ノンフィクション・ドキュメンタリー - 深い作品一覧

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  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか
    4.1
    【人類の永遠の悩みに挑む!】 「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。 「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。 自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。 そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは? すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。 【目次】 まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました 序章   労働と読書は両立しない? 第一章  労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代 第二章  「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代 第三章  戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?――昭和戦前・戦中 第四章  「ビジネスマン」に読まれたベストセラー――1950~60年代 第五章  司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代 第六章  女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代 第七章  行動と経済の時代への転換点――1990年代 第八章  仕事がアイデンティティになる社会――2000年代 第九章  読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代 最終章  「全身全霊」をやめませんか あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~
    3.7
    「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション!  複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々! ◎町田そのこさん  彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。 ◎橘玲さん  すべてウソで塗り固められた詐欺師  家族や社会から傷つけられた犠牲者  彼女はいったい何者なのか?   ―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作― ◎酒井順子さん  りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。 ◎森健さん  今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。 ◎河合香織さん  書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。 (底本2025年7月発売作品)
  • 爆弾犯の娘
    NEW
    4.2
    1970年代、連続企業爆破事件の実行犯の一人として指名手配。 50年もの逃亡の末、2024年1月に実名を明かして亡くなった、桐島聡。 彼の生き様を描いた映画『桐島です』(監督:高橋伴明)は当時の学生運動の描写がリアルだと話題だ。 本作のシナリオを書いたのは、同じく高橋伴明監督とタッグを組んだ『夜明けまでバス停で』で数々の評価を得た注目の脚本家・梶原阿貴。 1973年生まれの彼女がなぜ、この作品を克明に書けたのか?  それは、彼女の父親も桐島聡と同じように爆破事件に関与し指名手配され逃亡していたからだった。 逃亡の中で生まれた娘。家族は嘘を重ねていく。娘は嘘の渦に翻弄される――。 「黙っていたけど、あなたのお父さんは、役者でクリスマスツリー爆弾事件の 犯人なの。あなたが生まれる前のこと。 それからずっと、十四年も隠れて暮らしてるの 「見つかったらどうなるの?」 「逮捕されちゃう」 左翼、革命、学生運動、自己批判、人民の子 ……父は、何を守りたかったのだろう?
  • 安倍晋三 回顧録
    4.5
    2022年7月8日、選挙演説中に凶弾に撃たれ、非業の死を遂げた安倍晋三元首相の肉声。なぜ、憲政史上最長の政権は実現したのか。一次政権のあっけない崩壊の後に確信したこと、米中露との駆け引き、政権を倒しに来る霞が関、党内外の反対勢力との暗闘……。乱高下する支持率と対峙し、孤独な戦いの中で、逆風を恐れず、解散して勝負に出る。この繰り返しで形勢を逆転し、回し続けた舞台裏のすべてを自ら総括した歴史的資料。 オバマ、トランプ、プーチン、習近平、メルケルら各国要人との秘話も載録。 あまりに機微に触れる――として一度は安倍元首相が刊行を見送った36時間にわたる未公開インタビューの全記録。
  • 透析を止めた日
    4.9
    「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」 なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか? どうして、がん患者以外は「緩和ケア」を受けることさえできないのか? 10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。 その壮絶な最期を看取った著者が、自らの体験と、徹底した取材で記す、慟哭の医療ノンフィクション! 解説 日本腎臓学会理事長・南学正臣(東京大学腎臓内分泌内科教授) <序章>より 「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、 どう対処すればいいのか途方に暮れた。 医師に問うても、答えは返ってこない。 私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、 とことん透析を回し続ける道しか示されなかった。 そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。 それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。  なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。 なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。 医療とは、いったい誰のためのものなのか」
  • 死体は語る
    3.8
    偽装殺人、他殺を装った自殺、猟奇的殺人と見誤る奇妙な死体……。どんなに誤魔化そうとしても、もの言わぬ死体は、背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす。法医学は死体と語り合い、死をとおして人間の生き方を考える学問である。浅沼稲次郎刺殺事件、日航機羽田沖墜落事故、三河島駅列車事故等の現場に立会い、変死体を扱って三十余年の元監察医が綴る、ミステリアスな事件の数々とそれにまつわる人間ドラマ。映像化もされた法医学入門の大ベストセラー。
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)
    4.0
    82歳の父が突然ひとり暮らしに。幸い健康だが、家事がほとんどできないため、その生活に黄信号が灯る。唯一の家族である娘は、毎食の手配から大掃除までをあえてビジネスライクにサポート。それでも日々体力と記憶力が衰える父に、「ペットボトルが開けられない」などの難題が次々とふりかかる。「老人以上、介護未満」の身に何が起きるのか? その時期に必要な心構えは? 父のケアに奔走した娘が綴る、七転八倒の5年間。
  • フィッシュ! 鮮度100% ぴちぴちオフィスのつくり方〔アップデート版〕
    3.3
    世界累計600万部、グーグル、マクドナルドも導入したベストセラー『フィッシュ!』が20年を経て帰ってきた! 働くヒト一人ひとりのモチベーションを引き出し、仕事と人生をよりよい方向へ導く哲学の詰まった本篇に加え、導入のガイドと実践談を追補した完全版!
  • いつか別れる。でもそれは今日ではない
    4.1
    Twitterフォロワー数13万人超(2017年4月時点)、恋愛や人間関係、人生観をするどく考察する人気ツイート、書籍化。 寂しさを感じたり、自信を持ちにくいときに読むとすっきりします。
  • 津山三十人殺し 最終報告書
    4.3
    小説『八つ墓村』よりも生々しく血なまぐさい―― 一人の青年が村人30人を殺害した「津山三十人殺し」の全貌。 816ページに及ぶ「津山事件本」の決定版がついに刊行。 日本で最も「津山事件」に詳しい著者が残した、二十数年に及ぶ取材の記録。 本書ではこれまでの津山事件関連本で触れてこなかった犯人・都井睦雄と祖母・都井いねの知られざる関係にも言及。 犯人の都井睦雄が恋焦がれ、事件を決行した最大の要因ともいわれる「寺井ゆり子」(仮名)の新証言も公開。 ノンフィクションライターの高橋ユキ氏、事件関係ブログ「事件研究所」主宰の森谷辰也氏による解説記事も掲載。 さらにアメリカのフーバー研究所に眠っていた幻の資料「津山事件報告書」も全文掲載した「津山事件本」の決定版。 【目次】 プロローグ 「紫式部」伝説が残る集落での出来事 第1章 惨劇の幕開け 第2章 睦雄が残した3通の遺書 第3章 矛盾と虚構――筑波昭『津山三十人殺し』 第4章 睦雄が陥れられたお家騒動と陰謀 第5章 歪んだ愛情 第6章 睦雄と数奇なる運命に翻弄された4人の女 第7章 秘された暗黒史 第8章 殺意の芽生え 第9章 三つ目の阿修羅 第10章 【解説】津山事件報告書 第11章 沈黙 エピローグ 睦雄が恋焦がれた、ゆり子のその後 特別寄稿【1】津山事件の現場と「睦雄の墓」のいま……森谷辰也 特別寄稿【2】「つけびの村」と「八つ墓村」……高橋ユキ 石川清さんの思い出~世界で一番津山事件に詳しい男~ ……森谷辰也 津山事件の犯人「都井睦雄」の自殺についての考察……中村一夫 津山事件報告書(岡山縣苫田郡西加茂村に於ける三十三人殺傷事件)……司法省刑事局 【著者紹介】 石川清(いしかわ・きよし) 1964年、埼玉県生まれ。上智大学卒業後、NHK記者を経てフリーに。津山事件をはじめとする日本各地の埋もれた事件の取材の傍ら、2000年ごろから長期ひきこもりの支援に関わり始める。主な著作に『ヤシの実のアジア学』(コモンズ)、『津山三十人殺し 最後の真相』(ミリオン出版)、『津山三十人殺し 七十六年目の真実』(学研)、『元報道記者が見た昭和事件史』『ドキュメント・長期ひきこもりの現場から』(以上、洋泉社)などがある。2022年6月8日、逝去。享年57。
  • 奪還―日本人難民6万人を救った男―
    4.0
    太平洋戦争の敗戦で朝鮮半島北部の邦人は難民に。飢餓や伝染病で斃れゆく老若男女の前に忽然と現れ、ソ連軍の監視をかいくぐり、母国へと導く男――彼はかつて国家から断罪されたアウトサイダーだった。時間も資金も情報もない中で、頭脳と度胸を駆使した決死の闘いが始まる。見返りを求めない「究極の利他」が胸を打つ実話。
  • 文藝春秋オピニオン 2026年の論点100
    4.0
    激変する世界と明日を生き抜くための1冊 いま知っておくべき論点を1テーマにつき見開きで専門家がコンパクトに解説 主要国が自国中心主義を声高に叫び、 ますます混迷の度合いが増す世界情勢。 AIで個人の価値観も揺らぐ世をどう生きるか。 新たな知見と判断材料を提示する。 *エマニュエル・トッド 「西洋の敗北」とは何か *齋藤ジン 日本は「世界秩序の変化」をチャンスに変えられるのか *岩田明子 高市首相は「安倍元首相の遺産」と愛嬌を活用せよ *唐鎌大輔 デジタル赤字は、日本に嵌められた半永久的足枷だ *木澤佐登志 ティール、マスク、ヴァンス……「暗黒啓蒙」されたアメリカ *城山英巳 なぜ中国の富裕層は日本に逃げてくるのか? *名越健郎 プーチンの後継者選びと次のロシアを動かす二世たち *五十嵐彰 犯罪率と起訴率 数字で考える「外国人問題」 *児玉竜一 覇権争いが激化する歌舞伎界、将来の「国宝」級役者 *五十嵐亮太 二刀流の真価が試されるシーズンが来た大谷翔平 *江森敬治 悠仁さまに期待される理想の結婚と海外留学 *伊藤秀倫 市街地に出没、異常な事故……クマに何が起きているのか *内田樹 女子大の教育における最大のアドバンテージとは *下方浩史 認知症患者を減らすための最新研究 *益田裕介 AIカウンセリングがはらむ依存症リスク など、100本収録
  • プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括
    4.5
    映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作という「プロジェクト」がいかに遂行されたかを『シン・エヴァ』制作スタッフ自らが振り返って分析・記録するとともに、制作関係者によるプロジェクト評価と、『シン・エヴァ』総監督の庵野秀明によるプロジェクト総括を行った公式プロジェクト記録書籍。
  • 絶歌
    3.7
    1997年6月28日。 僕は、僕ではなくなった。 酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。 「少年A」――それが、僕の代名詞となった。  僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。 それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、 不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。
  • 遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―
    3.8
    遺伝とはくじ引きのようなもの――だが、生まれつきの違いを最先端の遺伝統計学で武器に換えれば、人生は変えられる。〈遺伝と学歴〉〈双子〉の研究をしてきた気鋭の米研究者が、科学と社会をビッグデータでつなぎ「新しい平等」を指向する、全米で話題の書。サイエンス翻訳の名手、青木薫さんも絶賛する、時代を変える一冊だ。
  • 言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―
    4.4
    相手に何かを伝えるため、人間は即興で言葉を生みだす。それは互いにヒントを与えあうジェスチャーゲーム(言葉当て遊び)のようなものだ。ゲームが繰り返されるたびに、言葉は単純化され、様式化され、やがて言語の体系が生まれる。神経科学や認知心理学などの知見と30年におよぶ共同研究から導きだされた最新の言語論。
  • 死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
    4.1
    一九五九年冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム9名はテントから離れた場所で凄惨な死に様で発見された。米国人ドキュメンタリー作家の執拗な取材から明らかになった驚くべき結末とは…
  • バカの壁
    3.9
    あの大ベストセラーがついに電子化! 「話せばわかる」なんて大ウソ! イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と米国、若者と老人。互いに話が通じないのは、そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。その「バカの壁」とは何か……? いつの間にか私たちを囲む様々な「壁」。それを知ることで世の中が見えてくる!
