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列島を揺るがせた未曾有の震災と、終わりの見えない原発事故への不安。今、この国が立ち直れるか否かは、国民一人ひとりが、人間としてまっとうな物の考え方を取り戻せるかどうかにかかっている。アメリカに追従し、あてがい扶持の平和に甘えつづけた戦後六十五年余、今こそ「平和の毒」と「仮想と虚妄」から脱する時である――深い人間洞察を湛えた痛烈なる「遺書」。
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Posted by ブクログ
題名からして威嚇的。 内容もそれに違わず過激。読みながら叱られているような感覚。 でも、だからこそ読みながら色んな事を考えました。 そして口は悪いけど文体は本当に綺麗。 考えるための本として、素晴らしい一冊でした。 「確たる体系化には遠くとも、それぞれが己の強い実感に依って夢中で何かを模索していたと...続きを読む思います。つまり我々の世代の思考には、たどたどしくてもれっきとした体験と身体性があった。」 この文は仕事で実感してます。先輩方の身体性のある意思には、逆らい難いのに尊敬できる強さがあるなと。 やると決めて、しっかりやろう。
この著作を読んで、益々、石原新太郎という人間が好きになった。3.11の震災を機に「我欲」という言葉で日本人全体に警鐘を鳴らすものの、言葉の意味を理解するにはこの著書なくして語れないと思う。 やはり戦争を境に日本人が日本人でなくなり、アメリカの妾同然の所業に鉄槌を喰らわせたいと思う同輩にとっては、何...続きを読む度でも読み返したいものである。 核保有については肯定的な持論を展開する石原氏、日本人への自我の目覚めを強く訴える石原氏。更に、本当の男女間の(命がけの)恋愛というものを説く石原氏。 この人亡き後の事を思うと、果たして誰がその思想と行動を継ぐ事ができるのだろうか?
尊敬する方からお借りしました。 初めて都知事の本ですが、すらすら拝読。 私は頭もよくないし、20代の若僧だけど、もっともっとたくさんの人に、友達に読んで欲しいと思ったので、自分でも購入しました。 確かに核保有論とか、極論だけど、 知っておかなくてはならない現実があること、今は誰も教えてくれなくな...続きを読むってしまった事実を理解するだけでも違うと思う。 海外との仕事をしているからこそ、思ってた日本人のアイデンティティ、自己意識の低さ。 私たち日本人は、誇れる民族だし、もっと堂々と外交をやっていかなくては。民間レベルでも、この血に恥じぬ生き方をしたいと強く思いました。
東京都知事・石原慎太郎の新書。日本衰退の原因を考察。 読書量がそれほど多くない僕であるが(最近は頑張っている)、高校生大学生に読むべき本は?と問われたら、この一冊を推薦したい。なぜなら「核兵器所有」について真剣に考えるきっかけをもらえる(もちろん他にも学ぶべきことは本著ではたくさんある)からだ。平...続きを読む和平和と謳いながら、北朝鮮中国ロシアなどの核の脅威にさらされているにも関わらず、アメリカが「守ってくれる」という非現実的な考えで、ヒステリックに核を拒否し続けている日本国民。僕自身、これは果たしてどうなのだろうかと自分自身に問うきっかけをもらうことができた。本来ならば小さい頃から考えていかなければいけない問題だろうが、いまの若い人にはそれが欠けている。 石原氏の考えは最もだが、若い人にとっては「(話が固すぎて)かっこわるい、うざったい」となってしまうのかもしれない。総じて年配の方の発言はそういう風にとられがちなので、現役世代の方に仲介してもらう必要もあるかとは思う。だけど色々考えさせられるところはあった。星5つ。
報道では、極端な言説で有名な著者だけどキライな人でも耳を傾けられる本だと思います。やはり色々考えている人なんだなと。教育や政治、今の文明、文化への懐疑。問題を信念に照らし合わせて問題だという人が今、この国には少ないと思う。答えを出すところまで、この人任せではいけない。昨今の文明批判の部分なんか共感で...続きを読むきたかな。国についてや今のライフスタイルについて今一度再構成する必要がやはりあるのだと思う。
世界から見た日本という国の独立性、税制を含めた制度のあり方については、同様の危機感を感じています。 普通の国会議員が躊躇する発言を堂々と書くあたりは真骨頂といったところです。 世代論については、残念ながら内容的にいまひとつ。 あなたも若い頃は、最近の若者はと言われた経験を忘れてしまっています。 課...続きを読む題認識はある程度理解、共感する方もいると思いますが、その実現の方法論については極論なので厳しいでしょう。 私個人としては、日本人は自分の置かれた状況を客観的に見つめ、 世界のどこに位置するのか? 自分たちが負担すべきものは何か? 一度、考えてみるきっかけになるのではと思います。
僕らのように「戦争は間違っていた」と教え込まれてきた世代は、戦前にプライドを持っていた石原慎太郎さんのような人間の意見は、本を読まない限りほとんど知ることができない。公共性の高いメディアでさえ、産経を除いて左に傾倒しているからだ。 自身で憲法を作ることをドイツは許されたけど、日本は許されなかった。黄...続きを読む色人種だったからだ。規制緩和の強要にも見られるように、いまだに日本はアメリカに指図されている。安保理。バカにされていることに気づいてすらいないのは、本当に悲しいことだと思う。 自制心とプライドを持とう。民家に絨毯爆撃してきた米軍機と戦った日本兵を、石原さんは目の当たりにした。
戦後の我欲に満ちた日本。堕落した日本。読んでいて心地良いものではなかったが、受け入れるべき事実も確かにあったと思う。著者の痛切な思いが伝わってきた。今後の日本を担う若い世代は目を通す価値が十分ある。
大学生の頃に読んだ坂口安吾の『堕落論』も再読。東日本大震災後の今、再読したことが意味深かった。『新・堕落論』とあるが、坂口安吾と石原慎太郎の”堕落”の意味と結果は違うものと思う。坂口安吾は堕落してしまう人間の弱さを認め、そこからの救いを模索する。石原慎太郎は、現代の節操の無い我欲の塊の堕落した日本人...続きを読むを嘆き、再生を願う。堕落、衰退、強欲、空虚を打ち払い、誇りと価値を取り戻すその責任を、本書が一番言いたい事だと思う。
一章 平和の毒 二章 仮想と虚妄 の二部構成になっている。前半は主に戦後~現在の日本政治の堕落について、後半は携帯やテレビなどによって本質を欠いた人間性へ堕ちてしまった若者についての石原氏なりの分析と打開策が書かれている。 [一章]日米同盟に関する現状、核によって成り立つ各国の力関係が端的に書か...続きを読むれており、日本が如何に「国家」として危機的状況にあるかがひしひしと伝わってきた。核について、外交にとっては副次的なものでしかないと思っていたが、石原氏は核保有こそが国際社会で物を言うと強く主張している。マックス・ヴェーバー著「職業としての政治」を同時に読んでいて、ここでも「国家の定義づけは物理的暴力の行使があって初めて可能」と書いてあり、正直驚きつつも、認識を改めさせられた。 [二章]あいたたたたーという感じ。彼が危惧する若者の典型に自分もすっぽり当てはまってしまっている。自分の中に"芯"がないのがずっと悩みだが、本書での示唆は解決のヒントになるような気がした。是非もう一度読もうと思う。
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新・堕落論―我欲と天罰―
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