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Posted by ブクログ
毎日新聞科学環境部が、この国の高度経済成長を支えながらも、文系に比べ待遇面などで報われていない「理系」について、多くの人の話を聞きまとめたレポート「理系白書」の文庫版。
「理科離れ」が叫ばれて久しいが、文系社会の日本における科学技術者の待遇の悪さには本当にあきれる。青色発光ダイオードの中村氏の裁判は有名だが、見えないところでそういった苦汁を舐めさせられた人も数多くいることだろう。
しかしながら、決して文系だけを責めることはできないのではないか。理科を「経験」としてではなく、ただの「知識」としてしか教えない日本の初等教育。そういった人間が成長し、教える立場に立つことで、この悪循環は繰り返される。
また、大学の体系が「縦割り・たこつぼ構造」であることにも問題がある。研究室内で完結した理系人の生活。社会を知らずに社会に出て行くことになる。
現場の声が多く聞け、現在の日本の問題が数多く提起されていると思う。理系だけではなく、文系の人も読むべき本ではないか。
Posted by ブクログ
日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。深刻な科学離れが叫ばれるいま、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系のすべてを初めて浮き彫りにした渾身のレポート。果たして、理系は報われているか?〈第1回科学ジャーナリスト大賞受賞〉
研究室お先輩が置いていった本。理系は報われないとはよく聞く話。とくに理系女子は大変。高校一年の秋ぐらいにこういう本を読んでいればな……と思った。それでもまず間違いなく理系に進んだけれども。この本が出てから10年ほどたったけれども、多少改善されたとはいえ、なんやかんや日本は今でも技術者に対する扱いはまだ悪いと思う。
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