  • 戦争中の暮しの記録 保存版
    4.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 一冊まるごとを戦争中の暮しの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。 終戦から22年の歳月が経った1967年、『暮しの手帖』は、戦時下の「庶民の日常の記憶」を集めようと、「戦争中の暮しの記録」の投稿を呼びかけました。総数1736編という驚くべき数の原稿が寄せられ、当時の編集長の花森安治と編集部員たちは、全身全霊を傾けてこの企画に取り組み、一冊に編み上げました。 市井の人々は、なにを考え、なにを食べ、なにを着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀の時を経て、あの「戦争」を今に伝える、不朽のロングセラーです。
  • 読者ハ読ムナ(笑) ~いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか~
    4.4
    藤田和日郎が明かす新人漫画家養成術。 「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」そして「双亡亭壊すべし」で少年漫画界を熱く走り続ける藤田和日郎。 その仕事場からは数多くの漫画家が巣立った。 今回、藤田和日郎のアシスタントになった架空の新人漫画家が、連載を勝ち取るまでを描く体裁で、藤田氏が自身の漫画創作術、新人漫画家の心構えやコミュニケーション術を語り下ろしました。 藤田和日郎の初代担当者も新人漫画家の担当編集者として登場。
  • ナグネ 中国朝鮮族の友と日本
    4.1
    電車の行先を訊ねられたのがきっかけで親しくなった中国朝鮮族の女性と過ごした一六年間.実家の「地下教会」での抑圧された日々,日本で砕かれた夢と現実,植民地支配と戦争に分断された朝鮮族の歴史などを振り返り,東アジアを跨ぎ自立していく一人の女性の姿を描く.中国・韓国への同行取材を加えて描くノンフィクション.

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  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)
    4.1
    人生には時々迷子になってしまう時期がある。仕事で失敗したり、恋人から別れを切り出されたり、家族に問題が生じたりすると、日常は簡単に砕け散ってしまう。まるで人生という大海原に放り出された「小舟」のようだ。僕らは今、他者との繋がりが薄れ、ひどく孤独になりやすい社会で生きている――いや、違う。僕はここにいます。独りじゃない。自他を共に愛する力を取り戻す「読むセラピー」。
  • 母という呪縛 娘という牢獄
    4.5
    深夜3時42分。母を殺した娘は、ツイッターに、 「モンスターを倒した。これで一安心だ。」 と投稿した。18文字の投稿は、その意味するところを誰にも悟られないまま、放置されていた。 2018年3月10日、土曜日の昼下がり。 滋賀県、琵琶湖の南側の野洲川南流河川敷で、両手、両足、頭部のない、体幹部だけの人の遺体が発見された。遺体は激しく腐敗して悪臭を放っており、多数のトンビが群がっているところを、通りかかった住民が目に止めたのである。 滋賀県警守山署が身元の特定にあたったが、遺体の損傷が激しく、捜査は難航した。 周辺の聞き込みを進めるうち、最近になってその姿が見えなくなっている女性がいることが判明し、家族とのDNA鑑定から、ようやく身元が判明した――。 髙崎妙子、58歳。 遺体が発見された河川敷から徒歩数分の一軒家に暮らす女性だった。夫とは20年以上前に別居し、長年にわたって31歳の娘・あかりと二人暮らしだった。 さらに異様なことも判明した。 娘のあかりは幼少期から学業優秀で中高一貫の進学校に通っていたが、母・妙子に超難関の国立大医学部への進学を強要され、なんと9年にわたって浪人生活を送っていたのだ。 結局あかりは医学部には合格せず、看護学科に進学し、4月から看護師となっていた。母・妙子の姿は1月ころから近隣のスーパーやクリーニング店でも目撃されなくなり、あかりは「母は別のところにいます」などと不審な供述をしていた。 6月5日、守山署はあかりを死体遺棄容疑で逮捕する。その後、死体損壊、さらに殺人容疑で逮捕・起訴に踏み切った。 一審の大津地裁ではあくまで殺人を否認していたあかりだが、二審の大阪高裁に陳述書を提出し、一転して自らの犯行を認める。 母と娘――20代中盤まで、風呂にも一緒に入るほど濃密な関係だった二人の間に、何があったのか。 公判を取材しつづけた女性記者が、拘置所のあかりと面会を重ね、刑務所移送後も膨大な量の往復書簡を交わすことによって紡ぎだす真実の物語。 獄中であかりは、長年別居していた父の手厚いサポートを受け、多くの「母」や同囚との対話を重ねた。そのことが、あかりに多くの気づきをもたらした。 一審で無表情のまま尋問を受けたあかりは、二審の被告人尋問で、こらえきれず大粒の涙をこぼした――。 気鋭の女性記者が、殺人事件の背景にある母娘の相克に迫った第一級のノンフィクション。
  • HHH インド人、ジャパンの競馬をHelpします!
    4.0
    「HHH(エイチ エイチ エイチ)」とは、 Hindi Hokkaido Horseman(ヒンディー・ホッカイドウ・ホースマン)のこと。 インド人が急増している町が北海道にある。 競走馬の産地、浦河町。 (2025年初夏時点で、400人ほどがこの町に暮らす)。 今、競走馬の生産現場は、多くのインドからの働き手によって支えられているのだ。 そこに密着2年間。そしてわかった 「インド人がいなかったら、日本の競馬は成り立たない!」というリアル。 そして「なぜ、この町では多民族が共生できているのか?」の謎。 ・インド人は、なぜ灼熱の地から氷点下10℃の北海道にやってきたのか? ・彼らは競走馬の調教に長けているのか? ・日本社会を彼らはどのように見ているのか? ・一方で、日本社会は彼らをどのように受け入れているのか? ・そもそも、競走馬の育成システムはどのようなものなのか? ・JRAはなぜ「競走馬の育成は、外国人がいなければ成り立たない」という現状に沈黙を続けるのか? ・そして、外国籍の方に対して厳しい日本は、少しでもマシな国になっていくのか? ・・・・・・など。 何も問題がないなんてことはありえない。むしろ、毎日問題は起きている。 でも共存。だって仲間で、同じ人間じゃないか。 競走馬育成の現場を通して多文化理解を志す人々を見つめた、 友情と傷心と希望のノンフィクション! 【著者プロフィール】 河野 啓(こうの さとし) 1963年愛媛県生まれ。北海道大学法学部卒業。1987年北海道放送入社。ドキュメンタリー、ドラマ、情報番組などを制作する一方、ノンフィクションの執筆に取り組む。著書に『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』(第18回開高健ノンフィクション賞)、『北緯43度の雪 もうひとつの中国とオリンピック』(第18回小学館ノンフィクション大賞)、『ヤンキー 母校に恥じる ヨシイエと義家氏』など。
  • 戦争シミュレーション 未来戦記の精神史
    3.0
    ■メガトン級のアカデミズム×ジャーナリズムの一冊がついに刊行! 近い将来起こるアメリカとの戦争をシミュレーションした「日米未来戦記」は、戦前から最近まで、日本だけでなく世界でも、夥しい数の書籍が刊行されてきた。危機意識はどのように生まれ、いかに世論が醸成されていったのか? 150年の歴史を一括して分析し、その精神史に迫る。 ■世論が醸成された果てが、現実の日米戦争であったこと(むろん、その要因は世論だけはない)、そして現在、日本国内の一部に近隣諸国への感情的反発や、主にインターネットを中心とした陰謀論の跋扈が見られるなか、20世紀前半の国際情勢に対する日本人のリフレクションともいうべき「日米未来戦記」をもう一度論じる意味は決して小さくない。──本書より
  • 慟哭の谷(第7刷)【HOPPAライブラリー】
    3.9
    1915年12月北海道苫前村。開拓地を襲い、死者8名を出した巨羆。熊害史上世界にも例を見ないこの惨劇の戦慄のドキュメント。

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  • あいつゲイだって アウティングはなぜ問題なのか?
