国内ミステリー - 深い作品一覧

  • 屋根裏の少女
    3.9
    「自分の家の中に階段がある!」中学生の初は、嬉しくてたまらなかった。中古だって構わない、引っ越したばかりの一軒家には自分一人の部屋があるんだから!! でも、この家には別の人がいるみたいだった。夜ごと聞こえる、かすかなピアノの音。姉の紘子が鏡の奥に見た、少女の姿。あれは一体、誰? 引っ越しを機に、事件に巻き込まれてゆく一家を描いた、ファンタジック・サスペンス。
  • アウト&アウト
    4.1
    探偵見習いで元ヤクザ。矢能(やの)が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。最も危険な探偵の反撃が始まる。 (講談社文庫)
  • バードドッグ
    4.2
    「謎解きはどうでもいい、犯人は俺が決める」容疑者は全員、アリバイなし、動機ありのヤクザたち。日本最大の暴力団、菱口組系の組長が姿を消した。殺されているのは確実だが警察には届けられない。調査を依頼された元ヤクザの探偵・矢能。容疑者は動機充分のヤクザ達。内部犯行か抗争か。だが同じ頃、失踪に関わる一人の主婦も行方不明になっていることが発覚する。最も危険な探偵の、物騒な推理が始まる。
  • 野望の夏
    5.0
    すべては夏のせいだったのだ。その夏、私たちは野望に燃えていた――。26歳の夕香は平凡なOL生活にうんざりしていた。そんな夕香の前に現れたアキは、獣のように美しい男だった。誘惑されるがままに彼の腕に転げ落ち、炎熱の中で荒々しいセックスに溺れる夕香は、もう一人の自分に目覚めてゆく――。すべてを狂わす夏の中で、絶え間ない快楽の波に押し流されて、夕香がたどり着いた場所は……。暴走を続ける男女たちの“狂った夏”を描く異色のミステリーロマン!
  • 山形新幹線「つばさ」殺人事件
    2.8
    山形新幹線「つばさ」で東北に向かった若い女性が相次いで蒸発した! 囮(おとり)として、単身同列車に乗り込んだ警視庁北条(ほうじょう)早苗刑事に近づく謎の男平沼。……ところが、平沼は仙山(せんざん)線の踏切で自動車事故死、その車のトランクには若い女性の右足が! 平沼犯人説に傾く山形・宮城県警に対し、十津川(とつがわ)警部は独自の推理を展開するが……。「つばさ」が運ぶ都会の殺意とは?

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  • 邪馬台国殺人紀行 歴女学者探偵の事件簿
    3.5
    美人歴史学者の静香、ひとみ、東子(はるこ)の女子三人は、吉野ヶ里遺跡の古代墓で、知人の考古学者の死体を発見。しかも死体近くには邪馬台国の所在を示す金印もあった。未知の殺人犯と、日本史上の一大論争の二つの謎に遭遇した三人は、安楽椅子探偵の手法をもって犯人を推理する。事件終盤、露天風呂でひらめいた真相とは――。トラベル歴史ミステリー三編を収録。

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  • 邪馬台国はどこですか?
    4.0
    カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった……。回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。/【目次】悟りを開いたのはいつですか?/邪馬台国はどこですか?/聖徳太子はだれですか?/謀叛の動機はなんですか?/維新が起きたのはなぜですか?/奇蹟はどのようになされたのですか?/*本電子書籍は『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
  • 邪馬台洞の研究
    3.6
    「主人公・比夏留の名字“諸星”は諸星大二郎さんからいただいたものです」――作者 「本当です。」――諸星大二郎 女子高生・諸星比夏留(ひかる)は、古武道〈独楽(こま)〉の達人で、民俗学研究会所属の大食い少女だが、部活の仲間たちと、いつも摩訶不思議な事件に巻き込まれる。学校の裏で邪馬台国を探す表題作をはじめ、子供たちが洞窟の中で消失する「人喰い洞の研究」など、今回もめちゃめちゃ笑えるトンデモ伝奇「私立伝奇学園」シリーズ。第2弾
  • 闇の貴族
    3.9
    眼球が飛び出し、ペニスを釘で打ちつけられた惨殺死体が見つかった。それは倒産整理会社の経営者・加賀篤が目をつけた破産寸前の企業の社長だった。加賀は自身の部下をはめて犯人を殺させ、数十億の金を手にする……。いつしか巨万の富と権力を手にし、「闇の貴族」と称される加賀。だが、既に崩壊は始まっていた。裏社会を熟知した著者の衝撃作!
  • 闇の検事
    4.0
    戦時下の昭和17年、何者かに恋人を惨殺された久世は、警察による凄惨な取調べの果て、無実の罪で無期懲役に服せられた。そして20年3月、東京大空襲の混乱に紛れて脱獄した久世は、冤罪を晴らすべく、新たな人生を歩み始めた…。一人の男の数奇な半生を、重厚かつ劇的に描く迫真のミステリー。

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  • 闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル―
    3.6
    元警察官の“探偵”水野優希がコンビを組んだのは、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司。巨匠漫画家のスタジオに残されていた、未発表作品の謎の解明を依頼されたのだ。やがて、この画稿と過去の連続女性失踪事件が重なりはじめ――。『MASTER キートン』など数々のヒット作を手がけてきた著者が全ての力を注ぎ込んだ、驚天動地の漫画ミステリ。
  • 夜宵
    3.9
    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らないものはないという。 ある者は薬を。ある者は行方不明の少女を。ある者はこの世ならぬ色を求めて、細蟹の市へと迷い込む。 異形の者たちが跋扈(ばっこ)する市で、市守りのサザが助けたのは記憶を喪った身元不明の少年・カンナだった。呪われた双子の少女は唄う。「ああ、不吉だ、不吉だ」「おまえがもたらす流れ、その循環は、混沌を呼ぶわ」……
  • 誘拐児
    3.6
    終戦翌年の夏、5歳の男の子が誘拐された。≪使い古しの新圓(しんえん)で百萬圓を用意しろ。場所は有楽町カストリ横丁≫という脅迫状に従い、屈強な刑事たちが張り込むなか、誘拐犯は子どもを連れて逃げてしまう。そして15年後、とある殺人事件をきっかけに、再びこの誘拐事件が動き出す。第54回江戸川乱歩賞受賞作。(講談社文庫)
  • 誘拐犯はカラスが知っている―天才動物行動学者 白井旗男―(新潮文庫)
    3.6
    誘拐された人質を発見するにはカラスの後を追え? バラバラ殺人事件を解く鍵はリスの生態? 密室殺人犯を教えてくれるのは馬? 警察犬ハンドラー原友美が頼りにするのは、大学の先輩である白井旗男。東京郊外の「動物屋敷」に隠棲する天才動物行動学者が、知られざる動物の習性に関する知識を武器に、次々と難事件を解決する新感覚ミステリ! 二人の決め台詞は「動物は嘘をつかない!」。
  • 結城屋質店の鑑定簿 あなたの謎、預かります
    4.0
    江戸時代から続く質屋・結城屋で祖母と二人暮らしの円は、美術学部に通う少しおせっかいな女子大生。結城屋の女性には代々不思議な力があり、円にも物に刻まれた記憶(メモリー)を感じることができる能力があった。ある日、質草のネックレスから不穏な記憶を感じ取った円は、持ち主の女性の家へ駆けつけるが……。「記憶」をヒントに事件の真相を解き明かす、感動の連作ミステリー。『てのひらの記憶』を改題。

