感情タグBEST3
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何かの「アンチ」を整理する話かと思ったら、整理術のアンチの話だった。
いやぁ〜、もう目から鱗というか、さすがというか。
生き方がぶっ飛んでいて面白すぎる。
やっぱり森博嗣先生は最高にカッコいいな。
断捨離なんかしなくていいんだって、片付けが苦手な私に勇気を下さった。
「整理術」というよりもはや「生き方」のバイブル2023/9/5
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推理作家さんですよね、こーゆービジネス書も書くんですねと、なんとなく読み始めたら、予想以上の内容。
お墓のこと、知識と教養、考えることなど、さまざまな整理することについて、共感する部分が多かった。
編集者とのメールのやりとりコーナーも読みがいがあり、
なんか孤独だなと感じたら、手にとりたくなる一冊。
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なかなか面白かった!
こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」を読んだ後に、あえてアンチな意見も聞きたくなったので読んでみた。
読む前は片付けしたほうがいいに決まってる!と思っていたけれど「片付けないメリット」にも気付かされてしまい、めっちゃ揺さぶられた。笑
中でも「工作をする際、散らかっている部屋(道具や材料を出しっぱなしにしている部屋)のほうがインスピレーションを得られる」、「作業に夢中になっているときには部屋は散らかるもの」という話は超納得。たしかにそうだ。
目につくところにいろんなものが置いてあった方が思いもよらぬ着想が得られたりするものだ。
息子が部屋を散らかしながら作業に没頭しているときは「使わないものを片付けながらやったら?」とか余計なアドバイスをしないようにしようと思った。
森さんは「誰がなんと言おうと自分の考えはこうである」という自分スタイルを持っていて、そこがブレないところが素敵!
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森博嗣の片付けに関する抽象的な指南本
テーマは「整理」だけど、読み終わればいつも通りの森博嗣エッセイだとわかる
物理的に物を片付ける意義
散らかっていても問題はない
片付けるという行為に生産性はない
でも、片付けるという行為はとりあえず手を動かすという事であり、何か考えや気持ちの整理につながる場合がある
物理的な整理だけではなく、人間関係、思考、知識の整理方法についてというテーマ
まぁ、前述のようにいつも通りの森博嗣節ですけどね
人間関係については、娘に厄介をかけるようなものはないと思うんだけどね
今のところは……
思考や知識に関しては完全に森博嗣理論ですね
知識を貯めるという行為も凡人には必要なのですよ
森博嗣の両親の最期についても書かれてある
相田家のグッドバイで書かれていた状況は本当に自身の経験に基づいたものだったのですねぇ
それが知れただけでも読んだ価値がある
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何を整理するのか。
知識を持っているだけではなく、教養にすることが大切だと作者は言っている。
教養とは、すなわち「考えること」。
方法論や効率化が流行っている昨今に、天の邪鬼な作者が違う考えを伝えてくれる
Posted by ブクログ
202205/時折森先生のエッセィを読むことで自分にはない視点や見過ごしてたことに気づかされたりするのでこの一冊も読んでよかった。ただ、作者を知らずにタイトル買いすると思ってた内容と違う、と感じる人もいそう。
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面白かった。
森先生は周囲はたくさんのものに囲まれているが、考え方や生き方は素直でシンプル。とても憧れる。
とにかく考えることが肝要だと説いていた。
僕はどれだけ真剣に物事を考えられているだろうか?
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参考になりそうなところメモ
抽象的に考えるとは、本質を考えることである。自分自身の整理整頓とは、自分と社会や環境との関係について考えること、つまり自分が生きる中で大事にしていることの本質を考えること。自己を整理整頓することは、自分を客観的に見ることで、自分を社会的に高めることになる。
やりたいことを見つけてそのために勉強し、わからないことがあるから考えるという順番がある。そこに方法や効率は無い。
情報をインプットしたら、考えるというアウトプットをする。情報と情報の関連性を考えたりすることで、自分のものにする。
まずは目の前のことに取り組むこと、直接関係ない分野のことも吸収することが結果として力になる。
忘れてしまうようなアイデアならばそれは忘れていい。
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物が散らかるということを否定的にとらえていない著者の、整理術に関する考えが語られる内容。冒頭で、結論が述べられていて、結果だけが知りたいならそれで十分かもしれない。
そういう見方もあるのね、と思いながら読み進めた。あまり役に立てようという視点では読まなかったのだが、一番役に立つと思ったのは、やる気が出るのを待つのではなく、嫌だなと思いながらやってみるということであった。
自分は割と、やる気が出ないなと思うことは先延ばしにしがちだけど、この考えに触れてから、とりあえず手を付けてみる様になった。何か作業をするにも慣性の様なものがあって、嫌だと思いながら始めても、一度始めるととりあえず作業は続くものである。
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おそらく、これまでの森さんの行動様式や小説やエッセイを書くときの姿勢と現在の姿勢は異なっているのだろうと勝手に想像してしまった。(自分勝手な想像です)
私が森さんの「F」を読んだ時の驚きと感動と新鮮さを感じた時のことは忘れる事ができない。
森さんのエッセイも読んでいるが、最近のものが多い。この本でも書かれているのだが、題名だけを考え抜いていきなり本編を書き出すという。作品のストーリーやプロットは一切考えないという。
しかし、常人の私からすると全体のプロットを考えないとFは書けないのではないだろうか?と考えてしまう。この作品でも書かれているいる通りの書き方でFを書いたとすると、やはり天才なのだろう。
しかし、この本を読むに至って森さんのものの考え方がわかってきたような気がする。典型的文系の私には到底理解し難いものであるということ。でも、モノの考え方の根底という時代背景は共有出来るという同世代感があるということ。
ただ、この本で編集者Y氏とのメールのやり取りが載っていたが、その文章の中に文系の一般的な人間である私と森さんの違いが映し出されているように感じた。
面白い内容であった。
Posted by ブクログ
あとがきの、最後の最後、その一文に説得力を持たせたいがための壮大な言い訳だった(誉め言葉)。
「もっと頭を使いなさいよ(使えばいいのになぁ、ぐらい遠巻きのほうが、感が出るかも)」とていねいにいろんな言葉で指摘してくれている。一貫して、自分の頭で自分の言葉で考えなさい、と言っている気がした。だから余計に、私は自分で考えてこうしているのだ(だからほっといてくれ)を感じるのだが。
けっきょく優しいよね森さん。