    4.2
    2021年11月は「一橋大学アウティング事件」の控訴審判決から1年にあたる。「パワハラ防止法」により、2022年4月からは中小企業でもアウティングの防止対策が義務付けされることになっている。 なぜアウティングは「不法行為」と判断されたのか? そもそもなぜ、性的指向や性自認といった個人情報の暴露が「命」の問題につながってしまったのか? 実は、一橋事件の前からこうした被害は起きていたし、現在も起きている。学校や職場などの身近な人間関係、不特定多数に瞬時に情報を発信できてしまうネット社会において、誰もが加害者にも被害者にもなり得るのだ。 校舎から飛び降りたのは、私だったのかもしれない――。勝手に伝えることが誰かの「命」を左右する瞬間を、痛みとともに、ひとりの当事者が描き出す。 一橋事件を一過性のものとせず、被害を防ぎ、これ以上「命」が失われないためにも、いま改めて考えたい「アウティング問題」の論点! ■「アウティング」とは? 本人の性のあり方を同意なく第三者に暴露すること。 ■「一橋大学アウティング事件」とは? 「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ」。一橋大学大学院のロースクールに通うAがゲイであることを、同級生ZがクラスメイトのLINEグループに同意なく暴露。心身に変調をきたしたAは2015年8月、校舎から転落死した。翌16年、遺族が学生Zと大学に対し損害賠償を求めて提訴。20年11月の控訴審判決では、本人の性のあり方を同意なく勝手に暴露するアウティングが「不法行為」であることが示され、世間的にも「アウティング=危険な行為」という認識が広まるきっかけとなった。地方自治体だけでなく、国レベルでも大きな影響があった。 ■目次 はじめに 第一章 一橋大学アウティング事件――経緯 第二章 アウティングとは何か 第三章 繰り返される被害 第四章 一橋大学アウティング事件――判決 第五章 アウティングの規制 第六章 広がる法制度 第七章 アウティングとプライバシー 第八章 アウティングの線引き 第九章 アウティングのこれから 終章 アウティング、パンデミック、インターネット おわりに ■著者プロフィール 松岡宗嗣〈まつおか・そうし〉 1994年愛知県名古屋市生まれ。明治大学政治経済学部卒。政策や法制度を中心とした性的マイノリティに関する情報を発信する一般社団法人fair代表理事。ゲイであることをオープンにしながら、HuffPostや現代ビジネス、Yahoo!ニュース等で多様なジェンダー・セクシュアリティに関する記事を執筆。教育機関や企業、自治体等での研修・講演実績多数。2020年7月、LGBT法連合会・神谷悠一事務局長との共著『LGBTとハラスメント』(集英社新書)を出版。近著に『「テレビは見ない」というけれど--エンタメコンテンツをフェミニズム・ジェンダーから読む』(青弓社)、『子どもを育てられるなんて思わなかった--LGBTQと「伝統的な家族」のこれから』(山川出版社)。本作が初の単著となる。

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  • 野の医者は笑う 心の治療とは何か?
    4.6
    若き臨床心理学者の冒険譚にして青春物語 われらがカウンセラー、東畑開人の一般書デビュー作、文春文庫版の電子書籍化。 文庫版あとがき「8年後の答え合わせ、あるいは効果研究」を付した完全決定版です。 人生に痛めつけられたからこそ、 人を癒やす力を得た野生の医者たち。 彼女・彼らと共に過ごした 灼熱のフィールドワークの記録! 気鋭の心理学者にしてカウンセラーは、精神科クリニックを辞め、学界を揺るがすこと必至のフィールドワークを開始。沖縄で人々の心を癒やし続ける謎のヒーラー達を取材しながら自ら治療を受け、臨床心理学を相対化しようと試みた。「野の精神医療」と学問の狭間で辿り着いた驚愕の発見とは? 涙と笑いの学術エンタテインメント。 単行本:2015年8月 誠信書房刊 文庫版:2023年9月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 技術革新と不平等の1000年史 上
    3.8
    生産性を高める新しい機械や生産方法は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反している。中世ヨーロッパにおける農法の改良は飛躍的な増産を実現したが、当時の人口の大半を占める農民にはほとんどなんの利益ももたらさなかった。船舶設計の進歩による大洋横断貿易で巨万の富を手にする者がいた一方で、数百万人もの奴隷がアフリカから輸出されていた。産業革命にともなう工場制度の導入で労働時間は延びたにもかかわらず、労働者の収入は約100年間上がらなかった。なぜこのようなことが起きるのか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する。
  • 涙を食べて生きた日々 摂食障害――体重28.4kgからの生還
    4.7
    これは拒食と過食、両方を経験した私の十二年間の軌跡。 高校一年生の夏、母に連れられて行った心療内科で、「摂食障害」と診断された。当時の 身長は153センチ、体重は35キロ。しかし医者に診断されるまで、自分が病気だなん て思いもしなかった。 やせ続けることは、私の正義であり誇りだったから――。 通院を始め、食べなくてはいけないとわかっていても、頭の中のもう一人の『私』が許さ ない。『食べたら太る』『やせろ』と責め立てられ、ついに一日の食事量は水とカロリーバー一本に。 精神病院への入院を経て徐々に食事ができるようになるが、今度は強い過食衝動が起こり、七か月で体重が倍増する。 「空腹」も「満腹」も失い、大好きだった絵を描くことすらできなくなりながらも、自らと向き合い摂食障害になった理由を見つけ、食事へのこだわりを手放して自分らしく生きられるようになるまでを記した感動のエッセイ。 今日マチ子・装画
  • ホス狂い
    3.3
    ホス狂いと呼ばれる女性をご存じだろうか。 彼女たちの多くはデリヘルやソープ、パパ活などで稼いだお金をホストに注ぎ込んでいる。 担当に請われるまま数百万のシャンパンタワーを入れ、 時には売掛まで作る姿は、痛ましい。 しかし、彼女たちがホストにダマされ、 搾取される被害者に見えるとしたら、それは少し現実とは違う。 むしろ彼女たちは、 自分たちが営業されている=金銭が介在した関係と知りながら、 ホストに課金し続けるのだ。 果たして彼女たちはなぜ、ホストに狂うのか。 複雑な「欲」と「性」を解き明かしたいと思っている。 人気女流作家・大泉りかが初のノンフィクションに挑む。 迫真のルポルタージュ! ■目次 ・エースで居続けるために大学中退を決めた女(22歳) ・5千万円以上の“売り掛け"を抱える女(30歳) ・ホストは「推し」と言い切る女(27歳) ・都内と大阪を行き来しながら担当の店に通う女(25歳) ・同棲解消を機にホス狂いを“卒業"した女(24歳) ・ホスクラの楽しさとは何なのか?【初回潜入ルポ1】 ・世間を騒がせた、衝撃のホスクラ事件簿 ・生活費以外はすべてホストに注ぎ込む女(37歳) ・ホス狂い憧れ「担当との結婚」を手に入れた女(31歳) ・三十年間ホストクラブに通い続ける女(48歳) ・ホスクラの楽しさとは何なのか?【初回潜入ルポ2】 ■著者 大泉りか(オオイズミ リカ) 1977年、東京都生まれ。SMショーのモデルやキャットファイターなど、 アンダーグラウンドな世界にどっぷりと浸かった20代を過ごす。 2004年に『ファック・ミー・テンダー』(講談社)でデビュー。 以後、官能小説や女性向けポルノノベル、女性の生き方をテーマとしたエッセイなどの執筆を中心に活躍。 漫画の原作なども手がけ、20冊以上の著書を持つ。
  • 仲代達矢が語る日本映画黄金時代 完全版
    4.4
    これがプロフェッショナルの凄味! 名監督との出会い、伝説の俳優との撮影秘話から現在の映画界や芸談、役者論まで! 80歳を超えてなお活躍する役者 仲代達矢。映画史の生き証人ともいえる氏に、 岡本喜八、黒澤明、成瀬巳喜男、小林正樹ら名監督との出会いから 高峰秀子、原節子、夏目雅子、勝新太郎ら伝説の俳優との仕事、 そして現在の映画界に至るまで、 稀代の時代劇・映画史研究家 春日太一がインタビューし尽くした濃密な一冊! 文庫化にあたり新章「仲代達矢の現在地」を追加し、大幅加筆。 主演時代劇『果し合い』の現場ルポも収録。 【目次】 はじめに/文庫化にあたって 序 役者・仲代達矢の誕生 第一章俳優デビューと『人間の条件』 第二章黒澤明との仕事――『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』 第三章京都の撮影所と時代劇――『炎上』『鍵』『股旅 三人やくざ』『切腹』 第四章仏の喜八――『大菩薩峠』『殺人狂時代』『激動の昭和史 沖縄決戦』 第五章成瀬巳喜男と木下恵介と女優たち 第六章海外進出、前衛、左翼、俳優座 第七章五社英雄と名優たちの情念――『御用金』『人斬り』『闇の狩人』『鬼龍院花子の生涯』 第八章黒澤明と勝新太郎――『影武者』『乱』 第九章小林正樹と日本映画の落日――『上意討ち』『怪談』、幻の『敦煌』 文庫版特典(1)仲代達矢の現在地 第一部 映画出演と舞台出演/第二部 役者論・芸談 文庫版特典(2)現場ルポ 時代劇『果し合い』での激闘 おわりに――仲代達矢(書き下ろし) 仲代達矢出演映画一覧
  • 家族最後の日
    4.0
    母との絶縁、義弟の自殺、夫の癌――。 写真家・植本一子が生きた、懸命な日常の記録。
  • 「毒親」の正体―精神科医の診察室から―(新潮新書)
    4.1
    ちょっとしたことで母親はAさんを全否定する。身体を引きずり回し、家から閉め出すことも数知れない。なぜ母は私を苦しめるのか。苦しむAさんに精神科医は意外な答えを示した。「お母さんは、発達障害だと思います」――。不適切な育児で、子どもに害をおよぼす「毒親」。その被害を防ぐカギは診察室にあった。臨床例から彼らの抱える四つの精神医学的事情を解説、厄介な親問題を手放す指針を明らかにする。
  • 超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる
    3.8