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  • 遊戯
    3.7
    「現実とネットの関係は、銃を撃つのに似ている」。ネットの対戦ゲームで知り合った本間とみのり。初対面のその日、本間が打ち明けたのは、子どもの頃の忌まわしい記憶と父の遺した拳銃のことだった。2人を監視する自転車に乗った男。そして銃に残された種類の違う弾丸。急逝した著者が考えていた真相は。表題作に加え、遺作となった中篇「オルゴール」も収録。
  • 友罪
    4.4
    あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。
  • 友罪【電子特別版】
    4.2
    【電子版限定特典つき】―過去に重大犯罪を犯した人間が、会社の同僚だとわかったら?― ミステリ界の若手旗手である薬丸岳が「作家になる前から書きたい題材でした。人間の内面をとことん掘り下げた、現時点の集大成です」と語る、児童連続殺傷事件に着想を得て、凶悪少年犯罪の「その後」を描いた傑作長編!ジャーナリストを志して夢破れ、製作所に住み込みで働くことになった益田純一。同僚の鈴木秀人は無口で陰気、どことなく影があって職場で好かれていない。しかし、益田は鈴木と同期入社のよしみもあって、少しずつ打ち解け合っていき…。一方、同じ製作所で働く事務員の藤沢美代子は、職場で起きたある事件についてかばってもらったことをきっかけに、鈴木に好意を抱くようになる。ある日、元恋人のアナウンサー・清美から「13年前におきた黒蛇神事件について、話を聞かせてほしい」と連絡を受けた益田は、13年前の残虐な少年犯罪について調べを進めるうち、その事件の犯人である「青柳」が、実は同僚の鈴木なのではないか?と疑念を抱きはじめ……。 電子版限定!「青春と読書」’13年5月号に掲載された、著者インタビューも収録。
  • 勇士は還らず
    3.5
    米国サンディエゴで日本人男性が殺害され、妻子と友人たちが現場に向かう。だが警察の取調べに妻はなぜか口をつぐむ。男性の遺留品には、1969年にサイゴンで起きた日本人爆死事件の切抜きが……。事件の背景には札幌の新設校に集った男女6人の過去が深く関わっていた。「政治の季節」の青春と今を繋ぐミステリー長編。
  • 夕萩心中
    3.9
    時は明治末期、政府重鎮の妻・但馬夕とその家の書生・御萩慎之介との情死事件は起きた。現世では成就できない愛を来世に託した二人の行為を、世人は「夕萩心中」ともて囃したが、その裏には驚くべき真実が隠されていた……。日本ミステリ史を美しく彩る〈花葬〉シリーズ3作品に、ユーモア・ミステリの傑作連作「陽だまり課事件簿」を併録。流麗なる連城“世界”に酔う!

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  • 幽霊劇場
    4.0
    売れない若手女優・田村里沙と間違えられて、人が殺された。里沙の夫である演出家は大女優・吉川真帆を追いかけ回し、大女優は数多くの浮き名を流している。愛憎渦巻く芸能界で、殺したいほど里沙を恨んでいたのはいったい誰? 女子大生・永井夕子と、オニ警部・宇野喬一のご存知、名コンビは、事件解決のため、ある芝居を打つ。表題作ほか「同情、買います」「夢路、はるかに」「間の抜けた告白」を収録した、好評シリーズ第9弾。
  • 幽霊社員
    5.0
    社長夫人殺しの嫌疑をかけられた社長の愛人。彼女のアリバイを証明できるのは、顔も名前もわからない謎の“幽霊社員”だけだった
  • 幽霊船が消えるまで―天才・龍之介がゆく!
    3.0
    フィリピン発の貨物船に乗り込んだ天地龍之介と従兄弟の光章。光章はその夜、奇怪な幽霊船を目撃し失神する。目覚めると船内は宝石の盗難騒動の最中で、なぜか現場には龍之介の指紋が!絶体絶命の危機をIQ190の天才、でも生活能力ゼロの名探偵・龍之介はどう切り抜けるのか!?

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  • 歪んだ複写―税務署殺人事件―
    4.1
    東京郊外で発見された、男の腐爛死体。その身元を追及しようとする二人の新聞記者は、次第に、あまりにも意外な事件の核心にふれてゆくこととなった。酒と女の供応に明け暮れしている、そんな悪徳税務署員の私行が招き寄せた、三つの殺人事件を通して、脱税に、収賄にと、腐敗しきった税務署の、驚くべき内情が描かれる。――現代の黒い霧に挑む著者の、代表的な社会派推理小説!

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  • 雪が降る
    4.1
    母を殺したのは、志村さん、あなたですね。少年から届いた短いメールが男の封印された記憶をよみがえらせた。若い青春の日々と灰色の現在が交錯するとき放たれた一瞬の光芒をとらえた表題作をはじめ、取りかえようのない過去を抱えて生きるほかない人生の真実をあざやかに浮かびあがらせた、珠玉の6篇。
  • 行きずりの街
    3.4
    16年の時を経て大ブレイクした、1991年度「このミステリーがすごい!」第1位作品。雅子はわたしのすべてだった。自分の一生を賭けた恋愛だった――。それを、教師と教え子という関係にのみ焦点をあて、スキャンダルに仕立て上げられて、わたしは学園と東京から追い払われた。退職後、郷里で塾講師をしていたわたしは、失踪した教え子を捜しに12年ぶりに東京へ足を踏み入れた。やがて自分を追放した学園がこの事件に関係しているという事実を知り……。事件とともに、あの悪夢のような過去を清算すべき時が来たのか――ミステリー史に残る大傑作。

