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Posted by ブクログ 2022年09月20日
人とはまことに多面的な生き物で、いろんな特性を持っていますが、現代の学校教育では読み書きそろばんと記憶力ばかりが重要視され、それ以外の特性はちっとも評価されない。算数や漢字が苦手だと、勉強ができないヤツだと決めつけられる。このことが、私は以前から不満でした。でも、これからの世の中、AIが発達すれば、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月17日
父方の祖母に最後に会ったのは十歳くらいの頃、病院でのことだった。
遠くに住んでいたから、祖父を急に亡くしたあと、認知症になった祖母に会ったのはその一度だけだった。私のことを、私の妹の名前でしか呼ばず(年子で名前も似ているので混同したのか、妹のほうを気に入っていたのか)、息子である父の顔も忘れてしまっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月13日
前に読んだ本だが文庫化を機に再読。
認知症のメカニズムと関連した脳科学・認知科学の知識が、実例を、しかも実感を持って書かれているだけによくわかる。ただ、結論部の”感情”についての議論の後半部分はちょっとまとまっていないと感じた。著者が母の現状について、それでも意味があることを納得したくて、唯一大きく...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月05日
とても勉強になった本です。
私は認知症を専門として デイサービスを運営しているので、実感として感じることができました。
専門家として認知症のお母さまを見ている視点が書かれており、支援方法や冷静な視点で考察している様子や、脳の専門家として冷静さを失う内容もあり、とても面白く読みすすめることができまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月11日
娘、家族としての感情が飾らずに書いてありました。脳についての知識も難しすぎることでなく、基本のあたりを触れてくれているので抵抗なく読みやすかったです。
自分の家族がそうなったら…と思いながら読んでしまうが、失われないその人らしさについてこうしえ形にしてもらうと、励まされる気がします。その後の状況など...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月12日
脳科学者である著者の母親が認知症になり、色々なことが出来なくなり、忘れていく母を間近に生活し、『その人らしさ』が失われていくのかどうかを考察する。
脳科学のプロでも、やはり一緒に暮らしている身内の大切な人が認知症になったかも知れない、と感じると、不安や現実から目を逸らしたり、といった行動をとってし...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月11日
認知症に関する本を何冊か読んできたが、この本は今まで読んだ本とは視点が違い、興味深く読んだ。
著者が脳科学者であり、自身の母親が認知症になった事がきっかけとなり、認知症について脳科学の知識と照らし合わせて考察している。
「能力」は無くなっても「感情」は残る。
文庫版あとがき、を読むと、著者も母親...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月04日
認知症のこと知らないから
こわいこわいイメージで
手にとり、読み進めました。
自分と他者の境界が曖昧になる、
とか読んだらこわいこわい。
家族の顔がわからなくなる、
こわいこわい。
(以下ネタバレ)
でも、その人でなくなるわけではない。
感情の記憶、感情に見られる個性は
強く...続きを読む
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