    特殊清掃、略して“特掃”。遺体発見が遅れたせいで腐敗が進んでダメージを受けた部屋や、殺人事件や死亡事故、あるいは自殺などが発生した凄惨な現場の原状回復を手掛ける業務全般のことをいう。そして、この特殊清掃のほとんどを占めるのは孤独死だ。著者の試算によると、わが国では現在およそ1000万人が孤立状態にある。これは、とてつもなく大きな数字だ。そして、孤独死の8割を占めるごみ屋敷や不摂生などのセルフ・ネグレクト(自己放任)は、“緩やかな自殺”とも言われており、社会から静かにフェードアウトしていっている。誰もが、いつ、どこで、どのように死ぬのかはわからない。けれども、死を迎えるに当たってあらかじめ準備をすることはできる。死別や別居、離婚などで、私たちはいずれ、おひとりさまになる。そんなときに、どんな生き様ならぬ死に様を迎えるのか。本書では、特殊清掃人たちの生き様や苦悩にもクローズアップしながら、私たちにとっての生と死、そして現代日本が抱える孤立の問題に徹底的に向き合う。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • トゥルークライム アメリカ殺人鬼ファイル
    4.0
    人知を超えた凶悪殺人犯たち。彼らはなぜ生まれたのか。――犯罪大国アメリカで実際に起きた凶悪殺人事件の真相に迫る、犯罪ドキュメンタリー番組を初書籍化。収録するのは、“シリアルキラー界のカリスマ”テッド・バンディから、2010年代の最新事件まで、ラインナップの妙が光る全10ケース。事件概要と、平山夢明による解説をテキストで再構築し、完全収録した。番組に出演する大谷亮平、谷山紀章のインタビューも特別掲載。
  • 特殊清掃 死体と向き合った男の20年の記録
    4.2
    「特殊清掃」とは、遺体痕処理から不用品撤去・遺品処理・ゴミ部屋清掃・消臭・消毒・害虫駆除まで行う作業のこと。通常の清掃業者では対応できない特殊な清掃業務をメインに活動している。 孤立死や自殺が増え続ける、この時代。その凄惨な現場の後始末をするなかで著者が見た「死」と、その向こう側に見えてくる「生」のさまざまな形は、読者を不思議な感動に誘う。 「特殊清掃」 今はいろいろなところで使われている言葉だが、もとは私の会社がつくった造語。そして、当社は、この特殊清掃の先駆企業である。 仕事の内容は、人間遺体・動物死骸・糞尿・山積ゴミなどに関係する特殊な汚染汚損を処理するというもの。 凄惨な現場に遭遇することや過酷な作業を強いられることも多く、陽の目をみることが少ない汚仕事である。 「特掃隊長」 この呼称は、本書のもとになったブログの運営管理を担っている管理人(同僚)が命名したもの。 会社組織上の肩書でも、実社会でのニックネームでもなく、あくまで、ブログ上での呼称。 そんな特掃隊長は、自分が喜んでいるほど善い人間ではないだろうけれど、自分が悲しんでいるほど悪い人間でもないかもしれない。また、自分がうぬぼれているほど賢くはないだろうけれど、人が思っているほどバカではないかもしれない。 内向的、悲観的、神経質、臆病、怠け癖、泣虫、ネクラなどなど、その性格に多くの問題を抱えるくたびれた中年男である。 私は、今まで、幾人もの死を体感し、幾人もの生を垣間見てきた。 目に見えるものを片付けるなかで、目に見えないものをたくさん目の当たりにしてきた。 すべての儚さを思い知らされつつも、死痕を消して生跡を刻み、死を生に転化させてきた。 命とは、生とは、死とは何であるか、それを探求したがる本性に心を揺さぶられてきた。 そして、自問自答を繰り返しながら、浅慮も省みず、それらを本にして出版することにしてみた。 読み手の一人ひとりが、ここから何を読み取るか、何を受け取るか、そして、自分の価値観にどう響かせ、生き方にどう反映させていくのか、私にはわからない。 そもそも、そんな何かが本書にあるのかどうかもわからない。 ただ、せっかく手に取ってもらったのだから、読んだ後、その心に少しでもよいものが残れば幸いである。
  • ルポ スマホ育児が子どもを壊す
    3.8
    スマホ登場以来16年、教室にいるのはもはや私たちが知る「子ども」ではなくなっていた。ハイハイも体育座りもできない保育園児。教室の「圧」に怯える小学生。クラスメイトの姓すら知らない中学生。会ったその日にベッドインする高校生――児童に関する問題を丹念に追ってきた著者がデジタルネイティブの育ち方を徹底レポート。
  • 人類の都 なぜ「理想都市」は闇に葬られたのか
    4.5
    20世紀初頭、世界が熱狂した壮大な首都構想。その真実は平和の実現か、恐怖の支配か 科学、通信技術、芸術、スポーツなどあらゆる叡智をひとつの都市に集結させる――斬新な〈世界の首都〉構想が立てられた。目的は技術革新を通した世界平和。考案者は彫刻家のヘンドリックと義姉で名家出身のオリヴィア。政治家や芸術家をはじめ計画は世界中で熱狂的に支持されたが、構想から30年を経たのち夢と潰えた。だがその裏ではムッソリーニ、ヒトラーら独裁者たちが強い関心を示していた。ユートピア思想から始まったはずが、なぜファシズムに利用されることになったのか。計画に人生を捧げた考案者の姿を通して、幻の理想都市の謎に迫る歴史ノンフィクション。
  • 退屈な日常を破壊する都市伝説
    4.0
    都市伝説とは、森羅万象である。 チャンネル登録者数20万人(2021年5月現在)、動画では語れなかった真実のすべて! chapter1 オカルト&スピリチュアル編 「この世」と「あの世」をつなぐものたち ・シンクロニシティの神秘 ・死後の世界を考察する ・呪術は存在するのか? ・宇宙の巨大法則カルマ ・瞑想で意識を拡大 ・ネット掲示板の予言者  ・予知能力は実在するのか? chapter2 世界の闇&ロマン編 話すことを禁じられた世界の秘密 ・CAIの闇が深すぎる ・日本の未来首都計画 ・僕らの知らない地下世界 ・必ずUFOを見てしまう職業  ・地図にしか存在しない町 ・財宝探しを禁じられた島 chapter3 歴史&神話編 歴史の表舞台から消された不都合な事実 ・存在を消された神 ・絶対に読んではいけない禁忌の話 ・人外が蠢く「誰そ彼時」 ・江戸の設計者は明智光秀だった? ・シェイクスピアとは一体誰なのか? ・予言者ヒトラー chapter4 自然科学&物質編 科学は人類を生かすのか、殺すのか?    ・ソルフェジオ周波数と悪魔の440Hz ・地球上で一番神がかった物質 ・幻覚剤の隠された真実 ・地球から砂が消える日 ・脳をバグらせるマンデラ効果 ・明晰夢のトリガー
  • 成熟とともに限りある時を生きる
    3.9
    自分らしい生き方をしている人は憧れられます。いつでもみずみずしい笑顔で若々しい。衣食住も自分のスタイルがあるので何をしてもエレガントに見えます。自分も自由、だから、あなたも自由でいい。そんな大人の「私らしい生き方」が本書で学べます。 たとえば人は、「比べる」ことで幸せや不幸せな気持ちになります。顔やスタイル、持ち物、自分や家族の学歴、財力、社会的地位などなど、人と比べて感じる幸せは、相手に負けられないという気になったりして、自分自身を見失う原因になります。 誰とも比較しなければ、心は平安です。どうすればいつもそうでいられるでしょう。ドミニックさんいわく、「旅行や食事、住まい、消費などでステレオタイプになるのを避けてごらんなさい。自らの価値観で行動すれば、比べることは少なくなります」と。 本書では、このほか「受け入れる」「自分を尊重する」「一定の距離を置くこと」「分相応を覚える」など、「心軽く自由に生きる」ための貴重な秘訣が綴られています。
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)
    4.4
    現代ソマリランドと室町日本は驚くほど似ていた! 世界観がばんばん覆される快感が味わえる、人気ノンフィクション作家と歴史家による“超時空”対談。世界の辺境を知れば日本史の謎が、日本史を知れば世界の辺境の謎が解けてくる。中島京子さん推薦「脳天にハンマー直撃。目から鱗ボロボロ。」【小見出しより】外国人がイスラム過激派に狙われる本当の理由/ソマリアの内戦と応仁の乱/未来に向かってバックせよ!/信長とイスラム主義/伊達政宗のイタい恋/江戸の茶屋の娘も、ミャンマーのスイカ売りの少女も本が好き/独裁者は平和がお好き/妖怪はウォッチできない/アフリカで日本の中古車が売れる知られざる理由/今生きている社会がすべてではない
  • 1割の不死蝶 うつを卒業した元アイドルの730日
    5.0
    HKT48時代に「はるっぴ」の愛称でファンに親しまれた兒玉遥は うつ病を患い休業した経験を持つ 「元気な姿に戻れる確率は1割」 医者にそう言われた彼女は、いかにして乗り越えたのか? 2度の休業を経てたどり着いた境地とは? 「デブ」「ブス」「痩せろ」 何年も反省ノートにダメ出しを続けた 真面目すぎて、不器用すぎて 真っ直ぐすぎて生きづらい… …そんな人たちに伝えたい 【目次】 はじめに 双極性障害(躁うつ病)になったアイドル CHAPTER1 アイドルになるまで と なってから CHAPTER2 アイドルと、うつ CHAPTER3 深く潜って、浮上する CHAPTER4 復帰 うつに向き合いながら生きる今 おわりに 生き方に正解も不正解もない
  • 情報分析力
    3.9
    プロはどう集め、読み、アウトプットするのか? 溢れる偽情報時代、情報に溺れないための「分析装置」の作り方とは? 問題は「情報がない」ではなく、「情報を分析するやり方」にあった! 情報の取り方、分析の基本、情報分析のための文章術…… ビジネスパーソンから学生まで ロシアの軍事・安全保障専門の著者による情報分析力入門講義 + + + + + + + + + + + + ■著者「はじめに」より 現代は情報に関するコストが人類史上で最も低下した時代と言えるでしょう。 情報は誰にでも、いくらでも入ってくるのだけれども、その処理装置を持つのは簡単ではない。 これは現代の世界が抱える大きな問題ですし、本書ではこのギャップをなるべく 縮めることを試みてみたいと思っています。 + + + + + + + + + + + + ■目次より 第1章 ロシアのウクライナ侵略はどう分析されたか?――溢れる偽情報といかに向き合うか 第2章 情報分析で大事なスタンス――「情報」とは何か 第3章  情報を取る――どのように定点観測するか 第4章  集めた情報を分析する――「位置」を描き、具体論で語る 第5章  情報をまとめる――情報分析のための文章術 第6章  情報分析で陥りやすい罠――「予断」と「偏り」の中で 終章   不確実な時代の情報分析 + + + + + + + + + + + +
  • デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
    4.0
    両手の指9本を失いながら“七大陸最高峰単独無酸素”登頂を目指した登山家・栗城史多氏。エベレスト登頂をインターネットで生中継することを掲げ、SNS時代の寵児と称賛を受けた。しかし、8度目の挑戦となった2018年5月21日、滑落死。35歳だった。彼はなぜ凍傷で指を失ったあともエベレストに挑み続けたのか? 最後の挑戦に、登れるはずのない最難関のルートを選んだ理由は何だったのか? 滑落死は本当に事故だったのか? そして、彼は何者だったのか? 謎多き人気クライマーの心の内を、綿密な取材で解き明かした第18回開高健ノンフィクション賞受賞作!
