あらすじ
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!
1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)
謎解き好きの方には絶対おススメの「館(やかた)シリーズ」の最初の作品です。
この作品をきっかけに、本格ミステリ界では「綾辻以降」という言葉が使われるようになったほどです。
奇妙な館(十角館)で起こる連続殺人事件、様々なトリック、そして綾辻先生独特の幻想怪奇的な世界を、たっぷりと楽しんでください。
特に、この作品特有の叙述トリックを駆使した終盤でのどんでん返しは、必読です。
この作品の後には、「水車館の殺人」、「迷路館の殺人」と続きます。
館シリーズ全9作品を読破して、綾辻ワールドを堪能しましょう!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
_敬愛すべき全ての先達に捧ぐ
「夜の海。静寂の時。単調な波の音だけが、果てしない暗闇の奥から湧き出してきては消える。」
超術技巧の叙述トリックが冴え渡る傑作。
1986年3月26日、K**大学の推理小説研究会に所属する7人は、孤島に立つ十角形の奇妙な館、十角館(通称:青屋敷)を訪れる。そこでは、半年前にこの館を設計した建築家・中村青司が謎の焼死を遂げていた。
本著の登場人物は、互いに欧米のミステリ作家諸氏のニックネームを用いて呼び合っており、本名や性別が明かされないまま物語が進む。
孤島・十角館で巻き起こる惨劇と、本土で謎の手紙を追う人物達の視点が交互に描かれている。
かつて「実写映像化不可能」と言わしめたミステリ史に燦然と輝く、綾辻行人のデビュー作。
本編の緻密に構築されたストーリーを初めとして、プロローグとエピローグの心象描写に、筆舌に尽くしがたい文学的深みが宿っている。
プロローグでは、これから起こす「犯罪」を生半可なものでも単なる一過性の激情でもないと胸の内で豪語するなかで、「最後の審判は人ならぬものに託したい」と最終的な良否を問う態度から、理性の極致を描きながら、その足元にある人間の弱さや揺らぎを浮かび上がらせる筆致に、なんとも言い難い魅力を感じる。
本編の結末の衝撃は言わずもがな、エピローグのラストシーンも非常に印象に残っている。
Posted by ブクログ
知人からオススメされて読みました。
いや〜、面白くて結構ページ数もあったが一気読みしてしまった。
読んでる最中も自分の中で犯人の目星はつけていたが、まんまとどんでん返しされました!
「あの一言」でゾワッと鳥肌。面白かったです。
Posted by ブクログ
なるほどねーーー!
やっぱり推理小説で「複雑さ」を増すには理由があるんだなあと思った。本土での「ヴァンです」はしびれた。いやー面白かったです
それにしても40年前って全然違うんだなって痛感。牧歌的というかなんというか。
Posted by ブクログ
30年以上前の作品だが
いつの時代も通用する本格館ミステリー
犯人の目星をつけて読み進めていたが最後まんまと裏切られた
複数のミスディレクション
ほとんどの人が1つ2つに気づき引っかからないようにしていたはず
それこそが最大のミスディレクションだった
この面白さは色褪せることがない
だからこそ長年愛されてきた作品なんだろう
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった
孤島の殺人事件なんだけど過去の話し合いも絡んで「本土」側のストーリーもあるのが飽きなくて良かった
ページめくった瞬間に犯人がわかる紙面上の工夫?もすごいと思った。衝撃すぎて時止まったし前のページ見返した
プロローグの部分は自分もヴァンと同じ気持ちでやばいやばいやばいって思いながら読んでた笑笑
Posted by ブクログ
実写化不可と言われてた意味がわかった。実写してるらしいので今度見てみたくなった。だけどこの作品に最初に触れるなら絶対に小説で読むべきだと思う。
Posted by ブクログ
