ブロンズ
レビュアー
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    敬意を表するにふさわしい一冊

    孤島の館で起きる殺人。
    ミステリは知的なパズルであると。
    やまいだれはもちろんつくはずがない。

    そう捉えたら、古典とか海外ミステリはそんなに読まないけれど敬意を表するにふさわしい作品に間違いない。

    いまだに語り継がれるあの一行。色褪せない。読者レビューを読んでも、これだけ有名なのだから読者もそのつもりで読んでいるはずなのに「途中でわかった」という意見をほとんど見かけないのが凄すぎる。

    #ドキドキハラハラ #エモい #深い

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  • 秋好英明事件

    いい意味で見てきたような

    昔図書館でこの原著の「秋吉事件」を読んだ。聖書2冊分くらいのすごい本だったけど
    さらっと読んじゃえるのが島田荘司の文章力。
    いい意味で見てきたように細部まで書くから。その場にいるような感覚になるのかも。
    再読中。

    #ドキドキハラハラ

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  • デルタの悲劇

    いまだに信じられない

    生前の浦賀和宏作品を知っている人ならこう思うだろう
    「追悼 浦賀和宏」さえも浦賀和宏いつもの悪仕掛けだなと
    それにしても本を開くと、これまでの作品以上に念の入った、リアリティのある導入。
    浦賀和弘は本書上梓後死んだという母親による前書き。物語の内容は置いておくが、後書きもただの後書きではなく仕掛けがある。

    そんな、なんと呼んだらいいのか見当もつかない仕掛けをのこして、浦賀和宏は作品の通りに上梓後死んだという。
    まだ40代くらいのはずだ。

    偶然死んだというのか。
    自分が作中で死ぬ本を書いて、「皆様ご存知の通り浦賀和宏はこの本を上梓して間も無く他界しました」と母親が語る。それが偶然だというのか...続きを読む

    #ダーク #シュール #怖い

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  • 本質を見通す100の講義

    生き方のヒント

    生き方のヒント……というにはあまりにも中身が濃すぎる。
    生涯、これを参考にして生きようというフレーズがいくつもあった。
    「オリンピックのランナが金メダルを取った。それは彼だけの力ではない。競技場の石を取る人もいる。それはその人のやるべきことで、それをしたまでだ。その人はそれをしようとしたのだ。スタートを切ったのだ。あなたがスタートを切れないのはなぜか……」など、森博嗣の気づきの深さ、思考の深さだけのものだ。

    最近、テレビやネットの記事で「他の人とは違った見方を自分は持っている」と、引っ張りだこになっている人がいる。彼のその持論はどれもそこらへんのエッセイやネットの情報をピックアップして自分の...続きを読む

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  • かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 26

    あのお守り

    石上のお守り見た瞬間絶対アレだなってわかった笑

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  • カバチ!!! -カバチタレ!3-(39)

    見届けた

    かつて法律のほの字も知らないとき、働いていた北海道の個人経営の牧場で、突然言い渡されたことがあった。
    「君が住み込んでる部屋、息子が帰ってくるから出ていってくれ。猶予は三日やる」
    北海道の牧場というのも深い事情があってのことだった。

    実家のある岩手県から北海道に飛んで働いていたので、北海道の道東、遠い地である。「帰りの飛行機代金はだしてやるから」と言われたものの、徐々に惜しくなって来たのか「電車にするか?電車の方がいいだろ」と言われるようになったが「ふざけるな。いきなり出ていけと言われて交通費まで値切る気かよ」と言いはしなかったが、飛行機代は履行は確保した。

    とはいえ、何もいいことはない。...続きを読む

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  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

    作者の部屋を知らない

    そもそも、作者の部屋がどうなっているのかを知らない。散らかっていると言ってもいろいろあるし。
    断捨離はもってのほか、これだけは絶対に捨てられないというものだけを捨てればいいという。
    作者さんはこれまでも、(やる気が出ないときはどうするか。簡単である。やればいいのだ)とか、わかるようでわからないことばかり言っている。

    一言で言えば上から目線。二言で言えば上から目線で、下に降りてくることをしない。

    やる気がでない時はやればいいとか、必要なものだけとっておくとか、それができればうつ病とか、病院とかいらないのです。

    #シュール

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  • かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 24