  • 読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全
    4.3
    コーンフレークは性欲を抑えるために開発された? 「正常位」の名には人類史が宿っている? アリストテレス、ガンディー、フロイト、正岡子規、医学者、性科学者……先人たちの飽くなき探究と実験により得られた性科学的知見の数々。著者ならではの考察と多角的な視点から生まれた、下ネタの〈総合知〉と称すべき賢者の書。
  • 「空気」の研究
    3.9
    昭和52年の発表以来、40年を経ていまだに多くの論者に引用、紹介される名著。 日本人が物事を決めるとき、もっとも重要なのは「空気」である。 2018年3月にも、NHK Eテレ「100分deメディア論」で、社会学者・大澤真幸氏が本書を紹介し、大きな反響があった。 日本には、誰でもないのに誰よりも強い「空気」というものが存在し、人々も行動を規定している……。 これは、昨今の政治スキャンダルのなかで流行語となった「忖度」そのものではないか! 山本七平は本書で「『気』とはまことに大きな絶対権を持った妖怪である。一種の『超能力』かも知れない。」「この『空気』なるものの正体を把握しておかないと、将来なにが起るやら、皆目見当がつかないことになる。」と論じている。 それから40年、著者の分析は古びるどころか、ますます現代社会の現実を鋭く言い当てている。 「空気を読め」「アイツは空気が読めない」という言葉が当たり前に使われ、誰もが「空気」という権力を怖れて右往左往している。 そんな今こそ、日本人の行動様式を鋭く抉った本書が必要とされている。 『「水=通常性」の研究』『日本的根本主義(ファンダメンタル)について』を併録。 日本人に独特の伝統的発想、心的秩序、体制を探った名著である。 解説・日下公人
  • 沖縄戦 なぜ20万人が犠牲になったのか
    4.0
    1945年3月末から約3か月間にわたり、米軍と激しい地上戦が繰り広げられた沖縄戦。軍民あわせ約20万人もの命が失われた。戦後、日本は平和憲法を制定したが、沖縄は米軍の軍事支配に委ねられ、日本に返還後、今なお多くの米軍基地が存在している。また、近隣国を仮想敵とし、全国で自衛隊基地の強靭化や南西諸島へのミサイル配備といった、戦争準備が進行中である。狭い国土の日本が戦場になるとどうなるのか? 80年前の悲劇から学び、その教訓を未来に生かすために、国土防衛戦の実相を第一人者が膨大な史料と最新の知見を駆使し編み上げた、沖縄戦史の決定版!
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―
    4.2
    「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。
  • 子どもは40000回質問する~あなたの人生を創る「好奇心」の驚くべき力~
    4.6
    好奇心を突き動かしつづけるのは「知識」であり、知識を得るには「労力」が必要だ。いっぽう、幼少期の環境に由来する「好奇心格差」は、深刻な経済格差に発展しかねない。はたして、いま私たちが自分のために、そして子どもたちのためにできることとは? 好奇心がいかに生まれ、育まれ、なぜ人間に好奇心が必要なのかを、多彩な例を引きつつ解明。親、教育者、そして知的意欲に溢れるビジネスマンまで必読のノンフィクション。
  • 絶縁家族 終焉のとき
    4.4
    親子ほど不可解で答えのない関係はない! 2021年5月6日、NHK「クローズアップ現代+」が、家族問題をテーマにした「親を棄ててもいいですか?~虐待と束縛を越えて~」を放送し、SNS上で大きな反響を呼んだ。これは、家族関係に悩み、絶縁状態に苦しんでいる人がいかに多いかを示すものだった。 親子愛・家族愛信仰が強固な日本では、親子の縁は容易く切れるものではない。親からの虐待、ネグレクト、過干渉や束縛に悩んできた40代、50代の人が老いた親から解放されたくても、親も社会も子が親の面倒をみるのは当然と考えている。  問題を抱えた家族とその葬送について7年にわたり取材を重ねてきた著者が、“絶縁家族”の実態と、絶縁状態のまま家族の死を迎えた人の苦悩を浮き彫りにするノンフィクション。
  • 証言 初代タイガーマスク 40年目の真実
    3.8
    佐山聡が語り尽くす 虎の仮面に秘した理想と葛藤と秘密―― 髙田延彦、藤原喜明、グラン浜田らが明かす40年目の秘話 新日本プロレスの若手選手だった佐山聡が初代タイガーマスクとしてデビュー(1981年)してから今年で40年になる。 新日本プロレスブームを巻き起こし国民的ヒーローとなった男は、わずか2年あまりでその仮面を脱ぐことを決意する。 M・コステロ戦、ショウジ・コンチャ、新日本クーデター事件、A.猪木監禁事件、梶原一騎と前田日明、そして電撃引退の真相――。 格闘技への思いを胸に秘めた“虎の衝撃”は、数々の歪な現実を引き寄せる。 佐山氏へのロングインタビューと8人の証言で明らかにする、初代タイガーマスクの真実。
  • 新薬の罠 子宮頸がん、認知症…10兆円の闇
    3.7
    「製薬会社」と「医療」のタブーに挑む! ディオバン事件で明らかにされた「製薬会社」と「医療」の近すぎる関係とは!? 徹底取材で「利益相反」の実態と癒着の核心に迫る。 はじめに 第一章 カネで動いた子宮頸がんワクチン 1「心の問題」にされた少女たち 2製薬会社のセールスマンとなった専門家 3政治家を動かす製薬ロビイスト 4キャンペーンに加担したマスコミ 第二章 薬漬けにされるニッポン人 1高齢者の二人に一人が高血圧? ~隠された数字・NNT~ 2カネで売られる「診療ガイドライン」 3病気をつくる疾患啓発広告 4そして我々は、高い薬を飲まされる 第三章 製薬会社のカネに依存する医学界 1タダ飯にたかる医師たち 2「奨学寄附金」という袖の下 3都合よくつくられるエビデンス 4利益相反が生んだ薬害 第四章 癒着を引き剥がす処方箋 参考図表 あとがき
  • ただ生きる
    4.0
    人生の往相では善く生きるために苦悩し、さまざまな努力を重ねた。でも、七十も半ばを過ぎた人生の還相では、もう余計なものは欲せず、余計なこともしない。「ただ生きる」でよいのでは? 三度の飯をありがたくいただき、一日一日を心静かに暮らす。穏やかで満たされた日々のための、ちょっと前向きな人生論。(発行:夕日書房 発売:光文社)
  • カーテンコール
    4.0
    結婚からわずか4年。幸せな毎日を送る女優を襲ったのは、治療困難といわれる「肝内胆管がん」 だった──。治療法を探し求めたセカンドオピニオン。覚悟して臨んだ腹腔鏡手術。手術前夜に病室で綴った「遺書」。そして、夫が書き記す、激やせ騒動と衝撃の死の真相。最後まで「川島なお美」を演じきった、ある女優の生き様。
  • 答え合わせ(マガジンハウス新書)
    3.9
    “M-1 2008優勝”“生粋の漫才オタク”がはじめて語る 「漫才論」「M-1論」「芸人論」 漫才師たちから絶賛の声、続々!! 博多華丸・大吉 博多大吉 「分析本の名を借りた、 近代漫才の暴露本。 ここまでバラすとは!」 ナイツ 塙宣之 「くそ! これ読んでたら NON STYLEに勝てたのに!」 令和ロマン 高比良くるま 「この1冊でNSC1年分の 価値ありますけど 逆に大丈夫ですか?」 本書は、漫才に対する分析が鋭すぎて、「石田教授」とも 呼ばれている石田明さんが「漫才論」について語り尽くした一冊です。 「漫才か漫才じゃないかの違いは何か?」といった【漫才論】から、 「なぜM-1ではネタ選びを間違えてしまうのか?」といった【M-1論】まで、 漫才やM-1にまつわる疑問に「答え」を出していきます。 読むだけで漫才の見方が一気に「深化」する新たな漫才バイブルです。 【本書の内容】 ・「偶然の立ち話」が漫才の原点 ・結局、「ベタが最強」「アホが才能」 ・ワイン理論──「くだらない」と言われるボケは強い ・M-1は「じゃんけん」大会から「何でもあり」大会へ ・令和ロマンに授けた「漫才身体論」 ・賞レースで「ネタ選び」を間違えるワケ ・なぜM-1で「歌ネタ」は評価されにくいのか? ・「システム漫才」の意外な落とし穴 ・YouTube・サブスク全盛期に「舞台」に立つ意味 …etc.
