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中東諸国を4年にわたり取材した女性ジャーナリストの「現地ルポ」から、ISISイスラム国の狂気とルーツに迫る本書。潜入取材により明らかになる、イスラム過激派予備軍の育成実態や、首切り・拷問など残虐支配の背景からは、変わることのない中東の苛烈な運命が克明に描き出される。
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Posted by ブクログ
イスラム国が主題だけど、それ以外にもここ数年での中東の各国での取材をまとめたもの。 バックパッカーだった頃を思い出してとにかく面白くあっと言う間に読んでしまった。値段がお手頃なのもいい。
まるで価値観が違う。正義感が違う。生きる意味が違うし、抑圧に対しての受け止めも違う。だから、外側の世界が自分たちの価値観で何が言えるのだろうか、迷う。著者が述べ、改めて驚いたのは、男性の性の話だ。年頃の男が女性と恋愛ができない。街でも顔を出した女性とは出会わない。お金がないから結婚もできず、女性の自...続きを読む由を奪いながら一夫多妻な富裕者がいる一方で、多数の男は、死後に与えられる処女との幸福な世界を信じて現世は諦め、信仰に命を捧げるのだという。信仰が男女ともに性を制限するのだ。 独裁体制を維持しているアラブ諸国にとって、民主主義国家イスラエルの存在自体が脅威。イスラエルのやり方がスタンダードだということをアラブ諸国の国民が理解したら、アラブ諸国の体制は崩壊してしまうから。そのため、巧妙に宗教を利用し、「イスラエルは悪魔の国だ」と国民を洗脳し、パレスチナ人という盾をつくりあげて民主主義や資本主義と戦っている。 アラブ諸国が本気でパレスチナ人を気の毒だと思うなら、何故、何十年も難民扱いにして劣悪な環境の難民キャンプに閉じ込めておくのでしょう。イスラム国家は中東に22ヵ国もあるのです。パレスチナ問題はアラブ諸国の矛盾や不満をそらすショウ・ウィンドウになっている。 これは、イスラエル人の発言で、本書に載せられる。アラブの女性差別を軽蔑しつつ、イスラエルの残虐さを否定する我々は、その世界を正しく見る事ができているのだろうか。 イスラエル=強者=悪、パレスチナ=弱者=善の図式に慣らされている日本人。 ー 2014年イスラエル軍のガザ侵攻にも裏があった。当時の衝突でパレスチナ側の死者はガザ地区のみで2158人(国連推計では2104人)、イスラエル側の死者は73人(うちイスラエル国防軍66人、民間人7人)。第4次中東戦争以降最大の犠牲者数が、同時期、内戦やISISの登場で、シリアでは5342人、イラクでは1737人の死傷者が出ており、以前のように大きく報道されることはなかった。 ー そもそもイスラエルのガザ侵攻のきっかけは2014年6月末、ヨルダン川西岸で行方不明になっていたイスラエル人の少年3名の遺体が発見されたことに始まる。 ー ガザで劣悪な環境の難民キャンプや、イスラエル軍に攻撃され家を失った人、負傷者が担ぎこまれる病院を取材していれば、丸1日で頭の中は容易に”反イスラエル・親パレスチナ”に染まってしまう。かつての私もそうだった。ところがひょんなことから、俯瞰的にその地域の真の紛争要因と、紛争利得者の存在について考える機会が訪れた。きっかけはガザの喫茶店。昼間から失業中の若者たちがたむろするその店では、自爆テロを奨励するVTRが延々と流されていた。爆弾を体に巻きつけたパレスチナの青年がイスラエル兵に近づき、兵士もろとも爆発の炎に包まれると店内でワーッと歓声が上がる。“世界一大きな監獄”と称されるガザで、将来に希望が持てない若者たちの閉塞感を打破し、勇気を鼓舞して、自爆テロを崇高な使命と思い込ませる巧妙な心理操作がほどこされた映像だった。自爆テロ犯になれば殉教者として永遠にパレスチナの英雄として名を留めることができる。実に単純な洗脳映像だが、実写ではなく芝居である。 これを作らせたのは一体誰なのか? 佐藤優が至近の動画でイスラエルに対する我々の印象論についてを鋭く指摘している。 ユダヤ人のイスラエル建国(1948年)をイスラム諸国の中で真っ先に承認(1960年)したのはイランだった。しかし、これを消滅させようとヒズボラやハマスを操るのもイランだと。 中東情勢は複雑で、日本人には分からない。ウクライナ情勢だって、その歴史的経緯を踏まえなければ、日本人には分からない。ならば意見を放棄すれば良いが、イメージと善悪二元論で何かしらの感情を持つ。民間人の悲惨な映像を見させられ、それを起こした側が悪に決まっている、と。 それこそが印象操作である可能性がある。そのために、論理を紐解き、両方の立場で考えねばならない。皮を剥き、実を穿り出して出てくるものは、純粋な悪か、純粋な正義なのか。あるいは純粋なリビドーであるという、性を人種や支配に換言した論理がありそうで恐ろしい。この世界は、大衆の性の扱い方次第でも堕ちていく。
女性ジャーナリストによる衝撃のルポ。どうしてかくも残虐になれるのか、文化の違いに恐ろしくなる。ただ余りにも命が軽すぎる。
イスラム国だけではなく、中東の様々な国々の問題点、歴史と現状を語る。 怖いわ。正直。 イスラム教というものの教義がそもそも怖いものだし。 拷問の方法とか読んでるだけで、玉がチジミ上がるわ。 それにしても大高さん、むっちゃ怖いところへ、よく潜入したはる。 女性で異教徒で外国人と考えると、運が良かった...続きを読むだけなのかもしれないが、何かあったら、どこかのジャーナリストみたいにやっぱり大変なことになっていたんじゃないか。
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ISISイスラム国 残虐支配の真実
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大高未貴
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