おしゃれで、そして厳しかったお父様が
アルツハイマー型認知症で倒れてからの
父一人娘一人での介護の様子が書かれています
「あなたが知っているお父様ではなくなってしまうということは
つまり人格も変わってしまう場合があるということです」
・・・診断の結果を、医師にこう告げられてからの病状の進行
...続きを読むは
家族や周りの人間だけでなく
お父様自身も恐怖を感じていた様子が書かれていて
「あれ?」と異変に気付いてからの病状の進行の早さは
読んでいても怖いくらいに伝わってきます
介護認定や介護保険、病院の手続きなど
体験したものにしかわからない実情は
私の知らなかったことばかりで
高齢による物忘れと、病気による記憶の損失の違いさえも
私はこの本を読むまで理解していませんでした
重いテーマですが
著者の言葉で書かれているのでとても読みやすく
この本を読んで アルツハイマーという病気を少しでも理解し
知っている人が増えればいいな、と思います