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Posted by ブクログ 2021年02月17日
これは新たなる島田氏の代表作だと云っても過言ではないだろう。『秋好事件』のノンフィクションタッチがこの作品でいかんなく発揮されており、島田氏がただ単純にノンフィクションを書いたのではないことも判った。
巨匠にして新たなる手法を生み出す、この貪欲さは新本格第1期組の、なかなか新作を出さない輩共に見習っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月29日
犬坊里美の冒険を読むに際して、里美のキャラクターがうろ覚えだったため、再読。
上下巻かなりの長さで、じっくり読むと結構な時間がかかるが、それもまたよし。
御手洗潔不在の中という舞台設定で描かれる、石岡さんの、石岡さんによる、石岡さんのためだけの物語。
御手洗潔シリーズのなかで、特に好きな作品で...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
御手洗潔が日本を去り北欧へ向かってから一年半。
津山三十人殺しを題材に、ワトソン役であった石岡和己が事件に身を投じる長編。この作品で島田作品のファンなのではなく、御手洗潔の推理モノが好きだった私は、以降の作品に興味を失ってしまった。
島田荘司という作家は、時として自分の他作品から登場人物をクロスラッ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月13日
今回は御手洗は出てこず、石岡くんが山奥の村で猟奇的な連続殺人事件に巻き込まれ一人で頑張る話。
猟奇性もあり、ホラー要素も強いのでそういったのに耐性がない方は少し怖く感じる場面もあるかもしれないが、個人的にはこういうのは好みなので面白く読めた。
上巻だけでも600ページ弱とボリュームがすごいが、過去に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月18日
御手洗シリーズだけど、御手洗潔は登場しません。
石岡君がくじけそうになりながらも、事件解決に向けて苦心する話でした。
グロテスクで奇怪な犯罪は、島田荘司さんの得意とするところなので、どんな残忍な描写が出てきても平気、という意気込みで読み始めたのですが、本書はそうした犯罪のほかに亡霊だの怨念だの因縁...続きを読む
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