基礎からわかる 論文の書き方

基礎からわかる 論文の書き方

1,265円 (税込)

6pt

学問の「型」を理解すれば、勉強はもっと楽しくなる。
社会人にも役立つ、大学の双方向授業をもとにした「論文入門」の決定版!

「この型式に沿って書かないと、評価されません。」
学生の興味・関心を的確に導く。
圧倒的な筆力を持つ社会学者・小熊英二による論文作法。

「人間は不完全だから進歩するし、努力する。
そして、人間が一人でやれることには限界がある。
だから書いて、公表し、他人と対話する。
そのように、私は考えています。」(本文より)


◆アリストテレス『弁論術』に学ぶ説得の技法
◆「結論を先に言え」は古代からあった
◆人文・社会科学はなぜ「科学」なのか
◆「霊魂」「意志」「社会」という不確かな前提
◆「主題」と「対象」を混同しない
◆画期的な研究を行うためのヒント
◆論文における「よい文章」とは?
◆方法論は「料理のレシピ」
◆「パラグラフ・ライティング」のコツ ……ほか


【本書の構成】

はじめに
第1章 論文とは何か
第2章 論文と科学
第3章 主題と対象
第4章 はじめての調べ方
第5章 方法論(調査設計)
第6章 先行研究と学問体系(ディシプリン)
第7章 方法(メソッド)
第8章 研究計画書とプレゼンテーション
第9章 構成と文章
第10章 注記と要約
第11章 校正と仕上げ
おわりに

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基礎からわかる 論文の書き方 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月29日

    論文の書き方のみならず、その歴史的変遷や存在意義も含めて広く議論していてとても面白い。ジャーナリストの書く記事は、良し悪しはともかく出典が明記されておらず(インタビュイーの個人情報保護などのため)、読者が追試可能なようにはそもそも書かれていないことを理解する必要がある。ここを理解していないと、ジャー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月26日

    まだ小熊本と下記で出てくる上野本は途中までしか読めていないが、両方ともためになるしおもしろい。

    ちくまから出た上野本と一緒に読み進めると、小熊本はどちらかというと論文の大まかな型を述べているのに対し、上野本はより実践的な研究の進め方を書いている印象。

    どちらも書いてあることは重複する部分が多いけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月27日

    単なるマニュアル本ではなく、論文とはそもそもどのようなものか、さらには科学的思考法まで学ぶことができる。

    文系・理系を問わず、すべての大学生にとって必読の本だと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月01日


    読みやすい。大学に入る前にこの本を読んでいれば……と悔やまれる。

    そもそも学問における「論文」とはなんなのかを述べた上で、どんな文章で組み立てるか、を書いている。

    確かに学生時代、「論文の書き方」みたいなプチ講座を受けたけど、大体、注釈の書き方とか参考文献の書き方、とかそんなことしか印象に残っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月26日

    【星:♾】
    いやー、読み応えがあった。論文の書き方の決定版と言ってもいいんじゃないでしょうか?

    ここまで分かりやすく、基礎的なことを網羅しつつも奥深く論文の書き方を書いてくれる本はもうでないんじゃないだろうか?

    論文の書き方は当然として、そもそも学問をするとはどういうことか、科学とはなんなのかと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月11日

    2022年講談社現代新書。
    理系の農学部出身から社会学に転じた学者が、そもそも論文とは何なのかというところから検討して課題の設定から参考文献の記し方まで、それこそ註を大量に記して丁寧に説く。良書だ。

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    Posted by ブクログ 2023年02月23日

    科学的思考という土台の上に論文がある。
    その思考方法と論文のスキルを丁寧にわかりやすく説明してくれている本。

    人文・社会科学系の研究における定性分析(質的調査)の方法は決まりがあるわけではなく、分類も様々で、いまひとつピンと来なかったが、かなり整理できた。

    論文の形式を知ることで、研究の道筋も見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    卒論や修論を書く前に読んでほしい一冊。
    論文の歴史や論文の考え方を掘り下げるので,その点では難しい,遠回りと感じることが多いかも知れないが,それらを理解しようと頭を働かせることも論文執筆トレーニングの一環。
    具体的な文章構成については,パラグラフライティングを推奨しているが,パラグラフライティングの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    アイザック・ニュートンの名言として「私がかなたを見渡せたのだとしたら、それはひとえに巨人の肩の上に乗っていたからです。」というものがあります。どんなに偉大な発見も先人の思考の受け継ぐことによって生まれるって意味だと理解しています。学問というのは必然的に継続性の中で進んでいくものなのでしょう。一方、望...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月04日

    テクニック的なものかと思って、軽く手にしてみたが、良い意味で裏切られた。帯にも記載されているとおり、学問それも特定の領域や分野に偏らない本当の意味で普遍的な学問の型、それへの取り組み方を明確に示してくれている。長く今の仕事をやっているうちに我流の方法が身についてしまって、それでもどうにかやれてきてい...続きを読む

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