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  • 雪月夜
    3.5
    根室でくすぶる幸司のもとへ、東京でやくざになった裕司が突然姿を現した。組から数億の金を掠めとり、ロシア人娼婦を連れて根室に消えた敬二を捜すのに手を貸せ、という。ガキの頃から憎み合いながら繋がっていた幸司と裕司。互いに激しい殺意を抱きつつも大金のため、二人は敬二の足取りを追う――。抒情と悲壮美に満ちた馳ノワールの新たな到達点。
  • 雪密室 新装版
    3.5
    雪の山荘で美女が殺される。部屋は旋錠され、犯人の足跡もない! 本格推理の極。誇り高い美女からの招待で信州の山荘に出かけた法月警視だが、招待客が一堂に会したその夜、美女が殺される。建物の周囲は雪一色、そして彼女がいたはずの離れまで、犯人らしい人物の足跡もついていないのだ。この奇怪な密室殺人の謎に法月警視の息子綸太郎が挑戦する、出色本格推理。
  • 行方
    3.9
    公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。――22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で楓は父親の誠司とペンションを営んでいた。ある日を境に、誠司に対して不信感を抱く楓。父は何か秘密を抱えて生きているのではないか。交わるはずのなかった人生が交錯したとき、浮かびあがる真実。切ない想いが胸を満たす長編ミステリー。
  • ユグノーの呪い
    5.0
    メディチ家の末裔(まつえい)である美少女・ルチアは、ある日突然、目と口が不自由になった。16世紀に先祖が新教徒・ユグノーを大量虐殺した呪いなのか!? ルチアのトラウマを取り除くため、ヴァーチャル療法士・高見健吾は僚友・礼子とともに、彼女の記憶空間へと入り込む。そこでは殺戮の限りが尽くされていた! 第8回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。
  • 夢違
    3.9
    「何かが教室に侵入してきた」。学校で頻発する、集団白昼夢。夢が記録されデータ化される時代、「夢判断」を手がける浩章のもとに、夢の解析依頼が入る。こどもたちの悪夢は現実化するのか?
  • 夢伝い
    3.0
    地球に近づいてきた惑星、現れた女遍路――。四国に戻って来た私は、40年前の午後を思い出していた(「送り遍路」)。自らの胎内で卵を孵すセグロウミヘビ。海洋生物マニアの男は「彼女」を手に入れてから生活が一変し・・・・・・(「卵胎生」)。未知のウイルス性感染症が蔓延した後、「新しい世界」の幕が開けた。男は都心から自然豊かな土地に移住を決め、恋人とはリモートで関係を深めていたが・・・・・・(「果てなき世界の果て」)など、昭和から現代までを舞台に、日常に潜む怪異や心理の歪みから生まれる怪奇を描いた全11話を収録。
  • 夢は枯れ野をかけめぐる
    3.4
    四八歳、独身。早期退職をして静かな余生を送る羽村祐太のもとには、なぜか不思議な相談や謎が寄せられる。「老い」にまつわる人間模様を、シニカルな語り口と精緻なロジックで本格ミステリに昇華させた、西澤ワールドの一つの到達点。
  • ゆゆも
    3.0
    1巻1,120円 (税込)
    いまや、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気グループ「アイドル歩兵団」。 セールスランキング年間1位! 賞レース総なめ! 5大ドーム公演達成! そんな人気絶頂のさなかに、6人×3チームで構成される18人の団員が、 投身自殺、斬首、溺死、破裂死……次々と奇怪な死を遂げていく。 さらに、それと呼応するように、 団員の周辺には不気味なクモを思わせる「逆さ男」が出没し、 巨大な海豹(アザラシ)のような化け物が団員や関係者に襲いかかる。 いったい、あいつらは何者か?  あいつらの目的は何か? 「アイドル歩兵団」の死の連鎖は何が原因なのか? 中心メンバーゆゆもが、謎の解明に立ち上がる! メルマガ「水道橋博士のメルマ旬報」の大人気連載を書籍化した、 可愛いさと怖さが満載の新感覚アイドルホラー! 「アイドルと異形のモノとのあくなき戦い。竹内印の恐怖を味わい尽くせ!」――弘兼憲史(漫画家) 「アイドルホラーの名手が挑む新境地。最恐にして最凶」――水道橋博士(浅草キッド)
  • 宵鳴
    4.2
    大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守(いも)りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた。彼らはある呪いを解くため、「うろくづ」という不思議な道具を探しもとめており……。
  • ようこそ授賞式の夕べに
    3.8
