無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで202万冊以上配信中!
沖縄を取り戻せ!
すべてを奪われた戦後の沖縄。
その絶望の中でも前を向いていた男たちがいた。
奄美郡島徳之島出身の東貞吉(ひがしさだよし)は、琉球警察名護警察署に配属になり、
米軍現金輸送車襲撃事件の主犯逮捕の手柄を立て、公安担当になる。
沖縄刑務所暴動で脱獄した人民党の末端、島袋令秀(しまぶくろれいしゅう)に接近し、自分の作業員(スパイ)に育てることに――。
令秀が人民党の瀬長亀次郎(せながかめじろう)に心酔していくなか、貞吉は公安としての職務を全うするために、敬愛する瀬長を裏切ることができるのか。
矛盾と相克に満ちた沖縄で、主人公は自らの道を歩んでいく。
一気読み必至のバイオレンス・ロマン。
【電子書籍特典】
樋口耕太郎さん(『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』著者 / トリニティ株式会社代表取締役社長 / 沖縄大学人文学部国際コミュニケーション学科准教授)・伊東潤対談
「『琉球警察』を通じて語られる、戦後から現代の沖縄の本質」
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
沖縄をルーツの一つに持つ人間として,いい作品に出会えた.
描いたのが本土の人と言うのも,知っていてくれる人が本土にもいるって言う感触は,何と言うのか…言い表せない感覚だった.
僕自身は東京で生まれてほぼ東京周辺で今までを過ごして来て,沖縄との繋がりは,父,そして父方の親戚が沖縄に住んでる事くらい.沖縄に住まう人たちのがんじがらめの苦悩は,間接的にしか知らない.それでも,こう言う本を見かけたら手に取らずにはいられなかった.
瀬長亀次郎を敬愛する父に,次はプレゼントしようと思う.
後日談:父も楽しく読んでくれたようだ.奄美や,与論島出身者に対する「差別」についても良く書けている,もっと陰湿だったしあからさまだったけど,とも言っていた.
差別を受けた側の思いも,した側の思いも,きちんと持ち続けているのは,父の世代としてはかなりよいバランスの持ち主なのでは,と我が父ながら感心した次第.
Posted by ブクログ
戦後の本土復帰(という言葉も差別的だと思うが)までのおよそ四半世紀にわたるUSCAR統治下前半の沖縄が舞台設定。瀬長亀次郎の人民党の不屈の政治闘争を伏線に、琉球警察公安刑事の活躍と精神世界の彷徨を、幼少期からの友情や傀儡組織である琉球警察刑事たちの葛藤等を絡めながら見事なプロットで描く。沖縄の悲惨な戦後史(勿論まだ終わっていない)をもっと沖縄以外の日本人は知るべきで、約3か月の悲惨な沖縄戦以降の米国領としての四半世紀のもっと悲惨な歴史を知る、とっかかりとしてはこのようなエンタメ要素もある優れた小説が最適では。。一つだけ難点はもっと適当なタイトルがあったんじゃないかということぐらい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用