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人は「推し」に夢中になると昼夜を忘れ、やがて「沼」にハマってしまう。その鍵を握るのが「脳内快楽物質」ドーパミンだ。恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、酒、ギャンブル、薬物……快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中で、現代人が陥る依存の対象は数限りなくある。スタンフォード大学医学部教授で、かつて自身も依存症を経験した第一人者が教える脱出法と、心豊かに生きるための防衛術。
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Posted by ブクログ
自分を不完全な人間であることをみとめて正直に嘘をつかずにいること 自分の人生や世界から逃げずにちゃんと正面から向き合うこと そうすれば人生は生きやすくなる
ありふれたアルコール依存傾向のある人間として、参考になった。 最後にまとめてある「シーソーの法則」は自分の生活がふらつき始めたときにまた読んでみたいと思う。 特に「快感の飽くなき追求は苦痛に導く」は飲みすぎ予防のためにも覚えておきたい。
世界から逃避して忘却を求める代わりに、世界に目を向けて没入していくことで、本当の癒しが見つかるという言葉に感銘を受けた。短期的な欲望やドーパミンに惹きつけられることが多い中で、徹底的な正直さは自覚をもたらし、親密な関係性を作り「充分状態のマインドセット」を作ることができるライフハックである。日々の生...続きを読む活の中で自分を誤魔化すのではなく、嘘をつかないことを改めて意識し始めることで、自分の内面に深く降りていく体験ができる、と著者は語る。
快楽と苦痛は同じシーソーの両端であり、どちらかに傾けばホメオスタシスの働きによりバランスを取るべく脳内のドーパミンレベルが反対側に寄せられる。すなわち快楽が強くて長いほど、その後の苦痛も強くて長くなる。だからその苦痛を取り除くためにまた強い快楽を欲する。これが中毒の仕組み。これほど的確かつ簡潔でイメ...続きを読むージしやすい例えもない。 昨今、医療用大麻の合法化についての議論が活発だが、本書にはそんな合法大麻や合法医療薬でジャンキーになってしまったアメリカ人が複数出てくる。 「大麻には使用耐性がないのでタバコよりも安全」という医療用大麻推進派の主張が詭弁でしかないのが本書を読むとよく分かる。 ドーパミン中毒になるのに耐性は関係ない。問題なのは快楽の度合いなのだ。だから食べ物、SNS、アルコール、ギャンブル、基本的に快楽が強い物は全部、快楽と苦痛のシーソーを動かすので危ないのだと著者は言う。完全同意でしかない。 昔海外旅行中、とある人物と話す機会があった。自称大麻を日常的に使用している日本人男性。いかにも自慢げなので好奇心にまかせて質問してみたら、イライラ顔で言い訳を繰り返されて面食らってしまった。罪悪感や羞恥心が強いようだった。依存症患者そのものだ。やはり大麻は危ないんだなと思った。 医療用大麻を使ったアメリカの料理番組などを見ても、「たまに嗜んでいる人たち」のつどいとはとても思えなかった。なので、常々安全性を疑っていたのもあり、本書を読んでますます、なにが“医療用”だよと思った。医療用大麻を使う自由。ここでもやはり得をするのは商売人だけといういつもの新自由主義のパターンだ。 各種薬物のドーパミンレベルを記した箇所は怖かった。例えば覚醒剤。なんと1000%だそうだ。性行為の10倍。そりゃ一度でも使用したら「一生」忘れられないだろう。これは入り口の経験としては快楽でも、脳みそに生涯残る致命的な傷をつけるようなものではないか。