  • 文明の衝突と21世紀の日本
    3.8
    93年に発表された「文明の衝突」理論は、その後のコソボ紛争、さらに東ティモール紛争でその予見性の確かさを証明した。アメリカ合衆国の「21世紀外交政策の本音」を示して世界的ベストセラーとなった「原著」の後継版として、本書は理論の真髄を豊富なCG図版、概念図で表現。難解だったハンチントン理論の本質が、一目のもとに理解できる構成とした。その後99年に発表された二論文を収録、とくに日本版読者向けに加えた「21世紀日本の選択」は必読の論文。2000年に刊行された名著を電子版で復刻! 解題・中西輝政。
  • 検証 令和の創価学会
    3.5
    「創価学会と公明党」をとことん解明。 「日本最大規模の信者数を誇る創価学会がいかなる宗教か。連立与党の一翼を担う公明党とどんな関係か。かなり物知りな人でも、きちんと説明できる人はあまりいません」--。本書は、1999年に自民党との連立に踏み切り政権与党入りしてから四半世紀。日本有数の宗教団体・創価学会を支持母体とする公明党の「今」を検証する一冊です。「日本人が知ろうとしない創価学会と公明党」「自公連立の歩みと評価」 「池田大作というカリスマを客観的に評価する」「創価学会の歩み」「公明党と創価学会読む年表」「プロ野球、箱根駅伝などスポーツ界、芸能界の創価パワー」をベースに論述します。さらに、ドイツの「キリスト教民主同盟」などの政党の成り立ちなどをわかりやすく解説。海外の人に公明党のことを説明する際に、「仏法民主主義政党」というと納得してもらえるという実体験にも触れています。2023年11月に亡くなった創価学会名誉会長にして、不世出の宗教指導者・池田大作名誉会長没後の巨大宗教団体の行方にも迫ります。 (底本 2025年8月発売作品)
  • ヤンキーと地元 ――解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
    4.1
    生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、一人の若者。その出会いを原点に、沖縄の若者たちをめぐる調査は始まった。暴走族のパシリとなり、建設現場で一緒に働き、キャバクラに行く。建設業や性風俗業、ヤミ仕事で働く若者たちの話を聞き、ときに聞いてもらう。彼らとつき合う10年超の調査から、苛酷な社会の姿が見えてくる──。補論を付した、増補文庫版。
  • こわされた夫婦 ルポ ぼくたちの離婚
    4.0
    『女子SPA!』好評連載の書籍化、第2弾! 「気づいたら彼女の首を絞めていました」 「不幸というのはなんの脈絡もなく訪れるんです」 「子供ができない。これはなんの罰?」 「『生きづらい彼女を救ってやりたい』だなんて、傲慢でした」 精神的DV、不妊治療、子どもの連れ去り―― 地獄の日々で持続不能になった結婚生活 14組の離婚から“社会”が見える衝撃のルポルタージュ 「あなたはきっと、心の病んでない普通の奥さんと結婚する。朗らかで美人な奥さんと。どうせすぐに相手が見つかるし、すぐに再婚する。それが許せない。あなただけが幸せになるのが絶対に許せない。だから傷ついてほしい。今すぐに、今ここで!!  早く!! そうヒステリックに急き立てました。 すごく怖かったし、すごく腹が立ちました。気が遠くなって倒れそうになりました。でも、ここで倒れるわけにはいかない。生き残るんだ、生き残るんだと、自分に言い聞かせました」(Case #03 仲本守「夜と霧」より) ――証言が物語る壮絶な離婚劇 本書は、離婚を経験した男女(多くは男性)たちに、離婚に至るまでの経緯や顛末を聞いたルポルタージュである。 離婚そのものは、最終的には当事者同士の相性の問題だ。それは間違いない。しかし取材を重ねるうち、こう感じるようになった。 「社会の構造が離婚を促進させた側面もあるのではないか?」 離婚はその人の人生をあぶり出すだけでなく、その時点での社会のありようまでも可視化する。離婚で、社会が見える。 ぜひ、彼らの言葉ひとつひとつに耳を傾けてほしい。(「まえがきに代えて」より)

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  • 最後の角川春樹
    4.1
    『人間の証明』、『セーラー服と機関銃』…活字と映像を交錯させて、表現の力で社会を揺り動かした戦後最大の出版人、その魂の軌跡。幾多の受難から立ち上がった角川春樹、新たな闘争が始まる。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • ホス狂い ~歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る~(小学館新書)
    3.7
    私は今日も、担当に愛を課金する―― 「彼がわたしの王子です」 きらびやかなシャンデリアの下、薄化粧をした男性の隣でこのうえなく幸せそうな微笑みを見せる彼女は、今晩“王子”のために、いくら課金するのだろうか―― 緊急事態宣言中でも県をまたいで週5で歌舞伎町に通い詰める人妻、「好きで好きで仕方なかった」という動機で同い年のホストを刺した女、虐待といじめを受け、地元から逃げ出して「ホス狂いシェアハウス」に居場所を作った少女、圧倒的な美貌と財力を武器に人気ホストの“彼女”の座を手にした女王。 「シャンパンタワー代はママにカンパしてもらいました、もちろんパパにはナイショです」とはにかむ「実家通勤ホス狂い」。 パパ活で、風俗で、AVで・・・・身を粉にして稼いだ大金を、彼女たちはなぜホストに捧げるのだろうか。お金も時間も労力も体も、人生のすべてを賭けてホストクラブに通う女性たちは何を得ようとしたのか。そして行き着く先はどこなのか。日本一の歓楽街に入り込み、見つめ続けた歌舞伎町ノンフィクション。
  • 潤日(ルンリィー)―日本へ大脱出する中国人富裕層を追う
    4.2
    日本に押し寄せる中国“新移民”とは何者なのか?  ●中学受験で躍進する中国人富裕層の子どもたち!  ●湾岸タワマンをキャッシュで爆買い!  ●現金を日本に持ち込む地下銀行ルートの実態!  ●銀座のど真ん中を一望できる会員制クラブ!  ●北海道ニセコ町を開発する香港系投資家の勝算!  「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書くことから、英語の「run(逃げる)」とダブルミーニングになっている。  「潤日」コミュニティ――、多くの日本人が知らぬ間に、中国や日本、そして世界の変化に応じる形で急速に存在感を増しつつある。  この全く新しいタイプの中国人移民たちをつぶさに訪ねて耳を傾けると、その新規性や奥深さを痛切に感じるとともに、日本の政治、経済、社会に見逃せないほどの大きなインパクトをもたらしつつある現状が見えてきた。
  • 絞首刑
    4.5
    国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年に発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年3名への取材は、精緻を極める。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。(講談社文庫)
  • 明日から「仕事ができる」と言われる新・目標達成法
    3.6
    『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』『「1秒!」で財務諸表を読む方法――仕事に使える会計知識が身につく本』とベストセラーを連発している経営コンサルタントの小宮一慶さん。新しい本のキーワードは、「目標達成」です。 いまやどんな会社でも、社員に個別の目標を与え、その達成度を評価するマネジメントが主流。しかし先輩から後輩にそうした評価システムにおける仕事の仕方を教えられることがないため、20代30代のビジネスパーソンはどうしたらいいのかわからないのが現状ではないでしょうか。 この本は、そうした問題を解決する、着実に成果をあげるための新しい目標達成法です。目標達成のための小さな行動習慣を、「目標具体化力」「時間管理力」「仕事力」「人を動かす力」の4つにわけて紹介しています。この4つをそれぞれ積み重ねれば、成功が向こうからやって来るのです。 まず、仕事ができる人は、目標の設定や普段の行動が首尾一貫して具体的です。目標をメジャラブル(計測可能)にする「具体化力」を持っています。その方法として著者が勧める「月間目標」の立て方を中心に、「目標設定」の極意をお伝えします。これが「目標具体化力」をつける行動習慣です。 また、目標を達成するには、時間を管理する力をつけなくてはなりません。著者がここ十数年間英語で続けている「3年連用日記」の効果や「月間目標」の活用法を中心に、「時間管理力」をつける行動習慣をご紹介します。 「仕事力」アップの方法として、ノートやメモの取り方、メールの返信法、新聞の読み方、電車に乗るべき時間帯、普段持っている鞄の中身から机の上の片づけ方、資料整理のコツまで、「事務処理能力」や「段取り力」を上げる小宮さんこだわりのノウハウを写真付きで公開します。 目標達成は一人ではできません。人を動いてもらい、組織を機能させなくてはなりません。目標達成にこの「人を動かす力」を必須要件として入れたのが、この本独特の新視点ではないでしょうか。人は感情の動物です。理屈でわかっていても、その通りには動かないもの。それを動かすのも理屈ではありません。それでは何? ここにも小宮さんの経験が遺憾なく発揮された方法が紹介されています。
  • 日本の古代豪族 100
    4.2
    本書に登場する主な豪族 1 中央の最有力豪族 物部連、和邇臣、大伴連、阿倍臣、葛城臣、巨勢臣、蘇我臣、中臣連など18氏 2 地方の伝統的豪族 吉備臣、筑紫君、上毛野君、下毛野君、尾張連、出雲臣、肥君など11氏 3 中央の有力豪族 鴨君、土師連、多臣、阿曇連、凡河内直、多治比君、佐伯連、坂本臣など30氏 4 地方の有力豪族 息長君、三尾君、三国君、近江君、犬上君など13氏 5 渡来系豪族 倭漢直、秦造、西文首、坂上忌寸など12氏 6 新しい渡来系豪族 穴太村主、大友村主、志賀忌寸、高麗朝臣など9氏 7 新しい有力豪族 石川朝臣、石上朝臣、藤原朝臣、藤原恵美朝臣、橘朝臣 8 奈良時代の王統に連なる豪族 高円朝臣、御方宿禰
  • 複合汚染
    4.4
    工業廃液や合成洗剤で河川は汚濁し、化学肥料と除草剤で土壌は死に、有害物質は食物を通じて人体に蓄積され、生まれてくる子供たちまで蝕まれていく……。毒性物質の複合がもたらす汚染の実態は、現代科学をもってしても解明できない。おそるべき環境汚染を食い止めることは出来るのか? 小説家の直感と広汎な調査により、自然と生命の危機を訴え、世間を震撼させた衝撃の問題作!
