永遠の0

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770円 (税込)

3pt

「生きて妻のもとへ帰る」
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り――それが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!

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永遠の0 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    特攻隊として戦死した祖父の痕跡をたどる姉弟。
    その死には、大きな意味があった。

    あれ程話題になり、映像化されていたにも関わらずの未読でした。
    私には、今出合って良かった本。

    まだまだ知らない戦争のこと、今少しずつ勉強中です、今更ですが。

    悲しい話ですが、宮部久蔵の男気に魅せられます。
    例え美化

    2
    2017年09月10日

    Posted by ブクログ

    もう何度読んでいるか…
    そして、映画もドラマも… 何度も…
    言葉なんて出てこない。切な過ぎて、苦し過ぎて、言葉でなんか表せない。
    一人一人が静かに感じるべきなのではないか… ただただ涙が流れるのです。

    1
    2022年01月29日

    Posted by ブクログ

    神風特攻隊 桜花 回天 言葉では知っていたが使い方などは知らなかったと痛感した。戦時下では、人の命ってこんなにも軽かったのだと思った。

    物語は戦時下にも関わらず「生」に執着した軍人が、なぜ特攻をおこなったかが描かれていた。最後の真相がわかった瞬間鳥肌が立った。

    0
    2024年06月25日

    Posted by ブクログ

    実話ではないですが、戦時中の軍人たちの生き様や心理がリアルに描かれていて、その世界観にわかりやすく入っていく事ができ、ボリュームはありますがどんどん読み進めることができました。ストーリーとしても、登場人物に共感でき、感動しました。

    0
    2022年09月15日

    Posted by ブクログ

    お見事!

    「臆病者」との謗りを受けながらも生きて帰ることに執着したゼロ戦パイロットだった祖父の軍歴をたどる旅
    祖父を知る元軍人たちの回想は構成、章立て、その人の階級や兵種、人となり、関わりから現在の状況や住む場所
    史実との兼ね合いや伏線の張り方、「今」を生きる人の感情の変化、衝撃的なラストに至るま

    0
    2021年10月27日

    Posted by ブクログ

    戦争時代の男の生き様がかっこよすぎました。でも現実は非情で、戦争を通しての思考の変化していく様に思わず涙がこぼれました。
    フィクションなのに情景がありありと浮かぶ名著だと思います

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    フィクションであろうと無かろうと、戦争を知るという意味において、その時代に生きた人たちの姿を想像し、気持ちに寄り添うことのできるこの作品は価値のある作品だと思う。
    時折り読み返して心に刻みたい作品。

    家族や国を守るために、死と常に隣り合わせで戦った人たちがいたこと、上層部の無謀な作戦が故に無数の死

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    泣きました。
    生に執着したのにも関わらず、特攻を行なったこと、周囲への影響など、どんどん謎に迫っていく所などが気になり読みやすかった。

    0
    2017年10月04日

    Posted by ブクログ

    フィクションとして特攻と原爆を扱った作品には抵抗があります。これは年代的なもので、映画も小説も避けてきました。しかし、他の作品で興味を持った百田さんの代表作ですから、ここは折れて読んでみました。特攻で死んでいた実の祖父、記憶も記録もない実像を調べていて、現代を生きる孫にとって、過去の戦争が浮かび上が

    0
    2017年04月03日

    Posted by ブクログ

    【歴史と問題提起】
    祖父の体に埋まった銃弾。
    その窪みと弛んだ皮膚を思い出しながら、戦争を眺めました。
    百田尚樹さんの物語は、どの作品もノンフィクションとフィクションの狭間。
    ただ生き抜いた、だけでは終わらない物語。

    …余波としては…艦これ提督だったので、戦艦の名前がリンクして混線しました。。

    0
    2016年08月29日

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