一度でも使用したらダメな理由もこの数字だけで分かる。 ホメオスタシスがもたらす苦痛を和らげるためにまた狂ったレベルの劇薬をやるしかなくなる。おかげで他の楽しみには不感症となり、人間関係も壊れ、そのままなし崩し的に人生が崩壊する。どう考えても遅効性の毒薬でしかない。自ら毒薬を飲んで障害を抱えに行くようなものだ。 「薬、ダメ絶対!」みたいなボンヤリしたポスターを若者に見せるより、そういう薬は脳に生涯残る傷をつける毒薬だと明言しつつこの新書を読んでもらって科学的知識を学んでもらった方がよほど警告になるだろう。 もちろん、こうした極端なケースを除けば、適度な快楽と上手く付き合う人が大半であって、全員が依存症になるわけじゃない。遺伝的な要素もあるらしい。血縁者になんらかの依存症を患っている人物がいたら要注意だそう。 一般的にはスマホやゲーム、ポルノ、アルコール、はたまたジョギングや推し活依存などの方が身近なドーパミン中毒で、その辺りに覚えがある人にも有益な情報が多いし、動物の依存症や、人間の快楽探求の多様性なども垣間見れて面白かった。快楽も苦行も煩悩であり苦の種になるので中道を生きましょうと説いたブッダにも脳科学的根拠があったんだなと感心したりもする内容だった。
依存症の怖さ 当事者の自覚のなさ 自分にも周りにも自然にウソをつく それらを克服して、成りたい自分になるための本だと思いました。
まとめ 快楽と苦痛のシーソーの仕組み 苦痛からの逃避→苦痛の悪化 危険因子=ドラッグへのアクセスのしやすさ セルフ・バインディング、ドーパミン断ち、関連物も断つ 断続的に少量苦痛側に力をかける。苦しい方を選択する。 曝露療法→ドラッグ(=逃げたいと思わせる物事)に少しずつ晒し、量を増やして、耐性をつ...続きを読むける。 苦痛の大きさで数値化する。やる前とやっている最中とやった後。 適度であれ。快楽側であれ苦痛側であれ強力又は長時間にシーソーが偏らないように。 自責 自分の欠点の告白 徹底的な正直さ。遅れた報酬に耐えれる。 向社会的恥 過剰摂取→恥→正直さ→周りの人の受容→自分に居場所がある→摂取減少 のサイクル どれも苦痛を伴う。ドーパミン断ちも自責思考も恥を受け入れて正直になることも。 第1部 快楽の追求 1 皆のマスターベーションマシーン ○快楽と苦痛は同じ場所で処理、シーソーの両極のように働く ○何時間もマスターベーション、セックス依存症、マスターベーションの機械を壊してもまたゴミ箱から拾ってしまう→その気持ち分かる ○依存症=ある物質や行動(ギャンブル、ゲーム、セックス)を自分自身や他者を害するのにも関わらず継続的かつ衝動的に摂取したり行ってしまうこと ○依存症になる一番の危険因子=ドラッグへのアクセスのしやすさ。アルコール禁酒法の例。 ○その他、遺伝、精神疾患、トラウマ、貧困 ○ドーパミン経済、よりアクセスしやすくより強力になり多剤併用 ○インターネットによる衝動的過剰摂取の促進。手に入りやすさ。決して思いつきもしない行動を促す。(ポルノ、殺人) 2 苦痛からの逃避 ○自己の幸福追求主義 快楽主義のニューエイジ、傷つけられないように育てられてきた温室育ちの子どもたち→自分自身もそうなんじゃないか苦痛耐性がない。 ★浮かんでくるままに自分の思考を流すウォーキングの時間をつくる→自分自信に慣れるために。デバイスを使って気を紛らわし自分自身を避けるのは疲れる。自分自身や他者や世界とのつながりを感じられる。「退屈」でもある。 ★苦痛からの逃避→苦痛の悪化になるだけ 3 快楽と苦痛のシーソー ○ニューロン、シナプス、電気信号、神経伝達物質 ○神経伝達物質の一つ=ドーパミン ★ドーパミン=報酬が得られたことの快楽というより、報酬を得ようとする動機の方に重要な役割がある。「好き」より「欲しい」って感じ。 ○快楽と苦痛のシーソー。