次々に殺されていく描写が恐ろしくて、ワンオペ夜勤の時は怯えながら仕事をした(笑)
あだ名で馴染んでいたのでいきなり本名で説明が進んだ時は、誰が誰か分からなくて焦った。
そんな時あるシーンで警部があだ名を聞いて、次のページを捲った時ハッとしたと同時にこの人なの?と困惑した。その後、犯行の流れ、心情が語られて圧倒された。
それを理解した上でもう一度読み返したい。
あと個人的には殺人の動機が刺さった。重たい愛情だと思う。
すごくおもしろかった。
Posted by ブクログ
読書初心者かつミステリー初心者です。
ミステリの教科書的存在であることは知っていたので、さあ少し分厚いけど読んでみようかなと思ったが最後、一気に全部読んでしまいました。
ネタバレ無しで一度読むべきでしょうね。
Posted by ブクログ
登場人物が多い物語は苦手やし、カタカナやし、正直途中で離脱しそうやったけど、読んだ後の衝撃がすごい。
まんまと騙された。人間の心理を本当に上手に操っていて、それにまんまとハマった自分が面白いくらい(笑)
自信を持って父にオススメできるわ。
Posted by ブクログ
エラリイを配信者のぼっとんaka小林達明さんに置き換えて見てしまったのが失敗だった。
シリアスな場面がコミカルになってしまいあまり集中して読めなかった。
しかしそれでも、今まで読んだミステリの中で1番面白かった。
Posted by ブクログ
じわじわと背後から追い詰められていくような恐怖感や緊張感を味わいながら、先が気になって読み進めました。
長年に渡るベストセラーなのに、なぜか今まで一度も手に取ったことがなかったこの作品を初めて読みましたが、売れ続ける作品ってやっぱり凄い。そして読書って楽しい。
わかったうえで読む楽しみを味わいたいから、これからすぐに再読します。
Posted by ブクログ
1行でひっくり返される快感。
もっとミステリーが読みたくなった。
犯人を見抜くことはできないが、真相を理解できる程度のいい脳みそを持っていてよかった。
ほかの館シリーズも読んでみたい。
評判通り
ミステリと言えばでタイトルの挙がる本書。
小説ならではの薄氷の上をゆく上質なトリックには脱帽です。
読めば最高の体験が出来ることが確約された作品となります。
最後まで気付けないトリック
クローズドサークルもので多数の書評でおすすめされていた本作ですが、今回始めて読みました。犯人の正体は早くから気付くことができるものの、テンポの良い展開に読み進める手が止まらず、最後のトリックには舌を巻かされました。未読の方には是非読んでいただきたいです。
館ミステリー最高峰
読み始めは、なんてことない館ミステリー系だと思っていたが、本土と島で時系列で進む話の中で、その結果への結びが衝撃的だった。登場人物を海外作家の宛名にしてあるのも、意味があることを知らされる。とても上手い組み立てだと思った。
匿名
難しい
重いような軽いような本でした。
読んでるうちに濃い青色と黒、そして最初と最後に出てくる薄緑色の壜の色がずっと頭の中に想像されていました。
衝撃の一行
2024年 一冊目
館シリーズ 第一作目 十角館の殺人
シリーズ物だったので敬遠していた作品でしたが
読んでよかったと思える一冊でした。
数々の伏線回収、終盤に出てくる衝撃の一行
本当に綺麗な締め方で出来ることなら記憶を消して再読したい作品です。
展開が目まぐるしく変わる
ミステリー小説を初めて読みましたが、こんなに展開が目まぐるしく変わるのかと驚きました。後半は時間を忘れて読み進めてしまった…
悔しい
様々なミステリー小説のランキングにおいて絶対的上位にあるこの作品をずっと気になっていて、この度映像化されるということで手に取りました。
やられたーー!
伏線は多々拾えていたのに、それをうまく繋ぎ合わせることができなかったのがめちゃくちゃ悔しいです。
叙述トリックの完全なる勝利。お見事。
それにしても叙述トリックは文字だからこ成り立つわけだし、トリックとアリバイの中にはその時代だからこそというものがあったと思うのですが、これを今の時代にどうやって映像として成立させるんでしょう?
