江戸を造った男<文庫版>

江戸を造った男<文庫版>

704円 (税込)

3pt

伊勢の貧農に生まれた七兵衛(後の河村瑞賢)は江戸に出て、
苦労の末に材木屋を営むようになり、明暦3(1657)年、
明暦の大火の折に材木を買い占めて莫大な利益を得る。
やがて幕府老中の知遇をえて幕府の公共事業に関わっていく。
日本列島の東廻航路・西廻航路の整備や
全国各地で治水・灌漑・鉱山採掘などの事業を手がけ、
その知恵と胆力で次々と難題を解決していく。
新井白石をして、「天下に並ぶ者がない富商」と賞賛された男の波瀾万丈の一代記。
2018年は河村瑞賢生誕400年。
ビジネスパーソン必読の長編時代小説。

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江戸を造った男<文庫版> のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「河村瑞賢」教科書に載っていた人物らしいが、恥ずかしながら初めて知った。
    当時の大事業を現代なら当然とされている、人、物、金をうまくまわし、成し遂げていく姿は痛快。
    また、人は情によって動くもの、自分以外、何事にも一生懸命打ち込んでいる人は年齢立場関係なく、すべて師である。という言葉に感動する。

    0
    2023年10月13日

    Posted by ブクログ

    『商いとは人のしないことをし、人の望む物を望む形で供すること。』
    まずここから始まる。
    河村屋七兵衛自身は、学問や芸術で大成したわけでもなく、抜きんでた技術を身につけていたわけでもない。ひたすら実直に困難に立ち向かうだけ。

    『大計を論ずる者は小費を惜しまず。速きを欲さずしておのずから速き者なり。』

    0
    2022年08月30日

    Posted by ブクログ

    解説には「河村屋七兵衛の名を知る人は多い」と書かれていたが、私は、この作品で初めて知った。物流、防災、食料増産、資源開発。経済の大本となる大きな事業を、これほど多く手掛け成功させた人がいたとは。しかもそれが、江戸時代の一商人が成し遂げたことだとは。まるで、天下取りの一代記のような壮大な一生は、実に面

    0
    2021年08月11日

    Posted by ブクログ

    江戸時代、当たり前と思っていた西廻り航路、東廻り航路も、その創成にはこれだけのドラマがあったのかと気付かされる。
    河村屋七兵衛(河村瑞賢)の生涯を辿り、航路開発のみならず、様々な治水や銀山開発へ取り組むドラマが描かれる。
    プロジェクト管理、ミクロ経済学、人生訓、様々な視点からも気づきと刺激のある小説

    0
    2021年07月06日

    Posted by ブクログ

    河村屋七兵衛(河村瑞賢)の生涯を描いた作品。

    七兵衛の人や仕事に対するスタンスにひたすら感銘をうける。なんといってもその柔軟さがはんぱない。こうありたいものだ。

    漬物屋から漆喰屋、人材派遣、材木問屋という商人として大成をするまでが序章という恐ろしさ。その後明歴の大火をきっかけにとし、江戸のインフ

    0
    2020年05月14日

    Posted by ブクログ

    初伊東。ブラック企業の経営者、人に教えを説く方々に読んで頂きたい作品。こんな上司の元、働きたいものですね、ホント…(^^;; 「新井白石」名前だけは知ってはいたが、こうして物語として血肉が与えられると歴史上の人物としての白石にも興味が沸き、少し親近感(?)すら感じますね。小説を通して歴史を学ぶ、良い

    0
    2019年12月03日

    Posted by ブクログ

    以前、伊東さんがTwitterで「何かを学ぼうとする読書は、もう古い。教養としての読書。」というようなことをおっしゃっていた。確かに今までは何かを学ぼうと思って、読書をしていたところがある……。

    河村屋という材木商がいた。彼は急増する江戸に米を運ぶため、海の道を作り、治水をし、大阪の治水までし、銀

    0
    2019年02月23日

    Posted by ブクログ

    冒頭の方で、木曽を訪ねた七兵衛が出くわした地元の子ども達に「一寸した玩具」として、子ども達が珍しがった銭をあげる場面が在る…七兵衛が大物になって行く前の、「明暦の大火」というようなことで江戸が大変な騒ぎだったような時代…「全国津々浦々で銭が幅を利かせていたのでもない」という状況が反映されている…七兵

    0
    2018年12月10日

    Posted by ブクログ


    河村瑞賢の名は、教科書や小説で知っていたが、東廻り航路や西廻り航路を作ったというのがどういうことなのか具体的に分からなかった。この本を読んで、長年の疑問が解けた。
    一商人であるのに、数々の功績をあげたのは、驚きだった。

    0
    2023年02月07日

    Posted by ブクログ

    江戸時代の商人ながら治水、灌漑、鉱山採掘などの大型プロジェクトを主導した河村屋七兵衛の物語。その目覚ましい活躍は今の時代からは想像を絶するものだったのだろう。小説としてはやや武勇伝すぎる、また歴史の文献的な感じもあるが、それが七兵衛の姿を現しているのかもしれない。

    0
    2021年05月22日

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