無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
全ては「死者の日記」から始まった。これは“怪異”か、或いは“事件”か。
選考委員、激賞!令和初の大賞受賞作!
「恐怖と謎がしっかりと絡んでいる。ミステリ&ホラー大賞にふさわしい」――有栖川有栖氏
「謎への引きこみ方が見事。読了後は心地よい酩酊感に襲われました」――辻村深月氏
信州で暮らす久喜雄司に起きた二つの出来事。ひとつは久喜家代々の墓石が、何者かによって破壊されたこと。もうひとつは、死者の日記が届いたことだった。久喜家に届けられた日記は、太平洋戦争末期に戦死した雄司の大伯父・久喜貞市の遺品で、そこには異様なほどの生への執着が記されていた。そして日記が届いた日を境に、久喜家の周辺では不可解な出来事が起こり始める。貞市と共に従軍し戦後復員した藤村の家の消失、日記を発見した新聞記者の狂乱、雄司の祖父・保の失踪。さらに日記には、誰も書いた覚えのない文章が出現していた。「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」雄司は妻の夕里子とともに超常現象に造詣のある北斗総一郎に頼ることにするが……。 ミステリ&ホラーが見事に融合した新鋭、衝撃のデビュー作。
Posted by ブクログ 2023年11月26日
ものすごく奇妙な読書体験でした。
どっちかというとホラーよりかはSFな気がする。でも、読者をしっかり恐怖に陥れてくる。そりゃ大賞受賞するよな、と思った。これがデビュー作とか、期待大やん!読んで良かった!是非考察しながら読んで欲しい。でも、パラレルワールドとか、非現実的な物語が苦手な人は合わないかも?...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月29日
めちゃくちゃおもしろかったです。読書初心者ですが、とても読みやすくて一気に読んでしまいました。
異常現象や怪異に対してそういう解釈をするのか!!と感動しました。
現実世界でも同じようなことが起こっていないという証明はできなさそうなのがワクワク…いやゾクゾク?します。SF的な要素もあるのでしょうか?...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月06日
ネタバレ要素を含みます。
ホラーというジャンルではありますが、SF要素を含んだものとなっていました。そのため現実世界と意識内世界とが入り混じった不可思議な出来事による不気味さには凄まじいものがあり、なんとも気持ちの悪い恐怖が随所から感じられる作品でした。しかしオカルトという言葉だけでは説明できない...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月11日
どのようなオチに進んでいくのか、全然分からないまま読み進んでいった。
今、自分が読んでいるのはホラーなのか、ミステリーなのか、SFなのか。
ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。
先が気になって、ページをめくる手が止まらない。
角川ホラー文庫で出版されているが、ホラー要素はさほど強くないように感...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月09日
読後すぐの感想が「なかなかにえげつないホラーを読んでしまった」でした。
物語は、第二次世界大戦中、パプアニューギニアで戦死した主人公の大叔父の手帳が、主人公を含む遺族家族の元に戻ってくるところから始まる。
その手帳の、大叔父が書き記した内容を読んだ時、彼らの運命がどんどんおかしくなっていく……。
...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。