小説の完成度が高かっただけに映像版がどう来るのか楽しみです。
あと個人的に小野不由美先生のお名前を拝見してほっこりしました。改めてすごいご夫婦だなぁ。
敬意を表するにふさわしい一冊
孤島の館で起きる殺人。
ミステリは知的なパズルであると。
やまいだれはもちろんつくはずがない。
そう捉えたら、古典とか海外ミステリはそんなに読まないけれど敬意を表するにふさわしい作品に間違いない。
いまだに語り継がれるあの一行。色褪せない。読者レビューを読んでも、これだけ有名なのだから読者もそのつもりで読んでいるはずなのに「途中でわかった」という意見をほとんど見かけないのが凄すぎる。
その1行で鳥肌が立つ
ここでのレビューの評価が高かったこと、また、ミステリー小説の歴史の上でもとても重要な作品、とどこかで聞いたので、興味が湧き読みました。
映像ではなく小説だからこその犯人像、読んでいてゾクッとしました。
友人達に勧めたいです。館シリーズを順に読んでいきたいと思います。
何度読んでも面白い
本屋さんで見かけて、いまだに人気だと知り、久しぶりにまた購入しました。
ストーリーをわかっているのに面白い。
読み出したらもうノンストップ、一気読みしてしまいます。
何度読んでも面白かったです。
面白かった
読んでる途中で、なんだか既視感あると思ったら、以前にサスペンスドラマで観ていたようです。思わず「あー、この本だったのか」と納得。読みたかった作品なので結果オーライです。
面白い
本格ミステリの流行りを作ったとされる作品。本をあまり読んでない人、たくさん読んでいる人どちらの人にもおすすめできる作品。
あー、面白かった!
再読。あー面白かった!
何年振りだろうか。
大筋を知っていても、面白い。
あー。よくできてるなぁ、と感心した。
人に勧めたら、自分がスッカリ再ハマりしてしまって、続篇も再読しようかしら!と思っている、
夜明け前(やめられずあさを迎えてしまった)
すごいミステリー
かの有名な綾辻先生の十角館の殺人。
初めて読んだときのこの衝撃をきっと忘れないと思います。
被害者と一緒になって犯人に騙されて夢中になれる作品でした。
十角館の殺人
話の順番がとても素晴らしかったです
犯人が誰なのかを自分も探ってたのですが見事にどんでん返しされました。
でも今考えたら最初からおかしかったんですよね
余韻に浸ってます
最初に読むならこれかな
館シリーズが好きで全作何度も読み返してますが、最初にどれから読んだら良いのと聞かれたらいつも十角館かなと言ってます。並行した時間の流れの場面展開がワクワクドキドキを高めていって何度読んでも楽しめる作品だと思います。
まーーーじか
本格的なミステリー小説は初挑戦でしたが、非常に読み応えのある良い話でした。
動機や主犯などは正解していたのですが、思いもよらない仕掛けがあり、最初から最後まで楽しめる美しい話の組み方だと思いました。
ぜひ著者の他作品や全く別のミステリにも手を伸ばしてみたいです。
素晴らしい作品をありがとうございました。
どんでん返し
綾辻行人氏の作品を初めて読みました。
最後の方で、この作品あんまりかな…?と思ったところまさかの衝撃展開が…!!
思わず最初から読み返してしまいました(笑)
ミステリー好きには必読です。
騙された!
十角館の殺人
最初はあだ名(名探偵の名前)とキャラクターが一致しなくて全然読み進められなかったけど殺人が起こったあたりから続きが気になって一気に読了!島で起こる事件と本土で明かされる過去の事件、純粋に事の解決を急ぎ前のめりで読み進めたばっかりに完全に騙された!!
島に行った大学生メンバーと全く同じ気持ちで準備されたプレートの文字や作者の書き方に違和感を覚えることが無かった、彼らの中に犯人はいると思い込んでいた。事実彼らの中に犯人はいたのだけれど、島にいる彼と本土にいる彼が同一人物だと最後の最後まで気が付かなかったのでこれは本当に言葉にできない。気持ちいいほどしてやられたり(笑)こういうミステリは最後犯人が捕まらないのが定番なのかな?と思って終わり方を気にしていたけど最初に罪のすべてを書いた瓶を流した伏線が回収される終わり方は最高!としか言いようがない!名作だった!
だまされたー
読み応えあって面白かった!
似たような話(こっちにほうが先やとおもうけど)金田一少年の電脳山荘があるね。
ミステリー好きなら読むべき一冊でした!
Posted by 読むコレ
発表当時はミステリー界に大きな影響を与えた作品らしい。
名作であることは間違いないので読んでみることを勧める。
未読の方は、アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』を読んでからにするとより楽しめると思う。
Posted by ブクログ
漫画から入りましたが、是非原作も読んでみたいとなりついに名作を読み終えることが出来ました。
漫画は視覚的に楽し見やすいですが、原作の方があの1文がやっぱり衝撃強いですね。
ページを送った先の1行目に、ページの1番右側に1行だけぽつんとある言葉にぞっとしました。
原作先に読めばよかったな。
ドラマもあるみたいなので見てみたいけど、面白いかな?
