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Posted by ブクログ
松下幸之助の伝記。不遇の幼少時代を過ごし、貧困からの脱出を目指した人生だった。苦労しながらも若い頃からの努力とアイデアでチャンスを掴み、ナショナルブランドで成功する。本田宗一郎と並ぶベンチャー企業だったが、会社の雰囲気は家族的であり、彼は「家長」として君臨していたようだ。読んでみて、正直なところ自分はこの会社では勤まらないと思った。幸之助は自分に厳しい人だったが、他人にはもっと厳しかったようだ。当時は権力を誇示しても問題無かったと思うが、もし現代だったらパワハラと言われることも多かったかも。昔の会社がどういうものだったかを知るには、良い本だと思う。
Posted by ブクログ
松下幸之助の歴史というより、特に戦後の日本の歴史というにふさわしいかも。盛田昭夫もすごいと思ったが、やはりこの人もすごい。やっていることのスケールと次元が違う。野村吉三郎が日本ビクターの社長をやっていたとは知らなかった。しかし、愛人との間に4人も子供がいたとは。。。
「正治さんは、頭はいいが、物づくりの経験や商売の苦労をしていない。人使いも下手。何か問題が発生すると、ただ怒るだけで、しかも居たたまれんぐらい理詰めでやりますからね、重役陣からも事業部長からもいまひとつ信用がなかった。」
<どんなに苦しくても、打つべき手はある。それが発展に結びつくわけです。艱難汝を玉にす、という言葉がありましょう。そのとおりです。投げたらおしまいです。最後の最後までがんばらないといけません>
「幸之助さんの天才たる所以は、いったん取り組んだ仕事は、結果が出るまでやめない。結果が出るまで続けるので、失敗もないというわけです。」
「いまにして思えば、ふたつの理由から怒ったんでしょうな。ひとつは、そんな『金儲け』にもならんことに熱をあげるな。そんな暇があるなら仕事せい、ということでしょう。そしてもうひとつは、幸之助さんの本心は、社員を金太郎飴のように育てたかったんですなあ。個性的な社員がバラバラに動くのではなく、会社が示した方向に向かって結束して働く社員を理想としていた。まさに、松下電器の総合力は、金太郎飴にあると信じていたということです」
Posted by ブクログ
言うまでもなく、松下幸之助は、日本における不世出の企業家の一人だろう。
しかし、少なくとも前半部分からは、なぜ、松下幸之助が日本を代表する企業を作ることができたのかが理解できなかった。
典型的なワンマン経営者、というよりもほぼ独裁、無茶なことをしては路頭に迷う寸前まで資金繰りに苦しくなる、とても優れた経営者とはいえないエピソードが多い。
おそらく、松下幸之助があれだけの企業に育て上げたのは、幸之助の異常なまでに鋭敏なビジネスに対する嗅覚があるのだということは、本書からはっきりと読み取れた。
やれAIだビッグデータだともてはやされている現在に松下幸之助がいたら何をしただろうかということには興味がある。
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小説・文芸
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