シーソーはなるべく水平を保とうとするように動く。 ○中立性から長い間、または繰り返し逸脱することはコスト(=その刺激の価値とは正反対の「事後反応」)がかかる ○快楽のあと「渇望」を感じる→解決としてやり続ける、食べ続ける、見続けること しかし、似たような快楽刺激に繰り返し晒されるとシーソーの快楽側への傾きが弱くなり、事後反応の苦痛側への傾きは強く長くなる。★シーソーの支点が快楽側に寄ってしまうイメージ ○耐性=2回目以降効きが悪くてより多くのドラッグが必要になること ○高ドーパミン物質を大量に長期間接種するとドーパミンが欠乏状態になる。ドーパミンの選手たちはボールとグローブをって家に帰ってしまう→無快感症 ○不快感による再発。辞めたあとシーソーが苦痛の側に傾いていて、ただ水平状態に戻したいだけ。 ○充分に長く待てばシーソーが水平に戻る ○ドラッグ使用を連想させる刺激(条件刺激)にさらされるだけでシーソーが傾いてしまう。ワンちゃんの餌を上げる前にブザー鳴らすだけでよだれ。 ○ギャンブル依存症より、報酬の予期によるドーパミン放出と報酬の反応によるドーパミン放出は別物 ○SNS ○経験依存的可塑性=ドーパミンを作り出すニューロンの大きさや形が変わって、条件刺激を長期記憶 第2部セルフ・バインディング 4ドーパミン断ち ○DOPAMINE D→データ、何を、どれくらいの量、回数 O→目的 P→問題 A→何かを断つこと・節制abstinence→小さな報酬から喜びを得る能力やドラッグ使用と感じ方の間の因果関係を見る能力が回復→ではやめる期間は?→4週間 代替可能か?→いや強い依存に打ち勝てる時点でそのものもドラッグ性が強く、別の依存症になるだけ。 M→マインドフルネス、自分の脳がやっていることの観察 辛い思考感情が雪崩のように押し寄せる。自分だけのものというより、多くの人が味わってきた苦悩という広大な風景と一体化したものに見えてくる。 I→洞察Insight N→次の段階、そのまま断つのか、共存(節制)か E→実験 節制して共存するという目標は逆効果となる可能性がある→使用再開で禁断破断効果の可能性 間然にはやめることができないものに依存している場合は?食べ物やスマホ。 5 3つの方法、空間、時間、意味 ★セルフ・バインディング ○物理的セルフバインディング ○時系列的なセルフバインディング 遅延報酬割引→時間割引率的な 時間的視野が狭くなる ○今日のドーパミン過多社会→前頭前野が萎縮しつつある。 即時報酬→感情と報酬処理に関わる脳の部位 遅延報酬→前頭前野=計画を立てたり抽象的な思考に関わる脳部位 ○暇な時間が依存を増やす ○ジャンル的なセルフバインディング ドーパミンを種類ごとに分けることによって摂取量を制限すること。 ★自分がハマっているものだけでなく、関連するもの欲しがるきっかけとなるものも断つ 6 壊れてしまったシーソー? ○苦痛以外に向精神薬が取り除くもの 苦痛な感情から一時的に逃れられるが、自分の感情の幅が狭くなるかも、深い嘆き、畏怖の念、強力な感情の。 ○向精神薬と貧困に相関関係 ○向精神薬によってドーパミン欠損、目の前にある餌も取りに行く気力がなくなる。 第3部 7 苦痛の側に力をかける ○冷水浴→人類は歴史上長い間、冷水浴してきた。冷水浴でドーパミン量アップ。 ○シーソーの苦痛の側に力をかけることでその反対=快楽の側に行くこと→快楽の側に力をかけるのとは違い、苦痛から得られるドーパミンは間接的で、より持続的である可能性がある。 ★断続的に苦痛にさらされることによって、快楽と苦痛のシーソーが快楽の側に偏り、時間とともに苦痛を感じにくく、快楽を感じやすくなる。 ○快楽の代償→苦痛 苦痛に対する報酬→快楽 ○環境が厳しいときにそれを和らげるために存在する生物学的システムの適応的な反応。それで身体のシステムはより過酷な条件への耐性をつける。 ○苦痛の多すぎは逆効果。適度な苦痛を。例 原爆の被爆者 ○断続的な断食 ○運動 ○依存症の原因→ドラッグが人間にまだ身体があることを思い出させるから!? ゲーム→キャラクターが派手に身体を動かす スマホ→スクロールやタップ。小麦を挽く、ベリーを摘む、行為。 セックス→現代まで残っている身体活動レベル ○★曝露療法→逃げたいと思う不快な感情を引き起こす物事に、少しずつ晒し、量を増やして、耐える能力をつける ★苦痛の大きさで数値化する。やる前とやっている最中とやった後 ○マウスの車輪走行依存症の話、運動も依存症になりうる。 ○エクストリーム・スポーツ(スカイダイビングやバンジージャンプ)も仕事も依存症になりうる。無快感症になる可能性ある。 ○どんな物質、行動でも依存症になるリスクがある。そのリスクは得られる効果が強ければ強いほど、量や持続時間が増えれば増えるほど上がる。 ○たくさん強力な苦痛を味わうと、衝動的で破壊的な過剰摂取に陥る。→★適量であれば、「小さな痛みをもって大きな傷みを抑える」ことができる。 8 徹底的な正直さ ○人間の言語の発達により、嘘をつく能力も発達。協力のための言語→人を欺くために嘘をつく。 少ない資源の時代→嘘は有利 過剰に資源がある世界→孤立、渇望状態、病的過剰摂取 ○真実を語ることが人間同士の愛着を作る。 高ドーパミン製品は孤立や無関心を導く。 ○「語り方」でその人の精神の健康状態が分かる 他責、被害者意識→精神の健康状態悪い、人を攻めるのに忙しくて、自分の回復に本腰を入れて取り組めない。 ★自責→精神の健康状態良い ★自分の欠点・悪いところを告白 ○「偽りの自己」 SNSと現実の乖離 現実の経験が理想からかけ離れていると自分に距離を感じて現実を理現実のように感じる。 ○偽りの自己に対する解毒剤→確かな自己 そのための手段=★徹底的な正直さ ○充分状態のマインドセット→真実の世界で世界も秩序があり予測可能で安全な場所と認識 欠乏状態のマインドセット→嘘の世界で世界を当てにできなくなり生存競争モードに入り、短期的利益を求む ○嘘は近道になる。より短期的な報酬を好みやすくなる。 ★正直であることで遅れた報酬に耐えれる能力がつく。 9 「恥」が人とのつながりを生む ○破壊的恥(他人に拒否される→嘘をつく) 過剰摂取による恥の意識→グループ・他人に拒否され避けられる→嘘をつく→孤立を招く→さらなる過剰摂取 のサイクル ○向社会的恥(他人がそのことを受け入れてくれる環境→正直になる→明確な指針を与えてくれる) 過剰摂取による恥の意識→徹底的な正直さを求められる→受容と共感→償うために必要な行動リスト→自分に居場所がある→摂取減少 のサイクル ○依存症は恥ずべきことではないという環境→グループに対して正直であること→「予期的な恥」が再発防止となる ○向社会的恥と子育て 徹底的な正直さ。いい自分だけを見せると子供は完璧でなければと感じてしまう。 例 子供のおやつを食べて食べてないと嘘をついたが謝ったシーン 結論 シーソーの教訓 ○この瞬間にはなんの影響もないように見える今日の自分の自分の行動が実際にはいい方向へ向かって積み上がっており、それが未来のいつか分からない時に明るみになる、という信念を持て 1 快楽のあくなき追求(そして苦痛からの逃避)は苦痛に導く 2 回復はそれを「断つ」ことから始まる 3 ドーパミン断ちは、脳の報酬回路をリセットする。おかげでシンプルなものごとに喜びを見出すことができるようになる 4 セルフ・バインディングで欲求と摂取の間に文字通り壁を作ることができる。メタ認知できる余地もできる。それがドーパミン過剰の現代には必要である 5 薬でホメオスタシスを回復させることはできるが、苦痛を薬で取り去ることで私たちが失うものを覚えておくこと 6 苦痛の側にシーソーを押すことは、シーソーを快楽の側へリセットする 7 苦痛の依存症にならないよう気をつけること 8 徹底的な正直さは自覚をもたらし、親密な関係性を作り、「充分状態のマインドセット」を育む 9 向社会的恥は私たちが人間という種族に属していることを思い出させる 10 世界から逃げ出すのではなく、世界の中に没入することで本当の癒しが見つかる