    書店員がその年一番売りたい本を選ぶ書店大賞。その授賞式の当日、成風堂書店に勤める杏子と多絵が会場に向かおうとした矢先、福岡の書店員・花乃が訪ねてくる。「書店の謎を解く名探偵」多絵に、書店大賞事務局に届いた不審なFAXの謎を解いてほしいという。同じ頃、出版社・明林書房の新人営業マンである智紀にも、同業の真柴を介して事務局長直々に同様の相談が持ち込まれる。華やかな一日に不穏な空気が立ちこめて……。授賞式まであと数時間。無事に幕は上がるのか?! 〈成風堂書店事件メモ〉×〈出版社営業・井辻智紀の業務日誌〉両シリーズのキャラクター勢ぞろい。書店員の最も忙しい一日を描く、本格書店ミステリ。/解説=宇田川拓也
  • 妖女のごとく
    3.9
    友人の結婚相手にと、大河内女医の身辺を探りはじめた辰野は、いつしか妖しい魅力の虜になり、底知れぬ蠱惑(こわく)の罠に陥っていく。やがて明かされる意外な真相が、さらに恐怖を呼び起こす……。都会感覚あふれる傑作サスペンスロマン。
  • 妖女のねむり
    3.7
    廃品回収のアルバイト中に見つけた樋口一葉の手になる一枚の反故紙。小説らしき断簡の前後を求めて上諏訪へ向かった真一は、妖しの美女麻芸に出会う。目が合った瞬間、どこかでお会いしましたねと口にした真一が奇妙な既視感に戸惑っていると、麻芸は世にも不思議なことを言う。わたしたちは結ばれることなく死んでいった恋人たちの生まれかわりよ。今度こそ幸せになりましょう。西原牧湖だった過去のわたしは、平吹貢一郎だったあなたを殺してしまったの……。前世をたどる真一と麻芸が解き明かしていく秘められた事実とは。名匠が幻想味あふれる物語に仕掛けた本格ミステリの罠。/解説=松浦正人
  • 要人警護
    3.5
    八木薔子はアメリカ最大の警備会社で数多くのセレブや要人警護を務めたエリートボディガード。帰国した薔子が人気マラソン選手、日比野真姫の警護を担当した矢先に真姫のコーチが刺殺される。さらに真姫宛に銃弾入りの脅迫状が届く事態に、薔子は決死の行動をとる。著者渾身のボディガード小説決定版!
  • 予感(ある日、どこかのだれかから電話が)
    3.0
    1巻1,760円 (税込)
    ●ストーリーA:「ねえ。嫌な予感がするの」少女はそう言って電話をかける。やがて、その相手と思しき女性が襲われる。●ストーリーB:「先生の新作小説、あれは先生が実際に関与した事件がもとになってるんですよね」男は作家に電話をかける。やがて、作家に男から原稿が届く。●ストーリーC:「いやな予感がするんです」男は老女に話しかける。それは、完全犯罪の始まりを告げる一言だった……。■A・B・C。3つの物語が交差するとき、思わぬ事件の真相が立ち上がる。仕掛けに満ちた長編ミステリ。
  • 予告状ブラック・オア・ホワイト
    3.3
    真面目さが取り柄の会社員・渡会透子は、ひょんなことから名探偵・九条清春の秘書になる。かつて九条は全国を股にかけ、多くの難事件を解決した素人探偵だったが、今は地元・川崎市内というご近所でのささやかな謎にしか興味を持たない、自称“ご当地探偵”になっていた。そんなモットーを掲げ、極めてマイペースで普段はぐうたらに過ごす九条の尻を叩きつつ、透子は奇妙な謎と向き合う。ご当地アイドルに届いた予告状、川崎市出身のオリンピック選手の行方不明事件など全5編。ものぐさ探偵と生真面目秘書が依頼人の悩みを晴らす、連作ミステリ。
  • 予告探偵 西郷家の謎
    3.3
    それは大戦の傷跡がまだ深く残る一九五〇年十二月、三百年以上続く由緒ある旧家、西郷家に届いた一通の手紙から始まった。便せんに書かれた“すべての事件の謎は我が解く”の一文。それが意味する「謎」とは――。本格推理の名手が“難攻不落のトリック”をひっさげて読者に挑む、新しいエンターテインメント意欲作!
  • 横浜ゲートウォッチャー 新米天使のお祓い日誌
    4.0
    新人税関職員の千々石天使が、 いつものように横浜港に届いた積み荷を検査していると、 大量の土が詰まった謎の棺が見つかる。 怪しい土は調査に回されるが、 なんと分析を担当していた男が吸血鬼になってしまった!?  天使は、元監視部ホープの根住、化学分析官の紀和という ふたりの先輩と事件について調べることに。 棺が発見されたのは、天使にだけ見えた“あるもの”がきっかけとなっていて……。 オカルトお仕事ミステリー誕生!
  • 横浜・修善寺0の交差~「修禅寺物語」殺人事件~
    4.0
    一枚の肖像画が死を招(よ)んだのか――!? 慶明大学教授・服部の依頼で市倉画伯が描いた肖像画には、拭い去れない死相が浮かんでいた。服部がその絵を手にした翌日、秘書が死体となって発見される。そして、助手の佐久田がホームから転落し、服部の娘も修善寺温泉の密室の中で変死した――。岡本綺堂(おかもときどう)の名作「修禅寺物語」と奇妙な符合を見せる、息もつかせぬ連続殺人!
  • 義経はここにいる
    3.5
    1巻660円 (税込)
    「ヨシツネに殺される」謎の言葉を残し森川義行が失踪した。彼は佐倉財閥令嬢の婚約者。そして婚約披露の日、会場に送られた一斗樽から森川の首が! 義経の悲劇の再来か!? 『逆説の日本史』の著者が独自の解釈で描いた傑作長篇ミステリー。

