透析を止めた日
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透析を止めた日

小説・文芸
1,760円 (税込)
1,232円 (税込) 9月3日まで

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「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」

なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?
どうして、がん患者以外は「緩和ケア」を受けることさえできないのか?

10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。
その壮絶な最期を看取った著者が、自らの体験と、徹底した取材で記す、慟哭の医療ノンフィクション!

解説 日本腎臓学会理事長・南学正臣(東京大学腎臓内分泌内科教授)

<序章>より
「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、
どう対処すればいいのか途方に暮れた。
医師に問うても、答えは返ってこない。
私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、
とことん透析を回し続ける道しか示されなかった。
そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。
それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。
なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。
なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。
医療とは、いったい誰のためのものなのか」

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透析を止めた日 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    透析のことは知人に透析を受けている人がいたり、血液透析がどんな風に行われるかは結構知っていたつもりだったが、血液透析の終末期がこんなに辛いなんて全く知らなくて、この本はものすごい衝撃だった。
    透析患者のブログなどでは途中で更新が止まってそれきり、というものばかりで、そこはブラックボックス。その先はた

    0
    2026年08月16日

    Posted by ブクログ

    前半と後半の二部構成。
    前半はご主人との共闘の日々。後半は、日本の医療に関する現状を述べている。

    こういう本の場合、読み手としてどこを軸にすべきか非常に迷う。読み進める中で患者たるご主人がどのように死ぬのかを読み手(自分自身)が期待しているんじゃないかと勝手な興味本位を感じたりもする。非常に複雑だ

    0
    2026年08月15日

    Posted by ブクログ

    腎不全の方の終末期、看取りの問題を取り上げており、透析の闇を赤裸々に綴ってくれております。
    ガンの見取り、ホスピスなどは国策として進んでいるが、末期の腎不全の方の対応は希薄な状況です。
    腎不全になったら透析をしなければならないという固定観念ができていると感じています。
    特にDrは透析はやるべきものと

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    透析という言葉は一般的な言葉として認知されていると思うので、メガネを見て障がい者だと思わないように、透析をしてるから辛そうと思っていなかった。緩和ケアをなされないなんて、患者だけでなく、患者の家族含めた多くの日本人が経験する1番身近な地獄なのではと思った。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    透析というものについて、あまり知らなかったことが分かった。入院してる透析患者と関わることはあったが、終末期について考えることがなかなかなかった。最期をどう迎えるか、どう生きるか、当たり前に考えるべきはずのことを考えられていなかったと思った。腹膜透析についても、まだまだ知らないことが多いなと。私も本書

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    今まで一番泣いた本
    医療従事者として働く中で透析患者さんと接する機会もあるため、すごく考えさせられた。
    家族としてはこのくらいやって欲しい。
    スタッフ側からしたらここまではできない。
    両方の現状がわかるので難しい。
    人手不足だし。
    でも家族が患者になったら…
    医療従事者にはぜひ読んで欲しい本です!

    0
    2026年07月19日

    Posted by ブクログ

    今まで透析についてほとんど知識がなかった。
    (身近で経験した人はいたが)
    どこか自分とは遠い所にある出来事だと思っていたけれど、今や透析患者の高齢化が進んでおり、それこそが切実な問題になっているという事。
    読んでいて思わず、近くに腹膜透析(これも初めて知った透析)を引き受けてくれる病院はあるのだろう

    0
    2026年07月14日

    Posted by ブクログ

    この本は医療ビジネスの闇の部分を見事に曝している。
    医療を受けるということは、よい生を全うすることと必ずしもイコールではなく、医療ビジネスの餌食となる可能性を秘めていることを実感させられる。

    透析だけでなく、人がどう死に向かうべきなのかを考えさせてくれる本として、患者や家族、医療・介護現場で働く人

    0
    2026年07月06日

    Posted by ブクログ

    同じ職場に人工透析をしながら働いている人がいます。彼はあまり多くを語りたがらないですが、あまり他者と関わらないようにひっそりと働いています。日々辛い闘病生活だと推測できます。

    また、以前同じ職場で働いていた別の透析患者は、50歳前後の男性でしたが、いつの間にか会社に来なくなり、しばらくしてから

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    読んで良かった。体験部分の第一部は患者・家族の言葉や感情が刺さり、追加調査の第二部は医療従事者として働いていたけれど気付かなかった問題点がたくさん指摘されていた。とても読みやすい文章で、読んでいて頭が整理された。

    「腎不全患者のための緩和ケアガイダンス」が2025年に出たこと、2026年診療報酬改

    0
    2026年05月25日

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