小熊英二の作品一覧
「小熊英二」の「日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学」「基礎からわかる 論文の書き方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小熊英二」の「日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学」「基礎からわかる 論文の書き方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
個人的に非常に興味深い内容であった。日本社会は、明治に入り国家が強力に近代化を進めてきたことにより、民間にも「官僚制の移植」が行われたため他国と異なる雇用性質を持っているという。これは他国と比べ違いが大きかった。現在も残る多くの大企業は元々国が運営していた会社も少なくない。官僚制とは、一言で言えば「企業を超えた横断的基準の不在」といえる。米独などの諸外国では、歴史的に「官僚制の移植」は経験してきているが、職種別労働運動などによって日本よりも影響が小さくなっている。
最後の著者の指摘がわかりやすかった。日本型雇用の慣行を打破するには、「透明性の向上」が必要不可欠であるということ。つまり、採用や昇
Posted by ブクログ
経営学専攻の大学院1年生である。当然に修士論文を書かなければいけない。修論の提出締め切りは、2026年の1月であり、実は、あと1年ちょっとということだ。
私の所属している大学院・研究室での修士1年生のうちの修論準備のスケジュールは、おおよそ下記の通りである。
■入学前に「研究計画書」を提出し、入学に際して、筆記試験と同時に、「研究計画書」についてを中心とした面接試験がある
■4月に学期が始まって以降、ゼミ内で論文の書き方についての担当教授の説明がある
■学期が始まって2カ月後くらいに、「研究計画書」の修正版の発表を求められる
■夏休み中にゼミ合宿があり、修論の進捗状況の報告を求められる
■12
Posted by ブクログ
論文の書き方のみならず、その歴史的変遷や存在意義も含めて広く議論していてとても面白い。ジャーナリストの書く記事は、良し悪しはともかく出典が明記されておらず(インタビュイーの個人情報保護などのため)、読者が追試可能なようにはそもそも書かれていないことを理解する必要がある。ここを理解していないと、ジャーナリズムに対して引用が無いとか根拠が無いみたいな無意味な突っ込みどころに気を取られてしまう。相対して、論文は追検証可能性が大事ということになる。
論文の章構成としてはほぼ思考停止で、アブスト・イントロ・方法論・結果と考察・結論という風に認識していたが、それはそもそもIMRAD形式と名前が付いていて、