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ノンフィクション 1位
【人類の永遠の悩みに挑む!】
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
【目次】
まえがき 本が読めなかったから、会社をやめました
序章 労働と読書は両立しない?
第一章 労働を煽る自己啓発書の誕生――明治時代
第二章 「教養」が隔てたサラリーマン階級と労働者階級――大正時代
第三章 戦前サラリーマンはなぜ「円本」を買ったのか?――昭和戦前・戦中
第四章 「ビジネスマン」に読まれたベストセラー――1950~60年代
第五章 司馬遼太郎の文庫本を読むサラリーマン――1970年代
第六章 女たちのカルチャーセンターとミリオンセラー――1980年代
第七章 行動と経済の時代への転換点――1990年代
第八章 仕事がアイデンティティになる社会――2000年代
第九章 読書は人生の「ノイズ」なのか?――2010年代
最終章 「全身全霊」をやめませんか
あとがき 働きながら本を読むコツをお伝えします
Posted by ブクログ 2024年04月28日
本屋さんでタイトルと帯のコピーにに目が止まり、目次を見て難しく思えて手を離してしまっていた本でした。
本屋さんでふと思い出して探して見ると売り切れ。2軒目、3軒目も売り切れ。こうなるとどうしても読みたくなってしまうもんですね。
新書「映画を早送りで見る人たち」、「ファスト教養」を読んでたし、映画「...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月28日
自分も一度本を読めなくなったことがあった。ただし、それは仕事を始めたからではなく、メンタルの不調から来るものだった。あのときはいろいろなものを受け入れるのが難しくなっていて本屋に入ると涙を流していた。筆者の言うノイズの考え方に納得がいった。安直に他の娯楽が充実しているから、などではなく、これまでの日...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月21日
なぜ働いていると本が読めなくなるのか
自分も働き始めてからずっと、書店に寄っては本を買うものの積読が増えて行くだけなのを悩んでいたので、タイトルで共感しかなかった。著者が提案されている半身社会についても同意。結論、本が読めるようになるには、私たちが働き方を変えていく以外に方法は無い。もっとゆるく、短...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月18日
2024年を迎えてから読書の冊数がガクンと落ちた。厳密に言えば、読んではいるけれども最後まで読みきれない。これまでは隙間時間が10分でもあれば本を開いていたのに、今では片道1時間以上かける通勤電車の中でさえ本を読む気になれない。読まなきゃ読まなきゃと思ううちに、月日は流れ、葉桜が目立つ時期にな...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月21日
内容の6割は読書史。
全力で働くの辞めてゆるっと半分の力で働こう、そしたら本読めるよってまとめだった。
そら知っとるて!
✏つまり、過去や歴史とはノイズである。文脈や歴史や社会の状況を共有しているという前提が、そもそも貧困に「今」苦しんでいる人にとっては重い。
✏「情報」と「読書」の最も大きな差...続きを読む
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