Posted by ブクログ
どんでん返しミステリーと言ったらこの作品、というYouTubeのおすすめを見て読んでみました。
おすすめ内容通りのまさかの展開、あの一文には驚かされました。
Posted by ブクログ
全体的に読みやすく、学生時代に読んでおくべき小説だったなぁと後悔した。今の年齢で読むのには適してなかったかも…とはいえ内容は良いので保存させていただく。舞台が孤島の洋館なのもワクワクするし、孤島と本島のシーンが交互に展開されていくので飽きさせない構成も素晴らしいと思う。
Posted by ブクログ
THE王道ミステリーって感じで面白かった。
結末を知った上でもう一回読んでも面白いかも。
初めは登場人物があだ名で覚えにくかったけど、あだ名だったことで結末を知るときにいいアクセントになっていたのかもしれない。
Posted by ブクログ
他の方のレビューで1文で全てがひっくり返ると分かりながら読んでたが、本当にひっくり返った。
しかも、いかにもなフレーズではなく、ただのあいさつ的な一言がそれまでの動きや思惑の根本から覆すのが気持ちよかった。
Posted by ブクログ
衝撃の一文で時が止まった。おもしろい。
今思えば確かに怪しいが、それはないと思い込んでいた。
ページをめくったあとにその一言だけ書いてあるのもとても良かった。
もう一度味わいたい、この驚き
Posted by ブクログ
面白かった。確かに、そこは盲点だったなという感じ。犯人側からして初めて明かされることも多かったので道中だと全て推理するのは難しいかも。
ドラマ?もあるようなので、時間のある時に見たいな。
Posted by ブクログ
前から読みたくて積読してたんだけどホンタメってYouTubeで紹介されてて読んだ。衝撃の一行で全てがひっくり返るって言われちゃってたから期待しすぎていた分残念だった。あと自分が馬鹿すぎてヴァンダインって言った時も気づかなくて読み進めるうちに玄関の左側の部屋にいたって読んで、あれっ笑って思って読み返したらヴァンすぎた笑笑。星5にならなかったのは本じゃなくて自分のせいやね。トリック自体は面白かったし2日で読み終わるくらいどこも手が止まらなかった。個人的にはヴァンよりも最後に壜を渡すシーンの方が鳥肌が立った。結局島田は気づいていたのかな?今回の推しはルルウ。
Posted by ブクログ
ラノベがほとんどだったので初めて読んだ本格手な小説でした。ミステリーにハマるきっかけにもなった個人的に印象深い作品。
ミステリーの金字塔と言われるような有名作品ですが、なるべくこんな作品だ。みたいな情報を入れずに読んでもらいたい作品。ミステリー初めての方にもオススメしやすい。
ドラマから来ました
先ドラマなので、どこまでドラマと違うのかのために読んだんだけど、こっちを先に読んだら良かったッ!小説版の方が面白いけどいろいろまだ謎がある。そう言った意味で人間にストーリーが付いたドラマ版も良かった。
匿名
面白い
本自体あまり読んだがこと無かったけれど面白かった。
図がところどころで挟まれているのでイメージしやすい。最後の一文でこんなにどんでん返しあるんだって思った。
匿名
面白すぎた
言い回しもかなり好みな作品でした。
映像化不可の文言に惹かれて購入した読みましたが、そういう感じなんだ!!!と感動するくらいどんでん返しがありました。
映像も楽しみです。
さすが
綾辻行人さん作品の中で
読もう読もうと思って今まで温めてしまっていた一作。漫画版の試し読みをきっかけに原作を読み始めました。
漫画版とはことなる展開(漫画版はさわりしか読んでいないので想像ですが)というか、小説ならではの巧みな技術でさすがだなと思いました。気持ち良く騙されたい人におすすめです。
予想だにしていなかった真犯人
全く見当もつかなかった人物が真犯人だったので、読み応えがありました。本土と島の話のバランスが丁度良くて、とても読みやすかったです。
真犯人が警察の口から告げられた際に初めて、学生サークルの皆があだ名で呼ばれていたことの面白さを最大限に感じました。
あの1ページの1行目に彼のあだ名が明かされたのは、作者の趣向なのか偶然なのかは分かりませんが、どちらにせよ天才的な演出でした。