  • コスパで考える学歴攻略法(新潮新書)
    4.0
    子供の教育には多大な費用と時間を割かねばならない。家庭の限られたリソースを使って、いかに効果的に果実を得るか。中学受験と高校受験ではどちらがコストパフォーマンスがいいのか。身も蓋もないが、子供にはできれば一流大学を卒業し、高い年収を得られるやりがいのある仕事に就いてほしい。そんな親心に応えるべく、膨大なリサーチと実体験をもとに、子供が現代の学歴獲得競争で勝ち抜くための戦略を論じる。
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち
    4.2
    LGBTに関する議論から取りこぼされてきたものがある。それが「アセクシュアル」「アロマンティック」などのセクシュアリティだ。アセクシュアルとは「他者に性的に惹かれない」という指向で、アロマンティックとは「他者に恋愛的に惹かれない」指向をいう。私たちは「誰しも他者を恋愛的な意味で『好き』になったり、性的な関係を持ちたいと思ったりするはずだ」という前提で日々を過ごしがちだが、そういった思い込みは彼らの存在を否定することになる。本書ではアセクシュアルやアロマンティックの人々の経験や置かれている状況、歴史、そして関連する用語や概念を詳細に解説し、性愛や恋愛の「常識」を再考する。
  • AKB48、被災地へ行く
    4.3
    「アイドルとして自分たちの出来ることをやろう!」。AKB48グループの被災地訪問活動は2011年5月から現在まで、毎月1回、一度も欠かすことなく続けられている。即席のステージで行われるミニライブや握手会に参加したメンバーの数はのべ450人以上…。彼女達はそこで何を感じたのか? アイドルの知られざる活動の記録。[カラー写真多数]

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  • 警察官僚――0.2%未満のキャリアの生態
    3.8
    特権も陰謀もありません!! 警察官僚(=キャリア)の知られざる実態と本音を、元キャリアの作家が明かす――◆キャリアの「学歴」、実は入庁してからは意味を持たない◆「キャリアは父親のような年齢の部下を持つ」というのは本当?◆「猛獣」「パワハラ―」「一を聞いて億を読む天才」…多彩なキャリアたち◆世紀末の中央省庁再編で行われた、仁義なき「縄張り」侵略戦争◆カネ、権力、女…著者も「リアルに危なかった」警察不祥事――あまりに少ないため「珍獣」と呼ばれる警察官僚たちのリアル!
  • 桑田佳祐論(新潮新書)
    3.9
    「胸さわぎの腰つき」の衝撃から44年。以来ずっと桑田佳祐は自由に曲を書き、歌ってきた。日本語を巧みにビートに乗せ、「誘い涙の日が落ちる」といった独創的な言葉を紡ぐ。情感豊かな歌詞で日本人の心を鷲づかみしながら、エロくキワどい言葉を投げ、愛と平和を正面から訴える。はたして桑田佳祐は何を歌ってきたのか――。サザンからソロまで1000に及ぶ楽曲のうち、26作の歌詞を徹底分析。その“ことば”に本質が宿る!
  • NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧
    4.1
    “何か”があなたを待っている。 “誰か”があなたを待っている。 ナチスによるホロコーストを経験した心理学者フランクル。彼は強制収容所という過酷な状況に置かれた人間の様子を克明に記録し、「人間とは何か」という普遍の問いにひとつの答えを見出そうとした。人は、何に絶望し希望するか。時として容赦なく突きつけられる“運命”との向き合い方を探る。姜尚中氏の特別寄稿も新たに収載!
  • 神社とは何か
    4.0
    神社には、なぜ鳥居があるのか。神社の本殿は、なぜあのような形をしているのか。神社のルーツは何か。どのようにして今の形になったのか──伊勢神宮、出雲大社、あるいは沖ノ島、熊野三山、三輪山の磐座祭祀といった代表的な神社とその信仰のかたちを分析するとともに、日本各地に今も残る古い信仰のかたちの中に神社のルーツを探る。神社についてのすべてがわかる決定版。
  • メディアはなぜ左傾化するのか―産経記者受難記―(新潮新書)
    3.5
    事件記者になりたい一心で産経新聞に入社した著者は、現場での同業者たちに違和感を抱くようになる。なぜ彼らは特定の勢力や団体に甘いのか。左派メディアは、事実よりもイデオロギーを優先していないか。ある時は警察と大喧嘩をし、ある時は誤報に冷や汗をかき、ある時は記者クラブで顰蹙を買い、そしてある時は「産経は右翼」という偏見と闘い……現場を這いずり回った一人の記者の可笑しくも生々しい受難の記録。
  • イマジナリー・ネガティブ 認知科学で読み解く「こころ」の闇
    3.5
    認知科学の概念「プロジェクション」とは、自分の内的世界を外部の事物に重ね合わせるこころの働きのこと。プロジェクションには “推し”の存在に生きる意味を見出すようなポジティブな面がある一方で、霊感商法、オレオレ詐欺、陰謀論、ジェンダー規範など、他者によってこころを操られたり自分自身を無意識のうちに縛ったりすることでネガティブな問題を生じさせる面もある。実際には起きていないことや存在しないものを想像して現実に投射できるがゆえに生まれる「イマジナリー・ネガティブ」を認知科学の視点で考察する一冊。
  • ドキュメント 強権の経済政策 官僚たちのアベノミクス2
    3.9
    国家主導の賃上げや復興法人税の前倒し廃止、内閣人事局の発足、消費税引上げと見送りなどアベノミクスの展開では誰がどう動いていたのか。その際「官邸一強」という権力構造はどう影響したのか。政策誕生の舞台裏に迫った前作に続き、多数のキーマンへのインタビューや非公開資料をもとに、その内部の力学と変質の過程に迫る。

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  • ぼくたちの離婚
    4.2
    いま、日本は3組に1組が離婚する時代。離婚経験のある“男性”にのみ、その経緯や顛末を聞く、今までになかったルポルタージュ。“人間の全部”が露になる、すべての離婚者に贈る「ぼくたちの物語」。 【目次】 まえがきに代えて/離婚は「人間の全部」 第1章 “家族”を背負えないぼくたち Case #01 三浦隆司 夫になれない Case #02 竹田康彦 人は壊れる Case #03 橋本亮太 家族が得意じゃない Case #04 田中元基 「かわいそう」だから結婚した Case #05 吉村健一 父の条件 Case #06 花田啓司 ビルの気持ちがよくわかる 第2章 妻が浮気に走った理由 Case #07 木島慶 殿方たちのお気に召すまま Case #08 森岡賢太郎 完璧なあなた、勝ち組のわたし 第3章 こわれた伴侶 Case #09 河村仁×Case #10 渋井悟 頑張ってもしょうがない Case #11 北条耕平 おかしいのはどっちだ? 第4章 業と因果と応報と Case #12 滝田浩次 欲しいものだけ欲しい Case #13 片山孝介 離婚してよかった あとがき
  • 薬物依存症の日々
    4.3
    五年ぶりに会った長男は「大丈夫だよ」と笑ってくれた。 覚醒剤取締法違反による衝撃の逮捕。 執行猶予満了を前に、清原は想像を絶する苦痛の中でもがき続けてきた。 自殺願望、うつ病との戦い、信頼できる主治医との出会い、 そして、家族との再会。 真っ暗な闇の中でもがき続けるかつてのスターは、 夏の甲子園に決勝戦を観戦に行きたいという願いを抱くが……。 「10年も薬物をやめていた人が再犯で逮捕されたと聞くと怖くなる」 「最後の1回だけ、と考えている自分がいる」 「この4年間、マンションのバルコニーから下を見て、 死にたいと思ったことは、一度や二度ではありません」 「元妻の亜希は、息子たちにぼくの悪口を言わなかった」 「負けたと認めること、怖いと認めること。 それはぼくにとってすごく重要なことでした」 大宅壮一ノンフィクション賞受賞『嫌われた監督』の鈴木忠平による渾身の取材。 文庫化にあたり、解説に、清原氏の薬物依存症治療の主治医である 松本俊彦医師による「人はなぜ薬物依存症になるのか?」を掲載。 ※この電子書籍は2020年6月に文藝春秋より刊行された単行本『薬物依存症』を改題した文庫版を底本としています。
  • シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感
    4.0
    「シャーデンフロイデ」とは、他人を引きずり下ろしたときに生まれる快感のこと。成功者のちょっとした失敗をネット上で糾弾し、喜びに浸る。実はこの行動の根幹には、脳内物質「オキシトシン」が深く関わっている。オキシトシンは、母子間など、人と人との愛着を形成するために欠かせない脳内ホルモンだが、最新の研究では「妬み」感情も高めてしまうことがわかってきた。なぜ人間は一見、非生産的に思える「妬み」という感情を他人に覚え、その不幸を喜ぶのか。現代社会が抱える病理の象徴「シャーデンフロイデ」の正体を解き明かす。
  • 知の編集術 発想・思考を生み出す技法
    3.8
    考える力をみるみる引き出す実践レッスンとは?いいかえ要約法、箇条書き構成、らしさのショーアップなど情報の達人が明かす知の実用決定版。 私の好きな読書法──私はしばしば「目次読書法」という読み方をする。本をペラペラめくってしまう前に、比較的ゆっくり目次を眺めるのである。……そして目次をよみながら著者が書いていそうなことを想像する。むろん勝手な想像であるのだから、あたっていなくともよい。こうしておきながらやおらパラパラとページをめくり、自分の想定とのちがいを見る。そうすると、最初に想定したことが多少はあたっていたり、まったく予想はずれになることもあるのだが、その想定距離と実測距離との差異が読書を加速させ、立体化させるのである。……鉛筆やボールペンで本のページをマーキングすることも多い。……マーキングのしかたにはだいたいルールがあって、重要箇所を囲むばあいの線の種類や、固有名詞と概念名詞を区分けするマークや、あとでその1冊をさっと見て思い出せるようにしておくマーキングなど、いろいろ用意してある。──本書より
  • 義父母の介護(新潮新書)
    4.1
    義母の認知症が八年前に始まり、義父も五年前に脳梗塞で倒れた。結婚以来そりが合わなかった姑と舅だが、「私がやらなければ!」と一念発起。仕事と家事を抱えながら、義父母のケアに奔走する日々が始まった――。しかし、急速に進行する認知症、介護サービスを拒絶する義父に翻弄され、やがて体力と気力は限界に。介護は妻の義務なのか? 夫の出番は? 最初の一歩から悪徳業者との闘いまで、超リアルな介護奮闘記!
