ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史

ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史

950円 (税込)

4pt

3.8

男の急所を包む大事な布の話──明治になって服装は西欧化したのにズボンの中は古きニッポンのまま。西洋文明を大和心で咀嚼する和魂洋才は見えないところで深みを増し三島由紀夫に至った。『パンツが見える。』に続き、近代男子下着を多くの図版で明るみに出し、論考する。

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ふんどしニッポン 下着をめぐる魂の風俗史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月26日

    ずーっと気になることだが、人目を憚るあまりロクに調べることもできず、長らく謎であった褌の歴史。
    褌についてこれほど真面目に書かれた本は、おそらくほかにはない。著者だってそう言っているのだ、だからこそ私のように心の中で悶々としている人には手に取ってほしい。

    中身にはこの装束(?)にかかわる様々な写真...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月09日

    1878年に中央官庁の官員に洋服着用の指示が出て洋装が一般化し始めたが、女性と男性で取り込み方が非常に異なっていた事実を克明に描写しており、とても面白かった.褌の種類として畚(もっこ)、六尺、越中をあげているが、畚は今のビキニショーツそのものだ.1960年代に銭湯で褌姿を見た記憶があるが、今通ってジ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月02日

    和装と洋装の狭間で、褌は如何様に扱われたのか?
    明治期の近代化から現代へ、男性の下着風俗について、語る。
    1 女はあとまわし 2 男が洋服に着がえる時 3 たたかう洋服
    4 およぐ時は、またべつで 5 ジェンダーギャップの別局面
    6 ベルリンに褌はかがいて 7 華族の下半身
    8 女人退散のいでたちに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月14日

    下着や水着は女性が先に西洋化したが和服は男性が先に西洋化した。下着は長らく褌だったっていう事を写真や絵画を元に読み解いていったはなし。

    0

    Posted by ブクログ 2022年07月31日

    男性は、表は洋装になったが、下着は長く和装のままだった。
    女性の方が外は和装のまま、下着は洋装となる。
    水泳着も、女性の方が早く洋装になった。
    褌は、寧ろ、思想の表れであり「公的」なものですらあったようだ。
    そんな話。

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