ただ、トリックに感心させられる代わりに、描写が淡々としており、登場人物への感情移入は難しかったです。本編が唐突に終わってしまって、消化不良になるところでしたが、エピローグにて瓶が彼のもとに流れ着き、子どもに島田へ渡すように声をかけたところで終わったところが、綺麗に物語がおさめられているという印象を受けました。
日本版そして誰もいなくなった
最近漫画版も出版されたので、両方を読み比べると、文字で本を読むことの楽しさを味わえる作品だと思う。
言葉による表現から物語の場面が頭の中に映像化される楽しさを実現してくれる表現力、描写力が備わった作品である。
ストーリー自体は、アガサクリスティのそして誰もいなくなった仕立てかと予想はしながらも、独自のトリックとアリバイ工作、謎解きから結末への物語の終息のさせ方が綺麗で充分に楽しめた。読後の余韻が心地よいミステリーだった。
匿名
どんでん返しものということで購入しましたが、イニシエーションラブのようなラスト一行で話の見方が変わってくるものを想像して読んだので個人的にはそこまでの衝撃はありませんでした。
しかし犯人は予想もしなかった人物でしたし、ミステリーは事実が判明していく内に先の展開が読めてくることも多いのですがこちらは先の展開も読めず、ラストの回収も好きでした。面白かったです。
十角館の殺人
綾辻さんのデビュー作と言ったらこれ。
高校の時、初めて読んで再読したく買いました。
アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」がモデルかな?
特に、読んだ当時は記述トリックといものを知らなかったので、これは騙されたという作品。
舘シリーズは有名なので流石に名前は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
ですがふと推理小説が読みたくなり、評判の高い今作を購入しました。
亡くなった中村氏やその弟は犯人としては在り来りですし、本土の登場人物が皆本名で描写されているのに対して島にいる学生の本名は頑なに出てこない(結び付けさせない)辺りに何かヒントがあるのだろうとまでは思いましたが、それでも他の皆さんのコメントの通りあの一文は驚きました。
いや、他の学生より先に島に来ていると言う点では少し怪しいとも思ったのですが、この人物の描写を見て違うのかなと感じてしまいました。
冷酷で残忍な犯人、と言うイメージに縛られていたのかもしれません。
全体としては面白かったのですが、個人的にはあれほどの殺人を犯したことに対して肝心の動機が犯人のある種の妄想に過ぎずこじつけっぽいというか身勝手(故人の死を悼んでいる者まで殺している。またその理由もただの自己満足の範囲を出ず偽善的)なのが少しだけスッキリしませんでした。
そもそも被害に遭った学生達は亡くなった千織が中村氏の娘であることは知らず、つまり十角館が千織と関係があることも知らなかったのでしょう。
なのにも関わらず、自らが十角館に呼ぶように仕向けておきながら何も知らずに喜んでいる学生達を憎むと言う一連の行動には些か疑問を覚えます。
結局のところ、自分で千織を救えなかった自己嫌悪を他者に責任転嫁したに過ぎないでしょう。そう言った点が多少納得出来なかったため星4です。
十角館の殺人
何となく後回しにして、結果、積本化してたけど…。もっと早く読んでおけば良かった‼︎後発の他の作品で同じ系統のトリックを使ったものを先に読んでいたので、驚きは半減してしまった。勿体無い…この本ほど鮮やかのものは中々無いというのに。この本の紹介でよく聞く一文、『衝撃の一行』とは良く言ったものだと思う。デビュー作だけあり、鼻息の荒さがモロに感じられる。それがまた心地良い。
Posted by 読むコレ
ミステリを読んでいると聞くともなしに聞こえてくる伝説の一冊。
ということで少し佇まいを正して取り組みましたが、結論から言えば非常に僕の好みに合っていて面白かった。
つまりリーダビリティに気を遣った大変「読ませてくれる」作品でした。
ただ引っかかるのが、本格的なミステリ読みが読んでも同様に満足いく内容だったろうかという点。
殺人の動機、背景にある青屋敷事件との絡み、探偵の役割などが、パチッとピースが嵌っていく感じをさせなかったのがその理由です。
云わばミステリ入門編といった印象。
楽しめるミステリをお探しの方には是非。
匿名
