作品一覧

ユーザーレビュー

  • 旅するモヤモヤ相談室

    Posted by ブクログ

    人に話を聞きに行くことの意義を感じさせる本。編者は京大の医学生。彼女自身が、世界を股にかけて活躍する12名の研究者のもとを訪ね、インタビューした記録だ。それが、現代日本人の心に効く「処方箋」としてまとめられている。
    私としては、学生相手に真摯に受け答えする研究者たちの文化に好感が持てた。また、これだけ著名な方々が、どんな背景をもち、今何を見据えているのかを、編者が示してくれた分かりやすい尺度で知ることができたことも、よかった。

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    2024年07月17日
  • 旅するモヤモヤ相談室

    Posted by ブクログ

    世界各地でフィールドワークをしてきた京大の先生方に、現地での体験やそこから得られた考え方などを語ってもらう形式。
    憑依とか、妖術とかの、超常現象と思えるような事柄についても言語化されているのはさすがです。
    私は、特に後半に、共感できたり参考にさせてもらえたりする部分が多くありました。
    そして、日本人の中にも幅広い多様性があるけれど、それも世界から見たら狭い範囲のものかもしれない、ということ。だから、そこに縛られてしまうのは勿体ないことなんだと思った。
    また、日本・世界の現状は、時代の流れの中で形づくられてきたものだから、歴史的背景を知ることは大事。他の地域や国の、現状や歴史的背景に参考にできる

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    2024年02月12日
  • 旅するモヤモヤ相談室

    Posted by ブクログ

    普段、私たちが思うような悩みに
    異文化にて学んできた方々の人の視点を用いて
    考えていく対談型のお悩み相談本。


    処方箋という名の本の紹介もあり
    その文献もなかなか興味深い。


    感情に訴えていく部分というような
    情緒的なやり取りというよりは
    さまざまな経験や知見からの意見という感じで
    なるほどなぁと頷けるところが多い。


    内容としては対談者によって
    内容の振れ幅やベースの知識の幅がある印象。

    それぞれが完結しているので
    全部通して読むのも良いが、
    気になるところを摘み読んでも面白い。


    人間関係や社会的に悩んでいる人、
    という精神崩壊ギリギリの人のよりは
    なんだか最近、同じような本ばか

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    2023年05月22日
  • 旅するモヤモヤ相談室

    Posted by ブクログ

    一番心に残っているのは、ブータンのお医者様坂本龍太先生のお話。
    患者さんに「酒を飲みたいから金をくれ」といわれ、びっくりして断った。その方の家は、ものすごく高い山の上にあって電気もテレビもない質素な生活で生きている人が時々街に降りてきている。断ったら、ニコって微笑んで帰って行った。。
    その笑顔を見たときに「もうこっちの理解を超えている。本当に達人だ」と思って、それで追いかけて行って「これでお酒飲んで!」とお金を渡して友達になったそう。
    欲深い云々とかの範疇じゃなく、なんだか日本人の暮らしからしたら聖者の暮らしのような。
    要求が医者にすることじゃないだろうと思うけど、それもあるいみこちらの常識だ

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    2024年11月23日
  • 旅するモヤモヤ相談室

    Posted by ブクログ

    様々な分野の学者さんたちがフィールドワークを通じて日本人にプラスになりそうなことをインタビュー形式で紹介する本。色んな価値観や感性があるから世界は成り立っていると思う。考え方が合わずモヤモヤしている人や、進路を考えている人に

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    2024年07月11日

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