    怖い

    だんだん怖い
    ラブコメでこんな感情移入できるのも、ないし、
    これからどうなるのかも怖い
    ヤンマガで一瞬立ち読みしたらさらに怖いことになってたぽいし、不安。

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  • 今はもうない SWITCH BACK

    詩的素敵好き

    これは本当に好きな作品。手元になくて、でもなんとなく今すぐ読んでみたくて、
    電子文庫で990円もするのを、ポチるくらい。

    トリックについても、「がつん」とか「衝撃」っていう言葉は似合わない。
    日本刀みたいなもので、綺麗に、すぱっ・・・・・・・と切られるような・・・
    それで死んで、消えてしまうような、綺麗さがあって、

    タイトル、英語のタイトルも綺麗で、文章もシリーズではひときわ、綺麗。

    私が特に好きなのが、引用文のランボォの詩で、スパイスとして、最高。

    この作品で、この詩を知って、地獄の季節も何度も何度も持ち歩いては、買い直すほど好きになりました。

    大好きな本...続きを読む

    #エモい

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  • 【推しの子】 5

    引きがやばい

    え!?
    これ
    この人!?

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  • 改訂完全版 異邦の騎士

    最高傑作

    御手洗シリーズの最高傑作。
    それは今後出る作品を含めても変わらないと思う。
    前情報なしで初読で読んだ高校生時代の衝撃は忘れない。
    あとがきも。

    #カッコいい #感動する #ドキドキハラハラ

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  • 男の条件 下

    バクマンで

    もちろんバクマン。で知ったこの作品。
    古典として一度は読んでおいた方がいいと思って。
    よくこの作品を電子書籍にしてくれたと思う。

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  • 眩暈

    傑作

    ほんと一番島田荘司らしい作品だと思う
    まずバーンと何か「よくわからない話」を出して
    それをこれは解ける謎だと、徐々に解き明かしていく。
    御手洗作品のいつもの流れ

    眩暈はそのよくわからない話が断トツで不気味で奇妙で気味が悪い。
    そしてこれを「現実ですよ」。と。「これは現実にあった話なのです」。と。

    精神病患者の妄想(ドグラ・マグラっぽいかも)として持ち込まれたあまりにも異様な文章をこれは現実だ、ではゲームをしましょうと。現実か妄想かと。

    これは凄い作品。何度でも読み返したくなる。
    DNAを知らない石岡ももちろん必見だ。

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  • 刑務所の前 3

    半端

    抱き合わせ販売みたいな作品は望んでない
    刑務所 拘置所 留置所の話を読みたいのに
    ほとんどがそうでない描写
    作者なら自分の本来の作風を出したいとか読んでほしいという気持ちがあってせっかく「刑務所の」シリーズでタイトル付けて売るんだから読ませたい気持ちはわかるけど、「刑務所の中」とは全然違うし望んでない内容が多い

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  • ヒバナ 2016年1/10号

    プレゼント

    プレゼント欄ない読者感想欄ない‥‥

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  • 闇金ウシジマくん 34

    タイトルるじたかのやら

    どこのコンビニでも立ち読みできないから仕方なく買った
    ウシジマにはこれまでの登場人物で最も悲惨な死に方してほしい
    もう、それが読みたくて読みたくて。

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  • 闇金ウシジマくん 1

    抵抗感

    ぶっちゃけた話、面白い。
    ただ、これに金を払いたくない。
    エンタテインメントとして認めたくないっていうのがある。
    リアル不幸話を拾ってきて「俺のマンガ」って書いてるから。

    映画スゲースゲーって言われてるけど、原作の村田の最後見てから言えって言いたい。いや、買ってほしくないけど。

    最新刊明日コンビニでがっつり、立ち読みします。ウシジマにはフランス国王暗殺未遂犯クラスの最大級の苦痛を伴う殺され方をして欲しい。(作者の思う壺か…)

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  • 木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

    プロレスの、罪

    高橋本など足元にも及ばぬ一冊。
    勝者がいれば敗者がいる。
    プロレスファンはプロレスの勝利に諸手を挙げ続けていた。
    本書はその裏の、プロレスの罪を我々プロレスファンに突きつけるものだった。

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