Posted by ブクログ
2021年01月09日
日本国憲法についてどれくらい知っているでしょうか。
おかしなところもありますが、中国、ロシア、北朝鮮、韓国などの脅威を招いている状況を作り出したのもまた日本国憲法です。
わかりやすく、面白く、そして怖い日本国憲法の本です。
必読書です。
それにしても、「デュープス(おバカさん)」達には困ったものです...続きを読む。
「平和主義者」を自称し、護憲を訴える人たちの意見は、基本的には皆同じです。「軍=悪」と決めつけながらも、中国の軍拡には寛容な姿勢を示す。また「憲法改正をすると日本は戦争をする国になる」と訴えるいっぽう、北朝鮮の核開発は見て見ぬ振りをする。
彼らは中国や北朝鮮を擁護する姿勢を取っていますが、昔はソ連を擁護していました。では、共産主義者かと言えば、そうではありません。知らず知らずのうちに共産主義者に操られているのです。こうした人たちを、アメリカでは「デュープス」と呼んでいます。直訳すると「おバカさん」ですが、政治的な意味を含んでおり、正しくは「共産主義者ではないのに、共産主義者と同じことを主張するおバカさん」です。
日本を含む自由主義国家において、このデュープスは少なくありません。学者、ジャー ナリスト、小説家、映画監督、芸能人......。普通の市民にも多数存在します。 ー 93ページ
現在は左傾化した新聞・雑誌・テレビなどで情報を仕入れている層が、デュープスと化しています。安保法制が議論されていた時、主婦を中心に「安保関連法に反対するママの会」という組織ができたことがあります。メンバーは第九条を盲信しており、憲法改正や自衛隊の海外派遣に反対しました。皆「日本のため」「平和のため」と思ってやってい るのかもしれません。しかし、結果的には中国や北朝鮮を喜ばせています。「おバカさん」 とはいえ、数が多く声も大きいので、デュープスが新たなデュープスを生むという負の連鎖が止まりません。 ー 94ページ