも今考えたら最初からおかしかったんですよね
余韻に浸ってます
最初に読むならこれかな
館シリーズが好きで全作何度も読み返してますが、最初にどれから読んだら良いのと聞かれたらいつも十角館かなと言ってます。並行した時間の流れの場面展開がワクワクドキドキを高めていって何度読んでも楽しめる作品だと思います。
まーーーじか
本格的なミステリー小説は初挑戦でしたが、非常に読み応えのある良い話でした。
動機や主犯などは正解していたのですが、思いもよらない仕掛けがあり、最初から最後まで楽しめる美しい話の組み方だと思いました。
ぜひ著者の他作品や全く別のミステリにも手を伸ばしてみたいです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
どんでん返し
綾辻行人氏の作品を初めて読みました。
最後の方で、この作品あんまりかな…?と思ったところまさかの衝撃展開が…!!
思わず最初から読み返してしまいました(笑)
ミステリー好きには必読です。
騙された!
十角館の殺人
最初はあだ名(名探偵の名前)とキャラクターが一致しなくて全然読み進められなかったけど殺人が起こったあたりから続きが気になって一気に読了!島で起こる事件と本土で明かされる過去の事件、純粋に事の解決を急ぎ前のめりで読み進めたばっかりに完全に騙された!!
島に行った大学生メンバーと全く同じ気持ちで準備されたプレートの文字や作者の書き方に違和感を覚えることが無かった、彼らの中に犯人はいると思い込んでいた。事実彼らの中に犯人はいたのだけれど、島にいる彼と本土にいる彼が同一人物だと最後の最後まで気が付かなかったのでこれは本当に言葉にできない。気持ちいいほどしてやられたり(笑)こういうミステリは最後犯人が捕まらないのが定番なのかな?と思って終わり方を気にしていたけど最初に罪のすべてを書いた瓶を流した伏線が回収される終わり方は最高!としか言いようがない!名作だった!
だまされたー
読み応えあって面白かった!
似たような話(こっちにほうが先やとおもうけど)金田一少年の電脳山荘があるね。
ミステリー好きなら読むべき一冊でした!
Posted by 読むコレ
発表当時はミステリー界に大きな影響を与えた作品らしい。
名作であることは間違いないので読んでみることを勧める。
未読の方は、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を読んでからにするとより楽しめると思う。
Posted by ブクログ
ついに読みました。ミステリーの傑作。
ひっくり返る一行があるとだけ聞いてたけど、まったく予想してない展開…
映像化不可能ってそういうことか…!!
これでネタバレに怯えなくていい。
ドラマを見るのも楽しみ。
Posted by ブクログ
私は推理小説をほとんど読んだことがなく、有名なものを読みたいと本作を手に取りました。そんな私の率直な感想は、犯人めっちゃ重労働で行き当たりばったりだな、でした。私の思い描いていた推理小説は、犯人が考えたトリックを名探偵が暴くというシンプルなものでしたが、この作品は名探偵など普通はいないよな、犯人だって普通の人間だよな、ということを感じさせられました。守須が正体を明かすところは驚きましたが、経験の浅さからこれが推理小説としてどれほど凄いことなのかいまいちピンと来ませんでした。最後の島田に瓶の紙を渡すところは、千織を死なせてしまった自身への審判を望んだのかなと思いました。
Posted by ブクログ
大分県の孤島で起きた惨劇。
過去の事件と、新たな事件。
完全にミスリードされた。
最初はちょっと疑っていたんだけど。
ミステリーはほとんど読まないけど、ぐいぐい引っ張られていく感じでのめり込めた。
奥付を見ると、(月日は省いた)
1991年旧版 第1刷発行
2007年 第50刷発行
2007年新装改訂版 第1刷発行
2025年 第113刷発行
ものすごい!!
Posted by ブクログ
衝撃の一文って言われすぎてて、ずっと疑ってかかって読んでたのに、えっ、、、って声出ました。
左手にもそんな理由があったのか...
ラストはラストでびっくり。硝子壜は彼の最後の良心だったのかな。島田さんは、どんなこと考えて最後に話に来たんだろうな。
Posted by ブクログ
カタカナ名前は最初こそ覚えづらいと思ったけど、各々の登場人物の性格、言動の違いで区別が付くため、中盤以降はあまり気にならず。島パートでは次に誰が犠牲者となるのか…と気になる反面、本土パートは少し展開が遅く読み飛ばしたくなるような気分になったけど、まさかそちらこそが謎解きに重要な要素があったとは。どんでん返しに驚く一冊。
Posted by ブクログ
犯人が分かった時の驚きは、名作と言われるだけの大きさだった。
前半は少し読みにくい感じもしたが、後半からグイグイと物語に引き込まれ、没入して読み終えた。
Posted by ブクログ
守須=モーリスじゃないのかぁ
思い込みにやられたな
もっと、畳み掛けるように細かな伏線が回収されていく感じのミステリーの方が好きだけど、長さを感じさせないくらい面白い作品だった
これを実写化というのは、、、どうやるの??
