アンナ・レンブケのレビュー一覧
-
自分を不完全な人間であることをみとめて正直に嘘をつかずにいること 自分の人生や世界から逃げずにちゃんと正面から向き合うこと そうすれば人生は生きやすくなるPosted by ブクログ
-
トリガーとなる環境や物を一切断つことが、依存症の治療に有効であることは知っていたけれど、嘘をつかず正直に生きることも効果的であることは知らなかったので勉強になった。
携帯依存症治らないかな〜と思って軽い気持ちで読み始めた本だったけど、幸せな人生をおくるために必要な考え方や振る舞い方まで学べる良書で...続きを読むPosted by ブクログ -
ありふれたアルコール依存傾向のある人間として、参考になった。
最後にまとめてある「シーソーの法則」は自分の生活がふらつき始めたときにまた読んでみたいと思う。
特に「快感の飽くなき追求は苦痛に導く」は飲みすぎ予防のためにも覚えておきたい。Posted by ブクログ -
世界から逃避して忘却を求める代わりに、世界に目を向けて没入していくことで、本当の癒しが見つかるという言葉に感銘を受けた。短期的な欲望やドーパミンに惹きつけられることが多い中で、徹底的な正直さは自覚をもたらし、親密な関係性を作り「充分状態のマインドセット」を作ることができるライフハックである。日々の生...続きを読むPosted by ブクログ
-
快楽と苦痛は同じシーソーの両端であり、どちらかに傾けばホメオスタシスの働きによりバランスを取るべく脳内のドーパミンレベルが反対側に寄せられる。すなわち快楽が強くて長いほど、その後の苦痛も強くて長くなる。だからその苦痛を取り除くためにまた強い快楽を欲する。これが中毒の仕組み。これほど的確かつ簡潔でイメ...続きを読むPosted by ブクログ
-
非常に面白かった。
実は私もこの著作の中の例としてあげられている依存的行為にふけっている(薬物や犯罪行為ではない)。自分としては依存症とまではいかないだろう、だって、日常生活に支障は出てないし、と思っていた。しかしこの本を読むと、待て、私も依存症に該当するのでは?と思ってしまう。
苦痛と快楽はシーソ...続きを読むPosted by ブクログ -
依存症の怖さ
当事者の自覚のなさ
自分にも周りにも自然にウソをつく
それらを克服して、成りたい自分になるための本だと思いました。Posted by ブクログ -
まとめ
快楽と苦痛のシーソーの仕組み
苦痛からの逃避→苦痛の悪化
危険因子=ドラッグへのアクセスのしやすさ
セルフ・バインディング、ドーパミン断ち、関連物も断つ
断続的に少量苦痛側に力をかける。苦しい方を選択する。
曝露療法→ドラッグ(=逃げたいと思わせる物事)に少しずつ晒し、量を増やして、耐性をつ...続きを読むPosted by ブクログ -
スマホの依存の快楽は苦痛を導くことを感じていたため、本の内容がしっくりきた。
実際に快楽と苦痛の関係を知り、日常で意識するようになったら前よりはましになった気がする。
しかし、ちょっとこの本は読みにくいところがある気がする。和訳なのでたまにしっくりこないときもあった。Posted by ブクログ -
アンナ・レンブケという精神科医の方が書かれた、依存症の新書です
彼女が診察した患者のエピソードを交えて、依存症について解説していきます
本書では、著者自身が三流ポルノノベル中毒を抱えていたため、患者と近い高さにある目線で語られているのが特徴です
男性のマスターベーション中毒に失笑してしまう不謹慎な...続きを読むPosted by ブクログ -
脳はドーパミンの快楽に引きずられる、という趣旨の本。スマホ脳などにも関連する内容。
ドーパミンの快楽を求め、脳は同じ行動を繰り返すようになるが、耐性がつくため更に強い刺激を求めるようになる。「依存症」だ。。
「依存症のある物質が引き起こす禁断症状として、不安、過敏症、不眠症、身体的違和感がある。
...続きを読むPosted by ブクログ -
医師としての経験に基づき、臨床現場の実際が感じられた。
最近では日本でも若者の薬物乱用問題が表面化し、メディアでも取り上げられている。このような現場を間接的に理解するうえで非常に優れた一冊であると感じた。
本文後半にて触れられている恥の概念にもあるように、社会的に疎外感を感じるかどうかというのが非常...続きを読むPosted by ブクログ -
い本を仕事終わりに読み続け、気がついたら寝る時間。
仕事中も本の続きが気になっている。
休憩時間はチラ見…しちゃってる。
…??Posted by ブクログ -
薬物に限らず依存症の事例とメカニズムを把握できる。いい方が悪いが世の中にはありとあらゆるものに対する依存症があるって事もわかり少ししやがひろがるかも。
現代は快感に非常に簡単にアクセスできる。ドラッグはもちろん、糖質やアルコール、SNSによる誹謗中傷。過剰な快感摂取は反発で大きな苦痛を導く。
回復...続きを読むPosted by ブクログ -
「もうちょっとアカデミックな本かと思ってたらなんか具体的な患者の話が1章マスターベーション中毒、2章苦痛逃避中毒と続いてこりゃ失敗したかな」と思ってたら3章「快楽と苦痛のシーソー」からおもろい。
「好きより欲しいが重要」
「脳のドーパミン放出量はSEXを100とするとニコチン150、コカイン225...続きを読むPosted by ブクログ -
タイトルはセンセーショナルだけど、蓋をあけるとケーススタディとそれを通じた抽象化、何をするべきかが丁寧に書かれた良本だった。
Posted by ブクログ -
現代人はみんなどこかで『ドーパミン中毒』になりかけている人がほどんどだと思う。
それだけ情報やら刺激やらが蔓延していて、アクセスはスマホを使えば指一本でできる。
自分でも、スマホをタップする指が止まらなくて、むしろやめることに意識を集中しなくてはいけないことが多々あり、後で後悔と自責の念にかられ...続きを読むPosted by ブクログ -
現代において何でも手に入るのに幸せを感じられない、満たされない。食べても食べても満たされない。エンタメを観ても観ても満たされない。それはドーパミン過多な社会のせいかもしれない。
脳内物質がどれだけ私たちの人生を左右しているか、それを異常分泌させるような社会の風潮やさまざまな依存物質の存在を知った。
...続きを読むPosted by ブクログ -
内容は割りとシンプルだが少し読みづらい。具体的な患者の物語、研究結果、それらから得られた知見が絡み合って話が行ったり来たりする。あと妙に描写が小説ぽかったりする。とはいえ興味深い題材で示唆に富んでいる。
薬物、アルコール、SNS、ポルノと、現代はドーパミンを過剰分泌させるものに溢れている。多くの人が...続きを読むPosted by ブクログ -
快楽を与えてくれるもの(ドーパミン)に満ち溢れた現代社会。欲しいと思った時には苦痛になるのが依存症でドーパミン中毒ってことか。
まずはドーパミン断ち。いわゆる苦行とか、依存症の人が集まるグループ活動とかも紹介されていたが、依存症であるという自覚があって、なんとかしたいと思っている人にはそういう道な...続きを読むPosted by ブクログ