裁かれた命 死刑囚から届いた手紙
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裁かれた命 死刑囚から届いた手紙

858円 (税込)
600円 (税込) 12月25日まで

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一九六六年、強盗殺人の容疑で逮捕された二二歳の長谷川武は、さしたる弁明もせず、半年後に死刑判決を受けた。独房から長谷川は、死刑を求刑した担当検事に手紙を送る。それは検事の心を激しく揺さぶるものだった。果たして死刑求刑は正しかったのか。人が人を裁くことの意味を問う新潮ドキュメント賞受賞作。

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裁かれた命 死刑囚から届いた手紙 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    裁判によって「裁かれるのは誰か」。裁く人も裁かれる人も人生の重荷を背負っている。被告人のみならず、裁判に携わる関係者、そしてその仕組みのもとで暮らしている国民である自分も無関係ではない、と気づかされる。
    人生の明暗を分けるその境界線は非常に脆い、という言葉は、だからこそ常に相手の思いを聴く、相手の思

    0
    2025年01月19日

    Posted by ブクログ

    1966年強盗殺人の容疑で逮捕された二二歳の長谷川武は、さしたる弁明もせず、半年後に死刑判決を受けた。
    長谷川は「自分が奪った他人の命は、たとえ自分の死をもってしても償い切れるものではない」と死刑を待つ間に気づいて手紙に書いていて、私はそのことに初めて気づいた。
    命は一つしかないからたとえ犯人が死刑

    0
    2024年12月24日

    Posted by ブクログ

    昭和41年の強盗殺人。犯行は計画的とされ、被告には極刑の判決。その彼が求刑した検事に送った手紙は感謝であった。罪を悔恨し、罰を受け入れ、従容として逝く。執行は5年後。国選弁護人ともやりとりされていた手紙。多岐に渡る取材先からみえてきたもの。凶悪犯とはまるで違う人物像。…酒飲みで電車に轢かれてしまった

    0
    2024年06月04日

    Posted by ブクログ

    ものすごく感動した。胸ふるわせながら読んだ。
    その世界では有名な元検察官で法科の教鞭もとっていた土本武司さんのもとを別件の取材で訪れた著者は土本さんから手紙の束を見せられる。40年以上前に自分が死刑求刑し、最終的に死刑になり、執行までの間に長谷川武さんから送られた数通の手紙。恨みつらみなどなく、じっ

    0
    2024年04月27日

    Posted by ブクログ

    それはまだ「永山基準」と呼ばれる死刑基準が出来る前の
    ことだ。1966年に強盗殺人事件の容疑で逮捕されたのは
    長谷川武、22歳。

    ほとんど弁明もせずに、彼は一審での死刑判決を受け入れた。
    しかし、母には受け入れがたい判決だった。母からの熱心な
    懇願で、小林健治弁護士は二審の弁護を引き受ける。

    0
    2023年11月09日

    購入済み

    上質なミステリーのようです

    世の中に「死刑」の是非をめぐる論争は数多ありますが、この本はそうした枠を超えて、読むものに命の大切さや人を裁くことの難しさを訴えていると思います。堀川惠子さんの作品は4作目ですが、どの本も取材が行き届き、著者の切なさや温かい心が込められています。これからもどんどん書いてください!

    0
    2018年05月21日

    Posted by ブクログ

    1966年に強盗殺人を犯し死刑判決を受けた長谷川武の生い立ちから最期までを裁判記録や関係者の証言、そして長谷川が検事や弁護士に送った手紙から追っていくノンフィクション。

    死刑制度の存続の是非について考えていて(被害者側に立って考えがちで、どちらかと言えば賛成派ではあるものの)、その一環で手に取った

    0
    2024年12月31日

    Posted by ブクログ

    たまたまタイトルが気になって読んでみたらとても面白かった。人が人を裁くことと、その裁く対象にも人生がある人間であるって事を丹念な取材をベースに書いてた。事件としては特に目立つようなものではないのだけど、凄く良い調査報道だった。

    0
    2024年05月01日

    Posted by ブクログ

    この記者の、取材対象への執念にはいつも驚かされる。
    検事の葛藤がよくわかった。
    昔の東京拘置所の寛容な対応や、教誨師の存在、立ち会った人たちによる処刑についての証言など興味深い。
    私自身はどちらかというと廃止かな、くらいで死刑に対して強い意見を持っているわけではない。
    ただ、本書は、長谷川武が死刑判

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    苦しい、苦しく切ない死刑囚の話だ。
    いつだって貧困やいじめはこのような悲しい事件を引き起こしてしまう。

    28歳で執行された長谷川武死刑囚
    貧しい生活の中で高級な腕時計をローンを組んで買っていた、贅沢すぎると怒られた時に自分はこの腕時計が欲しかったわけじゃない、いつも貧乏な生活で我慢ばかりして引け目

    0
    2022年06月26日

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