Posted by ブクログ
【クローズドサークルミステリーの集大成を感じる本】
ーーー感想ーーー
これぞミステリーのお手本という作品。
クローズドサークルミステリーをテーマとした作品を昨年は何冊か読んだのだが、全ての作品が「十角館の殺人」に似た作風という感想が多かったので、非常に気になっていた。まさに集大成という一冊だったように思う。
「ヴァン・ダインです」その守須の一言で世界が引っくり返る感覚は、一瞬何が起きたのか分からず、頭の中が整理できないくらいには衝撃的だった。
ミスリードを誘う演出と頭のキレる名探偵(エラリイと江南)が島の内外にいたことで、常にハラハラドキドキを味わうことができる。エラリイのような若干鼻につくキャラクターはつい応援したくなる。
これでミステリーに満足できたので、当分この分野の本はいいかなと思える作品だった。
ーーあらすじーー
亡き資産家の孤島で起こるクローズドサークルミステリー。
大学のミステリー研究会のメンバーが無人島を訪れる。所有者の建築家が無理心中を図った曰く付きの無人島だ。残された十角館という謎めいた建築物で、研究会メンバー7名は1週間過ごすことになった。しかし日を追うごとに、ひとりまたひとりと、絞殺、毒殺、撲殺など、様々な方法で殺害されていく。最後まで残されたリーダー格であるエラリイは名探偵ぶりを発揮するものの、島外に外部犯がいると結論づける。
一方で、島外では十角館の合宿に参加しなかった江南と守須、そして偶然知り合ったミステリー好きの島田が、かつて無人島で起きた無理心中の謎に迫っていく。建築家の弟、庭師の妻、その家族には歪な形の愛があったことが発覚する。
島外に残っていたメンバーの一人である、江南の友人であった守須が真犯人だった。かつてサークルの二次会で彼女を死に至らしめたメンバーへ復讐することを理由に、ヴァン・ダインという仮名で殺人を犯していた。島内外を出入りながらし、江南に会い、アリバイ作りを行なっていた。
江南と行動を共にしていた島田はこの結論に辿り着いた。そのとき、企ての全てが書かれた計画書が入った小瓶が目の前に流れつく。それを守須は神の審判だと認識し、罪の告白をしようとするのだった。
Posted by ブクログ
王道ミステリーと言われるだけのものはある。
超王道。
1文にドキッとしたし、プロローグとエピローグも良かった。
カタカナ覚えるのが少し大変だったけど、一気読みしてしまった。
久々に王道ミステリー小説読めて嬉しかった。
やはりミステリー小説最高✨️
Posted by ブクログ
ミステリと言ったらこれ、っていうくらいの作品。そんな感じで超人気、知らない人はいない、みたいな作品だから逆張りで読む気は無かったけど、、ネタバレ喰らわないうちに読んでみたい気になって今回。
確かに本格ミステリって感じだった。面白かった。けど、伏線を気にしすぎたのと、期待値が振れあがっててたのと、読み方下手くそで「ページめくったところのあれ」が先に見えてしまったのとで、、苦笑 でも最後の方はやっぱりはらはらした。けどエラリイさすがにバカすぎでは、、?
あと終わり方が私の理解力ではなんとなくだったので、他の人の感想見て楽しもうと思います!!