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  • 四つの終止符
    4.3
    下町のおもちゃ工場で働く晋一は耳の不自由な青年だった。ある日、心臓病で寝たきりの母が怪死する。栄養剤から砒素が検出されたとき、容疑は晋一に集中した。すべてが不利な中で彼は無実を叫びつつ憤死する。そして馴染みのホステスも後を追う。彼をハメたのは誰? ヒューマニズムに裏打ちされた秀作。(講談社文庫)
  • 四神金赤館銀青館不可能殺人
    3.4
    花輪家が所有する銀青館に招待されたミステリー作家・屋形。嵐の夜、館主の部屋で密室殺人が起きる! さらに続く不可能殺人。一方、対岸にある四神家の金赤館では、女の「殺して!」という絶叫を合図に凄惨な連続殺人の幕が切って落された! 両家の忌まわしい因縁が呼ぶ新たなる悲劇! 二つの館が響き合うかのような死の連鎖。鬼才が送る、驚天動地のトリックとは!? (講談社ノベルス)
  • 米澤穂信と古典部
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日、大日向が地学講義室に持ち込んだのは、鏑矢中学校で配られていた「読書感想の例文」という冊子。盛り上がる一同に、奉太郎は気が気でない――。 書き下ろし新作短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」の他、古典部メンバー四人の本棚、著者の仕事場や執筆資料も初公開! 『氷菓』以来、米澤穂信と一五年間ともに歩み、進化を続けている〈古典部〉シリーズについて「広く深く」網羅した必読の一冊。 【CONTENTS】 Interview 〈古典部〉シリーズ15年のあゆみ 〈古典部〉書き下ろし短編 「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」 対談集――北村薫、恩田陸、綾辻行人、大崎梢 著者による〈古典部〉シリーズ全解説 さらにディープな〈古典部〉隠れネタ大公開! 米澤穂信に30の質問 読者編/作家、声優、漫画家編 あなたの本棚見せてください! 古典部メンバー4人の本棚大公開 お仕事場拝見 2017年 『いまさら翼といわれても』刊行密着レポート! 米澤穂信のマイルストーン 講演録 物語のみなもと 門外不出の〈古典部〉ディクショナリー
  • 読むこと考えること
    3.0
    養老孟司が折々に書き綴った思索の数々を九つのテーマへと編み分け。「読むこと」と「考えること」を往還しながら、物語に遊び、世相を眺め、虫に逃げられ、言葉に驚く──。解剖学者のユーモアと明晰な論理のメスが、物語のむこうに見える社会を鮮やかに切り開く。読むほどに、世界が前より少しだけややこしく、そして面白くなる一冊。
  • 読めない遺言書
    4.0
    教師・竹原のもとに警察から連絡が入る。長いこと連絡を絶っていた父親が死んだという。父は遺言書を残していたが、そこには見ず知らずの人間に全財産を遺贈すると書かれてあった。その人物を捜し始めた竹原だが、次々と事件に巻き込まれていく……。
  • 夜と霧の誘拐
    4.8
    1巻3,234円 (税込)
    『哲学者の密室』の“悲劇”再び 矢吹駆シリーズ最新作! 間違われた誘拐 連鎖する誘拐 前人未到、永久不滅の誘拐ミステリ 1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。 晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。 同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。 「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
  • 夜の海に瞑れ
    3.7
    癌に冒された老ヤクザを故郷の淡路島まで運べ。舞いこんだ依頼はたやすいはずだった。だが、謎の追手の襲撃によって、老人と親友が拉致される。しかも、その老人は、五十年以上前にシベリアの捕虜収容所で、凍土に葬られたはずの男だった。組織を裏切った老ヤクザの本当の狙いは何か。殺し屋、ロシアンマフィア、そして日本の闇権力の陰謀と裏切りが交錯しあう中で、探偵碇田が執念の追跡の果てに見たものは……? 過去の傷痕に引きずられ、闇に蠢く男たちの吐息。信義なき世界でぎりぎりの誇りを全うする孤独な闘いを、壮大なスケールで描き切る、冒険小説!
  • 夜のかくれんぼ
    3.8
    宇宙からきた意味ありげな電波、壁からはえた人間の手、神からテレポートの能力をさずけられた男etc。信じられないほど、異常な出来事が、次から次へと起るこの世の中。科学もふきとび、理屈も引っこむ摩訶不思議な世界に、あなたもまきこまれるかもしれません。ひと足さきに、活字の世界で奇妙な体験をしてみませんか。ミステリアスな世界にあなたを誘うショートショート28編。
  • 夜の脅迫者
    4.0
    約束された次期重役の椅子が――!? 営業部長の安田は、房総へ愛人とドライブへ出かけた帰途、人身事故を起こしてしまう。出世の危機と不安を抱くが、轢いたのは小柄で貧相な男。これは示談で済む、そう安田は安堵した。だが、そこには信じられない落とし穴が待っていた……。傲慢なエリート男を襲った恐怖とは?(「脅迫者」より)推理小説界の巨人が描くサスペンス傑作集!
  • 夜の国のクーパー
    3.7
    「ちょっと待ってほしいのだが」私はトムという名の猫に話しかけた。猫に喋りかけていること自体、眩暈を覚える思いだったが致し方ない。前には猫がおり、自分は身動きが取れず、しかもその猫が私に理解できる言葉を発しているのは事実なのだ。目を覚ましたら見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と声を出すから、驚きが頭を突き抜けた。「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ」――伊坂幸太郎、十冊目の書き下ろし長編は、世界の秘密についてのおはなし。野心的傑作。/解説=松浦正人
  • 夜のリフレーン
    4.0
    秘めた熱情、封印された記憶、日常に忍び寄る虚無感――。福田隆義氏のイラスト、中川多理氏の人形と小説とのコラボレーションも収録。著者の物語世界の凄みと奥深さを堪能できる選り抜きの24編を収録。
  • 夜よりほかに聴くものもなし 山田風太郎ベストコレクション
    3.9
    東京で五十過ぎまで刑事生活一筋に生きてきた八坂は、ある日、車が母子を轢いた現場に遭遇する。居合わせた男の証言によって過失の事故と判明し、運転していた御曹司は無罪に近い判決を受けた。2年後、八坂は証言者が御曹司の運転手として働いているのを知る。その哀しき理由とは……。(「第一話 証言」)同情すべき事情、共感できる動機。犯罪者それぞれの背景に心揺れる八坂。だが、それでも……。哀愁漂う連作刑事ミステリ。