最後まで一気に読ませる展開なのは流石プロって感じだけど、かなり前半から犯人の行動が絞れるし、最後の三人になって一人が足跡についてしゃべり出した時点で、誰が犯人でなぜ二ヶ所で物語が同時進行していたかが決定的になる。(果たして残りの二人のうちどちらが犯人だったのかは一瞬迷うが、体格や印象からもほぼ確実)
後はダレて行くだけ。犯人発覚後の犯行説明もつまらないうえに、殺人の動機がストレートで意外性もない上に薄すぎて、読んでて心が動かない。プロローグの瓶もエピローグに登場するのに全く意外性なし。
最後に犯人が裁かれるニュアンスなのは良し。
こんなことで何人もの人を殺した身勝手な奴が裁かれずに終わっていたら非常に後味が悪かった。
退屈はしなかった。それだけの小説。
でも一気に読めるくらいの勢いがあった作品なので同著者の他の作品に期待したいです。
Posted by ブクログ
とにかくカタカナの名前が覚えられないというのが今回の発見。
逐一メモを取りながら読み進めた。
なので、本土の物語がはじまるとどこかホッとした気持ちになった。
犯人だったの〜?!という驚きはありつつも、そんなに簡単にたくさんの人を殺せるのか、アリバイ工作のために本土と島を行き来できるのかという疑問は残った。
中村青司の深掘りも欲しかったな。
Posted by ブクログ
どんでん返し、の例としてよくあがる古典的作品の一つなのでは。そういった前評判が事前に聞こえすぎてしまった作品の例に漏れず、なるほど、まあこんなものか、という程度の驚きに落ち着いてしまった。
Posted by ブクログ
最初にあだ名が覚えづらく、学年なども合わせてメモとして書き出したりしていたためあの一行の衝撃が、そこまでではなかった。
やはりかと言う感じではあった。
これに関しては私が悪い。何も思わず読んでいれば読み返して伏線を探していたと思う。
Posted by ブクログ
ミステリー小説、または推理小説、または読者初心者の方におすすめしたい一冊です。
本の分厚いルックスにビビってしまうかもしれないが、会話ごとに改行されるし一文字が大きい!
なので読みやすい。
読者初心者の私でも、なんとなくレトロで重厚な(あくまで私のイメージ)情景を浮かべながら読み進めることができた。
あとは有名小説なので『有名な本読み切った』という満足感がある。
あとはミステリー小説全般に対してのボヤキなんですけど。
ミステリー小説は最初の方に、人名や環境(今回で言うと島や十角館の構造など)の情報が盛りだくさんで紹介される。この本も例外なくそう。情報過多で眠くなるし覚えれなくてちょっと嫌になる。
けど全ての情報を頭に入れることができなくても、なんとなく読み進めていくうちに頭に入ってくるもんだなぁと思えたので、話の最初で躓きがちな方に共有したい。
内容についてはトリックの驚きより推しの脱落の方に気がとられて、犯人が分かった際も『あ、あなたなんですね』くらいの感想になってしまった…
古き良き時代かな
作中の時代は、私も学生の頃であった時でした。推理小説を乱読してかつバイクに乗り、友人達と楽しい時間を過ごしていました。
そのような風景が目に浮かぶ素晴らしい情景描写でした。
ミステリーたのしい
ミステリーをあまり普段読まないので王道ミステリーを、と思い。まったく頭が切れないので、最初から推理することは放棄し、ぷかぷか流され、純粋に真相を楽しませていただいた。おもしろかったのでよしとしようね。
古典、ですね
※小説をほとんど読まない人の感想です
どんでん返し系で評価が高い作品だったので、読んでみた。
たしかに最後のネタバラシでゾワッとなったけど、その解説が語られると「あー、そういう事ね」とあまりに常識的な内容でがっかりした。
もっと驚くべき事が起こるんじゃないか、と身構えていたので。
わりとたんたんと進むし、登場キャラが当てずっぽうみたいな推理をポンポン出していくから、読んでいてあまりピンとこなかった。
80年代くらいの流行の文章なのか、20年以上前の時点で古い文章と思っていたような書き方なのでそこも気になった。(逆に初めてこの時代の文章に触れた人は新しい体験になるかも)
サークルの合宿での食事の用意とか、今なら料理が得意な男子でもいそうなものだけど、女性しか動かないとか。懐から出すのはタバコじゃなくてセーラムだったり、守須が乗るバイクの車種まで書いてたり、細かい部分ではあるけど時代を感じるな。
プロローグで出した伏線も、最後にひょいと使われてあまりグッとこなかった。
当時の娯楽的にはあれでエモかったのかもしれないけど。