絶歌

絶歌

小説・文芸
1,650円 (税込)

8pt

1997年6月28日。
僕は、僕ではなくなった。
酒鬼薔薇聖斗を名乗った少年Aが18年の時を経て、自分の過去と対峙し、切り結び著した、生命の手記。

「少年A」――それが、僕の代名詞となった。
僕はもはや血の通ったひとりの人間ではなく、無機質な「記号」になった。
それは多くの人にとって「少年犯罪」を表す記号であり、自分たちとは別世界に棲む、人間的な感情のカケラもない、
不気味で、おどろおどろしい「モンスター」を表す記号だった。

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絶歌 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    正直高い評価はつけたくない、でも1番リアルで衝撃的な本だった。これ以上没頭した本は無い。
    理解し難いでも近くにあるような、同情、軽蔑たくさんの感情が生まれた本だった

    2
    2025年03月26日

    購入済み

    寂しさと悲しさが人を狂わせる

    内向的で繊細で、親と相性がよくなくて
    居場所や心のよりどころ、安らぎやほっとすること
    自分でもどうにもならない、抱えきれない気持ちが
    溢れ出して狂気が生まれる

    やったことは、世紀のサイコキラーだけど
    だれもが共感する部分もある

    2
    2020年11月12日

    購入済み

    絶歌を読んで

     元少年Aさん あの当時あなたも何かの被害者だったのですか。性的サディズムに関して私は分かりませんが。同じ人間が数年でこんな感情がもてるはずはない、生まれ持った何かではなく、Aさん自身がその時代何かの影響を受けてしまった被害者だと。
    そして凡人では描けない文章力を持ち、、
    取り返しのつかないことをしてしまったのは事実です。
    万人が少年少女時代の自分と今の自分、変わったこと少なからずあるでしょう。今、真っ当な心を持って精一杯生きるだけ、全人類に課せられた宿命です。前を見て生きましょう。

    2
    2020年06月08日

    Posted by ブクログ

    おもろしろすぎて、小説かと思った。

    文章がうまい。
    事実を淡々と述べるだけではなく、
    それに付随して散りばめられる比喩や
    表現力が凄まじい。のめり込んでしまった。
    特に、死体を一時的に隠した場所でもある秘密基地、その美しさの描写には目が眩む。
    ありありと想像できてしまう。
    遠い昔それを見た、そんな錯覚すら覚える。

    ただ、所々に差し込まれる
    理解し難い彼の弟達への暴力や、
    事件前(小1)の隣の席の子への理不尽な暴力。
    何故か事件前に担任が
    彼の友達に彼と関わらないよう忠告している。
    彼は前提として正しくない、犯罪者である。
    その暴力性はどこで培われたのか、
    それが一貫して語られない。もどかしい。
    こんな綺麗な構成の文章をかける人間だ、
    意図的に書いてないのだろう。
    特に理由などないのかもしれない。

    てっきり家庭に問題があるのだと思っていた。
    しかし彼目線の家庭には全く問題がない。
    祖母との関係と比べ両親との関係が
    希薄なのかもしれないな、程度である。
    自身を卑下するあまり、
    周りを相対的に美しく書きすぎるところがあるのでは?と疑ってしまうほど。
    家族の彼への愛は本物であると思うし
    それは片方から見ると美しいとも思うが、
    家庭そのものが社会から逸脱してしまっている可能性、閉じられた楽園のような雰囲気を感じる。
    両親側の本も読みたいと思った。

    二人が(両親)僕のことを殺人者でも化け物でもなく、出来のわるい自分たちの息子としてみてくれる最後の瞬間を、この目に焼き付けておきたかった

    という一言は凄まじく、強い、と思った。
    美しさのなかに説明できない暴力性が抱擁されている。

    1
    2025年12月22日

    購入済み

    良かったです。

    とてもよかったです。
    あの悲惨な事件を起こした元少年Aが更生するなど思ってもみなかったです。

    1
    2016年10月12日

    Posted by ブクログ

    えーなんか本当にすごい
    あの少年Aが書いてる、言葉が聞けるっちゅーのがなんか信じられない…!
    憧れとは違うけどなんか手の届かないカリスマ的な異次元の存在がめっちゃ身近に感じられる
    しかもめっちゃ文才あると思うんだが

    ウィリアム・ハイレンズみたいなこと言うんだな

    本人が描いたキャラクターとしての酒鬼薔薇聖斗と翡翠魔弧のビジュアル見たい

    えーしかも悠紀夫について語っとる興味深

    圧倒的な14歳だなしかし
    天才は天才

    強いて言うなら犯行の状況とか心境とか手順のこともっと詳しーく細かーく教えてほしい

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    この本を読む人は何が目的かによって評価が変わる本。
    私は事件の真相や当人らの心理が知りたかったため、「絶歌」には星5をつけるとする。

    この事件の異質な点は事件そのものなことはもちろん。
    加害者、加害者両親、被害者2人と事件関係者全員が本を出版したこともあると思う。

    犯行時の詳細についてはこと細かく記されている。
    犯行の動機については執筆時に後付けしたような印象あり。

    独自のネーミングセンスや言葉選びには、いわゆる中二病とも言われるような幼さが残っている。
    読んだ本や観た映画からの影響か?

    内容としては
    1.犯行に至るまでのこと
    2.捕まったあとのこと
    3.更生に向けてのこと
    に分けられる。特に3が多い。

    0
    2025年01月18日

    匿名

    購入済み

    異常者という単語だけではまとめようのない人間性であったりその時の心情を客観的に見れるAさんの情報処理能力が伝わる作品であると思います。

    #切ない #深い

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    両親が書いた「少年A」に続き、少年Aの手記。読む前は一定数いる産まれながらのサイコパスかと思っていたが、キラーになる迄が書かれていてイメージが変わった。祖母の死を経て悪魔の作られていく様。多少の美化を差し引いて読もうとするが、読ませる内容。少年Aの心の叫びが胸に刺さる。表現者なのだなと感じる。
    出所後生活、身元を隠し逃げる日々。それでも生活がある。警察の一人が「もっと早く逮捕してあげれなくてゴメンな」という表記があるが、そうも思う。彼が言う精神的奇形児。

    ■その他
    両親が中々出てこないのが気になる、出てきても短い時間描写に感じた。
    押収物とともに写真を取られる父を見るのがキツかったと

    0
    2023年07月11日

    Posted by ブクログ

    日本で大きな影響を及ぼした事件の犯人が本を書くなんてなかなか聞いたことなかったので当時学校帰って発売日に書店に行った思い出。
    本人の人間性と芸事は関係ないと考えてるのでいるので文章力すごいなあと純粋に思った。
    厨二的思考と精神異常が混在してて不気味だった。

    0
    2023年06月11日

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