「生まれてきてよかった、生きていてよかったと一度でいいからこの子に感じさせてあげたい」難病という重い障害を背負いながらも懸命に生きる娘、亜也。母の私はいったい何ができるのだろうか……。ついに娘の命が尽きようとする時、亜也の夢を叶えるため天国へ嫁がせる結婚式を行うことを決意する。母と娘の絆、生きる意味を問う、感動の手記。
Posted by ブクログ 2023年02月06日
「何のために生きているの」
こう問いかけられたら自分はどう答えるだろうと思いを巡らせました。
行き着いた先
「何のために生きるか」を考えたら、達成できなかったときに、自分の存在価値や承認欲求が脅かされてしまう。他人軸になってしまう。だから「生きるために何をするか」と生きることを目的として考えれば、自...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月18日
脊髄小脳変性症という難病になってしまった少女のお母さんの著書。
少女本人の日記からなる、1リットルの涙を読んでからの本作。
1リットルの涙では描かれていなかった、病気の変遷や医師とのやりとりなども書かれていて、より詳細なところまで知ることができた。
だんだんと衰えていく娘の様子を一番身近で見てい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年07月31日
「1リットルの涙」と続けて読んだ本。
絶対に2冊あわせて読むべき。
もし自分がこの病気にかかったら、はたして「生きたい」と思えるだろうか…。
もし将来自分に子供が出来て、その子供がこの病気にかかった時、はたしてこの母親のように支えてあげる事が出来るだろうか…。
…こんなことを考えてみたけど、正直自信...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
2005年くらいに、長崎か福岡で買って読んだ本。
木藤亜矢さんのお母さんの手記。
こうゆう、病気ものには弱いのです。
病気の子供を持つ、親の気持ち・・・。
私はまだ子供はいないから分からないけど、病気である本人以上に辛い部分もあるんじゃないかなって思う。
たぶん、親は、代わってあげられるな...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
1リットルの涙で亜也さんと共に賢明に病魔に立ち向かい、生き抜いた母、潮香さんの手記。
ある日、同室の患者さんから「亜也ちゃんは耳が聞こえないの?」と尋ねられる。亜也さんは一人で食事が出来ない、言葉が上手く喋れないなど、身体が不自由にはなっていたものの、脳や感覚器官などには異常は出ていない。母のいない...続きを読む