Posted by ブクログ
なるほど。確かに実写不可だ。
本、漫画、ドラマ、アニメ、映画、それぞれにはそれぞれの表現の良さがあって、この作品はまさに本という表現そのものを使ったトリックだ。
これは間違いなく「発明」の類。面白かった。
Posted by ブクログ
ようやく読み終えた。
個人的な問題だがカタカナの人名が苦手なもので、序盤で一瞬挫折しそうになった。中盤あたりでようやく一致した。
あの一行を読んだときは、リアルに「え!」と声が出た。なるほど〜と思わず感心してしまった。
良い読書体験ができたなという感じ。
Posted by ブクログ
「読み手のミステリー経験をフックにして騙してくる」という趣旨の評に接した。自分はまだまともに読んだミステリーが名探偵コナンと『そして誰もいなくなった』くらいなのだが、それでも、『そして誰も』をあからさまに土台にした作品なのもあって、その構造に重ねて読んでしまい、きっちりミスリードされた。物語の閉じ方などに『そして誰も』の犯人像と重なるような情緒もあり、偶然ながらいい順番で読んだな自分、って感じでした。
匿名
面白い
本自体あまり読んだがこと無かったけれど面白かった。
図がところどころで挟まれているのでイメージしやすい。最後の一文でこんなにどんでん返しあるんだって思った。
匿名
面白すぎた
言い回しもかなり好みな作品でした。
映像化不可の文言に惹かれて購入した読みましたが、そういう感じなんだ!!!と感動するくらいどんでん返しがありました。
映像も楽しみです。
さすが
綾辻行人さん作品の中で
読もう読もうと思って今まで温めてしまっていた一作。漫画版の試し読みをきっかけに原作を読み始めました。
漫画版とはことなる展開(漫画版はさわりしか読んでいないので想像ですが)というか、小説ならではの巧みな技術でさすがだなと思いました。気持ち良く騙されたい人におすすめです。
予想だにしていなかった真犯人
全く見当もつかなかった人物が真犯人だったので、読み応えがありました。本土と島の話のバランスが丁度良くて、とても読みやすかったです。
真犯人が警察の口から告げられた際に初めて、学生サークルの皆があだ名で呼ばれていたことの面白さを最大限に感じました。
あの1ページの1行目に彼のあだ名が明かされたのは、作者の趣向なのか偶然なのかは分かりませんが、どちらにせよ天才的な演出でした。
ただ、トリックに感心させられる代わりに、描写が淡々としており、登場人物への感情移入は難しかったです。本編が唐突に終わってしまって、消化不良になるところでしたが、エピローグにて瓶が彼のもとに流れ着き、子どもに島田へ渡すように声をかけたところで終わったところが、綺麗に物語がおさめられているという印象を受けました。
日本版そして誰もいなくなった
最近漫画版も出版されたので、両方を読み比べると、文字で本を読むことの楽しさを味わえる作品だと思う。
言葉による表現から物語の場面が頭の中に映像化される楽しさを実現してくれる表現力、描写力が備わった作品である。
ストーリー自体は、アガサクリスティのそして誰もいなくなった仕立てかと予想はしながらも、独自のトリックとアリバイ工作、謎解きから結末への物語の終息のさせ方が綺麗で充分に楽しめた。読後の余韻が心地よいミステリーだった。
匿名
どんでん返しものということで購入しましたが、イニシエーションラブのようなラスト一行で話の見方が変わってくるものを想像して読んだので個人的にはそこまでの衝撃はありませんでした。
しかし犯人は予想もしなかった人物でしたし、ミステリーは事実が判明していく内に先の展開が読めてくることも多いのですがこちらは先の展開も読めず、ラストの回収も好きでした。面白かったです。
十角館の殺人
綾辻さんのデビュー作と言ったらこれ。
高校の時、初めて読んで再読したく買いました。
アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」がモデルかな?
特に、読んだ当時は記述トリックといものを知らなかったので、これは騙されたという作品。
舘シリーズは有名なので流石に名前は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
ですがふと推理小説が読みたくなり、評判の高い今作を購入しました。
亡くなった中村氏やその弟は犯人としては在り来りですし、本土の登場人物が皆本名で描写されているのに対して島にいる学生の本名は頑なに出てこない(結び付けさせない)辺りに何かヒントがあるのだろうとまでは思いましたが、それでも他の皆さんのコメントの通りあの一文は驚きました。
いや、他の学生より先に島に来ていると言う点では少し怪しいとも思ったのですが、この人物の描写を見て違うのかなと感じてしまいました。
冷酷で残忍な犯人、と言うイメージに縛られていたのかもしれません。
全体としては面白かったのですが、個人的にはあれほどの殺人を犯したことに対して肝心の動機が犯人のある種の妄想に過ぎずこじつけっぽいというか身勝手(故人の死を悼んでいる者まで殺している。またその理由もただの自己満足の範囲を出ず偽善的)なのが少しだけスッキリしませんでした。
