作品一覧

  • ドーパミン中毒(新潮新書)
    4.0
    人は「推し」に夢中になると昼夜を忘れ、やがて「沼」にハマってしまう。その鍵を握るのが「脳内快楽物質」ドーパミンだ。恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、酒、ギャンブル、薬物……快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中で、現代人が陥る依存の対象は数限りなくある。スタンフォード大学医学部教授で、かつて自身も依存症を経験した第一人者が教える脱出法と、心豊かに生きるための防衛術。

ユーザーレビュー

  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    この本を読み、「楽しい」と「幸せ」は似ているようでまったく違う感情だと気づかされました。

    「楽しい」は刺激が強く、人生に濃い味を与えてくれます。友達と笑い合う、挑戦が成功する、評価をもらう、できなかったことができるようになる。

    そうした瞬間には躍動感や達成感、承認欲求の満たされる感覚があり、ドーパミンが大量に分泌されます。

    一方で、「幸せ・幸福」はもっと静かで薄味です。のんびり、平和、ほっこりとした穏やかさ。強い刺激はないけれど、じんわり心が休まる感覚です。

    本書を通じて自分の人生を振り返ると、私はお恥ずかしながら「楽しい=刺激」を優先するタイプでした。

    お金、恋愛、セックス、美味し

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    2025年12月08日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間の快楽とはなんなのか。そして資本主義が今後デフォルトだとしたら、身の回りの物とどう付き合っていくかみたいな本でした。
    今後の人間社会が個人主義にどんどん寄っていくことを考えるととても万人に勧められる内容だと感じました。
    でも読んでいて面白いという感覚は最初はしないかも。


    この本に書いてあるDOPDMINは一人では無く精神科医とか、他の誰かが私に訊かないと難しいのではないかなぁ。というのが少し引っ掛かりのポイントです。

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    2025年09月14日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    アメリカの事例だからちょっと馴染みないことも多いけど、色々な症例の人たちの過程を読んでいく中でドーパミン中毒になってしまった人の気持ちが少し分かったし、どう治していったかもその人の気持ちになって読めた気がする。

    この本をディズニーシーで読んでいたから、
    「絶叫系怖くて心臓バクバクするのに乗った後なんか快感になるのは、苦痛の後の快楽って感じ?」って思って敢えて絶叫系に乗った

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    2025年09月06日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    現代はモノに溢れている。私はこれまで快楽を得るため、買い物、デジタルドラッグ(Twitter、YouTube、電子漫画)、本、FX、お菓子、食べ物、ファッション、メイク、サウナ、スーパー銭湯、ゲーム、音楽、水泳、恋愛、勉強などに頼ってきた。これらは、現実から逃避できる手段であり、自分自身から気を逸らすためにやっていたことに気が付いた。私は、要領が悪く、体力がないため、他の人のように時間を有効に使えないことにコンプレックスをもっている。そのため、常に音楽を聴いたり本を読んだりと何か生産的なことをしていないと落ち着かないことがある。その反面、1人のときは相変わらずスマホをだらだら見て無駄な時間を過

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    2025年08月10日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

     実際の患者の事例を交えながらいかに依存症を予防するか、抜け出すかについて書かれている。読んでいると、フォーマットが一定していないというか、なんかバラバラな感じがするが、重要なことは一番最後にまとめられていたのでまあヨシ。

     依存症治療法としてセルフバインディングや薬、苦痛側に力をかけるなど、わりとハウツー的なことを挙げながらも最終的に語られたものは徹底的な正直さと恥を受け入れる、また受け入れてもらうと言った精神論であり若干予想外であった。しかし、依存症が脳で起こっている以上、精神論に帰結するのは確かに妥当なのかも。

     マシュマロの実験でマシュマロを撫で始める子どもは面白いと思った。マシュ

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    2025年06月29日

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