狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

946円 (税込)

4pt

4.0

公安捜査官「実名」ノンフィクション。

50年にわたって逃亡を続けた桐島聡が死の間際に名乗り出たことで改めて注目されることになった「東アジア反日武装戦線」。

1974年、東京・丸の内、三菱重工ビル。昼休みを終えようとするオフィス街に轟音と爆風が駆け抜けた。瞬く間に立ち込めた白煙、正視に耐えない遺体、身動きできない重傷者の上に容赦なく砕けたガラスの破片が降り注いだ。

現場に駆けつけた捜査官は、爆発の衝撃でコンクリートに生じたすり鉢状の孔に向かって心の中で語りかけた。

おまえら、やるのかよ。こんなことやっても世の中はなんにも変わりゃしないんだよ。なんでこんな罪もない人たちを殺すんだ。俺たちが「受けて立たなきゃいけない」じゃないか――。

犯行声明を出したのは「東アジア反日武装戦線“狼”」。11件に及ぶ連続企業爆破事件の嚆矢だった。

史上最大のテロ「三菱重工業爆破事件」を引き起こした謎の犯人グループは、天皇暗殺まで企てていた。「狂気の犯罪」に警視庁公安部はどう立ち向かったのか。

捜査の指揮を執った土田國保警視総監の日記を初公開。日本で初めての公安捜査官「実名」ノンフィクション。

解説:佐々木類

※この作品は過去に単行本として配信されていた『狼の牙を折れ~史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部~』 の文庫版となります。

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狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1974年の爆弾テロ、三菱重工爆破事件の犯人逮捕劇。逮捕したのは警視庁公安部。その個性的な刑事達の活躍が描かれた。公安というと、警察モノ小説ではあまり良くは描かれていないが、本作は公安が主役である。どこにでもいるような20代の女性が爆弾テロに関わっていた1970年代って、物騒な時代でしたね。

    0
    2025年07月03日

    Posted by ブクログ

    門田隆将『狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部』小学館文庫。

    1970年代に起きた連続企業爆破テロ事件の犯人『東アジア反日武装戦線 狼』と警視庁公安部の息詰まる攻防を描いた読み応えのあるノンフィクション。

    今年、2024年1月に50年に亘り逃亡を続けていた『東アジア反日武装戦線』

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    事件のおよそ五ヶ月前に公安の手に渡り、差し押さえ令状の出た「こと細かに爆弾の材料、作り方や、注意事項、そしてどのように大衆の中に溶け込んで爆弾闘争を展開するか、その方法論や心構えまで、詳細に書かれていた、、、闘争用の爆弾教本」である『服服時計』

    犯人像に迫るために集められた頭脳集団は「『服服時計

    0
    2024年08月20日

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