  • 死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発
    4.6
    2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。
  • ベスト・オブ・映画欠席裁判
    4.1
    映画より面白い映画評論がここにある! 町山智浩&柳下毅一郎による、伝説の映画活字漫談が1冊になって堂々復活。映画へのほとばしる愛ゆえに怒り、ツッコむ2人が、ときに対立も辞さず語り尽くす。『千と千尋の神隠し』のアンタッチャブルなテーマを喝破し、『スター・ウォーズ』を『巨人の星』に、『チャーリーズ・エンジェル』を「通いたい店」に喩える掛け合いは、まさにこのコンビならではのもの。傑作はもとより、クサしている映画までつい観たくなること請け合いの、怒濤の91本。
  • 天国と地獄 選挙と金、 逮捕と裁判の本当の話
    4.1
    「あの事件」について、著者自身が真実を語る。 著者は何と闘い続け、何を思い、周りで何が起こっていたのか。 普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、 数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。 【目次抜粋】 〇序章 桜蕊(しべ)降る ――逮捕の時 ・そして脂肪が残った 〇第1章 花笑う ――結婚がすべてのはじまりだった ・結婚は人生の墓場だと言うけれど 〇第2章 花あかり ――選挙、燃え ・政治にまつわるお金の話 〇第3章 春嵐 ――事件の真相 ・外堀が埋められて 〇第4章 風花 ――拘置所の中 ・始まる、逮捕後の取り調べ 〇第5章 忘れ霜 ――保釈、判決下る ・生まれての初めての出廷 〇終章 梅ふふむ ――闘いは終わって、始まる ・裁判の余波
  • 成功者の告白
    4.4
    すべては見えざる成功法則に導かれていた! 売れるタイミング、事業の成長と失敗のきっかけ、持ち上がる数々の難題……すべては見えざる法則に導かれていた!全国1万人を超える経営者に成功法則を伝授してきたカリスマコンサルタントが、そのエッセンスをこの1冊に凝縮!!「R25の誕生は、本書のおかげといっても過言ではありません」R25編集長絶賛のベストセラー、待望の文庫化!最高に面白くて、最高に役に立つ!!
  • 「藪の中」の死体
    3.3
    法医学の第一人者、元東京都監察医務院院長を務めた上野正彦さんが古今東西の名作に書かれた事件に迫る。 芥川龍之介『藪の中』では武士は誰にどのようにして殺害されたのか、谷崎潤一郎『鍵』で性交死ははたしてなぜ起きたのか、ポーの『マリー・ロジェエの怪事件』では、マリーは水死なのか……。 また戦後日本の事件史に特筆される二つの事件、青酸カリによる強盗大量殺人事件「帝銀事件」と旧国鉄総裁の轢死事件も残された資料から、アームチェア・ディテクティブよろしく、事件の様々な可能性を探る。 そのほか、森村誠一『精神分析殺人事件』と横溝正史『犬神家の一族』も取り上げている。 豊富な経験に裏付けられた斬新な検証と想像力が、物語の興味を一層深くしてくれる。
  • ルポ 誰が国語力を殺すのか
    3.9
    公教育を問う衝撃のルポ 『ごんぎつね』の葬儀では、死体を煮ていた!? 物語を読み解けない子どもが増えている。公教育で子どもたちは言葉を取り戻せるのか。 単行本 2022年7月 文藝春秋刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 路地の教室 ──部落差別を考える
    4.0
    「路地(同和地区、被差別部落)って何?」「住所による差別なんて今もあるの?」「知らなければ差別はなくなる?」「同和教育、同和利権とは?」全国千か所以上の路地を歩いた著者が全ての疑問に答えます。差別について、他者について、イチから考えてみよう。
  • 臓器の時間――進み方が寿命を決める
    3.8
    医学の新しい考え方「臓器の時間」――心臓、肺、胃、腎臓、腸など臓器にはそれぞれ寿命があり、その時間が尽きてくると病気になる。すなわち、「臓器の時間」の進み方で寿命は決まる。本書では、それを進めないためにはどうすべきかを、最新研究成果と共にわかりやすく説明していく。あなたの「臓器の時間」は、どこまで進んでいますか?
  • ソヴィエト旅行記
    4.1
    平等な社会に思いを馳せ、共産主義に傾倒していた20世紀前半の知識人たち。ジッドもまた壮大な実験場となったソ連を嬉々として訪れたものの、旅行客向けに案内される綺麗な施設の裏には……作家は透徹した目で、服従と順応を強いる体制、人々の貧しさ、官僚の欺瞞を看破していく。
  • アンダークラス ──新たな下層階級の出現
    3.5
    非正規労働者のうち、パート主婦、専門・管理職以外の人々は、日本には約930万人いる。その平均年収はわずか186万円で、その貧困率は高く、女性ではそれが5割に達している。いじめや不登校といった暗い子ども時代を送った人が多く、健康状態がよくないと自覚する人は四人に一人の割合である。これら「アンダークラス」に属する人びとを、若者・中年、女性、高齢者と、それぞれのケースにわけ、調査データをもとにその実態を明らかにする。今後の日本を見据えるうえで、避けては通れない現実がそこにある。
  • 不倫女子のリアル(小学館新書)
    4.3
    愛されたい女たちの逆襲がはじまった!? ベッキー、宮崎謙介、桂文枝、乙武洋匡……。世間を騒がし、社会問題となりつつある“不倫”。今や芸能界以外でも不倫は横行、特に働く女性が主導権を握るケースが増えている。女性はなぜ不倫に走るのか。不倫するとなぜ世間からディスられるのか。円満な家庭でも不倫のリスクはあるのか。女性の社会進出とともに価値観や倫理観も変わってきた。実際に不倫をしている30~40代の女性へのインタビューを通して、都会型不倫の現況と社会的背景を探る。 <主な内容> 不倫女性9人のリアルケース。 今の不倫に欠かせないキーワードは「4K」。 LINEとFacebookの効果と失敗。 不倫したら家庭がうまくいった? 弁護士も驚く不貞の代償。 探偵は見た! 浮気の現場。ほか 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 羆吼ゆる山
    3.0
    北海道日高山脈――悠久の大自然に展開する人とヒグマとの対決の日々を、自らが生きた時代の証言として物語る、戦慄の回想録。〈解説〉宮原昭夫
  • この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡
    4.2
    中国国民党と毛沢東率いる共産党との「国共内戦」。金門島まで追い込まれた蒋介石を助けるべく、海を渡った日本人がいた―。台湾を救った陸軍中将の奇跡を辿ったノンフィクション。第19回山本七平賞受賞。
  • 最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―(新潮文庫)
    4.0
    やはり彼らは、只者ではなかった。入試倍率は東大のなんと約3倍。しかし卒業後は行方不明者多発との噂も流れる東京藝術大学。楽器のせいで体が歪んで一人前という器楽科のある音楽学部、四十時間ぶっ続けで絵を描いて幸せという日本画科のある美術学部。各学部学科生たちへのインタビューから見えてくるのはカオスか、桃源郷か? 天才たちの日常に迫る、前人未到、抱腹絶倒の藝大探訪記。(解説・澤和樹)
  • 日本史の謎は地政学で解ける
    3.4
    地政学とは、地理的な条件から諸国間の関係を考える学問であるが、国内の権力闘争の歴史を説明するのにも応用できる。日本というのは、どういう国か? 外国軍が日本の本土を占領するのは至難だった。日本の重点は、西から東へ移っていった。気候変動によって東西の力関係は左右された。徳川幕府は、海を押さえられて衰退した。日本の半島進出は、地政学上のセオリーだった。―歴史のポイントをつかめれば、この国のあるべき姿も見えてくる。
  • モリー先生との火曜日
    4.5
    スポーツコラムニストのミッチ・アルボムは、テレビで偶然、恩師を見かける。モリー先生は、体が動かなくなる難病に侵されていた。見舞いに訪れたミッチにモリーは言う。「憐れむより君の問題を話してくれないか」。毎週火曜日、二人だけの最後の授業が始まった。テーマは「人生の意味」について。

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  • 浅利慶太 劇団四季を率いた男の栄光と修羅
    3.5
    劇団四季を率い、日本を代表する演劇プロデューサーだった浅利慶太(一九三三~二〇一八年)。浅利は「演出家」の範疇を超え、ある時期には反体制の、また八〇年代以降においては国策に沿った文化的なキーパーソンとなり、ある種の「政商」としての存在感も示した。『ウェストサイド物語』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『コーラスライン』『キャッツ』など、演劇界やミュージカル界を発展させた劇団四季主要作品の分析とともに、ショー・ビジネスの頂点に立った浅利がたどった劇的な軌跡を戦後日本の精神史の中で描く一冊。
  • 鯨人
    3.8
    インドネシア東ヌサテンガラ州に属するレンバタ島のラマレラ村は、銛一本で鯨を仕留める伝統捕鯨で知られている。写真家である著者は約19年にわたりこの村の様子を取材。世界最大の生物に挑む誇り高き鯨人達の姿と、村の営みに深く根ざす捕鯨文化の詳細を記録し、ついには捕鯨の水中撮影を敢行する。だが、この村にもまた、グローバリゼーションの波は押し寄せていた……。岐路に立つラマレラ村とその捕鯨文化を雄渾に活写する、比類なきネイチャー・ドキュメンタリー。【目次】プロローグ/第一章 鯨の島へ/第二章 鯨漁に挑戦/第三章 再挑戦/第四章 鯨漁撮影/第五章 陸の物語/第六章 鯨の眼/エピローグ

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