依存症からの脱出法ということで本書を手に取った。依存症はそれを断つことから始める。運動が効果的など、最終章の結論にまとめられている。依存症に関しては本書が初めてなので参考になった。
YouTubeをスクロールして見続けてしまうのを止めたくて読んだ本。即物的にデジタルドラッグから離れる方法というよりは、もっと深い、自己を掘り下げ本質的な解決へ導いてくれる内容だった。 自分に正直であること。自分の何が問題なのか、正直に認めること。正直に打ち明けてくれた相手を、問題ごと肯定でき認め合...続きを読むうことができる関係は、どんなドラッグより強烈なホルモンを分泌し、多幸感が長く続く。
アンナ・レンブケという精神科医の方が書かれた、依存症の新書です 彼女が診察した患者のエピソードを交えて、依存症について解説していきます 本書では、著者自身が三流ポルノノベル中毒を抱えていたため、患者と近い高さにある目線で語られているのが特徴です 男性のマスターベーション中毒に失笑してしまう不謹慎な...続きを読む態度も見受けられますが、その著者も人を笑えないだろうとツッコミを入れれる構図となっています 診察されている患者を見下せるような立ち場ではないため、鼻につくところなく読み進められます SSの性差ですが、体育的な性依存にハマる男性に対して、女性はポルノノベルや掲示板などの体験談といったテキストに耽る傾向があるなと感じました 変ゼミでネタにされていたように、肉感的な映像媒体に走る男性と、テキストから妄想を膨らませる女性といった性差は、大陸でも見られていて興味深かったです 依存から脱するにはコミュニティが有効とされていますが、鍵は「嘘をつかずにいられること」だそうです たとえば自身が「嘘をついた」と正直に償えれる関係性があれば、サードプレイスを用意せずとも家族や職場で足りるようです 自信の欠点ですら正直に見つめることが、回復のステップの1つで、大切なことだそうです それらの症例のエピソードに添えられていた注ように、社会的立場によっては正直にいることはリスクでもあり、実現の難しい理想論のような響きました 依存症の快楽と苦痛はホメオスタシスで、シーソーに例えられていて分かりやすかったです 快楽のあとに残る残像のような渇望は、中毒に導きます しかし脳は快楽に耐性をつけてしまい、何度繰り返しても破瓜の快感は得られません 苦痛も同じくです 思い返せば身に覚えのあるロジックで、納得させられました 最新であろう依存症メカニズムを、診察例を交えて飽きさせず読ませようとする工夫が見られ、最後まで読めました
脳はドーパミンの快楽に引きずられる、という趣旨の本。スマホ脳などにも関連する内容。 ドーパミンの快楽を求め、脳は同じ行動を繰り返すようになるが、耐性がつくため更に強い刺激を求めるようになる。「依存症」だ。。 「依存症のある物質が引き起こす禁断症状として、不安、過敏症、不眠症、身体的違和感がある。 ...続きを読む 恐ろしい。。 <アンダーライン> ★★★★★ ドーパミンは報酬が得られたことの快楽というより、報酬を得ようとする動機の方に重要な役割がある。「好き」というより「欲しい」に関係している ★★★★★ 快楽と苦痛は脳の部位が重複している。 「快楽」にはコストがかかる。その反応とは正反対の「事後反応」が起こる。
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