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2011年3月、日本は「死の淵」に立った。福島県浜通りを襲った大津波は、福島第一原発の原子炉を暴走させた。日本が「三分割」されるという中で、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちがいた。
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「THE DAYS」
2023年6月1日~ Netflix 出演:役所広司、竹野内豊、小日向文世
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Posted by ブクログ
筆者の意見や何かしらの圧力から事実を都合のいいように扱うものが多い中で、この本では事実があらゆる視点で描かれている。その人物たちの思い、言葉、見解の違い。どれかを否定するわけでもなく事実に基づいて書かれている点がリアル。 爆発をした。放射能が大量に排出された。現在も避難生活が続く人もいる。 被害を...続きを読むそれ以上に大きくしないために危険な現場にとどまって想像できない不安と恐怖を麻痺させて戦い続けてくれた姿を忘れてはいけないと改めて感じた。 当たり前のように語っていた、こういう職についたからには仕事をやるべきことを優先させるという姿から彼らの責任感の強さと勇敢さに震わされる。 繰り返される地震や津波に耐えながら命をかけ続けた存在に感謝したい。 一方でそういった現場の意見を聞き入れず、現場をさらに混乱させるような体制をとる、冷静さを失っている人物たちは指揮に関わらないでほしいと心から思う。
ちょうどこの3.11のタイミングで、この本と出合いました。 当時の出来事が思い起こされます。 地震発生。避難。会社から歩いて帰宅。 TVで中継されていた福島原発の様子。 そして爆発。 そんな中、現場で対応し続けた人たち。 ドキュメンタリながらも、そのリーダビリティも素晴らしく、あれよあれよと読み進...続きを読むめることができます。 あの時、福島では何が起こっていたのか。 そこにいた人たちの戦い。思い。 理解することが出来ました。 そして、胸が熱くなりました。 後半は電車の中では読んではいけません! 当時も思っていましたが、本書を読んで思うのは、やはり政府のダメダメさ。菅直人の行動、無能さ。 しかし、本書では菅直人からもコメントを取っていて、菅直人の立場からのメッセージも述べられています。 自分にとっては、「だから何?」ってぐらいですが.. ちょうど、本書を読み終わった翌日が3月11日でした。 14:46に黙祷を捧げましたが、当時の事、そして、本書の事が思い出され、胸が熱くなりました。 命がけで東日本を救ってくれた方々に感謝! 日本人必読の書です。 2025.3.16 アマプラでFukushima50を見ました! 涙なくては見れませんでした。 映画含めて必読、必見です
福島原発事故の危機を救った人達と吉田所長の足を引っ張った人達の駆け引きがドラマが描かれている。本当に命懸けで闘っている現場と保身のために大義名分に走る人達の縮図になっている。ギリギリのところで大爆発による放射能汚染にならずに良かった。吉田所長は、命を削って日本を救ってくれた。
津波と原発事故という圧倒的な『死』と戦い続けた吉田昌郎氏と現場のスタッフの壮絶な記録です。読んでいて圧倒されてしまいました。吉田氏と彼の下でともに戦った人間たちの功績があったからこそ、現在があります。 福島原発第一発電所が「3・11」の際にメルトダウンを起こした際、現場にいた当事者たちはあの...続きを読む時、何が起き、何を思い、人々はどう闘ったのか。その生々しいまでの記録です。読み終えた後に、僕は思わずため息をついてしまいました。ここに描かれているのが圧倒的な「死」に果敢に立ち向かっていく所長(当時)の吉田昌郎氏をはじめとする人たちの記録です。 現場の総指揮を取った吉田昌郎氏は、当時の様子を1年4カ月をへて筆者に語ったのだそうです。それは吉田氏自らが病と壮絶な闘いをしている病床でのことでした。それを皮切りに、今まで口をつぐんでいた現場の当事者たちが堰を切ったように事故当時の様子を語り始めたのだそうです。 吉田氏の頭によぎった「最悪の結果」とは「チェルノブイリ×10」。想像だに出来ないような被害をもたらさないために全電源喪失という過酷な状況下で暴走する原子炉を必死になって止めようとする現場の奮闘。 放射能という目には見えないものが渦巻く原子炉の中に男たちを突入させた動機は「郷土愛」と「使命感」だったのだそうです。後に「フクシマ・フィフティ」と呼ばれた人々のことなのだそうです。 吉田氏は本書によると、東工大の大学院を出て東電に入社するという生粋の「理系畑」の職業人生を歩む一方で、宗教や哲学にも明るく、独自の「死生観」を持った方なのだそうです。吉田氏はインタビューの中で 『こいつなら一緒に死んでくれる。こいつも一緒に死んでくれるだろう、と。』 幾度となく『死』という言葉が彼の口をついて出てきたのだそうです。生か、死か。ギリギリの状況下で大きな決断を何度も下さなければならなかった男の姿がここにはありました。 その一方で首相官邸や東電の本店ビルの混乱した様子や、菅直人首相(当時)の暴走振りによって現場がかき回される様子も余すところなく描き出されていて、当時の緊迫した様子が思い出されました。 先の見えない原発事故の収束ですが、吉田昌郎という一人の男と、彼とともに『使命』に賭けた男たちの姿は、心に留めておきたいと考えております。 ※追記 本書は2016年10月25日、KADOKAWAより『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発 (角川文庫)』として文庫化されました。また、本書の主人公であり、福島第一原子力発電所事故の収束作業を指揮されていた吉田昌郎氏は2013年7月9日、食道癌のため慶應義塾大学病院にて逝去されました。享年58歳。謹んで、この場をお借りしてご冥福をお祈りいたします。合掌
東日本大地震初期の段階での福島第一原発で働く人たちの、凄まじい姿に感動しました。 決死の活動を行う男たちを描いています。 そして初動の措置が素晴らしい。原発の対応に携わった方々を称えたいと思います。 また、当時の首相や政府の無能さをよく描いておりますね。
あの日、あの時、あの場所で何が起きていたのか。原子力の賛否に関わらず、知って欲しい。もし自分がそこに居たら…。多くの事を考えさせられます。
3.11直後の凄絶な様子が冷静に綴られた一冊。 現場第一線で決死の覚悟で復旧に携わった人たちの証言は貴重だ。特に、吉田所長の証言はこの時にしか取れなかったものだけに、より貴重で重い。 過剰に科学的、工学的、感情的、政治的にならない絶妙な内容となっていて、また人に焦点を当てて描かれているので、読みやす...続きを読むくて緊張感の絶えない一冊でした。
ドラマを見て、読みました。 門田氏作は、初めてではないが原発を、難しいものだと、無理かな?と、感じて読んでいなかった。 でも、ドラマを見ていなくても分かりやすくて、もっと早く読むべきだったな! で、実際当時此の様な事になっていた事に、驚愕! 津波で流される家々の映像と、地震速報と、揺れ。 自分自身に...続きを読む起きている、わかる事にしか、思いを寄せる事が出来ていなかった。 本当に本当に、原発に携わっていた方々に、頭が下がります。
「THE Days」を見て、もっと詳しく知りたいと思って読む。福島でこんな状況になっていることを当時はまったく知らず。自分の無知さに愕然とする。
ネトフリでみたドラマから。これが全てではないのは当然であるけれど、それでもあの日何が起きたのかを知っておくきっかけになった。読んでよかった。
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死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発
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