  • 弱気の蟲~松本清張プレミアム・ミステリー~
    4.0
    1巻880円 (税込)
    20年近く地道にある省の役人を勤めてきた川島留吉は、ふとしたきっかけで役人仲間と麻雀を始める。麻雀が弱い川島は負けが込み続けるが、ある日、川島の官庁に出入りの外郭団体の職員から自宅での麻雀に誘われる。そこから川島の地獄の日々が始まった――。(表題作) 俳句仲間と野鳥の声を録音しに行った軽井沢での殺人事件を扱った「二つの声」も収録。
  • 4000年のアリバイ回廊
    4.0
    室戸沖(むろとおき)千メートルの深海で男の他殺体が発見された。被害者は、日本中が注目する縄文遺跡“高千穂ポンペイ”の発掘主任。発掘現場には当初、産廃処理施設の建設が予定されていたことから、その方面でのトラブルが殺人の動機と疑われるが……。一方、遺跡からも説明のつかない不可思議な発見が──。現代の謎(ミステリ)と古代の謎(ミステリ)が交錯する、壮大な“魂の物語”!
  • 読んではいけない殺人事件
    3.5
    他人の心が読める「読心スマホ」の力を持った美島冬華は、勤務先の後輩で学生時代から仲の良い阿南十萌からストーカー被害の相談を受けた。犯人は社員の瓜野道貴課長だという。同期の沖田悠人の協力もあり、一度は解決の兆しを見た事件だが、冬華が覗いた瓜野の心の中には、決して見逃すことのできない驚愕の「記憶」が映し出されており――!? 傑作サイコミステリー!!
  • 4ページミステリー 震える黒
    3.0
    傑作ショートショートミステリー集「4ページミステリー」の第三弾!書き下ろしを含む61編を収録。
  • ライト マイ ファイア
    値引きあり
    4.3
    1巻825円 (税込)
    「よど号」ハイジャック実行犯に公安がいた!?1970年のハイジャックと簡易宿泊所放火事件。警察官・寺島が入手したノートの「1970」「H・J」の意味とは―― 45年の歳月を経て、過去と現在の2つの事件が結びつく時、男たちの「正義」を懸けた最後の戦いが始まる。現代史の〈闇〉に迫る、怒濤の公安エンターテインメント
  • ライトマイファイア<文庫版>
    値引きあり
    3.8
    十人の死者が出た簡易宿泊所放火事件の捜査にあたる川崎署の寺島が発見した、身元不明者のものらしき大学ノート。 その最初のページには「1970」「H・J」という暗号めいた文字が記されていた。これはいったい何を意味するのか――? 四十五年の時を経て二つの大事件が交錯した時、戦後日本の〝闇〟が浮かび上がる。白熱の公安ミステリ! ! 解説:PANTA(頭脳警察)
  • ライヴ
    3.6
    感染したら死に至る奇病“ドゥーム・ウィルス”。日本にそれが蔓延するなか、あるはずのない特効薬が貰えると奇妙な噂がネットに広がる。感染した母親を持つ田村直人は、半信半疑で集合場所へ赴くが、特効薬はトライアスロンを完走しなければ貰えないという! スタート地点のお台場からテレビで生放送されるレース、残酷なトラップに脱落していく選手たち。愛する者を救うため、直人は最悪のデスレースを走りきれるのか!?
  • ラガド~煉獄の教室~
    3.3
    始業直前の中学校の教室に包丁を持った男が乱入、学級委員の女子生徒を刺殺した。怨恨か、無差別殺人か? 警察は教室の原寸大セットを組み、犯行の再現実験を行うが、再現を重ねるたびに予想外の事実が判明し、迷走状態に陥る。一方、事件の真相を生放送で暴くと予告したテレビ局は、公約を実行することができるのか? 第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。
  • 烙印の森
    3.2
    私は犯罪現場専門のカメラマン。特に殺人現場にこだわるのは、“フクロウ”と呼ばれる殺人者に会うためだ。その姿を見た生存者はいない。何者かの襲撃を受けた私は、本当の目的を果たすため、戦いに臨む。
  • 楽園
    3.2
    南太平洋上の島国に、大量のプラスチック爆弾が持ち込まれた疑いが生じる。その直後、反政府主義者の男が衆人環視のなかで爆死した……。余命半年の大統領とその後継者争い、CIAの干渉。あふれる光と限りない時間、そして永遠に繰り返されるはずだった“平穏”な生活から、人々はなにを得てなにを失ったというのか。
  • 楽園の犬
    4.6
    1940年、太平洋戦争勃発直前の南洋サイパン。日本と各国が水面下でぶつかり合う地に、横浜で英語教師をしていた麻田健吾が降り立つ。表向きは、南洋庁サイパン支庁庶務係として。だが彼は日本海軍のスパイという密命を帯びていた。日本による南洋群島の支配は1914年にさかのぼるが、海軍の唱える南進論が「国策の基準」として日本の外交方針となったのは1936年だった。その後、一般国民の間でも南進論が浸透していった。この地にはあらゆる種類のスパイが跋扈し、日本と他国との開戦に備え、海軍の前線基地となるサイパンで情報収集に励んでいた。麻田は、沖縄から移住してきた漁師が自殺した真相を探ることをきっかけに、南洋群島の闇に踏み込んでいく……。時代が大きなうねりを見せる中、個人はどこまで自分の考えを持つことができるのか? そして、どこまで自らの意思を通すことができるのか? 南洋の地を舞台にした壮大な物語がここに――。
  • 螺旋階段のアリス
    3.6
    脱サラして憧れの私立探偵になった中年・仁木順平。そこへ謎のロリータ美少女・安梨沙(ありさ)が押しかけ、助手として雇うことに。「亡夫が自宅に隠した貸金庫のカギを探して」「自分が浮気していないという調査を」「妻からお使いを頼まれる理由を知りたい」…二人への依頼は、そんな日常の珍事件ばかりだが、その裏には人間の業が深く関係する“真実”が! トランプの女王、チェシャ猫、白の騎士…『アリス』をモチーフに描くおとぎの国の連作ミステリ。
  • 螺旋の手術室(新潮文庫)
    3.9
    純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始めるが……。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、慟哭の医療ミステリー。『ブラッドライン』改題。
  • ラッキーセブン
    3.0
    えっ、俺が…探偵!?自称“自由人”のフリーター・時多駿太郎(28歳)。人妻との密会現場を撮られた駿太郎が探偵を逆尾行してたどり着いた先は「北品川ラッキー探偵社」。スカウトされ、探偵として働くことになり、個性豊かな仲間と力を合わせて難解な依頼の解決に乗り出す。フジテレビ系話題の探偵ドラマを完全ノベライズ。

