天地雷動

天地雷動

880円 (税込)

4pt

知略と武力を駆使した壮絶な戦いと熱き人間ドラマ。

問答無用の本格合戦小説!


「武田信玄死す――」元亀4年、その噂が戦国の世を揺さぶった。父の悲願、天下掌握を果たすべく信長の追い落としを図る勝頼。生き残りを賭け謀略をめぐらせる家康。信長の命で大量の鉄砲調達に奔走する秀吉。そして兵として戦場を駆け回る地侍の宮下帯刀。男たちは長篠の地に集結し、死力を尽くした戦いに臨む。戦国の大転換点・長篠合戦と熱き人間ドラマを圧倒的臨場感で活写した、問答無用の本格合戦小説!

<絶賛の声、続々!>

「この臨場感は何だ。歴史小説界を制する恐るべき合戦の<再現力>!」
――縄田一男氏(文芸評論家)

「見事な歴史解釈と問いかけにより、物語も楽しめるし、歴史も楽しめる。一粒で二度おいしい作品」
――本郷和人氏(歴史学者)

「武田家ものの決定版! 伊東潤ならではの史観を交えて描ききった戦国時代小説の新たな傑作」
――東えりか氏(書評家)

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天地雷動 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私の好きな作家の初期の作品で、大変面白く読めた。ここ最近の作品に薄れてきたと感じられていた物語りの躍動感や緻密な舞台構成など、この頃はこのような中身の濃い作品を送り出していたんだなぁと感じた。

    0
    2024年06月09日

    Posted by ブクログ

    武田信玄の死から長篠合戦終結までの、四者(勝頼、家康、秀吉、武田方雑兵ら)の物語。

    「武田信玄、死す―」元亀4年、その噂が戦国の世を揺さぶった。
    父の悲願、天下掌握を果たすべく信長の追い落としを謀る勝頼。
    生き残りを賭け謀略をめぐらせる家康。
    信長の命で大量の鉄砲調達に奔走する秀吉。
    そして兵とし

    0
    2019年09月01日

    Posted by ブクログ

    元々織田信長が読みたくて買ったのですが、織田信長の周りの武田勝頼、徳川家康、豊臣秀吉、および地侍帯刀各々の目線で、長篠の戦いまでが描かれています。私はあまり歴史ものを読んだことが無く、また歴史自体も恥ずかしい理解レベルですので、「え?そうだったの?」とか「へえ、そうだったんだ!」と思う箇所が多く、と

    0
    2017年07月20日

    Posted by ブクログ

    大好きな伊東さんの本をようやく読めました。


    金曜日の夜と土曜日の朝で一気読み。

    相当読書に飢えてました。



    舞台は武田信玄の死から長篠の戦いに向かう2年ほどの期間。



    武田勝頼、徳川家康、羽柴秀吉

    この3人の視点で物語が展開します。



    時代の中では、信玄の死から長篠の敗戦までの武

    0
    2017年04月08日

    Posted by ブクログ

    『天地雷動』は、よく知られている戦国時代の合戦と言い得る「長篠の戦」の裏表が多面的に描かれ、一軍の将から、兵站担当者、前線の兵というような多層的なドラマが展開する作品である。なかなかに面白い!!

    0
    2016年11月06日

    Posted by ブクログ

    武田信玄亡き後から長篠の戦いに至るまでの武田、織田、徳川、豊臣(羽柴)各家の動乱と策略が目まぐるしく描かれている。
    内部抗争に巻き込まれる武田勝頼に対し、着実に勢力を増していく信長の脅威がうまく描かれている。各武将のそれぞれ良いところと悪いところをうまく描きながら長篠の決戦まで持っていく筆致に引き込

    0
    2024年07月17日

    Posted by ブクログ

    作者らしい精緻で細かい史実に沿った描写に最初は読み進めづらかったが長篠の合戦に近づくにつれて加速していった。創作性の強い歴史物が多い中、本作は正面から長篠前後の武田、織田、徳川を描いた正統小説。一人称が10pくらいで転々としていく形式であるが、秀吉の場面が非常に興味深かった。長篠が銃の戦い方を変えた

    0
    2020年11月14日

    Posted by ブクログ

    信長が死んだ後の、かつての戦国最強軍団・武田家vs織田・徳川連合軍の、天下分け目の戦い描いた作品。武田・織田・徳川・秀吉 それぞれの組織の作り方がすごく勉強になる。信玄は強かったけど強すぎて二世がうまく育たなかったんだなあ。徳川は、強さ(カリスマ性)より人の良さで上に上り詰めたんだなあ。とか。

    0
    2017年11月05日

    Posted by ブクログ

    長篠合戦の前夜。登場人物のそれぞれの運命がいかにして決定づけられたか、興味深い。
    緻密に寝られた戦略の賜物か?
    それとも偶然の産物か?
    天下分け目の決戦!

    0
    2017年01月01日

    Posted by ブクログ

    世は戦国時代ながらも、現代に当て嵌めるとなかなか面白い。カリスマリーダーからの事業承継に苦心する勝頼、上司からの無理難題を超克する秀吉、危機に瀕しながらも外部リーダーシップを駆使する家康、組織の命令に従いつつも地縁を重視する帯刀...。合戦のリアルより、互いの心理戦を楽しむ方が良いだろう。うん、一気

    0
    2020年02月05日

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