そもそも被害に遭った学生達は亡くなった千織が中村氏の娘であることは知らず、つまり十角館が千織と関係があることも知らなかったのでしょう。
なのにも関わらず、自らが十角館に呼ぶように仕向けておきながら何も知らずに喜んでいる学生達を憎むと言う一連の行動には些か疑問を覚えます。
結局のところ、自分で千織を救えなかった自己嫌悪を他者に責任転嫁したに過ぎないでしょう。そう言った点が多少納得出来なかったため星4です。
十角館の殺人
何となく後回しにして、結果、積本化してたけど…。もっと早く読んでおけば良かった‼︎後発の他の作品で同じ系統のトリックを使ったものを先に読んでいたので、驚きは半減してしまった。勿体無い…この本ほど鮮やかのものは中々無いというのに。この本の紹介でよく聞く一文、『衝撃の一行』とは良く言ったものだと思う。デビュー作だけあり、鼻息の荒さがモロに感じられる。それがまた心地良い。
Posted by 読むコレ
ミステリを読んでいると聞くともなしに聞こえてくる伝説の一冊。
ということで少し佇まいを正して取り組みましたが、結論から言えば非常に僕の好みに合っていて面白かった。
つまりリーダビリティに気を遣った大変「読ませてくれる」作品でした。
ただ引っかかるのが、本格的なミステリ読みが読んでも同様に満足いく内容だったろうかという点。
殺人の動機、背景にある青屋敷事件との絡み、探偵の役割などが、パチッとピースが嵌っていく感じをさせなかったのがその理由です。
云わばミステリ入門編といった印象。
楽しめるミステリをお探しの方には是非。
匿名
最後まで一気に読ませる展開なのは流石プロって感じだけど、かなり前半から犯人の行動が絞れるし、最後の三人になって一人が足跡についてしゃべり出した時点で、誰が犯人でなぜ二ヶ所で物語が同時進行していたかが決定的になる。(果たして残りの二人のうちどちらが犯人だったのかは一瞬迷うが、体格や印象からもほぼ確実)
後はダレて行くだけ。犯人発覚後の犯行説明もつまらないうえに、殺人の動機がストレートで意外性もない上に薄すぎて、読んでて心が動かない。プロローグの瓶もエピローグに登場するのに全く意外性なし。
最後に犯人が裁かれるニュアンスなのは良し。
こんなことで何人もの人を殺した身勝手な奴が裁かれずに終わっていたら非常に後味が悪かった。
退屈はしなかった。それだけの小説。
でも一気に読めるくらいの勢いがあった作品なので同著者の他の作品に期待したいです。
Posted by ブクログ
ミステリー名作ということでずっと気になっていた作品。
30年以上前の作品ということで、登場人物のしゃべり方やライフスタイル(タバコを普通にガンガン吸う、お茶や食事準備は当たり前のように女性、携帯もちろん無い)など、読んでいて時代を感じる部分も多く、ストーリーとは別に楽しめた。
確かに最後のオチには読んでいても気がつかなかったが、紹介コメントで煽りに煽って高くしたハードルは超えられなかったかなぁという感想。
2020年代であればもっとラストの展開で衝撃内容がある作品も数多くあるし、現代であればさらにプロローグあたりでもう一つ驚きの展開を作っているくらいじゃないとダメだとも思う。
しかしながら当時はこれが最先端であり、衝撃のラストであったことも十分に理解できる。
登場人物をミステリー作家のあだ名で呼び合うのは最初、誰が誰か(名前で性別も把握できないので)イマイチ分からず、最初に登場人物紹介も出しておけよと思った。が、それがトリックに繋がってて、意味があったのね。
最後の衝撃のセリフ「ヴァン・ダインです」って
それまで「ヴァン」として出てきてたので、最初同一人物とピンとこなかった自分の勘の鈍さが残念だった。
色々書いたがこの作品があったおかげでミステリーの水準も高くなったのだろうと思う。日本ミステリーの歴史の1ページを読んだと思った。
Posted by ブクログ
館シリーズの記念すべき第一作
これをどう映像化したのか…
期待があまりに膨らみすぎてしまっていたなとは感じたが、ミステリーとしての完成度の高さはさすがすぎる
Posted by ブクログ
事件のトリックや犯人は予想外のところから出てきて面白かった。しかし動機がどのような人物にも当てはまるような後出しなように感じてしまい(2回目を読めばその予兆はあったのだろうけど)、動機を含めた予想することができなかったため、隠された情報をもう少し散りばめて欲しかった。
衝撃の一行はしっかりと鳥肌モノでした。
Posted by ブクログ
ミステリーと言えばの代表作で過去に読んだミステリー小説にも登場するような作品だったから読んでみたが、ミステリー特有の『???』っとなる不具合のようなものが少なくて伏線が好きな人には少し物足りないかもしれない。でもミステリーの基礎ではあるので読めてよかった。
古き良き時代かな
作中の時代は、私も学生の頃であった時でした。推理小説を乱読してかつバイクに乗り、友人達と楽しい時間を過ごしていました。
そのような風景が目に浮かぶ素晴らしい情景描写でした。
ミステリーたのしい
ミステリーをあまり普段読まないので王道ミステリーを、と思い。まったく頭が切れないので、最初から推理することは放棄し、ぷかぷか流され、純粋に真相を楽しませていただいた。おもしろかったのでよしとしようね。