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  • ラットマン
    4.0
    結成14年のアマチュアロックバンドのギタリスト・姫川亮(ひめかわりょう)は、ある日、練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。次々に浮かび上がるバンドメンバーの隠された素顔。事件の真相が判明したとき、亮が秘めてきた過去の衝撃的記憶が呼び覚まされる。本当の仲間とは、家族とは、愛とは――。いまもっとも旬な直木賞作家・道尾秀介が思いを込めた「傑作」。

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  • ラビットボールの切断 平成ストライク(分冊版)
    3.4
    1巻220円 (税込)
    『平成ストライク』の分冊版になります。(平成30年史は含まれません) 白井智之「ラビットボールの切断」のみの商品です。

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  • 小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)殺人風土記
    3.0
    出雲。巨大な石亀が夜、這い出して池で泳いだ。小泉八雲の『知られぬ日本の面影』に書かれていたとおりに。旧家・木崎家の利重老人が死んだのもこのときだった。……服部健太郎は学生時代の女友達に頼まれて、ここ松江に来た。彼女の不倫の恋人に、殺人容疑がかけられているというのだ。茫洋とした普通の男健太郎。しかし彼は、なぜかたいへんな名探偵なのである!?
  • 乱鴉の島(新潮文庫)
    3.8
    犯罪社会学者の火村英生は、友人の有栖川有栖と旅に出て、手違いで目的地と違う島に送られる。人気もなく、無数の鴉が舞い飛ぶ暗鬱なその島に隠棲する、高名な老詩人。彼の別荘に集まりくる謎めいた人々。島を覆う死の気配。不可思議な連続殺人。孤島という異界に潜む恐るべき「魔」に、火村の精緻なロジックとアクロバティックな推理が迫る。本格ミステリの醍醐味溢れる力作長編。(解説・村上貴史)
  • ランチ探偵
    3.5
    お昼休み+時間有給、タイムリミットは2時間――大仏ホーム経理部のOL・阿久津麗子は、同僚の天野ゆいかを誘ってランチ合コンへ。恋人に振られたばかりでいい出会いを求める麗子だが、なぜか男性陣から持ち込まれる話題は、犯人探しや暗号解読ばかり。深夜に動くエレベーター、金曜日に大量の弁当を購入する美女、ストーカー事件の真犯人、失踪した新婦が残したメッセージ、アパートの窓に日替わりで現れる動物、消えた結婚指輪。ミステリマニアのゆいかは、それらの「謎」に興味を示し……。オフィス街の怪事件に安楽椅子探偵のニューヒロイン・天野ゆいかが挑む!
  • 乱調
    3.0
    人気ミュージシャンだった息子・鷹也が自宅で首を吊った。パリで働いていた私は帰国し、死の原因を探ることにした。ファンなのか、恋人だったのか、息子の部屋に住んでいた女子高生・深雪と出会った私は、次第に彼女にひかれていく……。著者の原点であるミステリーと恋愛小説を融合させた問題作。
  • 乱反射
    4.1
    1巻880円 (税込)
    幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは? 街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった!
  • リアル脱出ゲームノベル Four Eyes~姿なき暗殺者からの脱出~
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    謎を解くと物語がひっくり返る!? どの章にも、物語の鍵となる「謎」があります。物語を読み込んで真実に気づけば、「謎」が正しく解けます。そして「謎」を正しく解き明かせば、物語は驚くほどに姿を変えるでしょう。リアル脱出ゲームのように何度も快感が訪れる体験型ミステリー。
  • リアル 日本有事
    4.0
    台湾有事の時、最初に狙われるのは沖縄だ! 徹底した長期取材を経て辿り着いた〝おそるべき日本の危機〟を描く、著者渾身の軍事小説。「日本有事のリアルなストーリーとその意外な展開に読者は引き込まれるであろう」河野克俊氏(元統合幕僚長) 中国人民解放軍が台湾周辺の海域で今までにない規模で演習を開始した。台湾侵攻が急迫していると分析した日本政府は、〝台湾戦争〟の勃発後に日本が巻き込まれた場合を想定し、アメリカ軍の作戦をいかに支援していくべきかの検討を開始した。その事前準備として石垣島と与那国島への陸上自衛隊の事前配置を急ぐ決断をした日本を嘲笑うかのように、中国特殊部隊は宮古島をはじめとする先島諸島に徐々に浸透、破壊工作を始めようとしていた。そして日本は、想定していなかった戦禍に見舞われていく……。
  • リアルフェイス
    3.8
    (『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。金さえ積めばどんな要望にも応える彼のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ、ある男を別人にしてほしいなど。さらに、整形美女連続殺人事件の謎が……。予測不能の一気読み医療サスペンス×ミステリー!『崩れる脳を抱きしめて』で本屋大賞ノミネート!! 今いちばん勢いに乗るミステリー作家が贈る自信作。あなたも顔を変えますか?(『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿)
  • 六道ヶ辻 墨染の桜
    3.5
    大導寺一族の末裔・静音は、幼なじみで新進の推理作家・藤枝直顕の願いで、遠縁の老婆・妙蓮院笑子を訪問した。直顕から静音の“顔”が彼女の話を聞き出すのに必要だと頼まれたからだ。二人を前にした老婆は、静音の顔を見て叫び声を上げた!老婆・笑子は、やがて自身の若かりし頃を語り始める――それは、静音の大叔父・乙音と直顕の祖父・清顕との死に彩られた悲恋の物語だった……。壮大なスケールで語られる絢爛たるミステリー・ロマン!!シリーズ第4弾!
  • 六道ヶ辻 たまゆらの鏡 -大正ヴァンパイア伝説-
    3.8
    大正時代、伊奈新山。因習と伝統に支配される地方都市に、斎門伯爵が現れた。元領主小月家の客人として彼が住み着いてから、伊奈では奇妙な事件が起き始める。血を抜き取られた奇妙な死体が発見されたのだ。そんな最中に小月家の娘、莢子と彼女に付き従う百合は、伯爵に招かれ、彼の家に向かうが……。トランシルヴァニアから日本に渡ったと云われる謎のヴァンパイアと大導寺竜介の戦いを描くゴシック・ロマン・ミステリ!シリーズ第6弾!
  • リケジョ!
    3.6
    貧乏大学院生で人見知りの律は、不本意ながら成金令嬢・理緒の家庭教師をすることに。科学大好き小学生の理緒は彼女を「教授」と呼んで慕ってくる……無類に楽しい、理系乙女ミステリシリーズ誕生!!
  • リストランテ・ヴァンピーリ
    3.8
    1巻1,870円 (税込)
    食材として冷凍されていた男が生き返り、おれは咬まれ、殺されかけたわけだけど、冷静に考えるに最初から仕組まれていたんだ――。銀翼戦争後の北の街を、解体師のオズヴァルドと美少年ルカ、白髪の殺し屋エヴェリスたちが駆ける! 驚異の筆力と世界観で、選考会をぶっちぎりで勝ち上がった圧倒的ヴァンパイアミステリー。
  • リターン
    3.7
    沼津市議会議員・阿南光利が立案した水産加工センター建設を巡り、反対運動が過熱。背後には暴力団、さらには阿南の高校時代の旧友を殺した男の影が……。静岡県警銃対課の一ノ瀬守は、親友・阿南を助けるために立ちあがるが、そこに待ち受けていたのは13年間隠されていた驚愕の真実だった! アクション&サスペンス長篇の傑作、遂に文庫化。
  • リペア RE*PAIR
    3.7
    川の向こうには、私がするはずだった生活がある――。父が遺したアトリエ兼自宅でリペア職人として生計を立てている透子。大きく狂い、止まっていた歯車が、婚約者だった男との再会によって動き出した。目を背けてきた過去と向き合う時、浮かび上がるのは「あの女」……一人で生きる女の強さと弱さ、覚悟と不安。彼女からすべてを奪った十年前の事件の真相を、アトリエに持ち込まれる品々にひそむ人間ドラマとともに描きだす。「紅雲町珈琲屋こよみ」の吉永南央によるミステリアス・ストーリー。
  • リミット
    3.9
    連続幼児誘拐事件の闇に潜む邪悪な魔性。連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!
  • 流

