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作品一覧 2022/12/09更新 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。 試し読み フォロー クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界 試し読み フォロー 黒い匣 密室の権力者たちが狂わせる世界の運命――元財相バルファキスが語る「ギリシャの春」鎮圧の深層 試し読み フォロー 「常識」が通じない世界で日本人はどう生きるか 試し読み フォロー 1~4件目 / 4件<<<1・・・・・・・・・>>> ヤニス・バルファキスの作品をすべて見る
ユーザーレビュー 黒い匣 密室の権力者たちが狂わせる世界の運命――元財相バルファキスが語る「ギリシャの春」鎮圧の深層 ヤニス・バルファキス / 朴勝俊 / 山崎一郎 / 加志村拓 / 青木嵩 / 長谷川羽衣子 / 松尾匡 財政関係の本にしては文章が小説のようでとても読みやすかったのですが、馴染みのない固有名詞が乱発するので、いちいち調べたり確認をしたりしながらの読書となり、かなり時間がかかりました。 政治における新興勢力が様々な工作により分断させられていく様子に無力感を覚えますが、これを一つのケーススタディとして活か...続きを読むすこともできるのではないかとも思いました。 Posted by ブクログ 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり ヤニス・バルファキス / 関美和 題名通りとんでもなくわかりやすかった。 質問を出してたとえ話で答えていく形式。 特に、テクノロジーが発達して仕事が自動化するほど逆に経済が苦しくなる矛盾 仮想通貨が上手く成り立たない話 経済と宗教の関係 政治が経済に重要な役割を持っていること 漁師が魚を採りすぎてしまう話 など なるほどなあと思っ...続きを読むた。 翻訳もわかりやすくサクサク読めた。 年内再読予定。 Posted by ブクログ 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり ヤニス・バルファキス / 関美和 知っているつもりだったことをさらに平易にわかりやすく教えてもらって、経済についての問題点(特に資本主義経済)がわかりました。普段聴いている融資、債券、インフレなどそう言われてみればそういうことか、と納得しながら読みました。さらにこの本では説明するだけではなく、先にも書いたように問題点も指摘しており、...続きを読む私たちがこれからどうしたら良いかきめていく必要性について述べています。知らないふりはできないんだな。生きている限り経済問題からは抜けられないということか。 Posted by ブクログ 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり ヤニス・バルファキス / 関美和 経済学部出身ですが、大学時代にまともに勉強しなかったので、 大人になってから色々と疑問が出てきたことにスッとではないですが、 読み手に考えるように一歩ずつ誘導しながら、 答えを教えてくれる本でした。 最後は自身の生業をこき下ろし、 ※厳密には、世間一般の経済学者は嘘ばかりついて、 政治的に関与してい...続きを読むるか、 または、ハリボテの経済理論を展開して、 一般社会に全く役に立っていないという、 事態に陥ってしまっていることを憂いでいるという意味です※ 娘に語るというよりも、 世界全体に便利になっていく世の中の代償について警鐘でもなく、 周りの出来事で違和感を感じる場合は、 そのまま受け入れずに考えて欲しいと願いが込められた内容となっています。 筆者自身が違和感を覚える出来事があり、 現在の職業に辿り着いた理由も書かれています。 私の個人的な意見としましては、 欲望を満足させることと本物の幸せの違いについて筆者なりの見解は興味深かったです。 無知は幸せという前提で、 本物の幸せには無知と正反対の何かが必要だと説きます。 本物の幸せを味わえるようになる人生とは、 何者かになるプロセスではないかと、 その人自身の人生が少しずつ花開いていくというプロセスの中で、 性格、思考、好み、欲望といったものは常に変化していくと述べられています。 では、なぜ変化していくのかというと、 それは衝突があるからと結論付けています。 全ての望みを一度に叶えてくれる世界は存在し得ないので、 人は人格形成がなされ、 自身と葛藤を重ねることで考える力が生まれると推察しています。 制約=嫌だという感情が、 自身の動機を自問させてくれる契機となり、 その結果、自分自身を助けてくれることで、 本物の幸せが手に入るのではないかと書かれています。 満足という言葉は一見美しく聞こえますが、 経済学者のヤニス・バルファキスさんからは、 奴隷になることと等しく、 反対に不満といえば、ネガティブなイメージを抱きますが、それは、私達を自由にしてくれるのではと書かれています。 私なりにまとめると、 人や世界と衝突することが、幸福への切符を手に入れた瞬間と言えるのではないかと思います。 ただ、最後のページで、人は自身や世界を俯瞰してこそ、 創造性や人との絆といった 人間らしい生活ができるとし、 環境破壊など地球を守る姿勢を維持できると 書かれてあるが、 それは反対に言うと、 どの社会に属そうが、どんな国に生まれようが、 常に自立した考えを持ち、 一見すると属している社会や国がありながらも、 常に懐疑の目で自身を見続けるという、 かなりハードルが高いことが書かれています。 人や世界との衝突が幸福への入口になることは理解できますが、 常に自身や社会のあり方に疑問を抱きながら生きていくという状態は家族や友人の健全な支えや国という大きな後ろ盾がなければなし得ないことなので、 やはりギリシャ危機の際に財務大臣をされていた経験をお持ちの方の内容で、マクロ的な目線が壮大でした。 一日本人の平凡な私からすると、 とてもハードな状況だと感じました。 Posted by ブクログ 父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。―――1万年前から現代まですべてを紐解く「資本主義」全からくり ヤニス・バルファキス / 関美和 シンプルに面白かった。 著者自身の娘さんにあてて書いたとあるよう、経済学の本を読んでるとは思わないくらい読みやすかった。 『読みやすい=核心に触れない、あやふやに理論を書いて終わっていく。』ではなかった。 しっかりと著者がこういう考えを持っている。という一貫した内容でした。 Posted by ブクログ ヤニス・バルファキスのレビューをもっと見る