    4.2
    一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。<解説:ロバート・ハリス>
  • 龍臥亭事件(上)
    3.9
    1~2巻770円 (税込)
    御手洗潔が日本を去って一年半。彼の友人で推理作家の石岡は、突然訪ねてきた二宮という女性の頼みで、岡山県まで悪霊祓いに出かけた。二人は霊の導くままに、寂しい駅に降り立ち、山中に分け入り、龍臥亭という奇怪な旅館に辿り着く。そこで石岡は、世にもおぞましい、大量連続殺人事件に遭遇した。推理界の奇才が、渾身の筆致で描く本格ミステリー超大作!
  • 琉球警察【電子特典付】
    値引きあり
    4.0
    沖縄を取り戻せ! すべてを奪われた戦後の沖縄。 その絶望の中でも前を向いていた男たちがいた。 奄美郡島徳之島出身の東貞吉(ひがしさだよし)は、琉球警察名護警察署に配属になり、 米軍現金輸送車襲撃事件の主犯逮捕の手柄を立て、公安担当になる。 沖縄刑務所暴動で脱獄した人民党の末端、島袋令秀(しまぶくろれいしゅう)に接近し、自分の作業員(スパイ)に育てることに――。 令秀が人民党の瀬長亀次郎(せながかめじろう)に心酔していくなか、貞吉は公安としての職務を全うするために、敬愛する瀬長を裏切ることができるのか。 矛盾と相克に満ちた沖縄で、主人公は自らの道を歩んでいく。 一気読み必至のバイオレンス・ロマン。 【電子書籍特典】 樋口耕太郎さん(『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』著者 / トリニティ株式会社代表取締役社長 / 沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授)・伊東潤対談 「『琉球警察』を通じて語られる、戦後から現代の沖縄の本質」
  • 龍宮の鍵
    3.6
    高校を卒業したばかりの小麦は、ホテルのパート従業員だった父・細川幹夫が放火し、自殺を図ったホテルで素性を隠しながら働くことになった。父の自殺がきっかけで“ワケありホテル”となってしまった『クラウンホテル』だが、戦前はまるで龍宮城のような、想像を絶するほど華やかなホテルだった。しかし、創業者で、世界一のホテルマンであった小宮幹二朗は、ホテル乗っ取りを企む塚原威一朗の卑劣な策略により自殺に追い込まれてしまった。無念の死を遂げた幹二郎が残したのは一つの鍵。ホテルのどこかに隠されている宝物が眠るという金庫の鍵だった。しかし、この鍵がいくつもの人生を狂わせていく。金庫に眠る宝物を巡って繰り広げられる騙し合い。外資系企業と旧オーナーによるホテルの買収合戦。最高のホテルマンを夢見る小麦を次々と襲う悪夢。なぜ小麦の父・細川幹夫は自殺しなければならなかったのか。そして、金庫に隠された宝物とは何なのか。時を超え大きな謎が解き明かされていく極上のミステリー小説。
  • 龍神町龍神十三番地
    4.0
    14歳の少女を誘拐、強姦、殺害のうえ、身代金を要求した犯人を銃殺した元刑事・梅沢信介。殺人犯として服役。出所後、梅沢は抜け殻だった。酒浸りの彼に長崎県五島列島の小さな町の町長が、不審な事件の調査を依頼した。隠れキリシタンの島に到着した梅沢を待っていたのは、島民の敵意と、おどろおどろしい人間関係。そして、町長が撲殺され、さらなる殺人の連鎖が始まる。怨念と憎悪の連環が風光明媚な島に惨劇を……。佐藤浩市主演で2003年TVドラマ化。
  • 竜の雨降る探偵社
    3.8
    昭和の新宿。「雨の日だけ営業」と噂される、元神主・水上櫂の探偵社をめぐる物語――。幼馴染の慎吾が「近ごろ、会社に間違って届く郵便物が多くて、受付の女性が困っている」と櫂に相談した数日後、その女性は失踪して……(表題作)。◎友の死を悼みつづける女の真意を見抜く「沈澄池のほとり」。◎破格の待遇で募集されたカメラマン採用試験の謎に迫る「好条件の求人」など、四作品を収録した連作短篇推理小説。

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  • 龍の耳を君に
    4.1
    手話通訳士の荒井尚人は、ろう者の親から生まれた聴こえる子――コーダで、ろう者の日常生活のためのコミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳などを行っている。そんなある日、荒井が手話を教えている場面緘黙症の少年が、殺人事件を目撃したと伝えてきた。NPO職員が殺害された事件の現場が、少年の自宅から目と鼻の先だったのだ。話せない少年の手話は、果たして証言として認められるのか!? ろう者と聴者の間で葛藤しながらも、架け橋になろうとする手話通訳士の奮闘を描いた、『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に連なる感涙のシリーズ第2弾。/解説=頭木弘樹
  • 流氷の果て
    4.3
    1985年、バブルに沸く日本。大みそかに出発した北海道札幌発のバスツアーで流氷を見ることを楽しみにしていた少年と少女は、バスの転落事故ですべてを失ってしまった。 そして1999年、成長した彼らは、きたるべきミレニアムに浮足立つ新宿の街で再会するーー一体の首吊り死体をはさんで。定年間近のベテラン刑事と、競争から外れてしまった若手刑事が、二つの時代をつなぐ事件の真相を追うべく、駆けずり回る。この国で隠され続けてきた、あまりにも悲しい真実とは――?
  • 「竜馬暗殺」推理帖
    3.0
    慶応3年(1867)11月、盟友・中岡慎太郎とともに、京都・近江屋で暗殺された坂本竜馬。それから5年、この事件の再捜査を、邏卒・鬼木寛次郎がある人物から依頼される。なぜ今ごろ……。とまどいながらも真相を追い求める寛次郎の前に、意外な人物が現われて彼の行く手を阻む。“明治の名探偵”がたどりついた真犯人とは? 竜馬暗殺の黒幕を暴く歴史ミステリー小説。『竜馬暗殺からくり』を改題。
  • りら荘事件
    3.9
    秩父の山荘に七人の芸術大学生が滞在した日から、次々発生する恐怖の殺人劇! 最初の被害者は地元民で、死体の傍にトランプの“スペードのA”が意味ありげに置かれる。第二の犠牲者は学生の一人だった。当然の如くスペードの2が……。奇怪な連続殺人を、名探偵星影竜三はどう解く? 巨匠の本格傑作。
  • リロ・グラ・シスタ~the little glass sister~
    3.4
    私立吏塚(りづか)高校の屋上で葉群(はむら)という男子生徒の屍体(したい)が見つかる。その前日、「吏塚の名探偵」は、生徒たちが帰宅し出払った宵闇の更衣室で、同級生の観鞍(みくら)に遭遇していた。最も怪しむべきその人物は名探偵に依頼する。「葉群の死に関わっていないって証明してよ」……。独特の文体、極限まで凝った趣向。ミステリ界の破格のトリックスターによる衝撃のデビュー作!
  • 臨床探偵と消えた脳病変
    3.9
    医科大学の脳外科臨床講義初日、初老の講師は意外な課題を学生たちに投げかけた。ある患者の脳にあった病変が消えてしまった、その理由を考えてみろ、正解者には今期の試験においてプラス50点を進呈する、というのだ。学生たちは推論を重ねていくが、一向に正解に辿り着けない。しかし、西丸豊という学生ただ一人が真相を導き出す――。選考委員が絶賛した第11回ミステリーズ!新人賞受賞作「消えた脳病変」他、臨床医師として活躍する後の西丸の姿を描いた連作ミステリ集。現役医師がソリッドな謎解きで贈る、“臨床探偵”西丸豊の推理。/【収録作】「血の行方」/「幻覚パズル」/「消えた脳病変」/「開眼」/「片翼の折鶴」/解説=米澤穂信

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